『黙示録の四騎士』トリスタンが魔神化する！？その強さや気になる性別についても徹底解説します！

アニメも好評を博し、その人気にさらに火がついている漫画『黙示録の四騎士』。 この記事では「黙示録の四騎士」の1人であるトリスタンについて徹底解説！基本的なプロフィールや強さはもちろん、男性とも女性とも騒がれているその性別についてもしっかりとご紹介。トリスタンが持つ魅力に深く迫っていきます。 ※この記事は『黙示録の四騎士』の重要なネタバレを含みます。

「黙示録の四騎士」の1人であるトリスタン。真っ白な長髪にオッドアイ、一見すると女性にも見える美しい顔立ちをしています。実はトリスタンは本作の前日譚となる『七つの大罪』の主人公メリオダスとヒロインのエリザベスの子ども。 伝説的な両親から受け継いだカリスマ性は非常に高く、直属の部下である「トリスタン隊」の面々からも厚い信頼を寄せられています。ただ当のトリスタンはまだまだ子供らしい部分も持っており、周囲にひとがいないときには両親を「パパ上」「ママ上」と呼んでしまうこともあるようです。

正義感も強く、王族としての責任感も持っているトリスタン。そのカリスマ性を慕う人間は数多くいますが、実は肝心なところで失敗してしまうおっちょこちょいな部分も存在。両親譲りのこのしくじり癖は、バンたちの息子であるランスロットにも呆れられています。 また少々天然気味な部分も持っており、さらにはマザコン気質なところも。外からは完璧そうにも見えるトリスタンですが、その内面にはまだまだ成熟しきっていない隙の多い部分が存在しているようです。

魔神族であるメリオダスと女神族のエリザベスの血を引き、聖と魔の力を宿すことになったトリスタン。普段の戦闘では魔神族の力を使うことはほとんどありませんでしたが、魔神王直属の部隊である十戒の1人、メラスキュラとの戦いでついに魔神化することに！ 魔神化したトリスタンは巨大な蛇の姿になったメラスキュラを圧倒。なんと一瞬のうちになぎ倒してしまいます。メラスキュラはその強さを「化け物」と評しますが、トリスタンは「そう言われるのが嫌だから魔神族の力は使いたくなかった」と発言。 これまでその力を使わなかった理由は、トリスタン自身が魔神の力を忌避していたためのようです。ちなみにトリスタンが魔神化した際に浮き出た紋様はメリオダスとは違ったかたちでした。もしかしたらこの紋様にも、大きな伏線が隠されているのかもしれません。

その中性的な顔立ちから女性説も囁かれているトリスタン。しかしトリスタンはリオネス王国の「王子」として登場しており、その性別が男性であることがわかっています。 ですが未だに「トリスタンは女性」というイメージが根強く存在。「女性説」が長く噂され続けているのは、その美しい見た目に加え、少年期の声優が女性であることも関係していると思われます。また青年期の声を担当している村瀬歩も、過去に女性キャラの担当実績がある高音ボイスの持ち主。 アニメ版から入ったファンたちがトリスタン＝女性と勘違いするのも無理はありません。

前述したようにトリスタンは魔神族と女神族の血を引いた特別な存在であり、その戦闘力は底が知れません。またその力のみならず、「マエル」と「エスタロッサ」という愛剣を使った剣技の腕も相当なもの。 さらに仲間たちを従えるそのカリスマ性や指揮力の高さも、彼が持つ大きな力のひとつ。複数の魔神族が融合した「契約の獣」と戦った際には、トリスタン隊の面々や黙示録の四騎士であるガウェインと協力し、敵を撃破することに成功。 仲間と力を合わせ窮地での驚異的なパワーアップを果たすなど、トリスタンはまだまだ強くなる余地がありそうです。

魔神族と女神族の力を併せ持つトリスタンですが、実は魔神族の力を制御するのは困難で、普段は女神族の力を使用して戦闘に臨んでいます。女神族の力は特に魔神族に対し効果が高く、さらに味方の防御や治癒もおこなえるなどオールマイティに活用することが可能。 また魔神族の力はしっかりと制御さえすれば強大な力を発揮することができ、魔神化した際には強敵と思われた相手でさえ一瞬で打ち倒してしまいました。しかしトリスタンの真骨頂はその両方の力を制御したときの強さにあります。 ガウェインと共闘したとき、トリスタンはその真価を発揮。光と闇を合わせた、途方もない力で強敵を撃破しています。

トリスタンが初登場を果たすのは単行本7巻に収録されている54話。主人公のパーシバルは敵国の聖騎士と勘違いされ、リオネス王国の聖騎士たちの猛攻を受けることになります。激闘のなかで仲間を傷つけられたパーシバルは激怒しますが、そこに止めに入ったのがトリスタンでした。 なんとパーシバルを攻撃していたのはトリスタン隊の騎士たち。旅から帰還したトリスタンは部下たちの戦闘に割って入りましたが、パーシバルは怒りのままに暴走を開始！彼はいきなり主人公との激闘を繰り広げることになるのでした。

少年期のトリスタンを演じたのは人気声優の小松未可子。 2010年から声優活動を開始し、これまでに『宝石の国』のシンシャや『呪術廻戦』の禪院真希など数多くの人気キャラを担当。またアニメのみならず海外映画・海外ドラマの吹き替えなどもしており、アーティストやナレーターとしての実績も持っている多才な人物です。

青年期のトリスタンを演じたのは人気声優の村瀬歩。 ときには女性役まで演じるほどの声域の広さが特徴的で、これまでに『ハイキュー!!』の日向翔陽や『Dr.STONE』の銀郎など様々な人気キャラを担当。昨今では話題のアニメ『ミギとダリ』の主人公であるダリを演じ大きな話題となりました。

メリオダスとエリザベスの息子という、作中でも重要なポジションを担っているトリスタン。 またその強さは折り紙付きで、今後さらなるパワーアップもありそうな予感。これを機に本作を読み返し、トリスタンの活躍に備えてみてはいかがでしょうか。