漫画『タワマンに住んで後悔してる』全話ネタバレあらすじ＆無料で読めるのか調査！タワマンを巡る家族の苦悩

九州から東京へと転勤してきた主人公舞とその家族。しかし憧れだったタワマン暮らしは突如として地獄へと化します。疎外感や嫌がらせ、息子のお受験。そしてタワマンへ引っ越したことを後悔することになるのですーー。 この記事では、漫画『タワマンに住んで後悔してる 』のネタバレやあらすじを全話紹介していきます。 本記事では、作品のネタバレを扱うので、未読の人や内容を詳しく知りたくない人は注意をしてくださいね！

九州から東京に転勤してきた主人公舞をはじめとする渕上家。野球少年の息子悠真の練習を見学中に同じチーム所属のママたちから声をかけられます。「なんとか東京でもやっていけそう」とホッとするのも束の間、他の子供たちは全員塾に通っていることを知ります。 焦りを感じつつ戸惑う舞。息子の悠真はといえば、あっという間にチームのエースに。しかしそれをよく思わない人がいました。同じタワマンの上層階に住む恵ママです。彼女は舞に対して何かと当たりが強いところがありました。 しかしそんな舞が本音を話せるのが、こちらも同じタワマン住まいの香織ママでした。なんとか周囲に馴染もうと、息子を塾に通わせたりと奮闘する舞でしたがーー。

家庭と仕事をバリバリこなすキャリアウーマンの香織。1章では、舞の良き相談相手で頼れる態度が印象的でしたが、実は香織は他人に評価されるほど、出来た主婦ではありませんでした。仕事と家事の両立は難しく、家の中はめちゃくちゃ。 夫の直樹はいつも遅くに帰ってきて、子育ても家事もほとんどワンオペの状態でした。仕事で成果を上げたとしても、子供がいるからという理由で、シンガポール出張は部下の担当に。自慢だった息子の成績はどんどん下がっていく一方。挙句の果てに夫直樹の浮気まで判明してしまいます。 私は一体なんのために頑張っていたのかーー。自問する香織。そのときたまたま舞の夫である大輔と出くわすのです。

息子の悠真が塾に通い始めてしばらくして、野球と勉強の両立で大変なはずの息子はメキメキと成績を伸ばし、慶應や早稲田も狙えると塾からお墨付きをもらえるほどになります。しかし塾からの後押しは良いものの、塾の回数を増やしたり家庭教師まで入れるとなると今よりお金がかかる現状。 それでも舞は無理してでも自分のへそくりを崩し、息子のために尽力します。しかし夫の大輔は後ろ向きな態度。いつも遅くに帰ってきては、舞の話にもあまり賛同してくれません。そんなある日、野球チームで悠真と恵ママの息子・奏太が大喧嘩になる辞退が勃発。 そこでも相変わらず嫌な態度の恵ママでしたが、後日野球チームへ行くと恵ママが引っ越したと噂がーー。

4章では突然引っ越しをした恵一家の内情です。息子の奏太と舞の息子が喧嘩をした日、恵を陰で「言い過ぎだ」と悪口を言う声を聞きます。私は悪くないーー。タワマンの上層階で、夫も良い会社で、私はあなたたちとは違うんだという気持ちが恵みを支えていました。 　 しかしそんな最中、夫哲也が仮想通貨で失敗。儲けを当てにしていた彼はすでに会社を退職した後でした。突如として逃げるように埼玉に引っ越した恵一家。スーパーのパートに出ることにもなりますが、周囲の人たちに対して、あなたたちとは違うと感情が抜けませんでした。 そんなある日、スーパーの同僚たちの言葉で恵は救われることになりーー。

チームの野球で大活躍する息子の悠真。しかし一方、舞は野球と勉強を両立させることに必死です。塾の先生からは、慶應や早稲田には届かないことを宣告されます。あんなに頑張ってきたのにーー。彼女は今までより一層厳しく息子に勉強を強いることになります。 そんな中、夫の大輔は香織と2人で会って悩み事を相談しあっていたことを告げます。浮気ではなかったものの、反省をした夫はこれから一緒に頑張っていくと宣言。しかし舞の行き過ぎたヒステリックな子育てで悠真は過呼吸で緊急搬送されることにーー。

本作の『タワマンに住んで後悔してる 』は、メインは渕上舞を中心に語られるのですが、あくまでも主人公というよりも、舞を取り巻く同じタワマンに住む家族模様を描いています。バリキャリで家庭と仕事を両立している香織。そして最上階に住む恵。 舞の目線から見た彼らと実際の彼らは明らかに違っています。この物語を読むことで、家族の数だけ問題はあるのだなぁと感じれるし、家の問題はなかなか他人にはわからないものだという思いが湧いてきます。

九州から東京のタワマンに引っ越してきた舞は、これから始まる未来へ期待しかありません。しかし実際に越してきた東京は、九州の田舎とは違い、子供に受験をさせたりと大人たちが必死。彼女も周囲のママたちに合わせることに必死になります。 舞をはじめ、みんなそれぞれ何かに苦しんでもがいているんです。本作を読むことで、人の数だけ苦しみはあるし、つらいのは自分だけではないんだと勇気をもらえるかもしれません。