漫画『ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！可愛かった弟子がヤンデレ領主に！？

『ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける』は、石像として20年の時を過ごした主人公が、大人に成長した弟子にこの上なく溺愛され、ちょっぴり歪んだ愛情を注がれるラブストーリーです。 この記事では本作のストーリーをネタバレ込みで最新話まで解説し、見どころや配信サービスについても紹介していきます。

国家魔術師のララは、強大な力を持った可愛い弟子のアリステア(アリス)と暮らしていました。ある日難易度の低い魔物討伐の依頼にアリスと向かったララは、そこで巨大な竜と出くわします。 世界一危険といわれる魔物相手に逃げ切るのは至難の業。ララは自らを囮にしてアリスを逃がし、自分だけの特別な魔法、石像になる魔法を使って窮地を逃れるのでした。 それから20年後。竜の寿命を予想して設定していた石化期間が終わり、人間に戻ったララは見知らぬ神殿のような場所で美しく着飾られていました。 実は国家魔術師へと成長したアリスが竜を討伐し、その腹の中にいたララの石像を発見。領主となり自らの城でずっと保護してきたのです。 20年ぶりに再会した弟子は既にララよりも年上になり、領民からも慕われる有能な領主へと成長。そしてなにより、他の女性にはわき目もふらず、石像だったララを一途に慕い続けていました。

すっかり大人の男性へと成長したアリスから溺愛され、最初は抵抗を見せたララでしたが、ついつい絆されて体を許してしまいます。それからというものアリスは度々ララのベッドへ忍び込んで来ては優しく愛撫し、いかに自分がララを愛しているか伝えてくるようになりました。 その日も目覚めると横には上半身裸のアリスの姿が。あれよあれよと体中を愛撫され、ララはあっと言う間にイかされてしまいます。いつも一方的に自分ばかり気持ちよくなっているのを申し訳なく思うララを、アリスは愛おしそうに抱きしめまだその時ではないと言うのでした。 そして勝手に外出することも許されず、もはや軟禁に近い状態で気付けば半年近くが経過。そこにはもう2度とララを失いたくないというアリスの思いが滲み出ていました。そんなある日のこと、アリスの提案で2人はデートへ行くことになります。

遡ること20年前。ララが居なくなってから、修行に打ち込み3年で国家魔術師となったアリス。その後敵である竜を討伐したアリスは腹の中からララの石像を発見します。 そして石像がララ本人で、まだ生きているということを知り、討伐の報酬として竜が住みついていた土地を貰いました。アリスはララがいつ目覚めてもいいように、この土地を開拓すると決めたのです。 もともと優秀で統治者としての才能もあったアリスは、あっと言う間に土地を開拓・整備。王都からも一目置かれる一大都市へと発展させました。領民たちからは尊敬を集める一方で、石像にしか興味のない変人と噂されることも。 それから時は流れ、ついにララの魔法が解ける瞬間がやってきました。最初は自分の顔を見て頬を赤らめる師匠に困惑したアリスでしたが、20年の時が過ぎ、自分がララの恋愛対象となる年齢まで成長したのだと気が付きます。そして今度こそララを自分のものにしたいと強く思うのでした。

約束通り、街へと出かけることになったララとアリス。街はどこもかしこも賑わい、領民たちはアリスを見つけると嬉しそうに手を振ります。 ララは領主として民から愛されるアリスの姿に感動。さらにアリスが作り上げたこの街が、かつて自分が思い描いた理想の場所だということに気が付きます。 アリスが領主として柄にもなく人のために尽くしていたのは、ララの夢物語を実現させるためだったのです。ララは自分の浅はかさと、アリスが費やした長い年月を思って涙を流すのでした。 その後、城へと戻った2人。長い間、アリスが一途に自分だけを愛してくれていたことを知り、ララは彼を受け入れる覚悟を決めます。そして2人はついに深く結ばれることに。ララは正真正銘、領主の妻となりました。 それから暫く経ったある日、王宮からの呼び出しでアリスが10日間城を空けることになります。ずっと自由に外出できなかったララは、ここぞとばかりに外へ飛び出し……。

ララが石像になっているうちに有能な領主へと成長したアリス。年齢もララを上回っていますが、師匠にはついつい甘えてしまうようで、時折少年のような表情を見せてくれます。 ヤンデレ気味な思考回路も、甘えから派生してるのかな？と思うとちょっぴり可愛く見えてくるから不思議。色っぽい大人の男性としての姿と、ララにだけ見せる生意気な弟子としての姿。どちらも魅力的でギャップに沼ってしまいます！