【原作ネタバレ】ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』あらすじ・犯人考察!最終回の結末はいかに

2025年1月期、TBS金曜ドラマ枠にて『クジャクのダンス、誰が見た?』が放送されました。主演を務めるのは広瀬すず。浅見理都による同名漫画が実写化されます! この記事では『クジャクのダンス、誰が見た?』のあらすじ・原作ネタバレまで詳しく解説していきます。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、未視聴の人は注意してください。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
タップできる目次
- ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
- 第1話「最愛の父が遺した秘密」あらすじ・ネタバレ
- 第2話「地獄に堕ちても知りたい秘密」あらすじ・ネタバレ
- 第3話「逆転」あらすじ・ネタバレ
- 第4話「運命が覆る22年間の告白」あらすじ・ネタバレ
- 第5話「襲いかかる宿命」あらすじ・ネタバレ
- 第6話「暴走する危険な正体!」あらすじ・ネタバレ
- 第7話「決着!父が託した愛の始まり」あらすじ・ネタバレ
- 第8話「揺るぎない親子愛の果て」あらすじ・ネタバレ
- 第9話あらすじ・ネタバレ
- 【原作漫画】1巻のネタバレ
- 【原作漫画】2巻のネタバレ
- 【原作漫画】3巻のネタバレ
- 【原作漫画】4巻のネタバレ
- 【原作漫画】5巻のネタバレ
- 【原作漫画】6巻のネタバレ
- 【原作漫画】7巻完結!最終話のネタバレ
- 【考察】東賀山事件の真犯人は誰?
- 【考察】父・春生殺害事件の真犯人は誰?
- 原作漫画は完結済?タイトルの意味とは?
- ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』キャスト一覧
- ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』見どころ
- ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』あらすじ・ネタバレも更新!
ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
タイトル | 『クジャクのダンス、誰が見た?』 |
---|---|
放送時間 | 金曜よる10時~10時54分 |
演出 | 田中健太 , 青山貴洋 , 福田亮介 , 棚澤孝義 |
脚本 | 金沢知樹 |
キャスト | 広瀬すず , 松山ケンイチ |
原作 | 浅見理都『クジャクのダンス、誰が見た?』 (講談社「Kiss」所載) |
【ネタバレなし】あらすじ
早くに母を亡くし父と2人で暮らしてきた大学生の山下心麦(広瀬すず)は、ある日突然最愛の父が“一通の手紙”を遺し殺されてしまいます。警察官だった父の手紙には「冤罪」の文字が遺されており、心麦は弁護士の松風義輝(松山ケンイチ)と共に事件を追うことに。 犯人は、22年前の事件で父が逮捕し死刑囚となった犯人の息子であることが判明。現在と過去の2つの事件が複雑に交錯し、2人は事件へと迫っていきます。果たして父の事件、そして過去の事件の真相はーー。
『クジャクのダンス』登場人物・相関図
第1話「最愛の父が遺した秘密」あらすじ・ネタバレ
あらすじ
クリスマスイブの夜。大学生の心麦(広瀬すず)は2人きりの家族である父・春生(リリー・フランキー)と、いつもの屋台でラーメンを食べています。しかしその夜心麦の家は燃え、春生は亡くなってしまったのでした。 父を失い呆然とする心麦。犯人はすぐに逮捕されますが、その人物は春生が22年前に逮捕した資産家一家惨殺事件の犯人・遠藤(酒向芳)の息子・友哉(成田凌)でした。 心麦は屋台の店主・染田(酒井敏也)から、春生からだという封筒を受け取ります。そこには友哉を含む複数の人物の名前と、その人物たちが逮捕された場合は「冤罪」だと書かれていて……!
ネタバレ
しかも手紙には300万円と、「弁護士の松風義輝(松山ケンイチ)に弁護を依頼してほしい」という内容も書かれていました。心麦は松風に弁護を頼むも、最初は断られてしまいます。ですが松風は友哉の元に接見に行き、心麦と春生の依頼、つまり友哉の弁護を引き受けたのでした。 心麦は父の写真がないかと、燃えた家に向かいます。するとそこには、週刊誌記者の神井(磯村勇斗)の姿がありました。心麦は刑事の赤沢(藤本隆宏)に連絡。松風にも報告し、心麦は改めて神井と会うことになったのです。 松風は心麦に、「もしかしたら友哉は犯人かもしれない。冤罪でもない人間を世に放つかもしれない」とこの弁護の危険性を訴えます。それでも心麦は、「父を信じる」と決意をあらわにしました。 そのまま神井と会った心麦。すると神井は唐突に「あなた春生さんの本当の娘じゃないですよね?」と告げ……!
第2話「地獄に堕ちても知りたい秘密」あらすじ・ネタバレ
あらすじ
「心麦(広瀬すず)が春生(リリー・フランキー)の娘ではないのでは」と告げた神井(磯村勇斗)ですが、その根拠は”ただの勘”とのこと。心麦はしばらく、松風(松山ケンイチ)の事務所で働くことになります。 留置所にいる友哉(成田凌)は、松風と接見します。友哉は松風にあるノートを渡し、友哉は神井のことも知っている様子で……。
ネタバレ
東賀山事件は、友哉の父・力郎(酒向芳)が第1発見者でした。しばらくして力郎は自白したため、当時施設にいた友哉は壮絶ないじめを受けます。友哉は「父との生活は地獄だった」という嘘の記事も掲載され、仕事に就いても力郎の息子とバレるとクビになっていました。 友哉は幼少時の放火や、やっていない倉庫の放火も疑いをかけられます。このまま認めないと再逮捕、無期懲役。友哉は刑事に迫られる中、力郎もきっとやっていない、疲れて自白しただけだと悟ります。 松風は事務所にやってきた神井に、友哉の被疑者ノートを見せます。そこには「神井さんへ、この人が信頼できそうなら、あの資料を渡してください」と書かれていました。東賀山事件で友哉と数回会っているという神井は、ある封筒を心麦に手渡します。 中身は、心麦の伯母・夏美(原日出子)と心麦には血縁関係がないというDNA鑑定の結果でした。衝撃を受ける心麦に神井は、「東賀山事件の生き残りの林川うたとあなたが同年代というのは、単なる偶然ですかね?」と詰め寄り……。
第3話「逆転」あらすじ・ネタバレ
あらすじ
神井(磯村勇斗)に、伯母・夏美(原日出子)と血が繋がっていないと告げられた心麦(広瀬すず)。心麦は真相を確かめるべく、夏美の自宅へと向かいます。 夏美はあっさりと、神井にDNA鑑定を協力したと告白。夏美によると、心麦の母は子宮の病気を抱えていましたが、すぐに妊娠しその最中は会わなかったと言います。そして「春生(リリー・フランキー)の財産は全て私が管理する」と宣言し……。
ネタバレ
心麦が帰った後、神井は夏美に謝礼を渡します。一方松風(松山ケンイチ)は、神井から友哉(成田凌)のノートにあった“あの資料”をもらうことに。それは音声データで、春生は「林川(野間口徹)にもあなたの父・力郎(酒向芳)にもとんでもないことをした」と友哉に告げていました。 松風は染田(酒井敏也)のラーメン屋で、春生の話を聞くことに。しかし警察は常に染田を見張っていました。実は染田は30年前、野球選手のサインの偽造や覚せい剤で2年の実刑を食らっていたのです。 心麦は林川歌について調べると、自分と生年月日が違うことで安心。戸籍抄本も確認し、養女と書かれていないことを確認しました。心麦は改めて春生のことを信じようと決意します。 その頃刑事の赤沢(藤本隆宏)は、検事の由紀(瀧内公美)に逮捕起訴の圧力をかけられ、染田を警察に連行。染田は春生の手紙を偽造したことを認め、染田のラーメン屋にいた謎の男は「全部片付いた」と誰かと話していて……。
第4話「運命が覆る22年間の告白」あらすじ・ネタバレ
あらすじ
春生(リリー・フランキー)の手紙を偽造したことを認めた染田(酒井敏也)。一方松風(松山ケンイチ)は正式に友哉(成田凌)の弁護人となり、神井(磯村勇斗)から春生と友哉の動画を手に入れます。 松風は神井と言い合いをしたものの、何とか動画を見せてもらうことに。そこには春生が友哉に謝罪している様子が映っていて……。
ネタバレ
春生は東賀山事件の犯人が力郎(酒向芳)ではないと思い、友哉に頭を下げます。記者会見をしてほしいと言う友哉に、「今は確証を得ようとしている」と春生が話してるところで動画は終わっていました。 その頃親友のありさ(清乃あさ姫)に呼び出された心麦(広瀬すず)は、ありさが春生と裁判所で何度か会っていたことを聞かされます。ありさは春生に会った日付を、心麦に渡しました。 心麦が染田の屋台に行くと、染田は誰かと電話で揉めている様子。染田は「とんでもないことをしてしまった」と、どん底の時に若い男に覚せい剤を渡され偽ブランド品の製造や詐欺を働いていたことを明かします。 その後春生に世話になった染田ですが、春生の手紙を偽造したと警察に嘘をついたと告白。春生の手紙は本物であることが分かるも、染田は誰に命令されたかは言えないと言います。 一方松風の事務所の波佐見(森崎ウィン)は、春生の手紙に書かれていた三木田(石丸謙二郎)という人物が、東賀山事件の弁護団の1人だったことを突き止めました。 心麦と染田は、松風の事務所へ。ですが染田は誰かからの電話で、どこかへ行ってしまい……。その後発見された染田は、川に浮かんで亡くなっていたのでした。
第5話「襲いかかる宿命」あらすじ・ネタバレ
あらすじ
染田(酒井敏也)が亡くなり、春生(リリー・フランキー)の手紙の真相が分からなくなってしまった心麦(広瀬すず)と松風(松山ケンイチ)。 そんな中、2人は春生の手紙に名前のあった東賀山事件の元弁護人・三木田(石丸謙二郎)に会いに行くことにし……。
ネタバレ
三木田は2人を歓迎し、春生に松風のことを薦めたのは自分だと伝えます。春生は当時、三木田に「力郎(酒向芳)が東賀山事件の犯人ではないと思う」と言いに来たとのこと。力郎は友哉(成田凌)には友哉の人生を生きてほしいと、再審請求を取り下げていました。 三木田は被害者の林川家についても2人に教えます。唯一の生き残りとなった次女の歌は、現在「津寺井」という家に引き取られた様子。2人は津寺井の連絡先を聞き、三木田家を後にしました。 その頃検察の阿南(瀧内公美)は、心麦の聴取は自分がすると赤沢(藤本隆宏)に伝えています。東賀山事件と今回の件のつながりがマスコミに漏れないよう釘を刺しました。 一方松風は、警察官だった父・久世(篠井英介)が窃盗の容疑者にされ、妻子を残して行方不明になっていることを思い返します。心麦は赤沢の妻・京子(西田尚美)に会い、京子からお守りを託されました。京子はその後、誰かにお守りを渡したことを報告していて……。 その後心麦は、阿南から聴取の依頼の電話を受けます。それを松風に報告した時、「松風」という名前に反応した男こそが久世だったのでした。
第6話「暴走する危険な正体!」あらすじ・ネタバレ
あらすじ
阿南(瀧内公美)から直接事情聴取を受けた心麦(広瀬すず)。阿南は誰かから、春生(リリー・フランキー)の手紙が染田(酒井敏也)によって偽造されたものだと心麦に信じ込ませるよう命令されていました。 阿南は父の愛人との子供で、母は常に本家に気を遣って生きていました。弁護士になっても本家の息子に気を遣う母。その後離婚をした阿南に、母は「かわいげがないからだ」と口にします。阿南は、そんな母のようになりたくないと思っていました。 心麦は「染田は手紙を偽造していない」と信じると松風(松山ケンイチ)に話します。その後事務所には、春生が何度か傍聴していた裁判の弁護士・鳴川(間宮啓行)が現れました。鳴川は友哉(成田凌)が犯人だと思えないという理由から、心麦と松風に協力すると申し出て……。
ネタバレ
その頃神井(磯村勇斗)は赤沢(藤本隆宏)に接触し、来週発売の週刊誌のゲラを見せます。そこには赤沢が行った強引な取り調べなども書かれていました。 松風は友哉の接見へ。松風のことを恵まれた人生で羨ましいと思う友哉ですが、松風は父・久世(篠井英介)が行方不明であることを告げます。松風は改めて友哉に「私を信じてください」と伝えたのでした。 赤沢は友哉の逮捕状を取り、再逮捕しようとします。そんな赤沢は接見を終えた松風に、「久世さんはどこにいるんだよ!」と追いかけました。 一方心麦は鳴川と共に、東賀山事件の後林川歌を引き取った津寺井(鳥谷宏之)に会いに行きます。津寺井は現在の歌の写真を見せ、今はシンガポールに留学していると明かしました。 心麦は自分が林川歌ではないと知り、安心したのでした。
第7話「決着!父が託した愛の始まり」あらすじ・ネタバレ
あらすじ
自分は林川歌ではないと確信した心麦(広瀬すず)。そんな心麦と弁護士・鳴川(間宮啓行)は神井(磯村勇斗)から、心麦の母子手帳の写真を見せられました。 そこには、春生(リリー・フランキー)の手紙に名前のあった“阿波山京一郎”と“高畑まのか”の名前が書かれていて……。心麦は松風(松山ケンイチ)とともに、阿波山に会いに行くことにします。
ネタバレ
阿波山は心麦(藤本隆宏)に、赤沢からこの場所を聞いたのかと尋ねます。心麦を傷つけるから赤沢については話せないと言葉を濁す阿波山。心麦はそれでも、本当のことを知りたいだけだと訴えます。 すると阿波山は、「赤沢は津寺井から歌ちゃんを守った」と語ります。東賀山事件の後、津寺井は被害者の従兄弟だったため遺産を手に入れました。津寺井は金のため歌のドキュメンタリーと撮ろうとしていて、このままでは歌は津寺井が育ての親となってしまいます。 そんな状況を知った赤沢は、阿波山に歌の出生証明書を偽造を頼みます。そして歌は心麦として、山下家の家族に。その時の映像には「今日からあなたは心麦ちゃん」と春生たちが喜んでいて……。映像を見た心麦は、涙を流します。 「いつかこのビデオを心麦に見せたいが家に置いておけない」と春生に頼まれたことで、預かっていた阿波山。心麦が春生の元で大切に育てられたことが分かり、阿波山は当時の決断は間違ってなかったと確信したのでした。 その後赤沢は阿波山家を訪ね、阿波山は真実を話してしまったことを赤沢に謝罪。その日の夜、阿波山の家が燃えていて……。その場を立ち去ったのは、赤沢だったのでした。
第8話「揺るぎない親子愛の果て」あらすじ・ネタバレ
あらすじ
自分が林川歌であると分かった心麦(広瀬すず)は、阿波山夫妻が火事で亡くなったことをニュースで知ります。心麦は赤沢(藤本隆宏)の元へ行き、心麦はこれまでの事件の見直しを求めました。 一方松風(松山ケンイチ)たちは、赤沢を疑い始めます。そんな松風は母(宮崎美子)に会いに福岡へ。その後父・久世(篠井英介)と再会した松風は、久世に「赤沢。あの男には気をつけろ」と忠告されます。
ネタバレ
その頃赤沢家にやってきた心麦は、赤沢の妻・京子(西田尚美)の家へ。京子はこれまで、心麦が歌であることを黙っていたことを謝罪。赤沢と京子の息子・守は警察官ですが、このことは知らないと言います。 京子は突然1億円が入った通帳を心麦に見せ、「このことは誰にも言わないで!」と口止めしようとします。怒った心麦は京子の元を去りました。京子は春生(リリー・フランキー)の手紙にあった”廣島育美”からメールから届いていて……。 赤沢の部下・秋貞(絃瀬聡一)は、赤沢に付着していた犬の毛が気になります。DNA鑑定をすると、火事で死亡した阿波山夫妻の飼い犬の毛と一致。秋貞は赤沢が事件に関わっているのかと驚きます。 阿南(瀧内公美)の部屋に、カラビナのリュックの男が現れます。阿南は「阿波山の火事はあなたの仕業じゃないですよね。ねえ、お父さん!」と告げ……。 カラビナのリュックの男の正体は、鳴川(間宮啓行)。鳴川はなんと、心麦の自宅の火事現場にも現れていたのでした。
第9話あらすじ・ネタバレ
第9話のあらすじ・ネタバレは放送後に更新します。
【原作漫画】1巻のネタバレ
- 心麦の父・春生が何者かに殺害され、犯人として遠藤友哉が逮捕される
- 心麦はラーメン屋台の店主・染田から父の手紙を受け取る
- 手紙には、冤罪の可能性のある人物のリストが。そこには友哉の名前も記されていた
- 心麦は記者の神井から「あなたは春生の本当の娘ではない」と告げられる
12月24日、警察官の山下春生が何者かによって殺害されるという事件が発生。犯人として捕まったのは、彼が過去に担当した一家六人惨殺の猟奇的殺人事件「東賀山事件」の犯人の息子・遠藤友哉でした。 春生の娘・心麦は、今まで父ひとり子ひとりで生きてきたためひとりぼっちに。突然のことに呆然とする彼女でしたが、そんな中、父と一緒によく行っていたラーメンの屋台の店主・染田から、父が書いたという手紙を受け取ります。 そこにはなんと、父が「最悪の事態」として自分が殺されることを想定していたこと、またその場合に冤罪を着せられそうな人のリストが描かれていました。その中にはなんと逮捕された友哉の名も……。 衝撃の事実を知った心麦は、父親の言葉に従って松風義輝という弁護士に友哉の弁護を依頼することに。松風も依頼を引き受けることにしました。 その時、心麦は記者・神井孝から「あなたは春生の本当の娘ではない」と聞かされ……。
【原作漫画】2巻のネタバレ
- 赤沢は春生の手紙を見るも「偽物かもしれない」と怪しい素振りを見せる
- DNA鑑定の結果、心麦と叔母の間に血縁関係はなかった
- 春夫が友哉に謝っている音声が神井から送られてくる
心麦はしばらく松風の事務所で働くことになります。一方刑事の赤沢は、友哉の逮捕を促した検事・阿南になぜ起訴しないのかと尋ね、春生が残した手紙を見せました。阿南は手紙の存在を知っているようで、ある人物に電話をかけ……。 神井は心麦と松風に、伯母・木村夏美と心麦に血縁関係がないというDNA鑑定を見せます。神井は、心麦と東賀山事件の生き残り・林川歌が同年代だと気づいていました。 その後松風は神井から送られてきた「林川にもあなたの父・力郎にもとんでもないことをした」という、春生が友哉に謝罪している音声を聞き衝撃を受けたのでした。
心麦ちゃんか健気で切ない……。早く真犯人が見つかってほしい。
【原作漫画】3巻のネタバレ
- ラーメン屋の染田は何者かに利用され、春生の手紙を偽造したと自白
- 染田は心麦に真実を話した翌日、河川敷で意識不明の状態で見つかる
松風は染田から、心麦が他の子より一回り大きいと母・静香が話していたことを聞かされます。その頃心麦は、林川歌は2000年1月生まれ。自分は2001年2月6日生まれなので年が違うことに安心していました。 その後染田は、春生の手紙を偽造したことを自白。しかし解放された染田は、「話が違う!」と声を荒げて誰かと話していて……。 染田は心麦を呼び出し、金を受け取って手紙を偽造したと警察に嘘の証言をしたことを打ち明けます。証言を撤回するとその場を立ち去った染田ですが、後に河川敷で意識不明の状態で発見されたのでした。
まさかの春生と心麦が実の親子じゃない説。一体どんな謎がこれから明かされていくのか。
【原作漫画】4巻のネタバレ
- 染田はある人物から春生の情報と引き換えに1000万円と薬物を受け取っていた
- 松風と心麦は三木田辰雄の家へ。三木田は力郎が冤罪だと春夫が疑っていたことを明かす
- 松風の父親は元警察官の久世。窃盗の容疑をかけられ松風と母親を残して失踪していた
染田はある人物から、春生の情報を渡してほしいと1千万円とシャブを受け取っていました。そんな染田は搬送先の病院で亡くなります。 松風と心麦は、春生の手紙に書かれていた三木田辰雄の家へ。三木田は東賀山事件で力郎の弁護を担当した弁護士で、春生は力郎が冤罪ではないかと疑っていたことを明かしました。 松風は調査を進める中、警察官だった父・久世正勝が窃盗の容疑者にされ、自分と母を残して失踪した過去を思い出します。赤沢も松風の父親がかつての部下・久世だったことに驚き……。
【原作漫画】5巻のネタバレ
- 元検事・現弁護士の鳴川が松風と心麦の協力者に
- 心麦は林川歌を引き取ったという津寺井のもとへ。歌は現在シンガポールに留学しているという
- さらに心麦は、自身が生まれた産婦人科の院長・阿波山と助産師・高畑のもとへ向かう
元検事で現在は弁護士の、鳴川徹が松風と心麦に協力することに。鳴川も、友哉は春生殺害の犯人ではないと考えていました。 心麦は鳴川と共に、東賀山事件の後林川歌を引き取った津寺井幸太の元へ。津寺井は安成の従兄弟で、歌は現在シンガポールに留学していると明かします。津寺井は快く話に応じますが、2人が帰った後誰かに連絡していて……。 その後心麦と鳴川は、心麦が生まれた産婦人科の当時の院長・阿波山と、助産師・高畑の元へと向かいます。
【原作漫画】6巻のネタバレ
- 阿波山は、心麦が林川歌であることを告白!赤沢が阿波山に頼み出生証明書を偽造させていた
- その後、阿波山と高畑は火事で死亡する
- 松風は父親の久世と再会。電話越しに鳴川の声を聴き「紺野に似ている」と呟く
- 赤沢に付着していた動物の毛が、亡くなった阿波山の飼い犬の毛であったことが判明。赤沢も怪しい様子
阿波山は観念し、赤沢が阿波山に出生証明書を偽造させ、春生と静香が歌を引き取って心麦として育てた=心麦が林川歌であることを告白します。ショックを受ける心麦は赤沢に話を聞き、赤沢はこれまで黙っていたことを謝罪したのでした。 赤沢が阿波山に会いに行った翌日、阿波山と高畑は火事で死亡し……。 その頃松風は、父・久世と再会。久世は部下の赤沢と事件で関わってから、警察を追われていました。そして電話越しに鳴川の声を聞いた久世は、「紺野に似ている」と呟きます。 一方赤沢の部下・秋貞は、赤沢に付着していた動物の毛が火事で死亡した阿波山の飼い犬の毛だと分かり、赤沢が関与しているのではと疑い始めます。
赤沢さん、めちゃくちゃ怪しいけど逆にミスリード説……?
【原作漫画】7巻完結!最終話のネタバレ
第7巻はまだ発売されていませんが、講談社「Kiss」では連載が完結しました。ここでは最終話までの内容をお届けします。
最終話までネタバレ
- 春生の手紙に書いてあった最後の人物・廣島は京子とつながりがあった
- 廣島は東賀山事件の被害者・安成と不倫人物にあった人物
- 神井は遠藤友哉の同級生で、力郎とも知り合いだった
- 【犯人確定】真実を突き止めた赤沢は、京子と鳴川にベランダから突き落とされてしまう
心麦は春生の手紙に名前のあった廣島育美が、林川安成の愛人だったことを知ります。さらに病床の育美が呟いた「オカちゃん」という人物が、赤沢京子(旧姓:吉丘京子)のことだと神井から聞かされました。 心麦と松風が京子のマンションに向かうと、赤沢正がベランダから突き落とされます。部屋には京子と共に、なぜか鳴川の姿が。松風は父・久世から「紺野徹という人物が東賀山事件で力郎を起訴した主任検事で、現在は鳴川徹と名乗っている」と聞かされており、京子が真犯人、共犯者が鳴川であることが判明したのです。 両親からの虐待を受けて育った京子は、赤沢と結婚後に安成と不倫関係になり歌を出産。歌は林川家で育てられることになりました。 京子が歌と安成と3人で最後に旅行へ行っていた時、林川里子が安成の両親、そして子供たちを殺害。これが東賀山事件で、里子を殺したのは安成でした。京子は安成が首を吊って死ぬのをほう助し、歌を残して立ち去ります。 そして現在。京子は鳴川に「冤罪を暴露されたくなかったら協力しろ」と脅し、鳴川を仲間に引き入れます。そして京子は友哉が出所するタイミングで春生を殺害。染田に春生の手紙が偽造だと証言させたのは鳴川で、2人はその後染田を殺害しました。阿波山と高畑は、京子の指示を受けた鳴川が殺害していたのです。 鳴川の正体は阿南の父親。力郎は無罪となり、友哉と再会を果たしたのでした。
まさかの京子が真犯人で決定!赤沢がここで殺されてしまうとは……。
【考察】東賀山事件の真犯人は誰?
東賀山事件とは2000年7月7日、有名な資産家一家である「林川家」の一家6人が惨殺された事件のことです。捜査の末、遠藤力郎という人物が逮捕されました。力郎は林川家の庭師であり、事件の第一発見者でもあります。 力郎は当時アリバイがなく、林川家と金銭トラブルがあったことから逮捕され死刑判決を受けました。しかし春生は力郎は冤罪ではないかと考え、捜査を続行。ようやく真相にたどり着いたものの、何者かに殺害されてしまいました。
真犯人は誰?
①林川明宏の愛人や、長男・安成の嫁など複数人による犯行?
トラブルを抱えていたと言われている林川家。特にグループを一代で築き上げた林川明宏は、多くの愛人がいました。よって明宏の愛人の誰かが事件を起こした可能性が考えられます。 また明宏の本妻・乃梨子にいびられていたのは、長男・安成と結婚した里子。里子は良家の出身ではなく、里子が林川家への恨みから犯行に至ったかもしれません。 この事件は、複数人による犯行とも考えられます。一家は皆、手足を縛られ階段の手すりに吊るされており、これを1人でこなすのは容易ではありません。複数人で結託し、犯行に至ったと思われます。
②検事の阿南由紀?
その他に、検察官であり春夫の事件を担当している、阿南由紀が事件に関わっている可能性も考えられます。原作では、由紀が春生の殺害事件について“謎の人物”と連絡を取り合っているシーンが描かれていました。 実は由紀の父親には本妻がおり、由紀は不倫の末生まれた子です。まだ原作でも描かれていないのですが、その父親が林川家の誰かであり、犯行に至ったとも考えられます。
【考察】父・春生殺害事件の真犯人は誰?
①阿南由紀?
まず怪しいのは、原作でも怪しい様子がたびたび描かれている由紀。春生に東賀山事件の犯人が由紀であることを突き留められ、殺してしまった可能性も考えられます。 また由紀が検事として事件に関わっているのも怪しく感じます。自分が参加することでうまく事件をコントロールし、2つの事件で自分が捕まらないように誘導しているのかもしれません。
②赤沢正?
警視庁捜査一課課長・赤沢も犯人候補の1人です。原作では、「心麦の出自の真実を話した」と赤沢に告げた阿波山と高畑が、翌日殺害されています。この展開を見ると、赤沢は何らかの事件に関わっていると思われます。 また東賀山事件が冤罪であったことが明らかになるのを恐れ、殺害したのかもしれません。冤罪を暴かれて困るのは警察や検察の人間。赤沢が家族ぐるみで心麦や春生と親しくしていたのも、動きを監視するためだった可能性もあります。
③山下春生自身?
春生自身が家に火をつけ、自殺した可能性もあります。春生は殺されることを予め分かっていながら、逃げなかったのが怪しいですね。東賀山事件の冤罪を明らかにするために、自身が他殺と見せかけて自殺したのではないでしょうか。 自殺までしなくても……と思いますが、東賀山事件を冤罪としてしまったことへの後悔にかられ、責任を取ったのかもしれません。また自分が死ななければ冤罪が明らかにならない、と諦めもあったのではないでしょうか。
④謎の男?
第1話、第3話と立て続けに登場した、リュックに青いカラビナを付けた謎の男も犯人候補の1人です。この謎の男は阿南とたびたび連絡を取っており、阿南と繋がっていることは確かです。 このカラビナの男については、弁護士の鳴川ではないかという声も挙がっています。このカラビナ男と鳴川の声が同じではないかという説や、鳴川は実は阿南の父親で親子で計画を企てているのではという説も。鳴川はいきなり現れた特徴的な人物のため、このカラビナ男と何らかの繋がりがありそうです。
原作漫画は完結済?タイトルの意味とは?
![]() 『クジャクのダンス、誰が見た?』 |
|
原作漫画は完結している?
原作漫画『クジャクのダンス、誰が見た?』は、「Kiss」(講談社)にて2022年9月号から連載が始まり、ちょうどドラマ放送中の2025年2月に完結しました。漫画を元にしたドラマとなっていますが、ドラマでは独自の要素が加えられて結末が異なる可能性も考えられます! 原作者である浅見の前作『イチケイのカラス』では、主人公の入間みちおにかなりのコメディ要素がありました。しかし本作にコメディ要素はなく、本格的なサスペンス作品として描かれています。
タイトルの意味は?
「クジャクのダンス、誰が見た?」はインドのことわざで、誰も見ていなくても価値があるといえるのか、という意味があります。 作中では心麦の父親がこの言葉を引用し、「目撃者がいなくても、いずれは自分の犯した罪と向き合わなければならない」と幼い心麦に伝えていました。 これは父親が隠していた秘密や死の真相、そして過去の事件にも繋がってくる、「罪からは逃れられない」という物語全体を通したテーマと言えるでしょう。そして心麦は自らがダンスの目撃者となるべく、事件の真相に迫っていきます。
原作の注目ポイント
山下春生が殺害された事件と「東賀山事件」という2つの重大事件の真相を、大学生の心麦と弁護士の松風が中心になって解き明かしていきます。 次々と新事実が明かされ、一体何を信じればいいのかわからない……そんな複雑な展開が繰り広げられ、一体次は何が起こるのかとハラハラさせられる作品です。 その一方、心麦をはじめとした主要キャラがとても魅力的で、彼らのやりとりにはほっこりさせられることも。彼らの関係性がどう変化していくのかも注目ポイントです!
ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』キャスト一覧
山下心麦役/広瀬すず
本作の主人公・大学生の山下心麦(やました・こむぎ)を演じるのは、広瀬すずです。心麦は温かい性格で、心優しい父と一緒に屋台のラーメンを食べることに幸せを感じ生きていました。父の手紙に松風の名があったことから、松風とともに事件を追っていきます。 演じる広瀬は、TBSドラマでは『夕暮れに、手をつなぐ』(2023年)以来約2年ぶり2度目となる主演を務めます。キャリアは12年目ですが、意外にも本格サスペンスドラマで主演を務めるのは初とのことです!
松風義輝役/松山ケンイチ
心麦とバディを組む弁護士・松風義輝(まつかぜ・よしき)を演じるのは、松山ケンイチです。理屈っぽいくせ者弁護士ではありますが、一途に父を信じる心麦に協力することを決めたのでした。 演じる松山は、TBSドラマへは『100万回言えばよかった』(2023年)以来の出演。広瀬との共演は初めてとなります。
山下春生役/リリー・フランキー

心麦の父親・山下春生(やました・はるお)を演じるのは、リリー・フランキーです。心麦を男手一つで育ててきた元警察官でしたが、ある夜、殺されてしまうのでした。 演じるリリー・フランキーは、広瀬とは映画『海街diary』(2015年)や連続テレビ小説『なつぞら』(2019年)でたびたび共演を重ねてきました。今作では、そんな2人の本当の親子さながらの演技に期待が高まります。
神井考役/磯村勇斗
雑誌「週刊ジダイ」の記者・神井孝(かみい・たかし)を演じるのは、磯村勇斗。驚くほどの執念で、春生の事件を追いかけます。 演じる磯村勇斗は、『不適切にもほどがある!』(2024年)や『きのう何食べた?』(2019年)など、幅広いドラマで活躍を続けています。今作では影のある記者役に挑戦します。
ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』見どころ
原作は「このマンガがすごい!2024」ランクインの大人気漫画!
このドラマの原作は、「このマンガがすごい!2024」にランクインするほどの大人気作です。原作ファンも多く、待望の実写化ということでドラマ放送前から盛り上がりを見せていますね。 浅見は『イチケイのカラス』の原作者でもあり、この作品は2021年に竹野内豊主演で実写化され、映画化もされるなど大きな反響を呼びました。2作目の漫画連載にして2作目のドラマ化作品、とっても楽しみです。
広瀬すず×松山ケンイチの初共演!

意外にも広瀬と松山は初共演。広瀬は原作の心麦とイメージがぴったりで、納得のキャスティングです。また松山も『虎に翼』(2024年)での堅物な最高裁判所長官役が記憶に新しく、本作でもくせ者の弁護士を演じます。松風も松山の印象にすごく合っていると思います。 またサスペンス要素のある作品ということで、原作とどのような変化があるのか考察も盛り上がりそうです!
ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』あらすじ・ネタバレも更新!

ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』は2025年1月、TBS系列でよる10時から放送スタートしました! 金曜の夜が毎週考察で盛り上がること間違いなしですね。伏線もかなり散りばめられているので、見逃さずチェックしましょう。