韓国ドラマ『応答せよ1997』最終回ネタバレ・全話あらすじ！シウォンの結婚相手やキスシーンは？

「応答せよ」シリーズの原点にして、2012年に社会現象を巻き起こした『応答せよ1997』。韓国のケーブル局は1％超で大ヒットとされる中、当時最高の平均視聴率7.55％を記録しました。今回はソ・イングクの出世作でもある『応答せよ1997』の全話あらすじを、ネタバレありで紹介します！ ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

時は2012年、ソウル市内で高校の同窓会を開いたシウォンとユンジェ、そして4人の親友たち。久々の再会とあって、共に駆け抜けた90年代の思い出話にも花が咲きました。 さらに、差出人不明の招待状によると、6人の中の誰かと誰かが結婚を控えていて……。 それから時代は遡り、舞台は1997年の釜山。釜山廣安(クァンアン)高校の38期生シウォンは、男性ダンス・アイドルグループ「H.O.T」をこよなく愛する女子高生でした。そんな中、彼女の親友ユジョンがユンジェに告白し、ユンジェは想いを寄せていたシウォンに相談をするのです。

「H.O.T」のトニー・アンに入れ込むあまり、成績がクラス最下位になったシウォン。勉強を疎かにしていたことに激怒した父親に、大切なポスターを破られてしまいます。 その後、父親に反発して家出をしたシウォンは、親友のユジョンを頼って自宅を訪ねました。しかし、「Sechs Kies」のファンになっていた彼女に裏切られたと腹を立て、気まずい雰囲気になります。一方のユンジェは、シウォンに対して抱く気持ちに戸惑っていました。 思春期特有の気の迷いか、あるいは初恋か、確かめるためシウォンに確認のキスをするのでした。

シウォンはトニー・アンへの愛を抑えきれずに、ソウルにある彼の自宅前で出待ちをします。待ち続けてはみたものの、直接会うのは簡単なことではありませんでした。 そんなある日、ソウルから「Sechs Kies」のウン・ジウォンに瓜二つのハクチャンが転校して来ます。 ハクチャンは都会っ子ならではのカリスマ性がある上、成人誌やアダルトビデオを大量に持っており、男子生徒の憧れの的になりました。両親の夫婦喧嘩に辟易するシウォンは“最中の”2人を目撃し、チャットでジュニに報告しますが、逆に同性のユンジェに抱く想いを告白されて……。

シウォンは自分の気持ちを理解してくれるジュニに心を開き、さらに仲を深めていきました。 ユンジェと一緒に観る約束をした映画『接続』も、ジュニと観に行ってしまうシウォン。サッカーの日韓戦を観戦をするため彼女の家に集まった際、そのことをユンジェに知られます。 その後も、親しげな2人の姿やジュニがシウォンの母親から気に入られている様子を見て、ユンジェはますます嫉妬にかられていきました。さらには、シウォンが憧れのソウル男子とチャットでやり取りをしていると聞き、彼からの電話を取り次がないように一芝居打つのでした。

ユンジェが腕を骨折して入院してしまい、彼のお見舞いに病院へ向かっていたシウォン一家。その道中で後続車に追突され、両親は怪我をしたと大袈裟に騒いで検査入院をします。 自宅へ帰っても誰もいないからと、シウォンもユンジェの病室で1泊することになりました。簡易ベットへと追いやられたユンジェは、初めてコンタクトにした彼女を見て恋に落ちた日を回想。シウォンの父は検査入院が功を奏して胃ガンが見つかり、緊急手術も無事に成功します。 時は変わって2012年、「式場はどこか」という仲間の問いにシウォンとユジョンが答えていて……。

シウォンの父はガンが完治していないのではと疑い、母も病室で流れる韓ドラの主人公がガンに侵されたのを観て、脚本家に何度もクレーム電話をします。 「H.O.T.」のライブチケットを手に入れようと、徹夜で列に並ぶシウォンとジュニ。ユンジェは2人が気になって仕方がなく、ユジョンたちとの約束を抜け出して合流しました。ユジョンはユンジェが振り向いてくれないことに傷つき、慰めてくれたハクチャンと急接近します。 2012年の同窓会では、ハクチャン＆ユンジェのカップルが結婚を発表。実はシウォンはすでに夫がいて、お腹に新しい命が宿っていました。

ユンジェの兄で元担任のテウンも同窓会に参加しており、現在は秘書を抱える市議に……。弟のユンジェも韓国一の裁判官となり、世間は2人の話題で持ち切りでした。 高校3年生の学期末、相変わらず成績が悪いままのシウォンは進路選択に大苦戦。担任のテウンからは「大学への進学すら危うい」と告げられてしまいました。憧れのトニーと同じ東国大を目指し、二次創作小説で磨いた文才で進学の道を模索します。 ユンジェは周囲の期待を振り切り士官学校を受験しますが、まさかの視力検査で不合格！一緒に受けていたジュニは、「ユンジェがいないなら意味がない」と途中で辞退しました。

1998年11月、大学修学能力試験が2日後に迫ってきたシウォンたち。当日の試験とその後に控える大勝負のために、それぞれが最善を尽くしてきました。 ユンジェが卒業することで、教師でいる理由がなくなるテウンは退職願を提出するのでした。 自分とよく似た白い犬を見つけ、シウォンに贈って想いを告白しようと決意したユンジェ。試験後に待ち合わせ場所へ向かっていると、通りかかったテウンが車で送ってくれます。その道中、兄の想い人がシウォンだと知り、犬を抱いたまま途方に暮れてしまいました。 テウンはシウォンの亡き姉と交際していて、姉とそっくりなシウォンに惹かれていたのです。

ユンジェは渡せなかった犬を自宅へ連れ帰ったものの、誰かに育ててもらおうと決めていました。 人間のユンジェを思わせる犬を喜んで育てることにし、夜の公園で一緒に遊んでいたジュニ。彼はよく似た犬を探しているという母娘に出会い、何となく気にかかってしまいます。母娘の飼い犬はシウォンに保護され、「ユンジェ」と名付けて大切にされていました。 そんな中、テウンはシウォンを食事に誘うと、帰り際に携帯電話を渡して彼女に告白します。かつて愛したシウォンの姉と撮った写真も、そっと引き出しの奥へ……。一方、返事を保留にしてたシウォンは、意を決してテウンに電話をかけるのでした。

シウォンとアイドルを巡って対立していた悪友たちが、夫婦そろって同窓会に合流。高校時代、ソナにゾッコンだったソンジェはどん底まで落ち込みます。 1998年の釜山。ユンジェが探し物を見つけてくれ、シウォンは抱きついて感謝を伝えました。兄のテウンと付き合い始めたのに、軽率な行動をする彼女に苛立つユンジェ。 そんな彼をよそに、シウォンはゴールデンディスク大賞の授賞式に出かけますが、「H.O.T」もソナが推す「Sechs Kies」も受賞を逃してしまいます。 一方、ジュニは勇気を出してユンジェに告白するも、本当の気持ちだと信じてもらえません。

1998年12月、テウンの提案でクルーズ旅行へ出発するウォンの両親。テウンは女性を狙った犯罪が多発中と聞き、家で一人きりになるシウォンを心配します。 シウォンは深夜のアルバイト帰りに何者かに後をつけられ、必死でユンジェに電話をかけました。ユンジェは家を飛び出し、テウンからの電話もぶつ切りして駆けつけます。自宅へ戻った後、それぞれが2人の今までとこれからのことに思いを馳せて……。 ユジョンはハクチャンを友達に合わせようとしますが、その最中にハクチャンの母と遭遇！「知り合い」と紹介された事実にショックを受け、彼との仲に亀裂が入ってしまいます。

1999年1月、進学を控えたシウォンは引っ越すことになっており、これまでの感謝を込めてテウンにささやかなプレゼントを渡しました。 テウンはお礼として彼女に額にキスをしますが、その現場をユンジェとジュニが目撃します。 シウォンの誕生日が近づき、いつもの6人はカラオケパーティーを計画していました。誕生日当日、全く同じ指輪をシウォンに贈ろうとしていたテウンとユンジェ。シウォンは初めてユンジェの想いを知り、「話したいことがある」とテウンに伝えて……。 時は流れ2005年、シウォンは職場のお使いでカフェに行き、ユンジェと偶然の再会を果たすのでした。

高校卒業から6年、ユンジェはかつての仲間たちの中で、シウォンとだけ連絡を断っていました。 お互いに気まずい思いをしつつも、シウォンはユンジェに恋人がいるのかを尋ねようとします。ユンジェは思わず、「同期の子と付き合っている」と彼女に嘘を吐くのでした。その後、ユジョンの父が死去したとの報せが入ったため、思い出の釜山へ帰郷することに……。 葬儀の準備で釜山へ向かうたびに、ユンジェが今も好きでいてくれるか確認したがるシウォン。彼女から「男性として好き」と言われたものの、ユンジェは動揺して返事ができません。

後日、テウンはポリープの手術を受けるため、ジュニが働く病院に入院していました。 お見舞いに来たシウォンは非常階段の「真実のイス」に座り、今の正直な気持ちをジュニに告白。彼がユンジェと同居中の部屋を出るのは自分のせいだと、シウォンは気に病んでしまいます。2人の会話を聞いたユンジェは、ジュニを傷つけていたことに気づくのです。 ユンジェはシウォンを非常階段へ連れていき、「私のこと好き？」と聞く彼女にキスをします。 シウォンは仕事中のジュニに電話で報告しますが、偶然その会話を聞いていた人物が……！弟が同じようにシウォンを想っていると知り、テウンは動揺を隠しきれません。

シウォンとユンジェが付き合い始めたと聞き、最近の2人の不自然な言動に納得するテウン。ユンジェは彼からお見合いを打診されていたこともあって、気持ちを正直に伝えようとします。 しかしテウンの方が一枚上手で、「簡単に譲る気はない」とユンジェに宣戦布告！一方、シウォンも(実はユンジェがお見合いをする店に)テウンを呼び出していました。運命の日、テウンは改めて弟の想いを知り、シウォンが待つ部屋にユンジェを向かわせます。 2013年3月、ソウルの「ユグァン女性病院」。シウォンはお産の真っ最中で、心配そうな両親が父親の到着を今か今かと待っていると、分娩室から看護師が出てきて……。

看護師が「ご主人はどこに？」と両親に聞くと、テウンとユンジェが急いで駆けつけてきました。 シウォンの夫を名乗ったのはユンジェ！テウンが子どもの名付け親になり、「“勝浩”と書いてスンホ。ユン・スンホ」と命名されました。 2005年、秋を迎えたソウル。テウンとユンジェが喧嘩をしつつも愛を深める一方、ジュニはユンジェへの気持ちを整理し、変わらず友人でいることを約束します。テウンも「シウォンが自分を選ばなかった」事実を昇華し、幸せを素直に願っていました。 テウンはその後、手術の担当医だったジュヨンと再会し、いつも自然体な彼女に惹かれていき……。 2012年の同窓会は、シウォンの両親や長女スヨンの登場で大盛りあがり！あの頃の思い出と共に、それぞれが新たな人生を歩み始めていたのでした。

ロマンティックなキスシーンを演出し、「キス職人」の異名を取ったイ・ソングク。そんな彼の二つ名を象徴するのが、『応答せよ1997』14話に登場した通称「階段キス」です。 本作は2話の「確認キス」をはじめ数々のキスシーンが描かれましたが、「階段キス」は特に印象的！告白の返事を強請るシウォンに応えた、ユンジェの熱いキスにキュンキュンしてしまいます。この時、シウォンが“キスをした相手に風邪がうつる”という説を持ち出すのも堪りません。 「tvN10 アワード」では、ソ・イングクとチョン・ウンジがベストキス賞を獲得しました。

過去と現在、未来を行き来しながら、甘酸っぱい青春ドラマが展開される『応答せよ1997』。主人公の結婚相手を推理していく構成も評価され、2作の続編が製作されました。 『応答せよ1994』(2013年)の17話には、シウォン夫妻が登場するので、あわせてぜひチェックしてください！ ＞『応答せよ1994』の配信情報が知りたい人はこちら