漫画「チェリまほ」最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！ピュアな物語に胸キュン【30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい】

ドラマ化&映画化を果たし、大きな話題を呼んだBL漫画『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』。「チェリまほ」の愛称で親しまれる本作では、主人公の安達と彼に想いを寄せる黒沢の、ピュアで胸キュンな恋模様が描かれていきます。 この記事では、そんな本作のあらすじを最新巻の13巻までネタバレ紹介していきます！

主人公の安達は、30歳まで童貞だったことで「触れた相手の心が読める」という魔法が使えるようになりました。この力で彼は、同期のイケメンエリート・黒沢が自分に(恋愛対象として)想いを寄せていると知ってしまい、戸惑うことになります。 しかしその純粋でまっすぐな好意に触れるうち、安達もいつしか黒沢が気になるように。そんな中、ひょんなことがきっかけで同居生活を送ることになり、ふたりの距離は急速に縮まっていきます。 3巻ラストではついに自分の想いを告白した黒沢に安達も応え、彼らは晴れて恋人同士となるのでした！

付き合うことになったふたりは、早速初デートに出かけることに。張り切るあまり空回りしてしまう黒沢と、そんな彼を自分の好きな場所に連れていってあげる安達、それぞれの想いが伝わってきて微笑ましいです。 さて、ふたりの関係はまさに順風満帆で、だからこそ安達は自分の能力を話すか話すまいか悩み始めてしまいます。 嫌われてしまうかも……という安達の心配はもっともでしたが、実際意を決して打ち明けると、黒沢はまったく気にせずぜんぶ受け止めるのでした。そして想いが高まるあまりキスを交わすふたり！ その後安達の転勤話が出てすれ違いが起こりかけるも、ついにお互い求め合い身体を重ねるところまでたどりつくのでした！

愛を確かめあった後、安達は例の魔法を失うものの、黒沢に対する想いは変わりません。これまで彼と過ごした時間のおかげで強くなったこともあり、彼は転勤の話を受け長崎に行くことに決めました。 こうして遠距離恋愛になったふたりですが、そんな中でもプロポーズやお互いの家族への挨拶を済ませ、結婚に向けての準備を着々と進めていきます。 9巻では黒沢視点の物語のほか、以前から描かれていたもうひとつの重要なカップル・柘植と湊のドラマもていねいに展開され、新鮮かつ見ごたえたっぷりでした！

いよいよ結婚することになった安達と黒沢ですが、日本の場合、同性同士では入籍ができないのはもちろん、式を挙げたり家を決めたりすら難しい状況です。しかし周りの人々の理解や協力のおかげもあって、ふたりは最高の結婚式を経験することができました。 これを機に彼らの甘々イチャイチャっぷりは加速し、新婚生活をこれでもかと満喫。一方、柘植と湊はまったくといっていいほど進展がありませんでしたが、黒沢提案のダブルデートをきっかけに、少しずつ距離を縮めていきます。 相変わらず関係を深め続ける安達＆黒沢は、仕事でバタバタしつつ落ち着くとやっぱり甘々な時間を過ごすのでした。

13巻前半では、一度は縮んだ距離がまた離れかけた柘植と湊が、最終的には仲直りするまでが描かれました。このふたりもついにキスを交わし、安達と黒沢に続く素敵なカップルの誕生にワクワクしてしまいます。 そのほか、“黒沢が魔法使いだったら”という設定のIFストーリー、登場人物の日常シーンなど、いつもとは違った要素がたっぷり盛り込まれており、存分に楽しめる巻でした。

とにかくピュアでまっすぐな安達と黒沢の恋物語が描かれる本作。安達の可愛らしさと黒沢のスパダリっぷりという個々の魅力はもちろん、ふたりのやりとりにももうキュンキュンさせられっぱなしです。 お互いが相手を一途に想っているので、ライバルが邪魔してきたりもどかしい駆け引きがあったり……などのスリルとは無縁なのですが、ストレスなく穏やかな気持ちで楽しめるのもまた魅力的だといえるでしょう。