『天官賜福』謝憐(シエ・リェン)の過去や不死について徹底解説!花城(ホワチョン)との恋の行方は?
謝憐(シエ・リェン)は中国発のファンタジーBL『天官賜福(てんかんしふく)』の主人公です。殿下と呼ばれる彼は穏やかな笑みを絶やさぬ優しい人物ですが、実は壮絶な過去を抱えています。 この記事では謝憐の過去や不死性、花城(ホワチョン)との関係など、気になるポイントをまとめて紹介します! ※この記事は『天官賜福』の重要なネタバレを含みます。
『天官賜福』謝憐(シエ・リェン)のプロフィール
作中では太子殿下や殿下と呼ばれることが多い本作の主人公・謝憐(シエ・リェン)。彼は800年前に存在した仙楽国(せんらくこく)の太子で、柔らかな雰囲気の容姿とは裏腹に天才的な剣の腕前の持ち主です。 800年前、17歳のときに飛翔して武神になりますが、持ち前の義侠心が仇となって天界の掟を破り追放されることに。そんな彼が3度目の飛翔をしたところから物語が始まります。
不幸体質でいつもニコニコしてるから忘れがちだけど実は殿下ってすごい人なんだよね
【過去】国を追われ闇落ち寸前に
謝憐の飛翔後、干ばつに端を発した反乱と、白無相(バイウーシャン)が広めた人面疫(じんめんえき)によって、仙楽国は滅亡してしまいます。このとき祖国を助けようと人界に降りたことで謝憐は1度目の追放となりました。 追われる立場となった謝憐は素顔を隠して芳心国師(ほうしんこくし)として永安国に関わるも、そこで虐殺事件に巻き込まれることに。謝憐は真犯人をかばって罪を被ります。 白無相の誘いに乗って民衆に復讐しようとするほど、この頃の謝憐は追い詰められていました。なんとか思いとどまった謝憐は、2度目の飛翔後、復讐しようとした自分への罰として自ら人界に降り、以降800年間がらくた集めをしていたのです。
【死亡】謝憐はメッタ刺しにされるけど死なない?
謝憐は人界では不老不死となっています。本来、神でも不死にはならずゆっくり老いるのですが、謝憐の場合は2度目の追放の際に、法力を失う罰と引き換えに天帝・君吾(ジョンウー)の配慮によって不老不死を得たのです。 ただこれ以前に、殿下は毒性生物に何千回と噛まれた結果、痛みは感じるものの死なない特異体質となっています。 上述した虐殺事件の際は、犯人として三重の棺に入れられたうえ串刺し状態にされて土中に捨て置かれました。愛する民衆に1本1本剣を突き立てられたこともあります。彼の苦痛を想像すると、つらいものがありますね。
【怪我】殿下が怪我をすると花城がキレる?
謝憐のことを「兄さん」と慕い、大切な宝物のように扱う三郎(サンラン)こと花城(ホワチョン)。半月国の事件では、兄さんが血に汚れる必要はないと、血の海のなかで謝憐のことをお姫様抱っこしていたほどです。 それほど大事に思っているので、当然、謝憐が怪我がするようなことがあれば一大事。ましてやそれが自分のせいであれば、花城の胸中は穏やかではいられないでしょう。 鬼市では郎千秋(ラン・チェンチウ)と花城の戦いに割って入った謝憐に、花城の攻撃が当たってしまい殿下が怪我をしてしまいました。このとき花城は大きなショックを受けたようで、放心状態となっています。自分への怒りを顕にする花城の姿から、殿下への深い思いを感じられるシーンです。
【花城】謝憐の前に現れた三郎と花城(ホワチョン)の正体
殿下の前に三郎を名乗る青年として姿を現した花城ですが、800年前、花城が人間の少年だった頃にも殿下と会ったことがあります。仙楽国の太子だった謝憐は、祭礼行列中に城壁から落ちてきた片目に包帯を巻いた少年を助けました。 少年は当時ホンホンアールという名前でしたが、これは花城と同一人物です。生きる希望がないと言う少年に、謝憐は「生きる意味がわからなければ、私のために生きなさい」と伝えます。 この言葉は花城にとって生きる希望となりました。それからの花城の人生に、謝憐がずっといたと思うとグッとくるものがありますね。
【声優】謝憐を演じるのは神谷浩史
日本語版アニメで謝憐を演じているのは神谷浩史(かみやひろし)。『ONE PIECE』のトラファルガー・ロー役、『進撃の巨人』のリヴァイ役などが有名です。謝憐のような繊細さを感じる役でいえば『夏目友人帳』の夏目貴志役が近いかもしれません。 神谷の柔らかな声が謝憐の人柄を表現、ちょっと天然な部分のかわいらしさも絶妙な加減で演じています。
聞いてみたら想像よりぴったり!柔らかさとかわいさが殿下にぴったりです。
『天官賜福』殿下こと謝憐と花城の関係を最後まで見届けよう!
アニメにはじまり、小説や漫画も続々日本語版が登場している『天官賜福』。多少設定がわからなくてもキャラの魅力で十分に楽しめる作品ですが、より深く楽しみたい!という人は、これを機に小説や漫画の殿下にも会いにいってみてくださいね。