『天官賜福』キャラクター一覧・相関図まとめ!中国のWEB小説発の人気作を徹底解説
圧倒的世界観が魅力のファンタジーBL『天官賜福』。作品は気になっているけど、人間関係が設定が複雑そうで手が出せない……となんとなくあと一歩が踏み出せない人も多いかもしれませんね。 そこで今回はアニメ2期のメインキャラを中心に、相関図やキャラクター概要を徹底解説!ポイントをかいつまんで、丁寧かつわかりやすく紹介していきます。 ※この記事は『天官賜福』の重要なネタバレを含みます。
『天官賜福』キャラクター一覧
謝憐 (シエ・リェン) | 主人公。 通称・太子殿下。元仙楽国の太子。3度目の飛翔で神官となる。 |
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三郎/花城 (サンラン/ホワチョン) | 謝憐を慕う謎の青年。 正体は鬼の「血雨探花(けつうたんか)」。 |
霊文 (リンウェン) | 人事を司る天界の第一文神。 与君山の調査の依頼・手助けをする。 |
南風 (ナンフォン) | 南陽(ナンヤン)殿に所属する中天庭の武官。 殿下の事件解決に協力する。 |
扶揺 (フーヤオ) | 玄真(シュエンジェン)殿に所属する中天庭の武官。 殿下の事件解決に協力する。 |
君吾 (ジュンウー) | 天界の第一武神。 全神官をまとめる長。 |
風信 (フォン・シン) | 通称「南陽(ナンヤン)将軍」。 東南の武神で謝憐の元護衛。 |
慕情 (ムー・チン) | 通称「玄真(シュエンジェン)将軍」。 西南の武神で謝憐の元副将。 |
師青玄 (シー・チンシュエン) | 通称「風師(フォンシー)」。 風を操る神官で、水師(シュイシー)の弟。女性の姿にもなる。 |
郎千秋 (ラン・チエンチウ) | 通称「泰華(タイホワ)殿下」。 東の武神。元永安国の太子。 |
謝憐(シエ・リェン)
通称 | 太子殿下 / 殿下 / 花冠武神 / 哥哥(花城) / 大伯公(鬼市の住人) / 仙楽(君吾) |
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寺院名 | 太子殿 |
声優 | 神谷浩史 |
本作の主人公・謝憐(シエ・リェン)は柔らかな雰囲気を持つ神官。ニコニコとしているもののなかなかの不幸体質で、なにかとトラブルに見舞われます。元仙楽国の太子で、17歳の頃に初飛翔。その後、2度下界に落とされており、「三界の笑いもの」とすっかり人々からの信仰は失われています。 謝憐は功徳不足のため、人界に降りてさまざまな事件の解決に奔走することに。道中出会った三郎と行動をともにしています。
三郎/花城(サンラン/ホワチョン)
通称 | 血雨探花 / 花城主 / 三郎(謝憐) |
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支配領域 | 鬼市 |
声優 | 福山潤 |
謝憐が人界で出会った青年が三郎です。16・17歳に見えるわりに異様に博識で、不思議な雰囲気の持ち主。 その正体は四大害の1人にして最高位・絶の鬼である絶境鬼王「血雨探花」です。過去に33人の神官を負かし、その寺院をすべて焼き払うという所業をなしており、神官たちはその名前を聞くだけでも怯える存在。なぜか謝憐に好意を寄せており、彼を「兄さん」と呼んで慕っています。
霊文(リンウェン)
通称 | 霊文真君 / 霊文 / 傑卿(裴茗) |
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寺院名 | 霊文殿 |
声優 | 日笠陽子 |
霊文(リンウェン)は人事を司る天界の第一文神で、謝憐が3度目の飛翔をはたした際、最初に彼のもとに現れたのが彼女です。真っ黒な衣がトレードマーク。「三毒瘤(さんどくりゅう)」と呼ばれる天庭での評判がよくない3人組のうちの1人です。 霊文は謝憐の飛翔時の振動の被害を弁償させるために、彼に与君山での調査の任を与えていました。調査の情報を提供するなど、謝憐が関わる機会の多い神官の1人です。
南風(ナンフォン)
通称 | なし |
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所属 | 南陽殿 |
声優 | 古川慎 |
南風(ナンフォン)は風信の配下の武官。謝憐の初任務の際、上司に無断で人界に降りて彼の協力を申し出ます。以降もなにかと彼を助ける存在に。犬猿の仲である扶揺とはすぐ言い合いになっていますが、どちらかというと南風のほうが冷静なタイプです。 その正体は彼の上司である風信その人。部下に姿を変えて元主君である謝憐の力になろうとしたのです。アニメでは南風も風信も同じ声優が演じており、それも伏線の1つとなっています。
扶揺(フーヤオ)
通称 | なし |
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所属 | 玄真殿 |
声優 | 小林千晃 |
扶揺(フーヤオ)は慕情の部下の武官です。色白で品のある顔立ちが特徴。謝憐の初任務の際、南風とともに協力を申し出て、以降も度々彼の力となります。 彼の正体も、南風同様、彼の上司である慕情です。扶揺は白目をむく癖があり、どちらかというとお調子者タイプ。ノリで発言しては、南風に釘を差されて口喧嘩に発展することもしょっちゅうです。こちらも慕情と同一声優が演じています。
君吾(ジュンウー)
通称 | 帝君 |
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寺院名 | 神武殿 |
声優 | 子安武人 |
1000年にわたり天界の第一武神の座に君臨し続ける全神官のトップが君吾(ジュンウー)です。武神ではありますが物腰は柔らかく、穏やか。 800年前に2度、謝憐を下界に追放したのも君吾です。ただ謝憐のことは高く評価しており、事あるごとに気にかけている様子を見せています。彼の存在は天界全体の歴史に大きく関わる部分があり、終盤ではその壮絶な過去が明らかになっていくことに。作品のキーパーソンです。
風信(フォン・シン)
通称 | 風信 / 南陽将軍 / 巨陽将軍 |
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寺院名 | 南陽殿 |
声優 | 古川慎 |
東南を守護する武神・風信(フォン・シン)は、高名な弓使いです。謝憐の飛翔前から彼に仕えていた元護衛。飛翔した謝憐に指名されて、風信は中天庭の武官となります。 謝憐には強い忠誠心から、彼が天界を追放された際も変わらず付き従いました。しかし周りを巻き込みたくないと考えた謝憐から離れるよう言われて、関わりを絶つことに。やがて謝憐が再び飛翔したと知って、部下に化けて彼に協力するようになりました。
慕情(ムー・チン)
通称 | 慕情 / 玄真将軍 / 掃地将軍 |
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寺院名 | 玄真殿 |
声優 | 古川慎 |
西南の武神である慕情(ムー・チン)は、高名な刀使いです。謝憐が飛翔さいた際に、風信とともに武官に指名され、謝憐の副将となります。 貧民出身という出自もあってか、謝憐が追放されて国を追われる立場となった際、慕情は謝憐のもとを離れて経済的に立て直そうと考えました。最後まで殿下に付き従う覚悟だった風信とは、どうやらこのときから仲違いをしているようです。 とはいえ殿下を助けたいという思いは強く、部下の姿で彼の前に現れます。
師青玄(シー・チンシュエン)
通称 | 風師青玄 / 風師 / 風師娘娘 |
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寺院名 | 風師殿 |
声優 | 島﨑信長 / 川澄綾子 |
風師こと師青玄(シー・チンシュエン)は、快活な性格から天界でも人気の高い風を操る神官。持ち前の明るさから、謝憐ともすぐに打ち解け、任務に同行するようになります。 兄も水師(シュイシー)という神官。兄弟そろって飛翔した珍しい存在です。兄弟一緒に祀られることが多く、いつしか信徒からは夫婦や兄妹として扱われるように。女の姿で信仰されることが多かったため、女性化した姿のほうが強い法力を得られます。
郎千秋(ラン・チエンチウ)
通称 | 泰華殿下 / 太子殿下 |
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守護領域 | 東方 |
声優 | 山下大輝 |
凛々しい顔立ちと漂う気品が印象的な武神・郎千秋(ラン・チエンチウ)。もとは仙楽国が滅びたあとに興った永安国の太子でした。17歳の誕生日の祝いの席で、親族が虐殺されるという悲しい過去を持っています。 この事件では、剣の師匠であった芳心国師が自分の父親を殺害する場面に遭遇。芳心国師を囚えて滅多刺しにして復讐するという苛烈さも見せました。ですが根は優しい人物です。
作中に登場する役職・言葉の解説
天官賜福 | 天の祝福があらんことを、という意味。 作中では「百無禁忌(ひゃくむきんき)」=恐れるものはないと一緒に使われることも多い。 |
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功徳 (くどく) | 信徒からのお供物や信仰心。 功徳が神官が使う法力の源となる。 |
法力 (ほうりき) | 神官が持つ不思議な力。 この力で信徒の願いを叶える。 |
飛昇 (ひしょう) | 修行や天からの試練を乗り越えて天界に上昇すること。 |
太子殿下 (たいしでんか) | 謝憐の通称の1つ。 彼がもともと仙楽国の太子だったことに由来する。ほかにも太子殿下と呼ばれる神官は存在する。 |
明光殿 (ミングアンでん) | 北方の武神である明光将軍こと裴茗(ペイ・ミン)を祭る寺院。 明光廟はそれより規模の小さい施設を指す。 |
南陽殿 (ナンヤンでん) | 東南の武神である風信を祭る寺院。天界では風信の住居。 南陽廟は人界での南陽将軍をお参りする施設。 |
神武殿 (シェンウーでん) | 君吾を祭る寺院のこと。 天界では君吾の住居。 |
霊文殿 (リンウェンでん) | 霊文を祭る寺院のこと。 |
与君山 (よくんざん) | 鬼花婿が花嫁をさらうという噂があった場所。 謝憐の初任務地。 |
難解だけど深い『天官賜福』の世界に沼ろう
『天官賜福』の鬼市序盤あたりまでの相関図を中心に、登場人物や専門用語を解説しました。アニメ2期も相変わらずの美麗作画で制作されているので、ぜひ相関図などを参考に『天官賜福』のディープな世界を楽しんでみてください!