2020年11月7日更新

良作揃いのアニメ映画の世界へ!おすすめ中国産アニメ映画5選 『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』公開

羅小黒戦記
(C) Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

話題の中国アニメ『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』が豪華な日本語吹き替え版キャストで、11月7日に公開!これを機に、近年成長著しい中国産アニメ映画のおすすめ作品を紹介します。

目次

注目の中国アニメ『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』が公開!おすすめの中国アニメ映画を紹介

2010年代後半頃から、著しい成長を遂げている中国のアニメ市場。日本のアニメ人気が高い中国でも、近年は中国独自の新しい作品も次々と製作されています。特にインターネットの普及はアニメのネット配信を加速させ、中国アニメ市場に大きな変化をもたらしました。 そんな中、2020年11月7日には中国アニメ映画『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』が日本でも公開。日本語吹き替え版に豪華な声優もキャスティングされ、注目を集めています。 そこでこの記事では、2010年代後半から公開されたのおすすめ中国産アニメ映画を取り上げてみましょう。中国アニメの新しい可能性を、肌で感じることができる名作5本を紹介します。

『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来』(2020年)

羅小黒戦記
(C) Beijing HMCH Anime Co.,Ltd

2011年からネット配信されているWEBアニメシリーズで、2019年に劇場版が公開され大ヒットを記録したファンタジー映画。2020年11月7日には人気声優の花澤香菜、宮野真守、櫻井孝宏がキャストを務める日本語吹き替え版が日本でも公開されます。 人間と妖精が共存する世界。人間たちの自然破壊によって居場所を失った黒猫の妖精シャオヘイは、妖精のフーシーと出会い人里離れた島へ向かいます。そこに、人間であり「最強の執行人」のムゲンが現れ……。 アニメ制作会社「北京寒木春華動画技術有限公司」が制作、WEBアニメを手がけた漫画家・アニメ監督のMTJJが監督・脚本を務めています。実は2019年に日本でも小規模ながら字幕版が公開されていましたが、口コミなどで良作であることが広がり、拡大公開されることが決定しました。

『紅き大魚の伝説』(2017年)

中国では2016年に3D上映され、アメリカ・イギリスでも2018年に上映されたファンタジー映画。日本では2017年の「第16回東京アニメアワード」で上映されており、その後Netflixで配信されています。 海深くに住む神に仕える者たちが、人間界を管理している世界。16歳になったチュンは、成人の儀式で初めて人間界へ赴きます。その途中で嵐に襲われ、身動きが取れなくなった彼女を1人の少年が助けますが、彼は溺れて死んでしまいました。恩義を感じたチュンは、彼を生き返らせることを決意します。 アニメーション作家の梁旋と張春がネット公開した自主制作の短編アニメを基に制作した監督デビュー作で、完成までに12年を要したといいます。製作資金の一部をクラウドファンディングで調達したことも話題になりました。

『ナタ~魔童降臨~』(2019年)

「餃子」名義で活動している楊宇監督、初となる3DCG長編アニメ映画。1979年のアニメ映画『ナーザの大暴れ』のリメイク作品で、日本でも漫画でお馴染みの中国文学「封神演義」に登場する哪吒(ナタ)が主人公となっています。 元始天尊によって作られた霊珠を授かった、弟子の太乙真人(たいいつしんじん)。しかし英雄に生まれ変わる霊珠を魔丸とすり替えられてしまい、人間界で生まれたのが魔王としての宿命を背負ったナタでした。 中国本国での大ヒットを受け、その年の「2019東京・中国映画週間」で、日本でも上映。キャラクターデザインやアニメーションのクオリティの高さが絶賛され、中国アニメ界のネクストジェネレーションとして期待されています。

『白蛇:縁起』(2019年)

中国のCGアニメ制作会社「Light Chaser Animation Studios」とアメリカのワーナー・ブラザーズが合作したフルCGアニメ映画。中国の伝説「白蛇伝」を基に、ヒロインの白娘の前世の物語を描いた作品です。 唐の時代、修行によって美女に変化した白蛇の妖怪「小白」は、仲間の蛇一族が大量に捕らえられていることに心を痛めていました。捕獲を命じている国師の刺殺に失敗した小白は記憶をなくしてしまい、捕蛇村の少年に助けられます。 「白蛇伝」といえば、日本アニメ黎明期の1958年に東映動画でアニメ化された『白蛇伝』も有名。宮崎駿にも影響を与えたという本作から、中国本国で制作されたフルCGアニメを観るとまさに隔世の感がありますが、中国のアニメーション技術の進歩には驚かされるばかりです。

『詩季織々』(2018年)

詩季織々
(C)「詩季織々」フィルムパートナーズ 

日本の「コミックス・ウェーブ・フィルム」と中国の「絵梦(ハオライナーズ)」、日中のアニメ制作会社が合作したアニメ映画。前者は『君の名は。』など新海誠監督の作品制作で知られており、後者は中国アニメ界を牽引する存在です。 北京が舞台の「陽だまりの朝食」、広州が舞台の「小さなファッションショー」、上海が舞台の「上海恋」の3編からなるオムニバス作品。それぞれの思い出を抱えたまま大人になった若者たちを主人公に、中国の「衣食住行」を共通のテーマとしています。 本作の総監督を務めた「ハオライナーズ」の代表であるリ・ハオリン監督は、新海誠監督の『秒速5センチメートル』(2007年)に感銘を受け、「コミックス・ウェーブ・フィルム」に制作を依頼したとか。「上海恋」は『秒速5センチメートル』にオマージュを捧げた作品となっているようです。

中国アニメ映画の世界から目が離せない!今後の作品にも期待

これまでも長い間お互いに影響を受け、著しい成長を遂げてきた日本・中国のアニメ業界。今後も合作や刺激を与え合うような良作が増えていくことを願っています!