Netflixドラマ「忍びの家」最終回ネタバレ・全話あらすじ！結末やキャストも解説

賀来賢人が主演・原案を務めるNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』が2024年2月から独占配信されています。歴史の節目に幾度となく存在してきた“忍び”が今もなお、この日本社会で秘密裏に任務を請け負っていたとしたら――。 本作は現代の日本を舞台に、過去のとある任務をきっかけに忍びであることを捨てた最後の忍び一家・俵家が、国家を揺るがす史上最大の危機と対峙していく完全オリジナルストーリーです。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

優秀な忍びとしての生活を捨ててから数年。家族の団結を失ってしまった俵(たわら)一家は、平和を脅かす大きな危機に立ち向かうため、再び影の任務を引き受けることになります。 完全オリジナルストーリーとなる本作は、監督に気鋭の米監督デイヴ・ボイルを迎え、誰にも知られず極秘ミッションをこなすスパイアクションと、個性豊かなキャラクターたちのファミリードラマが融合した作品となっています。

忍者管理局(BNM)の依頼を受け、家族で忍者家業を行っていた俵(たわら)家。しかし6年前の任務で長男の岳を失ってから、一家は家業から引退していました。 父・壮一は酒造屋、母・陽子は専業主婦として普通の生活を送っていましたが、いまだ壮一はBNMから仕事の依頼を頼まれ、陽子は刺激を求めて万引きを繰り返す始末。一方、自動販売機の補充の仕事をする次男の晴は、行きつけの牛丼屋で出会う伊藤可憐という女性が気になっていました。 可憐に約束をドタキャンされた晴は気になって尾行しますが、彼女は実は記者で、ある事件の情報提供を受けクラブへ。しかし情報提供者は暗殺者に殺され、とっさに晴は暗殺者と戦います。 暗殺者は外へ逃げた途端に車に轢かれてしまいますが、その死体すら身代わりで本物は逃亡。クラブ周辺には、新興宗教「元天会」の教祖・辻岡の姿がありました。

可憐が追っている事件は多くの犠牲者を出した遊覧船の毒殺事件で、壮一がBNMからの調査依頼を断っていた案件でした。情報提供者のアパートに侵入した晴と可憐は、彼が元天会のメンバーで、暗殺者は彼が隠し持っていた黄色い花が目的だったと知ります。 BNMの浜島は陽子の万引きを通報し、その代わりに遊覧船事件の調査を依頼。陽子は壮一には秘密で、派遣社員として乗船会社で働き始めます。怪しい行動をする社員の柏木を見張りますが、ある晩柏木は突然現れた謎の男に殺されてしまいました。 帰りが遅い陽子を見て、不倫しているのでは？と疑う壮一。三男の陸は小学生で、俵家の裏家業を知らず、たまたま見た忍者劇で風魔小太郎にハマります。長女の凪は慕っていた岳を忘れられず、正体不明の忍者に兄の影を見ていました。

凪は岳が6年前の死を偽装し、今も生きているのかもしれないと思い始めます。表稼業の酒造屋では取材を受けることになり、家族写真を撮ることに。そんな中、陽子は遊覧船事件の関係者である松浦に近づくためデートを仕かけていました。 元天会の新規信者として潜入した晴と可憐は、教祖の辻岡に会える信者を選んでいる澤部に近づきますが、彼こそがクラブの暗殺者でした。 2人は澤部の手引きで辻岡に会いますが、辻岡は晴に可憐を殺すよう促すものの、なぜか彼女に黄色い花を持たせて帰らせます。 「やっと2人きりになれた」と言う辻岡。実は彼の正体は、6年前に晴が情をかけたがために止めを刺せなかった覆面忍者であり、19代目「風魔小太郎」だったのです。 岳を殺した張本人を前にして晴は斬りかかりますが、太刀打ちできないまま気付くと辻岡は消えていました。

可憐は晴を自宅に招き、自分が3歳の頃に巻き込まれた遊覧船事件のような大量殺人事件で両親を失ったこと、それをきっかけに記者になり、6年前に俵家が関係していた政治家誘拐事件を探っていたことを告白します。さらにその調査のために晴に近づいたことを告げられ、ショックを受ける晴。 その頃、BNMの沖は松浦こそ遊覧船事件の犯人だと気付き、陽子は松浦を尾行してある工場へたどり着いていました。そこには、岳と思われる忍者からの指示で俵家の掛け軸を盗んで持ってきていた凪も。しかし待っていたのは岳ではなく、風魔一族のナンバー2であるあやめでした。 凪はあやめと戦って倒されてしまいますが、松浦を追って来た陽子と駆け付けた壮一の2人が風魔忍者たちを斬り倒していきます。松浦も風魔一族の忍者で、2人は情報を聞き出すため彼を生かすことに。

風魔一族に近づきすぎ、狙われる羽目になった可憐。晴が取材書類や黄色い花などの証拠品をすべて持ち去ったことに気付いており、真実を話すよう晴に求めてきました。 晴は俵家に可憐を連れて帰り、自分たちが忍びの一家であることを話し、家族にも紹介して、BNMには可憐を始末したと嘘をつきます。 そして晴は家族に、現在の19代目風魔小太郎が6年前に岳を殺した覆面忍者であることを告げました。ついに家族が忍者だと気付いた陸は自分だけ仲間外れは嫌だと言い出し、祖母のタキから忍びの修行を受けることに。 その頃、19代目風魔小太郎は風魔党のアジトで、あやめから掛け軸を受け取っていました。しかしそれは偽物で、小太郎が欲しかったのは風魔一族が仕えた北条家の家系図でした。 一方、BNMに捕らえられた松浦は、数日後の日食で小太郎が何か計画していることを暴露していました。

片足が義足の男が運び込まれ、それが岳であることが判明。BNMの取調べを受け、6年前に海に落ちた際に船のスクリューに巻き込まれて片足を失い、その後風魔一族に捕らわれて毒性の黄色い花を栽培させられていたと告白します。 岳は一旦俵家に帰され、家族と対面。全員彼の帰還を喜びますが、風魔のスパイである可能性もありました。 BNMは俵家に盗聴器を仕掛けており、可憐が家にいることがバレてしまいます。壮一と陽子は岳の話に出ていた黄色い花の畑を調査しに行きますが、花をすでにすべて摘まれて出荷されていました。 壮一たちはトラックを追いかけて九条物流センターへ。晴は澤部から情報を得る約束をしていましたが、現れたのは岳でした。澤部は彼を「カラス」と呼び、岳は澤部と戦って殴り殺してしまいます。

6年前、岳はあやめに助けられ、風魔のアジトで治療を受けていました。 逃亡か自殺かを考えていた岳に、小太郎は「権力者にいいように使われている忍びの世界を変える」と説得し、その話に感化された岳は風魔党に入ることを決意。いまやカラスという名と小太郎の右腕の地位を得ていました。 忍びの秘密を知った一般人は殺される規則であり、可憐はBNMに拉致されてしまいます。晴は可憐を助ける代わりに「今後BNMの命令に従って生きていく」と命乞いし、二度と可憐に会わないことを条件を了承するのでした。 その間、掛け軸を巡って風魔と戦っていた俵家。タキは岳が風魔に寝返ったと知り、仕方なく掛け軸を渡しました。物流センターで黄色い花の粉が大量に運び込まれているのを目撃した壮一と陽子は、元天会の信者たちがその毒粉で住民を大量殺戮することが「日食計画」だと知ります。

物流センターの壮一と陽子のもとに合流した晴と凪。壮一は「日食計画を阻止し、岳を連れて帰ろう」と家族を一致団結させます。 広間で岳と戦っていた晴は、猛攻を仕掛けて岳を気絶させます。その奥に居たのは風魔小太郎。熾烈な戦いの末、小太郎の首を斬ろうとした瞬間、岳が小太郎を刺し殺しました。岳は「お前は優しいままがいい」と言って、その場を立ち去ってしまいます。 日食当日、与党の総裁選決起集会でシャンパンに黄色い花の毒が混入され、総裁候補の向井議員だけを残して全員が死亡。実はこれこそが小太郎が言っていた「もう1つの日食計画」でした。 向井議員は北条家の末裔であり、20代目「風魔小太郎」となった岳は向井に挨拶に行き、今後の指示を出すのでした。晴は自動販売機の仕事を辞め、今も晴を想って牛丼屋に通う可憐を見つめながらその場を立ち去っていきました。

『忍びの家』は最終回を迎えても謎が残されたままで、完結していないという声がたくさんあります。完結していない理由としてまず挙げられるのは、忍者管理局の願いである風魔党が滅亡していないということ。 さらに、岳が20代目風魔小太郎に就任したこともまったく回収されていません。風魔党のあやめが忍者管理局の指揮官になり、何をしたかったのかも描かれておらず謎のままです。 もう1つの謎としては向井議員の誘拐の謎があります。向井は6年前に19代目風魔小太郎に誘拐され俵家に助けてもらっていますが、8話では風魔党の一員であることが明らかに。風磨党の一員なのにどうして誘拐されなければならなかったのか謎のままです。

6年前に死んだとされていた俵家の長男・岳ですが、5話のラストで生きていることが判明しました。小太郎に刺された岳は海に落ち、船のスクリューに巻き込まれ足を失いますが、あやめに助けられ助かったのです。 そこからの6年は描かれておらず謎は多いものの、別人のなりすましなどではなく岳本人が生きていました。死んだとされていた6年の間にも濃いドラマがありそうなので、いずれスピンオフドラマなどで描かれるかもしれません。

大好評だった『忍びの家』の続編は、ズバリあると予想！続編があると予想した根拠は、あまりにも多くの謎が残されているからです。全世界で話題となった作品のため、需要もあるでしょう。 ハッキリ言ってこのまま続編がなく終わってしまったのでは不完全燃焼。すべての伏線を回収し、スッキリと終わらせてくれると期待を込めて、『忍びの家』の続編はあると予想します。全視聴者待望の続編制作が発表される日を楽しみにしましょう。

本作で主演および共同エグゼクティブプロデューサーを務めるのは、「今日から俺は!!」シリーズなどで知られる賀来賢人。 本作について「命懸けの作品」と語るほど、並々ならぬ意気込みで作品づくりに挑みます。 類まれなる才能を持つ優秀な忍びでありながら、その優しさが仇となり大きなトラウマを抱える一家の次男・晴(はる)を演じます。

俵家のキャストは、父・壮一(そういち)役に江口洋介、母・洋子(ようこ)役に木村多江、長男・岳(がく)役に高良健吾、長女・凪(なぎ)役に蒔田彩珠、そして一家を陰ながら見つめる謎めいた祖母・タキ役に宮本信子と、実力派キャスト陣が忍びを生業とする謎多きスパイファミリーを演じます。 そのほか、俵家に大きな関わりがある6年前のある事件を追う雑誌記者・伊藤可憐(いとう・かれん)役に吉岡里帆、政府のある組織に属し、国家の危機を防ぐために暗躍する官僚・浜島仁(はましま・じん)役を田口トモロヲが演じます。 また、その組織に新たに配属となり、ハイテク機器を駆使して忍びの活動をサポートする新人・沖正光(おき・まさみつ)役に柄本時生、田口演じる浜島の指示で、忍びの証拠を消す任務を遂行する清掃班のリーダー・久世浩作(くぜ・こうさく)役を嶋田久作が務めます。 他にも、繰り返される謎の窃盗事件を追う刑事・尾身善助(おみ・ぜんすけ)役にピエール瀧、さらに、一度誘拐されるが俵家に救出された過去を持つ与党の政調会長・向井瞳子(むかい・とうこ)役に筒井真理子ら豪華俳優が集結。 また、俵家で自身の家族が忍びの一家であることを唯一知らない三男・陸(りく)役で番家天嵩が出演します。

賀来賢人が主演＆原案を務める『忍びの家 House of Ninjas』。豪華キャスト集結で注目が集まる本作は、2024年2月15日からNetflixで配信しています！