2024年3月19日更新

『チ。ー地球の運動についてー』ラファウは死亡した?その最後やまさかの再登場についても解説

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『チ。』 表紙
©魚豊/小学館

かつて異端とされた「地動説」を追い求める人々のドラマを描く『チ。ー地球の運動についてー』。マッドハウスによるアニメ化も決定され、ますます注目を集めている作品です。 この記事では、そんな本作の主人公のひとりであるラファウについて詳しく紹介していきます! ※この記事は『チ。ー地球の運動についてー』の重大なネタバレを含みます。

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『チ。ー地球の運動についてー』ラファウのプロフィール

年齢 12歳
初登場 1巻1話
モデル 特定のモデルはなし(作者の思う「器用な人」を体現したキャラ)

ラファウは本作の第1章の主人公で、12歳で大学進学を認められるほどの頭脳の持ち主です。大学に進んだ後は周囲の期待に応える形で、神学を専攻するつもりでいました。 しかしそんな中、異端者と認定された天文学者・フベルトと出会ったことで、彼は「地動説」に魅せられてしまいます。本来彼は幾分かチャラついた、世渡り上手かつ器用な性格ですが、そうしたすべてを捨ててなりふり構わず研究に打ち込むようになるのでした。

吹き出し アイコン

ちょっと生意気だけど天文学にかける情熱は本物!

【死亡】ラファウは死亡した?その最後について解説

死亡シーン 1巻

ラファウはフベルトが処刑された後、彼が残した研究資料を使って地動説の研究を進めます。もちろん異端者として処刑されるわけにはいかなかったので、誰にもバレないようすべては極秘でおこなわれました。 ラファウの養父・ポトツキは自身も地動説の研究をしていた過去があったため、そんな彼の行動に気付いても見てみぬふりをしていました。しかし彼は異端審問官のノヴァクの脅しに屈し、最終的にラファウが地動説を支持していることをバラしてしまいます。 たとえ口先だとしても「改心した」といえば、ラファウには助かるチャンスがあるはずでした。しかし彼は裁判の場で地動説を信じることを宣言し、みずから毒を飲んで命を絶つのでした……。

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【生きてる?】ラファウがまさかの再登場!?

ラファウは実は生きてる?

すでに説明した通り、ラファウはみずから毒を飲んで死亡しています。彼の最期の表情は、まるで自分の信念を最期まで突き通したことに満足するかのような、穏やかな微笑みでした。 ラファウは異端審問官であるノヴァクの目の前で死亡した上、その遺体は彼の手によって燃やされています。そのため「実は死を偽装して生きていた」という可能性はまずありえません。 後にノヴァクが死亡する直前、彼の目の前にラファウが登場していますが、これはもちろんただの幻影です。この場面だけでは、「ラファウが生きている!?」という驚きの声は上がらなかったでしょう。

死んだはずのラファウが再登場した?

再登場シーン 8巻

さらにその後、最終巻ではなんと青年に成長したラファウが登場しました。外見だけでなく出自や経歴も共通しており、死んだはずのラファウと同一人物であるように思えます。 しかし年代だけ見れば最終章は第1章の約35年後を舞台としており、12歳だったラファウは50歳近くなっているはずです。どう見ても20歳そこそこの青年ラファウの見た目とは合いません。 ちなみに最終章はこれまで「P国」とされていた物語の舞台が「ポーランド王国」と明記されるなどの違いもあります。これを踏まえると、最終章とそれ以前の世界はパラレルワールドとなっており、したがって第1章の少年ラファウと最終章の青年ラファウは別の時間軸の人間だといえるかもしれません。

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『チ。ー地球の運動についてー』ラファウは信念を貫いて死亡…。

この記事では『チ。ー地球の運動についてー』の第1章の主人公・ラファウがどんな最期を遂げたかについて紹介してきました。12歳という若さで自分の信念を貫く道を選んだラファウ。その生きざまをぜひ本編でも確かめてみてくださいね。