漫画『賞味期限切れの恋をあなたと』ネタバレあらすじ＆感想！35歳独身女性の人生逆転物語

漫画『賞味期限切れの恋をあなたと』は、後輩から「賞味期限切れのオバサン」と陰口を叩かれる35歳の独身のジュエリープランナーが、元カレと重なる女子社員に大人気のイケメン社長と出会ったことで人生が逆転していく物語です。 本記事では18話までのネタバレはもちろん、本記事で紹介できなかった部分を読むためのお得な方法も紹介していきます。

本作の主人公・美都は、今年で35歳になるジュエリープランナーです。熱心に仕事をしているものの、未だ独身であることで後輩社員から「賞味期限切れのオバサン」と陰口をたたかれていました。実は彼女は20年前に付き合っていた元カレのことが忘れられずにいたのです。 ある日、社内でイケメン社長・桜木駿の話題でもちきりになっていました。雑誌に載っている彼の写真を見た美都は、元カレと同じ青い目をしていると物思いにふけり……。 新作ジュエリーイベントを明日に控え、美都は張り切って準備をしていました。しかし、イベント当日、彼女は驚きの光景を目にするのですが……。

なぜか後輩・白井香帆から目の敵にされてしまう美都。新作ジュエリーのイベントでの意地悪だけでは事足らず、別の仕事まで押し付けてきます。 美都の前から去る香帆を慌てて追いかけますが、カバンをひっくり返してしまい足を止めてしまうことに。仕方なく自分の仕事とは別に、香帆の仕事にも取り組むのでした。 こうして仕事をしていた美都でしたが、疲れもありいつの間にか居眠りをしていしまいます。暫く時間が経つと、彼女は慌てて飛び起きます。しかし、なぜか作成すべき資料は完成していたのです。 何とか難を逃れた美都でしたが、香帆の嫌がらせはとどまることを知らず……。

香帆の嫌がらせにより、ゴミ置き場に閉じ込められてしまった美都。彼女を救出したのは、社長の桜木でした。桜木はそのまま彼女を、自身の自宅へ連れていきます。 社長と話すことができた美都でしたが、彼女への嫌がらせは止まりません。ある日、お客様のジュエリーを管理するロッカーにあった指輪が壊されていたのです。このロッカーの開け方を知っているのは、美都と社長秘書・橘の2人だけ。 あまりの出来事に呆然としている美都でしたが、その姿を見て香帆は「ザマアミロ」とつぶやくのでした。どうも彼女は橘と翻意にしているようで……。

海外出張のために空港に来ていた社長の桜木。彼の手元には美都とお揃いのストラップがありました。彼は幼いころから、自身の目が青いことで父親からいわれのない暴力を受けていたのです。そんな彼の目を「キレイ」と言ってくれた美都は、桜木にとって貴重な存在。 20年前、桜木の父は大手企業の社長と一緒に仕事をしていました。その社長の令嬢・まりかが桜木のことを気に入ったことで、資金援助の契約書まで差し出してきます。 桜木の父はこの援助を受け入れ、桜木とまりかの婚約を認めてしまうのでした。その結果、当時の桜木は美都と別れざるをえなかったのです。

ある日、美都が勤める会社に社長代理を名乗る男がやってきます。その男は桜木の父で、我が物顔で横暴なそぶりを見せるのです。口調は強く、態度は傲慢で、圧をかけられた社員たちは萎縮してしまうほどでした。 美都が企画書を見せると「学もない、華もない。他の奴の指輪を作っている暇があるのか？」と、彼女を馬鹿にするような暴言を吐いてきます。 そんなとき香帆が現れ、桜木の父を社長室へと連れていくのでした。 その日の夜、桜木は父とまりか、まりかの父親と食事に出かけます。桜木以外の3人は結婚式の話で盛り上がりを見せるのですが……。

桜木の婚約者・まりかから、エンゲージリングのデザインを依頼された美都。20年前に桜木と見た景色をもとに、1つのデザインを作成し、提案書にまとめます。 それを見たまりかは「イマイチ」と言って突き返し、さらに桜木の父はその提案書を破り捨てるのでした。堪忍袋の緒が切れそうになった美都と、彼らが一触即発の雰囲気になったところ、またしても香帆が現れます。彼女によってその場はおさまるのですが……。 その後、桜木は意を決してまりかに別れを切り出します。ただ、そのことが父親に知れると、美都に危害が及ぶかもしれません。そんなとき……。

本作の見どころは、虐げられているヒロインが、どうやって人生を逆転させていくかという点です。そのため、物語の序盤は読んでいてイライラすることも多く、辛い気持ちになるかもしれません。 しかし、ヒロインがその環境に対してめげないのです。強い心を持って現状に立ち向かい、その姿が人生の好転をもたらしていきます。 そこからはスカッとする展開が待っており、ヒロインが徐々に幸せを手に入れていくのです。思わず「ざまぁ」と言いたくなる展開が好きな人におすすめします。