漫画『好きなオトコと別れたい』最終回まで全話ネタバレあらすじ＆感想！【リアリティ溢れるアラサー女性の恋愛】

将来を考え始めたアラサー女子と無職のダメ男の大人の恋愛を描いた女性向け漫画『好きなオトコと別れたい』。2024年4月3日からドラマ放映が開始された話題の作品です。 この記事では、漫画『好きなオトコと別れたい』最終回までのネタバレあらすじを一挙紹介！作品の見どころや配信状況など、気になる情報と合わせてまとめています。

玉の輿狙いでマッチングアプリを始めたアラサー女性の白石郁子(しらいしゆうこ)。大好きな黒川浩次(くろかわひろじ)と同棲していますが、彼が無職ゆえに結婚は考えられず。おまけに郁子が何度家から追い出しても1ヶ月足らずでフラリと戻ってくる困った男でした。 しかし、そもそも浩次が無職になった理由は"仕事中に人助けをしていた"から。極度のお人好しが裏目に出た結果だったのです。郁子に「婚活をしているから早く出て行ってね」と釘を刺された浩次は彼女のために就活を始めます。 郁子はそんな浩次にどうしても見切りをつけられないでいるのでした。

郁子の職場にはエリートイケメンの後輩、青山大翔(あおやまひろと)がいます。長らく郁子に想いを寄せており、猛アタックを仕掛けているものの彼女には気づいてもらえず。それでもめげずにとうとうプロポーズをしました。郁子としても希望通りの好条件ではありますが……。やっぱり浩次が好きで仕方ないのです。 家に遊びに来た郁子のおばあちゃんも、そんな郁子の気持ちに薄々勘付いているのか「浩次はダメ」と説教をしてきます。しかし浩次はだめなことは自覚しているし、変わりたいと思っている」郁子に力強く告げるのでした。

浩次が就職して約半月。郁子は土曜日も仕事に行ってしまう彼と休みが合わなくなり、生活がすれ違い始めてしまいます。人柄も相性もバツグン、唯一の問題点は経済力だけだった浩次。しかしいざ働き始めると、今度はいつも家に居てくれた彼がいないことに寂しさを感じてしまうのでした。 しばらくすると浩次はまた無職に逆戻り。相も変わらずお人好しな彼は、今度は契約を他人に譲ってクビになってしまったのです。人に優しいのは良いことですが、度が過ぎるのも困りものですね……。 そうして浩次が焦っている一方で、密かに喜んでしまう郁子なのでした。

多忙で日に日にやつれていく浩次が心配だった郁子。彼が無職に戻り、久しぶりに一緒に週末を楽しめることが嬉しくて仕方ありません。それどころか"もう少し今のままでいいかな"とまで思うようになっていて……。郁子の中で、自分が浩次を養うという結論に至りました。 しかし一方、青山に「郁子が好きだ」と言われていた浩次。その日の食事帰りにプロポーズをしてこようとする郁子の言葉をわざと遮ります。さらには帰宅後、もう1度求婚してきた郁子をフッて家を出て行ってしまいました。無職の自分と結婚したら彼女に苦労をかけると思ったのです。 絶望した郁子は玄関で泣き崩れてしまいます。

フラれた直後こそ辛かったものの、意外といつも通りの日常を過ごしていた郁子。しょっちゅう離縁と復縁を繰り返していたので、そのうちまたフラッと戻ってくるような気がしていました。 しかし、1ヶ月を過ぎても音信不通の浩次が帰ってくることはなくて……。ようやく実感が湧いてきた郁子は、家にいると彼との思い出が脳裏にチラついて落ち着けません。 一方、浩次は偶然出くわした郁子のおばあちゃんに全てを見透かされているかのような説教をされます。背中を押された浩次は郁子の元に帰り、再会の喜びを分かち合いました。その後、今度は浩次からプロポーズをしてついに2人は結婚します。 それから数年後。無職だった浩次はしっかりと働いており、郁子との間には可愛い娘が誕生しているのでした。

キラキラした恋愛に全力で一喜一憂するような、よくある青春系恋愛漫画とは一味違った大人の恋愛が本作の見どころです。 自分の将来について本格的に考え始めたアラサー女子の郁子。経済的な安定を手に入れたいという願望から、無職でヒモなダメ男とキッパリ縁を切ろうとしますが……。お人好しな彼に絆されてずるずると関係を引きずってしまうんです。 冷静に状況を俯瞰できているのにリアリストを貫けない、人間臭いヒロインの心境には共感できる人も多いのではないでしょうか？