漫画『そもそもウチには芝生がない』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！【アラフォー女性3人が織り成すドタバタ人生劇】

人生における様々な不安を抱えた40代女性3人の日常を描いたギャグコメディ漫画『そもそもウチには芝生がない』。 この記事では『そもそもウチには芝生がない』最新話までのネタバレあらすじを完全網羅！配信状況や見どころも合わせて紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

43歳のマンガ家スミは男児3人のママです。落ちこぼれ反抗期の長男、偏食反抗期の次男とダウン症持ちの三男。ただでさえ手がかかるのに、旦那は仕事が忙しく週4日は家におらず。家事育児はスミに任せっきりな挙句、浮気疑惑まで浮上しています。 2人目の女性マキは18歳からキャバクラを渡り歩き、32歳で退職。今は週5で熟女バーでバイトをしながら30歳のヒモ彼氏と同棲中。貯金も若さも、結婚予定もない43歳にとっては彼氏だけが癒しでした。 そして景子は夫が単身赴任で不在の中、認知症の義母と2人で暮らす身。過去に不妊治療をするも子宝に恵まれず義母に嫌味を言われている彼女は、競馬でストレスを発散する日々です。 そんな40代女性3人は「子育て・介護・更年期・孤独」の4Kに抗うべくシェアハウスを始めます。

再会した20年前の元カレがイケオジに変身していて乙女心を揺さぶられるスミ。マキは若い女の子に乗り換えられ消沈するも、彼氏に自分の夢を託して2人を応援する境地に至ります。姑に孫を見せに行った景子は思いがけず彼女の本心を知り……。 その後もPTAの激務に振り回されたり、介護ヘルパーの仕事で頑固ジイさんに手を焼いたりと大忙しの3人組。老いを実感しながらも、互いに励まし合って何だかんだ充実した日々を送っています。熟練戦士の逞しさが伺えますね。

"何もかも今のままで配偶者だけダーシマくんになってる世界線があったら"と妄想するスミ。20年前と同じ胸のトキメキを感じつつも、達観した目線で現実を俯瞰しています。"誰といたって結局は「男全員滅びろ」と思うはず"。実体験から得た結論が何とも侘しいです。 一方、マキは職場の女子に不倫と中絶を8回繰り返している話を聞かされてゲンナリ。ケイコは義母の施設で隣のお婆さんのウンチが服に付くというハプニングが。どちらも相当に萎えるエピソードですね……。 そんなこんなで落ち込み気味な3人は、ケイコの発案でパン作りを楽しむのでした。

仕事にかまけて母子をほったらかしている夫に「大阪で3人でやり直そう」と打診されるケイコ。女子同士で楽しくやっている彼女にとって、1番言われたくないセリフです。楽観的な夫に「今はまだ一緒に暮らすなんて無理」とハッキリ告げるシーンは痛快です！ 一方、スミは旦那の浮気相手に引き下がるように言われ。マキは彼氏と決別して介護士資格を取り、介護バイト先の独身男性とお付き合いを開始。人生折り返し目前のアラフォー3人の生活に、大きな変化が訪れようとしています。まさに、"人生、山あり谷あり"ですね。

人一倍健康に気を使っているのに健康診断でポリープが見つかってしまったスミ。すぐに切除をして事なきを得ますが、悪玉コレステロール値も高くショックを受けます。これ以上何をすれば良いのかと一時荒れるも、ケイコとマキに宥められて前向きに頑張ることに。 10巻ではついにスミの息子の彼女が家に。可愛くてしっかり者なお嬢さんに関心しきりなスミですが……。他人の家でラーメンを要求、息子に作らせる問題行動を見てマキたちに相談することに。小6にして「ジェンダーバイアス」などとマセた言葉を使う少女と母ちゃんズの激闘が繰り広げられます。

46歳になったケイコは現状維持という目標を掲げつつも「このままでいいのか」と漠然とした不安を抱えており。スミのお絵描き教室のヘルプでやりがいを見出し、一歩踏み出してみるのも悪くないと思うのでした。 介護先のお爺さんにモテモテなマキは手紙をたくさん貰うも、返事を書く気になれません。そこでケイコとスミに代筆を任せてみると、案外好評で……。手紙代筆サービスを始めた3人は、80代女性の元カレの代わりにラブレターの返事をしたためます。 12巻はスミたちが各々のマイブーム食でプレゼンバトルを行う場面から。元カレの結婚式二次会に乗り込んだり、金欠の中キャンプを強行したりと愉快な3人が見れますよ。

「子育て・介護・更年期・孤独」の4Kを乗り越えるために身を寄せ合うアラフォー女性たち。育児や介護、独身など各々の悩みは尽きないものの。お互いに励まし合いながら、雑草根性で様々な困難を乗り越えていきます。 体は衰えを感じつつも、精神力バリバリな3人はどんな些細なことにも全力投球！楽しいことも嫌なことも、全部共有して分かち合う姿を見ていると不思議と元気が湧いてきます。特に、同世代の女性には色々と沁みるものがあるのではないでしょうか。