漫画『働かないふたり 』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！ニートな兄と妹の物語

マイペースだけど対人恐怖症の妹・春子。そしてインテリかつ、ちゃんと友達もいる兄の守。2人の兄妹は働かず、家でまったりとニート生活をしています。2人の実態に迫るゆるゆる漫画です。 この記事では、漫画『働かないふたり 』のネタバレやあらすじ、感想もあわせて紹介していきます。また、作品をよりお得に読める方法もあわせて解説していきます。本作に興味がある人は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

春子は兄の部屋に入ります。朝の9時だというのに、兄妹2人してこれから寝るところなのです。妹の春子と、兄の守はニート。働かずに家でだらだらと過ごしています。 兄と妹は同じくニートですが、決定的に違ったところがあります。春子は極度の対人恐怖症ですが、守は友達もおり頭もいいのです。かつて兄が彼女らしき人と歩いていたところを見たことある春子。兄は自分とは違う人種なんだと感じています。 春子は、家にずっと引きこもっているので、髪が伸び放題になってしまっています。しかし髪を切りに行くにも一騒動。母親と美容院に行けともめまくります。結局、母の勢いに負けて美容院に行きますが、あろうことか母は春子に、服も買おうと言い出します。

兄・守の友人の丸山が突然家に乗り込んできます。もう1人の友人・遠藤に、かなり美人な彼女がいるというのです。しかし全然興味を示さない守。女性にも彼女にも興味を示さない守に対して、丸山はもしかして妹と関係があるのかと疑ってしまうのです。 しかし妹と関係があるわけもなく、丸山のただの妄想でした。彼はいつも守を訪ねるときにお土産を持ってくるのですが、今回は遠藤の彼女騒動で慌てて訪ねてきてしまったので手ぶら。妹・春子は毎回、丸山からのお土産を楽しみにしていたので、かなりガッカリしてしまうのでした。 ある夜、甘いものが食べたいとため息をつく春子に、守はハニートーストが食べたいとつぶやきます。しかし春子はハニートーストがなんなのか、まったく知りません。

彼女募集中で暇な友人・丸山は、またしても守を訪ねてやって来ます。極度の対人恐怖症で、兄の友人とすら関われなかった春子は、しょっちゅうやってくる丸山には心を開くようになってきました。それもひとえに餌付けのおかげ。お土産効果の賜物です。 一方、春子と守の石井家の向かいにあるマンションに、倉木という女性が住んでいました。彼女はもともと神経質でなかなか眠れない生活を送っていましたが、兄妹の生活を盗み見するうちに、心が癒されて眠れるようになります。 ある日、倉木はスーパーで石井家の母に出会います。お菓子を選んでいる母をこっそりと覗き見している倉木。2人が毎日仲良く食べているお菓子をすっかり把握している彼女はーー。

母から突然、餃子作りを手伝うように言われた兄妹。春子は全然乗り気じゃなく、見たい番組があると断りますが、強い母は絶対に手伝わせようと圧力をかけてきます。機転の効く兄の守は、渋る妹に「ロシアンルーレット餃子を作ろう」と持ちかけます。 その一言にかなり食いつく春子。結局、兄と妹で仲良く餃子作りを作ることになります。1つだけはワサビたっぷりのロシアンルーレット餃子を作る2人は、お父さんに食べさせようと笑い合います。 その頃、父親は会社の同僚の悩み相談にのっていたところ。娘が最近冷たいと悩んでいる同僚に、うちの娘は働いていないと告げます。驚愕する同僚ですが、兄もまたニートであることを笑いながら話すのでしたーー。

冬の日の夜中2時に、兄と妹は窓の外をワクワクしながら見つめます。待ちに待った雪が降り始めたのでした。嬉しそうに笑う春子に対し、なんだかテンションのおかしな守。突然、ピクニックに行こうと言い出します。 時刻は夜中の2時なので、さすがに乗り気ではない春子。しかし兄からの猛烈な押しの強さで、雪が降りしきる真夜中に、出かけることにします。 積もった雪のなかをひたすら歩き回る兄妹。途中、雪合戦や落書きをして、ひとしきり雪の日を楽しみます。そうこうしているうちに、町を見張らせる場所に辿り着きました。 守は魔法瓶の水筒を取り出し、何かを春子に差し出します。水筒の中身は味噌汁。しかもしっかりとお弁当の準備までしてきておりーー。

本作『働かないふたり 』の主人公は、兄の守と妹の春子です。2人はニートで、一切に働かずに生活をしています。これだけを聞くと、ちょっと不穏な空気を感じてしまいますが、作品自体は本当に癒される内容です。 雪の日に2人で雪合戦をしたり、夜中に甘いものが食べたくなってハニートーストを検索したりと、ささやかな日常を丁寧に描いた作品になっています。 レビューでも癒されるという感想も多く、疲れたときにこそ読んでほしいです。