2024年4月19日更新

朝ドラ『オードリー』キャスト相関図・あらすじ!戸田恵梨香や堺雅人も出演

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2000年〜2001年に放送された朝ドラ『オードリー』は、複雑な環境で育ったヒロインが映画に人生を捧げていく物語です。 この記事では『オードリー』のキャスト相関図やあらすじについて解説していきます。実は戸田恵梨香や堺雅人も出演していた『オードリー』を今一度チェックしてみてくださいね。

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朝ドラ『オードリー』キャスト相関図

オードリー 相関図

佐々木 美月(ささき みづき)役/岡本綾

物語のヒロイン佐々木美月を演じたのは岡本綾です。美月は複雑な家庭に生まれ、女優から監督になるという役どころ。産みの母と育ての母の間で揺れるヒロインを好演しました。 岡本綾は『オードリー』出演後も『いま、会いにゆきます』(2005年)などに出演し活躍しますが、2007年に所属事務所を退社後、芸能活動を無期限休養中。15年以上公の場に姿を現しておらず、実質引退状態となっています。

佐々木 愛子(ささき あいこ)役/賀来千香子

ヒロイン美月の実母・佐々木愛子を演じたのは賀来千香子です。東京出身の愛子は空襲で家族をなくし天涯孤独でしたが、滝乃の紹介で見合い結婚をし美月を授かります。滝乃を姉妹のように慕っていましたが、美月を取り上げられて不満を感じるように。 演じた賀来千香子はその後もコンスタントにテレビドラマに出続け、現在は甥の賀来賢人も俳優として大活躍。しかし、甥との共演はNGにしているそうです。

佐々木 春夫(ささき はるお)役/段田安則

翻訳家で米国育ちの美月の父・佐々木春夫を演じたのは段田安則です。春夫はカリフォルニア大学の建築学科を首席で卒業し、GHQとの交渉役も務めた人物。美月にオードリーという英語名をつけ、美月とは英語で会話します。 演じた段田安則は『カムカムエヴリバディ』(2021年)や『光る君へ』(2024年)などに出演し、現在でも名バイプレイヤーとして活躍しています。娘に嫌われてもまったく気にしない父親役は見ものです。

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佐々木 梓(ささき あずさ)役/茂山逸平

美月の弟・佐々木梓を演じたのは茂山逸平です。梓は美月と違い佐々木家で普通に育てられ、のんびりとした性格をしていますが勘が鋭い人物。 本当は美月が梓と名付けられるはずでしたが、滝乃に勝手に命名されたため弟の名前となりました。京都大学医学部を卒業後医師となっています。 演じた茂山逸平は能楽師で重要無形文化財保持者。NHKドラマに出演することが多く、オードリー以降も『カーネーション』(2012年)や『大奥』(2023年)などに出演しています。

吉岡滝乃(よしおか たきの)役/大竹しのぶ

大竹しのぶ

老舗旅館椿屋の女将で美月の養母・吉岡滝乃を演じたのは大竹しのぶです。春夫の元恋人で、春夫を愛子と見合いさせ隣に住まわせ、美月を自分の子ども同然に育てます。美月の就職を邪魔したり美月を束縛する自己中心的な性格ですが、美月からは「お母ちゃま」と呼ばれ慕われました。 演じた大竹しのぶは現在でも舞台やドラマ、バラエティで大活躍。意外にも『オードリー』以降は、朝ドラへの出演はしていません。

滝乃の幼少期/戸田恵梨香

戸田恵梨香

美月の養母・滝乃の幼少期を演じたのは戸田恵梨香です。滝乃は幼少期から老舗旅館椿屋の後継ぎとして育てられ、戦後両親を亡くし24歳で椿屋の女主人となります。 演じた戸田恵梨香は当時12歳。芸能活動を始めたばかりでしたが、その後の大活躍は説明するまでもありません。2019年には朝ドラ『スカーレット』で主演を務めました。2020年に結婚、2023年には出産し、2024年4月現在まだ女優復帰はしていません。

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宮本 君江(みやもと きみえ)役/藤山直美

椿屋で住み込みの下働きをしている宮本君江を演じたのは藤山直美です。両親を亡くし10歳で椿屋に奉公に出た人物で、大雑把ですが陽気な性格をしています。美月の心の拠り所となり、美月が映画の道へと進むきっかけを作りました。 演じた藤山直美は喜劇俳優の藤山寛美を父に持ち、子どもの頃から役者として活躍。オードリー出演後は『芋たこなんきん』(2006年)で主演を務め、史上最年長の単独朝ドラヒロインとなっています。

麻生 祐二(あそう ゆうじ)役/沢田研二

滝乃の元恋人・麻生裕二を演じたのは沢田研二です。麻生は妻と死別後に滝乃と再婚しますが、のちに離婚することになる人物。麻生と別れた滝乃は椿屋に戻りますが、心筋梗塞で亡くなってしまいます。 演じた沢田研二はジュリーのニックネームで知られる歌手です。現在でも精力的に歌手活動を行っており、俳優としては『キネマの神様』(2021年)で、志村けんの代役を務め15年ぶりに映画に出演しました。

花尾 武(はなお たけし)/桂米朝

椿屋の常連宿泊客・花尾武を演じたのは桂米朝です。 桂米朝は戦後、滅びかけていた上方落語を復興し人間国宝に認定され文化勲章を受勲した人物。落語家としての活躍だけでなく、テレビタレントとしても大人気でした。 2013年の米朝一門会を最後に高座に立たず、2015年に89歳で帰らぬ人となります。

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黒田 茂光(くろだ しげみつ)役/國村隼

國村隼

大京映画撮影所の社長・黒田茂光を演じたのは國村隼です。黒田は黒縁メガネとちょび髭がトレードマークで映画に対する熱い情熱を持った人物。「我が大京は永遠に不滅である!」と熱くなっている姿が特徴的です。 演じた國村はオードリー後、『芋たこなんきん』(2006年)で主人公の夫を演じ好評を博しました。長らく映画中心の活動をしていますが、『オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ』(2021、2022年)や『トリリオンゲーム』(2023年)などに出演しています。

関川 徹(せきかわ とおる)役/石井正則

大京映画撮影所のプロデューサー・関川徹を演じたのは石井正則です。黒田の秘書的存在で生真面目・几帳面な性格をしています。黒田と杉本の間に挟まれ貧乏くじを引かされることも多々。 演じた石井はお笑いコンビ「アリtoキリギリス」のボケ役として活動していました。オードリー出演時は俳優よりもお笑い芸人としての活動が多めでしたが、2016年にはコンビを解散し今では俳優やナレーターとして幅広く活躍しています。

杉本 英記(すぎもと ひでき)役/堺雅人

堺雅人

大京映画撮影所の助監督・杉本英記を演じたのは堺雅人です。まるで俳優のような端正な容姿をしているためファンが多く、映画不振の大京でテレビシリーズの監督を務め注目されます。美月に思いを寄せ、美月を支え続けてくれる人物。 演じた堺は『オードリー』きっかけに名前が知られ、『新選組!』(2004年)で一気にブレイクしました。その後、『半沢直樹』(2013年)では決め台詞が流行語大賞を受賞するなど社会現象を巻き起こします。

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幹 幸太郎(みき こうたろう)役/佐々木蔵之介

佐々木蔵之介

大京映画撮影所の新鋭スター役者・幹幸太郎を演じたのは佐々木蔵之介です。幹は多数の人気作の主演を務め、時代劇の大御所俳優へとなっていく人物。杉本と一緒に美月の人生に大きな影響を与えていきます。 演じた佐々木蔵之介は『オードリー』への出演がきっかけで脚光を浴び、脇を固める実力派俳優として活躍。『間宮兄弟』(2006年)で映画初主演、『ギラギラ』(2008年)でゴールデン帯連続ドラマ初主演を果たします。

中山 晋八(なかやま しんぱち)役/仁科貴

美月の幼馴染・中山晋八を演じたのは仁科貴です。晋八は貧乏を理由に滝乃から煙たがられていますが、いつも美月の相談に乗ってくれる親友。大部屋俳優でしたが、演技よりも殺陣が認められ殺陣師へと転向します。 演じた仁科は北野武監督作品に出演するなど俳優として順調に歩んでいましたが、2002年に大麻所持で逮捕され謹慎することに。復帰後は『アキレスと亀』(2008年)などに出演し、2018年にはオフィス北野を退社しフリーで活動しています。

錠島 直也(じょうじま なおや)役/長嶋一茂

美月の恋人・錠島直也を演じたのは長嶋一茂です。錠島は親に捨てられて施設で育ったという生い立ちの持ち主で、荒んだ性格をしています。美月と交際しますが、自分のチャンスを掴むため平然と美月を捨ててしまいました。 演じた長嶋一茂は長嶋茂雄の長男で、元プロ野球選手。現在では自由奔放なキャラクターを活かして、バラエティ番組やコメンテーターとして活躍しています。『科捜研の女』(2022年Season21第9話)に出演するなど、俳優活動も引退はしていません。

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栗部 金太郎(くりべ きんたろう)役/舟木一夫

クリキンの愛称で親しまれている大京映画撮影所のスター俳優・栗部金太郎を演じているのは舟木一夫です。晩年は落ちぶれてしまいますが、復帰した際にはブランクを感じさせない名優っぷりを見せつけます。 演じた舟木は“御三家”と呼ばれ活躍した歌手。「高校三年生」などの青春ソングを数多く歌っていました。現在も歌手として精力的な活動を続け、舞台俳優としても毎年座長公演を行っています。

桃山 剣之助(ももやま けんのすけ)/林与一

モモケンの愛称で親しまれる大京映画撮影所のスター俳優・桃山剣之助を演じたのは林与一です。クリキンが東山に豪邸を建て東の御大と呼ばれているのに対し、モモケンは鴨川に住んでいることから川の御大と呼ばれています。 演じた林与一は元歌舞伎役者で、日本舞踊林流の宗家という人物。1964年に大河ドラマ『赤穂浪士』でスターダムにのし上がり、数多くのドラマや映画で主演を務めます。2024年には第45回松尾芸能賞功労賞を受賞しました。

雀蓮(じゃくれん)役/三林京子

尼僧の雀蓮を演じたのは三林京子です。雀蓮は予言が得意な謎の人物で黒田から頼りにされています。どのような映画を制作すればヒットするかについては占えますが、自分のこととなるとまったく占えません。 演じた三林は1975年に大河ドラマ『元禄太平記』でテレビデビュー。朝ドラへの出演歴は長く『いちばん太鼓』(1985年)から『ブギウギ』(2023年)まで昭和・平成・令和の3世代で出演を果たしています。

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青葉城 虎之介(あおばじょう とらのすけ)役/菊池隆則

錠島のライバル・青葉城虎之介を演じたのは菊池隆則です。青葉城は金太郎と雀蓮の隠し子で短気な熱血漢。大京では役者として芽が出ませんでしたが、香港に渡りタイガー・ウォンとしてカンフー映画で活躍します。 演じた菊池は現在は樋口隆則の名前で活動。俳優だけでなく監督や脚本を務め、 Actor's Training Centerを立ち上げるなど活動の幅を広げています。

二階堂 樹里(にかいどう じゅり)役/井元由香

若手女優の二階堂樹里を演じたのは井元由香です。樹里は美貌と色気で男を誘い、出世のためなら手段を選ばず同僚からは嫌われています。杉本や錠島とも関係を持ち、東京で成功するも、最後は病のため若くして亡くなってしまう役どころ。 演じた井元は元女優・アイドルで現在は活動していません。『オードリー』出演後もドラマやバラエティで活躍しますが、2004年に映画『メシア 伝えられし者たち』に出演した後は目立った活動がありません。

朝倉 もみじ(あさくら もみじ)役/三田篤子

大部屋女優の朝倉もみじを演じたのは三田篤子です。もみじは入社したばかりの美月をいじめていましたが、次第に先輩役者として美月の良き協力者となってくれます。 演じた三田は『ふたりっ子』(1996年)、『あすか』(1999年)、『オードリー』3つの朝ドラに出演すると、2003年頃に女優業を引退。その後は芸能事務所を設立し後進の育成を行っています。

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岬 曜子(みさき ようこ)役/岡田薫

大部屋女優の岬曜子を演じたのは岡田薫です。後に椿屋で働くことになり、梓と恋に落ちます。しかし、三角関係になり失恋してしまうという役どころ。 演じた岡田は『恋のから騒ぎ』3期生として1996年〜1997年に番組出演し、その後『世界ふしぎ発見』のミステリーハンターを務めました。 2010年には夢だったネイルサロンをオープンさせ、現在はネイリストとして活躍しています。

原田 寛次郎(はらだ かんじろう)/腹筋善之介

ハラカンの愛称で知られる大部屋俳優・原田寛次郎を演じたのは腹筋善之介です。原田は晋八や虎之介と一緒につるんでいる姿が印象的な人物。 演じた腹筋善之介は俳優としてだけでなく、声優や脚本家、演出家など幅広い活動をしています。『オードリー』以降も『てるてる家族』(2003年)や大河ドラマ『平清盛』(2012年)などに出演。 舞台での活動を中心にアニメの吹き替えなども行っています。

村木 六兵衛(むらき ろくべえ)/夢路いとし

大部屋俳優の村木六兵衛を演じるのは夢路いとしです。大部屋最古参として過去のスターからも一目置かれる存在。普段は存在感がありませんが、たまに含蓄のある言葉を発します。 演じた夢路いとしは「夢路いとし・喜味こいし」として有名な上方漫才の草分け的存在。大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』(2003年)などに出演し俳優としても存在感を放ちます。2003年9月に惜しまれつつ亡くなりました。

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中山 八郎(なかやま はちろう)/佐川満男

中山八郎を演じたのは佐川満男です。 演じた佐川は兵庫県神戸市出身の俳優です。「クレイジー・バブルス」というバンドで内田裕也とツインボーカルを務め人気を博しました。ヒット曲を連発し、紅白歌合戦にも1961年から2年連続で出場します。 その後、一時は芸能活動を休止しますが、ドラマのオファーを受け1980年代に芸能活動を再開。現在は主に俳優として活動しながら、鉄板焼屋を営むなどしています。

朝ドラ『オードリー』あらすじ

佐々木美月(岡本綾)は、自宅の隣にある老舗旅館「椿屋」の女将・吉岡滝乃(大竹しのぶ)に育てられました。アメリカ育ちの父親・春夫(段田安則)には「オードリー」と呼ばれ、産みの母・愛子(賀来千香子)と育ての母・滝乃の2人の母親がいるという複雑な環境で思い悩む美月。 ある日、そんな美月を滝乃の幼馴染で椿屋で働く宮本君江(藤山直美)は気分転換に連れ出します。君江が美月を連れて行ったのは、京都太秦にある大京映画撮影所でした。 大京映画撮影所で映画と出会った美月はすっかり映画に魅了されます。そして、撮影所に足を運び続けエキストラとして映画に出演することに。女優の道を志すことになるのでしたーー。

朝ドラ『オードリー』最終回までのネタバレ解説

滝乃の猛反対を受けた美月ですが、高校を卒業すると「私大学へは行かへん。女優になる」と宣言。女優としての道を歩む美月でしたが、トラブルによって女優を諦めることになりました。 そんな中、椿屋を畳むという滝乃に対し、美月は女将になることを決意。周囲の力を借りながら椿屋を切り盛りする美月でしたが、麻生と離婚した滝乃が椿屋に戻ってきます。 女将という重責から解放された美月は再び映画の世界へ。大京映画でアルバイトとして働くことになりました。時代が平成になり大京の社長になった杉本は、美月を宮本武蔵がテーマの映画監督に抜擢します。 美月は悩みながらも監督として映画「MUSASHI」を完成させました。杉本と錠島を振った美月は、いよいよ「MUSASHI」の試写の日を迎えます。美月は滝乃、春夫、愛子の席も用意していました。 幽霊となった3人がやってきて映画を一緒に観ます。これまでのさまざまなことを思い出しながら、美月はこれからも映画を作り続けたいと思うのでしたーー。

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朝ドラ『オードリー』キャスト相関図・あらすじ・最終回ネタバレを解説!

実はこんな人が出演していた!と驚く『オードリー』は内容も魅力的な朝ドラです。本記事で『オードリー』のキャスト相関図やネタバレをチェックして、作品をより楽しんでみてくださいね。映画の道を志す一途な姿にグッとくるはずですよ。