2026年2月18日更新

【相関図付き】朝ドラ『虎に翼』登場人物・キャスト解説!寅ちゃんのモデルになった弁護士は誰?

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『虎に翼』ドラマ・ガイド

2024年度前期に放送されたNHK連続テレビ小説『虎に翼』。朝ドラ第110作目となる本作の主演は、女優の伊藤沙莉が務めました。女性として初めて法曹の世界に飛び込んだ、三淵嘉子がモデルの物語です。 この記事では、『虎に翼』のあらすじやキャストについて、詳しく解説していきます。

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2024年前期朝ドラ『虎に翼』のあらすじ

朝ドラ『虎に翼』(2024)
©2024 NHK・©2025 NHK

昭和4年、日本で初めて女性専門に法律を教える学校が誕生しました。猪爪寅子(いのつめ・ともこ)は溢れる思いを抱えて学校に入学し、法律を勉強していきます。 昭和13年、卒業生から念願の日本初の女性弁護士が誕生しました。寅子もその1人として無事弁護士となり、日本中から注目を集めます。しかし寅子たちを待ち受けていたのは、戦争へと突き進んでいく日本。法学という道でこれから社会に羽ばたこうとしていた寅子たちは、その道を塞がれてしまい……。 そして昭和20年、焼け野原に立つ寅子は裁判官を目指し、家庭裁判所の設立を目指して奔走します。

「虎に翼」はことわざ?その意味とは

今作のタイトル「虎に翼」。この言葉は、中国の法家「韓非子」の言葉です。 「鬼に金棒」と同じ意味を持ち、「強い上にもさらに強さが加わる」という意味を持った言葉となっています。 主人公の寅子(ともこ)は、五黄の寅年生まれであだ名は「トラコ」。さらに法学という翼を持った寅子が、弱き人々のために翼を羽ばたかせて成長する姿もイメージして、このタイトルがつけられました。

【相関図】朝ドラ『虎に翼』メインの登場人物を総まとめ!

ドラマ『虎に翼』(2024)相関図

ヒロイン・寅子のモデルとなった弁護士

『虎に翼』のモデルは、日本初の女性弁護士である三淵嘉子(みぶち・よしこ)です。明治大学専門部女子部法科で法律を勉強し、昭和13年に日本初の女性弁護士になりました。昭和24年には裁判官となり、民法の改正と家庭裁判所の設立にも携わった女性です。 さらに三淵は、女性として初めての裁判所長も務めました。今作のモデルは三淵ですが、ドラマとしては寅子やその仲間たちの波瀾万丈物語として再構成して作られます。 よって原作はなく、フィクションとして描かれる予定です。

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【キャスト】ヒロイン・寅子は伊藤沙莉!日本初の女性弁護士を演じる

朝ドラ『虎に翼』(2024) 伊藤沙莉
©2024 NHK・©2025 NHK

今作の主人公・猪爪寅子を演じるのは、伊藤沙莉です。伊藤はオーディションではなく、NHKによるオファーによって主演に抜擢されました。 あだ名は「トラコ」で、日本初の女性弁護士として一歩ずつ成長していきます。寅子は何事にも全力で、世間知らずで自信家な一面も……。 伊藤沙莉は、1994年5月4日生まれ。2003年にドラマ『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』で、9歳の時に芸能界デビュー。子役としての活動後もドラマ、映画への出演が続き、『ちょっと思い出しただけ』(2022年)など多数の主演を務めています。 実兄は、お笑いコンビ「オズワルド」のツッコミ・伊藤俊介。兄妹でのテレビ出演もあり、兄妹で芸能界で活躍しています。

【登場人物・キャスト】猪爪家・佐田家・星家!寅子の家族たち

猪爪はる役/石田ゆり子 現実主義だが娘の夢を支え、進学を後押しした寅子の母。
猪爪直言役/岡部たかし エリート銀行マンだが、恐妻家の寅子の父。
猪爪直道役/上川周作 妹想いな寅子の兄。戦死後も夢に現れ妹を支え続ける。
猪爪直明役/三山凌輝(BE:FIRST) 家族想いで責任感の強い寅子の弟。孤児救済と家裁設立に尽力。
米谷花江役/森田望智 寅子の親友で兄の妻。戦後、姑や寅子と同居し家族を支える。
佐田優三役/仲野太賀 弁護士を目指す苦学生。寅子と結婚する。
佐田優未役/竹澤咲子・毎田暖乃・川床明日香 寅子の長女。大学院では寄生虫を研究。
稲役/田中真弓 花江の実家の女中。男尊女卑を説くも、寅子を見守る。
星航一役/岡田将生 温厚な裁判官で、寅子の再婚相手。
星朋一役/井上祐貴 航一の長男。長崎の判事補を経て、寅子の部下となる。
星のどか役/尾碕真花 航一の長女。明律大へ進むも芸術を志す。

猪爪はる役/石田ゆり子

石田ゆり子

寅子の母・猪爪はるを演じるのは石田ゆり子です。石田ゆり子は意外にもNHKの朝ドラに出演するのは初めてで、本人は歴史ある番組に出演できて嬉しいと語っています。 はるは料理と整理整頓が得意なしっかりものです。現実的な面を持っており寅子には早く結婚してほしいと思っているようで、厳しいアドバイスを送ることも。 自らも女性であるために進学を諦めた過去があり、寅子には六法全書を渡して進学を許可しました。彼女なくして日本初の女性弁護士は誕生しなかったと言っても過言ではありません。

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猪爪直言役/岡部たかし

寅子の父・猪爪直言を演じるのは岡部たかしです。岡部たかしはこれまでに『ひよっこ』『なつぞら』『エール』『ブギウギ』といったNHKの朝ドラに出演歴があります。 『虎に翼』でははるの夢を応援してくれる、エリート銀行員の直言を演じています。一方で、直言は妻のはるに頭が上がりません。劇中では、「共亜事件」に関与したとして贈賄罪で逮捕されます。しかし、はるが欠かさず書いていた日記によって、無罪が証明されました。

猪爪直道役/上川周作

上川周作

寅子の兄・猪爪直道を演じるのは上川周作です。上川周作は『べっぴんさん』『まんぷく』に出演歴があり、『虎に翼』は3作目のNHKの朝ドラ出演となります。 直道は妹思いの兄で寅子の親友・花江に恋をして婚約をしているという役柄。寅子のことは心配しつつも、好きなことをやってほしいと思っています。太平洋戦争に招集され、最後は死亡したことが明らかに。それでも妹・寅子の夢にたびたび現れ、彼女の心の糧となりました。

猪爪直明役/三山凌輝(BE:FIRST)

RYOKI 三山凌輝

寅子の弟・猪爪直明を演じるのは、ボーイズグループ「BE:FIRST」の三山凌輝です。純粋で家族想いの、優しい性格。責任感が強いため、家計を支えようと自分を犠牲にしようとする一面も。 寅子の説得を受けて、大学進学を決意します。大学では孤児救済に尽力し、家庭裁判所設立の礎を築きました。 演じる三山は、2021年にSKY-HI主催のオーディションに参加してBE:FIRSTのメンバーに選ばれました。朝ドラ出演は初ということで、気合が高まっています。

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米谷花江役/森田望智

森田望智

寅子の女学校の同級生・米谷花江を演じるのは森田望智。森田望智は『おかえりモネ』で野坂碧役を演じており、2回目のNHKの朝ドラ出演です。朝ドラに出ることが夢だったと語る森田は、主演の伊藤沙莉とは3度目の共演となりました。 寅子の兄・直道の婚約者という役柄で、寅子にとっては親友であり家族にもなるというポジション。姑であるはると一時関係がこじれていましたが、直道の死後、寅子たちと同居するようになります。

佐田優三役/仲野太賀

仲野太賀

猪爪家に居候している書生・佐田優三を演じるのは仲野太賀です。仲野太賀は『あまちゃん』に出演歴があり、『虎に翼』でNHKの朝ドラ出演は2回目。朝ドラのオファーに興奮し、伊藤沙莉との共演も楽しみだと語っていました。 優三は早くに両親を亡くし弁護士だった父に憧れ試験突破を目指しますが、なかなか合格しないという役柄です。地方から進学のために上京、猪爪家に下宿。法学という共通項もあり、寅子との相談役となります。 昼は銀行で働き、夜は大学で勉強する苦学生でもありました。仲野太賀は優三を、優しく芯のある人物だと語っています。

佐田優未役/竹澤咲子・毎田暖乃・川床明日香

佐田優未は、寅子と優三の間に生まれた長女です。忙しく働く母・寅子を見て、いつしか"いい子"を演じるようになり、一時ギクシャクした関係に。しかし、稲が寅子の手伝いに入るようになってから徐々に親子関係が改善しました。 寅子同様、学問の道に進みますが、大学院では「寄生虫」という予想外の研究へと進みます。作中では、語りの尾野真千子が「え、寄生虫?」とツッコミを入れたことで話題となりました。

竹澤咲子

竹澤咲子

6歳から9歳までの佐田優未を演じたのは、子役の竹澤咲子です。 本作のほか、『おとなりに銀河』(2023)や『光る君へ』(2024)などNHKドラマに連続で出演。『ひらやすみ』(2025)では、森七菜演じるなつみの幼少期役を演じました。

毎田暖乃

11〜19歳の佐田優美を演じたのは、毎田暖乃です。連続テレビ小説『スカーレット』(2019)で子役デビューを飾りました。 その後、『妻、小学生になる』(2022)では、交通事故で亡くなった女性の生まれ変わりという難しい役どころを演じ切り、「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」助演女優賞を受賞しています。

川床明日香

川床明日香

19歳以降の佐田優美を演じたのは、川床明日香です。 ニコラモデルとして活躍し、2019年から本格的に女優業へと進出。2026年冬公開『うるさいこの音の全部』では、主演を演じることが発表されました。

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稲役/田中真弓

田中真弓

花江の実家・米谷家で働く女中・稲を演じるのは、田中真弓です。いつも花江と寅子を母親のように見守っている存在。一方で、当時の男尊女卑の価値観を受け入れており、寅子が社会に出ることには反対の立場でした。新潟に帰ったあとも寅子との縁は続いていきます。 演じる田中は、『ONE PIECE』のルフィ、『ドラゴンボール』のクリリンなど日本を代表する声優の1人。69歳となった今朝ドラ出演のオファーが届いたということで、大きな話題となりました。

星航一役/岡田将生

岡田将生

裁判官・星航一を演じるのは、岡田将生です。父も法曹界の重鎮で、自分も裁判官となった航一。温厚な優しい性格ですが、その笑顔の奥の本心は謎に包まれています。その信念が、寅子と通じ合う部分もありました。 寅子の再婚相手であり、結婚により姓を変えることに疑問を持っていた寅子の影響もあり、2人は事実婚を選びました。 演じる岡田は、『なつぞら』(2019年)以来の朝ドラ出演。本作では後半からの参加となり、伊藤沙莉との共演を楽しみにしているようです。

星朋一役/井上祐貴

井上祐貴

星朋一は、星航一と照子の間に生まれた長男です。大学で法学を勉強し、長崎地方裁判所の判事補となります。東京家庭裁判所では、寅子の部下として働きました。 演じたのは、「ホリプロタレントスカウトキャラバン」で芸能界入りした井上祐貴です。『ウルトラマンタイガ』(2019)で主演デビューを果たしました。そのほか『Bittersand』(2021)や、NHKドラマ『卒業タイムリミット』(2022)、『明日、輝く』(2025)などで主演を務めています。

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星のどか役/尾碕真花

尾碕真花
「尾碕真花セカンド写真集(仮)」(東京ニュース通信社刊) 撮影/枝優花

星のどかは、星航一と照子の間に生まれた長女です。芸術系の大学に進学を目指していたものの、周囲の反対を受け、寅子と同じ明律大学へと進学します。しかし、心のなかでは芸術への想いを捨てきれていませんでした。 演じたのは、尾碕真花(いちか)です。オスカーの「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し芸能界入り。2025年は『コールミー・バイ・ノーネーム』、『介護スナック ベルサイユ』、『シンデレラ クロゼット』の3作で主演に抜てきされており、2026年代注目の女優です。

【登場人物・キャスト】明律大学の仲間たち

山田よね役/土居志央梨 信念を持ち、戦後法律事務所を設立。原爆裁判を担当。
桜川涼子役/桜井ユキ 華族の令嬢。受験を断念するが、後に司法試験に合格。
大庭梅子役/平岩紙 弁護士の夫を持つ最年長。泥沼の遺産トラブルを経て相続を放棄。
崔香淑(チェ・ヒャンスク)役/ハ・ヨンス 兄・潤哲の勧めで来日。兄の逮捕で帰国するも、再来日し汐見と結婚。
轟太一役/戸塚純貴 男気溢れる性格。戦後はよねと法律事務所を設立。
花岡悟役/岩田剛典 寅子の同級生で、初恋の相手。
久保田聡子役/小林涼子 1個上の先輩。威厳のある話し方が特徴的。
中山千春役/安藤輪 1個上の先輩。泣き虫な性格だが、弁護士を経て検事に転身した女性。

山田よね役/土居志央梨

土居志央梨

寅子が通う明律大学の同級生・山田よねを演じるのは土居志央梨です。『おちょやん』に出演歴のある土居志央梨は、『虎に翼』を台本を読んでいるだけでエネルギーが湧いてくると語っています。 よねは女性の社会進出に熱い信念を持っており、やる気のある女性だが誰とも群れたがらないという役柄です。のんきに見える寅子には強く当たっていました。東京大空襲後には「山田轟法律事務所」を立ち上げ、「原爆裁判」などを担当しました。

桜川涼子役/桜井ユキ

桜井ユキ

寅子の大学の同級生・桜川涼子を演じるのは桜井ユキです。桜井ユキは『ちむどんどん』に出演歴があり、『虎に翼』はNHKの朝ドラ2作目となります。 涼子は華族のお嬢様で英語が堪能、成績優秀。さらにファッションなどが雑誌で取り上げられてしまうほどの有名人という役柄です。高等試験を受けるはずが、結婚話になり泣く泣く受験を断念することに。後半には司法試験に合格したものの、司法修習は受けず指導者の道を志します。

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大庭梅子役/平岩紙

平岩紙

寅子の同級生の中でも1番年上となる大庭梅子を演じるのは平岩紙です。『ちゅらさん』『ゲゲゲの女房』『とと姉ちゃん』に出演歴があります。 梅子は弁護士の夫を持ち、3人の息子がいるという役柄。同級生たちにもおにぎりを作って持ってきてくれるという優しさに注目です。 夫である徹男の離婚騒動、闘病生活、遺産相続問題など数々の山場を乗り越えたものの、最後は三男・光三郎と徹男の妾(愛人)・すみれが抱き合っている姿を見てしまい、遺産をすべて放棄しました。

崔香淑(チェ・ヒャンスク)役/ハ・ヨンス

ハ・ヨンス

朝鮮半島からの留学生・崔香淑(チェ・ヒャンスク)を演じるのはハ・ヨンスです。朝ドラ初出演となるハ・ヨンスは日本に活動拠点を移した自身と崔香淑を重ね合わせています。 崔香淑は東京帝大で法律を学んだ兄・潤哲から勧められて、明律大学に進学。日本語は堪能で、寅子たち大学の仲間ともすぐ仲良くなります。しかし、兄の逮捕で自身も目をつけられ帰国。母国で会った汐見圭に惹かれますが、実家の反対を受けたため日本に戻り結婚しました。

轟太一役/戸塚純貴

戸塚純貴

寅子が法学部へ進学した際に出会う男子学生・轟太一を演じるのは、NHK朝ドラ初出演となる戸塚純貴です。 太一は男は強くあるべしという考えの持ち主で、寅子の前でも男らしい振る舞いを見せます。当初は女子部から進学してきた寅子たちに対し警戒心を持っているような素振りがありました。弁護士を志していたものの、戦争へと参加することに。帰国後は、よねとともに『山田轟法律事務所』を立ち上げました。

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花岡悟役/岩田剛典

岩田剛典

寅子の同級生・花岡悟を演じる岩田剛典は、NHK朝ドラ初出演です。悟は女学生から人気の役柄ということで甘いマスクの岩田剛典にピッタリ。 社交的な悟は学生の中心的存在で、女子部からやってきた寅子たちにも心を開いてくれ行動を共にします。悟は寅子の気になる存在でした判事として活躍していた悟でしたが、自身が「食糧管理法違反」の担当したことで、闇物資を食べてはいけないと腹を括り、栄養失調により亡くなってしまいました。

久保田聡子役/小林涼子

小林涼子

寅子たちから見て1つ上の先輩・久保田聡子を演じるのは小林涼子です。堂々とした振る舞いで、同期の中心的人物。「〇〇したまえ」のような、堅苦しい話し方も特徴的です。 小林は4歳から子役として活躍し、ドラマ『砂時計』(2007)でヒロインの学生時代を演じ注目されました。2021年には、農業と福祉、そして食をつなぐ「株式会社AGRIKO」を設立しています。

中山千春役/安藤輪子

安藤輪子

久保田と同じ代で女子部に入った中山千春を演じるのは安藤輪子です。すぐ泣いてしまうために「情緒不安定」なキャラとしてSNSで話題に。弁護士になったものの数年で退職。再び登場した際には、検事になっていました。 安藤は『クジャクのダンス、誰が見た? 』や『じゃあ、あんたが作ってみろよ』など、2025年は話題作に出演しています。

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【登場人物・キャスト】法曹界の先輩たち

桂場等一郎役/松山ケンイチ 裁判官(のちの最高裁長官)。甘党でこしあんに拘る。
穂高重親役/小林薫 女子部の創設者。男女平等を掲げ、寅子を法の道へ導いた師。
神保衛彦役/木場勝己 民法改正審議会委員。家制度廃止に猛反対し寅子と対立した保守派。
山本紘作役/矢島健一 最高裁長官。寅子とラジオ出演。
久藤頼安役/沢村一樹 寅子を裁判官へ導く。自称"ライアン"。
多岐川幸四郎役/滝藤賢一 変わり者な寅子の上司。家裁設立に情熱を注ぐ。
杉田太郎役/高橋克実 新潟の弁護士。地元の秩序を重んじ、寅子を牽制する。
汐見圭役/平埜生成 多岐川の右腕で、香淑と駆け落ち同然で結婚。
雲野六郎役/塚地武雅(ドランクドラゴン) 雲野法律事務所の代表。お人好しすぎる性格が玉に瑕。

桂場等一郎役/松山ケンイチ

松山ケンイチ

裁判官・桂場等一郎を演じるのは、NHK朝ドラ初出演となる松山ケンイチです。寅子にとっては法曹界の先輩に当たる桂場ですが、女性が法律を学ぶことに関しては疑問を持っている様子。それは差別をしたいわけではなく、子育てや出産との両立ができないと考えていたからでした。 堅物で心を開かないため、周囲の人も桂場をつかみきれていません。しかし、甘党という可愛らしい一面も持つ桂場、こしあんには異常なこだわりがありました。 出演当時、15年前から朝ドラに出演することを目標にしていたと語る松山ケンイチの演技に注目です。

穂高重親役/小林薫

小林薫

高名な法学者・穂高重親を演じるのは、『てんうらら』『カーネーション』に出演歴のある小林薫です。寅子の通う明律大学女子部の立ち上げに尽力した人物でもあり、大学で教鞭もとります。 おおらかですがおちゃめな穂高は、寅子にとって法の世界の生涯の師と呼べるほどの人物。当時としては希少な、「男女平等」「女子にも教育を」と考えていた人物であり、寅子を女子部に行くよう勧めました。

神保衛彦役/木場勝己

民法改正審議会委員の1人・神保衛彦を演じるのは木場勝己です。桂場の恩師でもあります。「家制度廃止論」に対して「我が国を破滅させる気か」と大反対。廃止を指示する寅子と真っ向から対立します。 木場は「3年B組金八先生」の千田校長役として知られています。舞台には50作品以上に出演しており、2025年には「第32回読売演劇大賞最優秀」男優賞および大賞を受賞しました。

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山本紘作役/矢島健一

星航一の父・朋彦の後任として最高裁判所長官を担った山本紘作を演じるのは、ベテラン俳優の矢島健一。家庭裁判所の広報で、寅子とともにラジオ「みんなの時報」に出演しました。 山本はNHKの連続テレビ小説常連でもあり、これまで『ロマンス』(1984)や『おひさま』(2011)、『半分、青い。』(2018)、『まんぷく』(2019)などに出演しています。

久藤頼安役/沢村一樹

沢村一樹

裁判官を目指す寅子への採用に力を貸す人物・久藤頼安を演じるのは、沢村一樹です。人当たりがよく、いつもフレンドリー。視察でアメリカに行った経験があり、少々海外かぶれな様子も。自らを「ライアン」と自称していました。一方、寅子を支える人物の1人でもあります。 演じる沢村は、『ひよっこ』(2017年)以来2度目の朝ドラ出演。伊藤沙莉との共演もまさに『ひよっこ』以来で、初めてのセリフのやり取りを楽しみにしていると語っていました。

多岐川幸四郎役/滝藤賢一

滝藤賢一

寅子の上司・多岐川幸四郎を演じるのは、滝藤賢一です、寅子と一緒に家庭裁判所の設立準備にまい進するのですが、実はかなりの変わり者。周りを困らせながらも、家裁設立に情熱を注ぎます。また、過去に死刑判決を下し、執行を目の当たりにした衝撃から、以降は凶悪事件の担当を避けてきました。 演じる滝藤は、『梅ちゃん先生』(2012年)、『あまちゃん』(2013年)、『半分、青い。』(2018年)以来4度目の朝ドラ出演となります。

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杉田太郎役/高橋克実

高橋克実

新潟編から登場する弁護士・杉田太郎を演じるのは高橋克実です。「持ちつ持たれつ」と、寅子を歓迎する素振りを見せますが、内心は、彼女にこの地域の輪を乱させたくないと考えていたのです。 高橋は杉田と同じ新潟出身で、1993年の『トーキョー国盗り物語』でドラマデビューを果たします。「ショムニ」や「相棒」シリーズなどで、脇役ながら強烈なインパクトを残す明バイプレイヤーです。

汐見圭役/平埜生成

平埜生成

上司である多岐川の右腕・汐見圭を演じるのは、平埜生成です。多岐川とともに家庭裁判所設立のために奔走し、破天荒な多岐川のフォロー役でもあります。朝鮮人の崔香淑と真剣に交際するも、両方の家族から勘当され、駆け落ちのような形で結婚に。2人の間には薫が誕生しました。 演じる平埜は、舞台を中心に活躍中。朝ドラ出演は『カムカムエヴリバディ』(2022年)以来の出演で、2度目の朝ドラ出演に大きな「翼」で羽ばたきたいと語っています。

雲野六郎役/塚地武雅(ドランクドラゴン)

塚地武雅

雲野六郎は、寅子が働いた「雲野法律事務所」の代表です。人が良すぎるせいで、安請け合いしてしまうため、常に事務所は火の車。「原爆裁判」の最中に、大好物のおにぎりを持ったまま、くも膜下出血で亡くなってしまいます。 演じるのは、お笑い芸人「ドランクドラゴン」の塚地武雅。リメイク版「裸の大将」の山下清役を演じ、見事なハマり役で話題に。佐々木蔵之介と兄弟役を演じた『間宮兄弟』(2006)では、キネマ旬報、・ブルーリボン賞・毎日映画コンクールの3つで新人賞を受賞しました。

【その他】寅子と出会った人々

竹中次郎役/高橋努 新聞記者。当初は中傷記事を書くも、後に寅子の理解者となる。
笹山役/田中要次 寿司職人で傍聴マニア。寅子を可愛がる。
道男役/和田庵 戦災孤児から寿司職人へ。梅子と店を営む。

竹中次郎役/高橋努

新聞記者の竹中次郎は当初、寅子をゴシップのネタとして見ており、中傷する内容の記事を書きました。しかし、徐々に関係性に変化が生まれ、寅子が弁護士になった際には、唯一記事として取り上げます。さらに、原爆裁判ではただ一人傍聴席から見つめ、竹中のルポにより、世間が注目するようになりました。 演じるのは、高橋努です。映画では「クローズZERO」シリーズや、『新解釈・三國志』(2020)などに出演。自身でも演劇チーム「渋谷ハチ公前」を主宰しています。

笹山役/田中要次

田中要次

笹山は、「笹寿司」の寿司職人です。傍聴マニアで、法曹界で戦う女性弁護士・寅子を応援していました。盗人の少年・道男を引き取り、住み込みで働かせます。 演じるのは、田中要次。国鉄の職員から俳優になったという異色の経歴の持ち主です。木村拓哉主演の『HERO』(2001)で、「あるよ」が口癖のバーテンダーを演じて大ブレイクしました。

道男役/和田庵

道男は、盗みを生業にしている少年です。東京大空襲によって、両親を亡くしています。スリが不起訴処分になった後、笹山に引き取られ、住み込みで寿司職人へ。師匠である笹山が店を畳んだ後、梅子とともに寿司と甘味の両方が楽しめる「笹竹」を始めました。 演じるのは、和田庵(いおり)。2026年は『万事快調〈オール・グリーンズ〉』や香港・日本合作の『殺手#4』など話題作に出演しており、今後が楽しみな若手俳優です。

【語り】尾野真千子

尾野真千子

『虎に翼』の語りを務めるのは尾野真千子。 尾野真千子は、今もなお名作との声が高い2011年の朝ドラ『カーネーション』でヒロインを演じています。慣れ親しんだ朝ドラに今度はナレーションとして出演! ナレーションを務める人物は基本的には声のみの出演ですが、終盤にゲスト出演することもしばしば。本作でも彼女の姿を『カーネーション』ぶりの朝ドラで見ることができるのではないでしょうか。

【主題歌】米津玄師「さよーならまたいつか!」

米津玄師

『虎に翼』の主題歌は米津玄師の「さよーならまたいつか!」に決定。 数々のドラマ主題歌を務めている米津ですが、朝ドラの主題歌は初になります。「寅子の生き様に思いを馳せ、男性である自分がどのようにこのお話に介入すべきか精査しつつ「毎朝聴けるものを」と意気込み作りました」と語っています。

脚本は『恋せぬふたり』「チェリまほ」の吉田恵里香

『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』
©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会

今作の脚本を務めるのは、吉田恵里香です。1987年生まれで、脚本を担当した『恋せぬふたり』(2022年)では第40回向田邦子賞を受賞しました。 これまでにも『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(2018年)、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(2020年)、『君の花になる』(2022年)など多数の話題作の脚本を担当。映画、ドラマだけでなくアニメや舞台でも、脚本を執筆。アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』(2022年)では、シリーズ構成も担当しています。 『恋せぬふたり』など、吉田は登場人物の繊細な心の変化を丁寧に描いています。今作の『虎に翼』でも、寅子を中心とした登場人物の気持ちや成長が、丁寧に描かれていくのではないでしょうか。

朝ドラ『虎に翼』寅子を取り巻く魅力的な登場人物たちを総まとめ!相関図付きキャスト解説

朝ドラ『虎に翼』(2024) 伊藤沙莉 , 仲野太賀
©2024 NHK・©2025 NHK

伊藤沙莉が主演を務めた連続テレビ小説『虎に翼』のキャスト陣を相関図付きで紹介しました!オーディションではなく、NHKから直接オファーを受けた伊藤の演技力も相まって、寅子が成長していく姿、そして困難に立ち向かっていく姿に多くの視聴者の感動を呼びました。 ぜひ、この機会に朝ドラの傑作『虎に翼』を再視聴してみてください。