漫画『暗殺者は皇帝の華になる』最新話まで全話ネタバレあらすじ＆感想！復讐から始まる切ない恋とは？

漫画『暗殺者は皇帝の華になる』は、祖国と親友の仇を討つため暗殺者となった美しい主人公が、復讐相手である皇帝になぜか寵愛されることになる中華系BLストーリー。 今回の記事では『暗殺者は皇帝の華になる』はネタバレやお得に読む方法を紹介していきます。

幼い頃、翡翠国15代皇帝・叡帝(えいてい)によって祖国を滅ぼされ、大事な親友を失った過去をもつ主人公の李静(り・じん)。男すら惹きつける類稀な容姿と暗殺の才をもっていた静は、殺しの技術を叩き込まれ叡帝への復讐のためだけに生きてきました。 叡帝(えいてい)は大陸統一という偉業成した豪傑であり、冷酷無慈悲な手腕から「氷の帝」と呼ばれ恐れられる存在。簡単に近づくことは難しい人物のため、女に扮した静は琴奏者として宮廷に入り込みます。 思惑通り叡帝に興味を抱かれ寝所へ招かれた静。しかし、実は叡帝は最初から静の目的をわかっていました。暗殺に失敗した静は「殺せ」とわめきますが、強気な態度がますます叡帝は気に入ったようで……。

暗殺に失敗し、男であることもバレた静。辱めを受けながらも強気な態度を崩さない静に、思わず叡帝は笑いだします。そして、叡帝は静にとある提案をするのです。 3ヶ月、後宮内で男とバレずに過ごすことができれば自分を殺させてやる、と。 叡帝の思惑がわからず困惑する静。どうすべきか考え込んでいると、叡帝の部屋を臣下の1人がノックしました。叡帝は臣下に返事をするかと思いきや、突如静を抱きしめると体をまさぐり始めます。 外の臣下が不審に思えば、男である自分の存在が外部にバレてしまうため抵抗できない静。そのまま叡帝の提案に従い、女のように抱かれることで窮地を脱するのでした。

叡帝に抱かれた翌朝。親友に詰られる悪夢をみて目を覚ました静は、白狼という叡帝の部下と対面します。暗殺者とバレた以上長居するつもりのなかった静ですが、白狼は叡帝から事情を伝えられており「殺されないだけマシだ」と告げやや強引に静を後宮へと連れていきます。 暗殺の機会を探るためにも叡帝の意に沿い、後宮に留まることを決めた静。後宮内ではすでに「静が叡帝の寵愛を受けた」と噂が広まっていました。 静が後宮に入って数日後、静は名家の令嬢で妃候補の1人・朱蘭玲から茶会に招かれます。叡帝の新しいお気に入りを早々に排除したい蘭玲たちから嫌がらせを受けるも、下手に出て場をやり過ごそうとする静。しかし、その場に突如叡帝が現れて……。

後宮からそのまま叡帝の部屋まで連れ去られた静。明らかに蘭玲の敵意を煽り、後宮内での自分の立場を悪くするだろう行為に静は怒りを露にします。一方、叡帝は静が感情を表に出すのが愉快なようで上機嫌です。 叡帝に煽られ殺意をむき出しにする静。しかし、突如体が不自然に熱をもち力が抜け、その場に崩れ落ちます。実は蘭玲の女官から投げられた飲み物の中に毒薬が入っていたのです。 薬物に耐性がある静は命の危機にまでは陥らないものの、必要以上の欲に襲われてしまいます。熱を発散しようとするもののうまく抜けない静。叡帝の手で一度吐き出したものの全く熱は冷めません。 身体の疼きを止められない静は自ら叡帝を求めて……。

近頃、叡帝の様子がおかしいと思い始めた静。隣で琴を弾いていてもどこか遠い目をしていることや静を通して何か懐かしんでいることもあるのです。叡帝の隙をなめられていると思った静は、再び彼に刀を向けます。しかし、静は優しく名を呼ばれただけで動揺してしまう始末。 殺気立っている静でしたが、ふととある女官の違和感に気づきます。女官のもつ木箱を切り割る静。中からは凶器であるクナイが転がり出てきました。静は後宮内の女をすべて記憶しており、見覚えのない人物を怪しんでいたのです。 女官は静と同じ暗殺者でした。しかし、その狙いは叡帝ではなく静。暗殺者は片づけられたものの、クナイに仕込まれた毒で静は動けなくなってしまい……。

幼い頃に故郷を叡帝によって滅ぼされ、復讐にとらわれてきた暗殺者の静。本当であれば今すぐにでも殺したいほど憎い敵のはずが、毎日のように叡帝と言葉を交わす内に静は今まで知らなかった感情を覚え始めます。 叡帝も過去に何か事情があるようで、静に特別な情を向けている様子。その結果、暗殺のため妃のふりをし続ける静は、後宮内の政略にも巻き込まれていきます。複雑な人間関係の中で紡がれる2人の恋愛模様は、切ない過去回想や激しい情事を経て少しずつ進展していくのです。