アニメ『夜のクラゲは泳げない』ネタバレあらすじ感想！渋谷を聖地にした青春群像劇に原作はある？

『夜のクラゲは泳げない』は4月7日から放送開始されたオリジナルアニメ。渋谷を舞台にした女子高生たちの青春群像劇で、制作は「【推しの子】」で知られる「動画工房」が担当します。 本記事ではそんな本作のあらすじを最新話まで全話紹介していきます！ストーリーの内容が気になっている人はぜひチェックしてみてくださいね。 ※この記事は『夜のクラゲは泳げない』の重要なネタバレを含みます。

『夜のクラゲは泳げない』はオリジナルアニメで、漫画や小説といった原作はありません。ただしアニメ放送と同時に「マガジンポケット」でコミカライズ版も連載開始されており、そちらも合わせて楽しめます。 本作は渋谷を舞台に、それぞれ事情や葛藤を抱える4人の女子高生が「何者かになる」ために奮闘する物語です。偶然の出会いを通して不思議な化学反応が起こる過程が、ポップでキュートな雰囲気で描かれていきます。 またストーリーはもちろん、音楽も素晴らしいのが本作の特徴。特に劇中で「JELEE」の曲として登場する「最強ガール」は、思わず何度も聴きたくなってしまう中毒性があります！

どこにでもいる平凡な女子高生・光月まひるは、かつてイラストレーターの「海月ヨル」として活動していました。しかしいつの間にか絵を描くことはやめてしまい、ただ「何者かになりたい」という焦りばかり募る日々を送っています。 そんな中、まひるは匿名シンガー「JELEE」として活動する少女・山ノ内花音と偶然出会い、一緒に活動しないかと誘われました。彼女はまひるが過去に描いた壁画のファンで、もしよければ自分のためにイラストを提供してほしいというのです。 はじめは断ろうとしたものの、花音という人間に魅せられ腹を決めたまひる。こうして彼女たちの「何者かになる」ための日々が幕を開けるのでした。

「JELEE」オリジナル曲の制作に向け張り切る花音ですが、そのためには作曲をできる人を探す必要がありました。 そんな中現れたのが、過去にアイドルをしていた頃の花音のファンだという高梨・キム・アヌーク・めい。彼女は音大附属高校に通っており作曲の才能もあるため、楽曲提供を頼むにはぴったりの存在でした。 「過去の花音」を熱烈に推しているめいは、はじめ「解釈違い」を叫んでいましたが、紆余曲折のすえ「今の花音」も推そうと気持ちを切り替えます。こうして作詞、作曲、イラスト担当が揃い、オリジナル曲＆MV制作の話が現実的なものになってきました。

新曲制作が着々と進む中、花音が突然「MVではヨル(まひる)の描いた絵を動かしたい！」と無茶を言い始めました。そこでまひるは、大人気Vtuberとして活躍する幼なじみ・渡瀬キウイに頼ってみることにします。 キウイは昔からまひるの「ヒーロー」のような存在で、今も進学校で生徒会長をしている人気者……のはずでした。しかしひょんなことから、まひるはキウイが不登校で家に引きこもっているという秘密を知ってしまいます。 まひるはそれでもキウイが自分のヒーローであることには変わらないと伝え、彼女の言葉に奮起したキウイは爆速でMVを完成させることに！その出来栄えに一同は大喜びします。

『夜のクラゲは泳げない』は渋谷を舞台としており、本編はもちろんOPにもスクランブル交差点や宮下パーク、MIYASHITA PARKなど、この街の風景が数多く登場します。第1話ではあの有名な「渋谷ハロウィン」の様子も描かれ、現実とのリンクに嬉しくなった人も多いのではないでしょうか。 また、主人公・まひるが「クラゲの絵」を描いた壁については、MIYASHITA PARKの南出口の広場(線路側)だと思われます。物語が動き始めるきっかけとなった大切な場所なので、聖地巡礼のルートとして欠かせなさそうですね。

4人の少女がキラキラ輝く姿を描く『夜のクラゲは泳げない』。かわいく個性的な登場人物やウキウキするようなストーリー、魅力あふれる音楽と、見どころがたっぷりの作品です。アニメはもちろんコミカライズ版もぜひ一緒に楽しんでみてくださいね！