「しかのこ」こしたん(虎視虎子)は元ヤン？黒歴史ソングや例のダンスは一体何だったのか

アニメ化をきっかけに、その人気がさらに加速した漫画『しかのこのこのここしたんたん』。こちらは個性豊かなキャラが多数登場する、ハイテンションなギャグ作品となっています。 この記事では、そんな本作の主人公を務める虎視虎子(こしとらこ)について徹底解説！基本的なプロフィールはもちろん、彼女の過去や黒歴史など、気になる情報をまとめて紹介していきます。 ※この記事は『しかのこのこのここしたんたん』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

『しかのこのこのここしたんたん』の主人公を務める虎視虎子、通称こしたん。金色のロングヘア―が特徴的な美少女で、成績優秀かつ品行方正な振る舞いも相まって全校生徒から憧れの眼差しを向けられています。 しかし、学校へ向かう途中、偶然見かけた鹿乃子のこ(のこたん)を助けたことで平和な日常が一変。同じクラスに転入してきた彼女に振り回され、ハチャメチャな毎日を送ることになってしまいます。

前述したように、全てにおいて非の打ち所がないパーフェクト美女なこしたんですが、かつては「日野の猛獣」と呼ばれていた超ヤンキー少女でした。彼女は高校進学を機にそんな自分を捨て去り、それまでとは真逆な優等生を演じてきたのです。 しかし、のこたんにヤンキーだった過去を見抜かれてしまい、イメージ崩壊の危機に立たされることに。こしたんはヤンキーだったことを暴露されないよう奔走しますが、結局のこたんへの怒りを爆発させ全校生徒に素の性格をさらけ出してしまいます。 ただ、生徒たちが思いのほかその姿を受け入れてくれたため、こしたんは一安心するのでした。

「それゆけ元ヤンこしたん」は、こしたんの自作ソングです。彼女はシカ部の部室にいた鹿が観葉植物を食べ始めた際、それをやめさせようと様々な作戦で鹿の興味を引こうとします。その中で披露されたのが、この曲と謎のダンスです。 アニメ版では第3話に登場したのですが、実はここで披露された踊りの一部がSNSで話題になった「イントロ耐久動画」に使用されていたことが判明！これにより、耐久動画が改めて注目を集めることになりました。 ちなみに、このシーンは原作だとたった1コマしか描かれていません。アニメ版で大幅なボリュームアップを果たしたため、原作ファンからは驚きの声があがっていました。

アニメ版で初めてメロディーつきで披露された「それゆけ元ヤンこしたん」ですが、実はこのメロディーはこしたん担当声優の藤田咲がアドリブで作ったもの。プロが作曲したものではないのでどこかたどたどしい部分もありますが、むしろそれがこしたんの素人感を出していてしっくりきています。 公式動画がYouTubeにアップされているため、気になる方は是非チェックしてみてください。

こしたんが「それゆけ元ヤンこしたん」に乗せて披露したダンスは、映画『スパイダーマン3』のとあるダンスが元ネタになっています。そのダンスは作中で主人公のピーター・パーカーが披露したもので、公開当時は大人しいピーターがノリノリで踊る姿が大きな話題に。 そのコミカルさから海外ではネットミームのように扱われており、「それゆけ元ヤンこしたん」のダンスを見た海外ファンからは驚きの声があがっていたようです。

こしたんの2つ下の妹にあたる虎視餡子(こしあんこ)、通称こしあん。彼女は「こしたんと毎分毎秒一緒にいたい」、「姉との時間を邪魔する奴は全員敵」だと考えている超がつくほどのシスコンです。ヤンデレ状態になった彼女は恐ろしい雰囲気を纏っており、こしたんですら恐怖を感じていました。 ちなみに、妹はのちのちこしたんが通う日野南高校に入学し、シカ部でお姉ちゃんのお世話係兼専用のシカという謎のポジションを担当することになります。

アニメ版でこしたんの声優を務めるのは藤田咲です。2005年から活動を開始し、2007年には『VOCALOID2』で初音ミクの声を担当することに。これにより彼女の声は世界中に浸透し、その知名度も大きくアップしていきます。 それ以降も様々なアニメやゲームに出演し、これまでに『進撃の巨人』のユミルや『キラキラ☆プリキュアアラモード』の琴爪ゆかりなど、数々の人気キャラを演じてきました。

本作の主人公であるにも関わらず、個性的すぎるキャラたちに振り回されてしまう不憫なこしたん。 作中ではツッコミキャラとして、思わず笑ってしまう場面をいくつも演出してくれます。彼女の活躍が気になる方は原作やアニメをチェックし、その魅力を味わってみてください！