映画『プレゼンス 存在』あらすじをネタバレ解説!「幽霊目線」の事件の結末とは?

「オーシャンズ」シリーズのスティーブン・ソダーバーグ監督による「幽霊目線」の新感覚ホラー『プレゼンス 存在』。この記事では、本作のあらすじをネタバレありで紹介します。
【ネタバレなし】映画『プレゼンス 存在』作品概要・あらすじ
タイトル | 『プレゼンス 存在』 |
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公開日 | 2025年3月7日 |
上映時間 | 84分 |
監督 | スティーブン・ソダーバーグ |
キャスト | ルーシー・リュー , クリス・サリバン , カリーナ・リャン |
父クリス(クリス・サリバン)、母レベッカ(ルーシー・リュー)、兄タイラー(エディ・メディ)とともに、大きな屋敷に引っ越してきた10代の少女クロエ(カリーナ・リャン)。引っ越してきて以来、クロエは家の中に自分たち以外の「何か」が存在しているような感覚にとらわれます。 「その存在」は彼らが引っ越してくる前から屋敷に居て、人には知られたくない家族の秘密を目撃していました。母にも兄にも好かれていないクロエに親近感を覚えた「その存在」は、ある目的を果たすため行動に移します。
【ネタバレ】映画『プレゼンス 存在』の結末までのあらすじ
【起】引っ越し先の屋敷に「何か」が居る……

大きな屋敷に引っ越してきた、父クリス(クリス・サリバン)、母レベッカ(ルーシー・リュー)、兄タイラー(エディ・メディ)、妹クロエ(カリーナ・リャン)の4人家族。クロエはこの屋敷に、自分たちだけではなくある「存在」が居ることを感じるようになります。 クロエは初めその存在を、最近オーバードーズで亡くなった親友のナディアの幽霊なのではないかと思っていました。その存在は一家のやり取りを観察しているようでもあり、親友を失ったクロエの深い悲しみを知ることになります。
【承】「その存在」とは?調査を開始

クロエは兄から好かれておらず、兄を贔屓する母からも良く思われていない様子。そんな中、クロエに同情的な父だけが最初に彼女が話す「存在」について真剣に取り合ってくれました。 クリスは不動産管理人の姉リサを呼び、彼女の透視力によってこの屋敷で何が起こっているのかを調査してもらうことに。カメラを見た後で、リサは「その存在」は確かにこの屋敷に居るが、なぜここにいるのかはわからないと告げます。 さらにリサは、幽霊の世界では異なる時間軸があり、幽霊の現在は過去と未来の出来事とも繋がっていると説明しました。
【転】狙われるクロエ……守るのは「その存在」?

そうこうしているうちに、クロエはタイラーの友人ライアン(ウェスト・マルホランド)と秘かに親密な仲になり、彼女の悩みを聞いてくれる存在に。ところがライアンにはクロエを襲おうという思惑があり、彼女がシャワーに入っている間に飲み物に薬を入れていました。 しかし「その存在」がグラスを倒し、クロエの危機を救います。それでもクロエはライアンの本性に気付いておらず、再び彼の誘いに乗ってしまいます。両親が週末に出かけ、タイラーもカウチで眠り込んだ晩、またもやライアンから薬入りの飲み物を勧められて意識を失いました。
【結末】「存在」の正体とは?

ライアンはクロエの口と鼻にプラスチック片を被せ、ナディアともう1人の少女を同じように殺して、オーバードーズに見せかけたことを告白。それを見ていた「存在」は大慌てで1階に降り、寝ているタイラーを起こそうと躍起になります。 目覚めたタイラーはすぐに何が起こっているか理解し、クロエの部屋へ。クロエを襲っているライアンにタックルして、2人とも窓から落ちてしまいました。 最後に、クリスとレベッカ、そしてクロエが屋敷を去ろうとするシーンが映し出されます。レベッカが最後に鏡を見ると、そこにはタイラーが彼女をじっと見つめている姿が。そう、「その存在」とは実は死んだタイラーだったのでした。
映画『プレゼンス 存在』の海外評価・感想


本格派ホラーとはいえないけれどアイデアは斬新で、ファミリー・ドラマとして一見の価値あり。特にキャストの演技が素晴らしく、幽霊視点で動く撮影方法も興味深かった。ホラーというよりはサイコスリラーという感じかも。

予告や宣伝でホラーと銘打っているのが少々解せないくらい、本作はサイコミステリー&ヒューマンドラマで、スーパーナチュラルな素材を扱った良いゴーストストーリーだと思う。上映時間85分というタイトさもちょうど良い。
監督はスティーブン・ソダーバーグ
麻薬カルテルをめぐる社会派ドラマ『トラフィック』(2000年)やコロナ禍を予言したようなパンデミックスリラー『コンテイジョン』(2011年)で知られるスティーブン・ソダーバーグ監督が、初めて挑んだホラー映画『プレゼンス 存在』。本作は全編が「幽霊目線」で語られており、この斬新なアイデアは監督自身によるものだそう。 「もし私がその存在なら何を見るだろう?」と考え、撮影も自分で担当。普通は恐れるべき存在の幽霊が、不安になったり苦悩している様がカメラ越しに感じられる新感覚なホラーとなっています。
脚本:デヴィッド・コープ
これまで『ジュラシック・パーク』(1993年)や『ミッション:インポッシブル』(1996年)など、ハリウッド大作の数々を手がけてきた脚本家デヴィッド・コープが本作の脚本を担当しています。
映画『プレゼンス 存在』新感覚ホラーをネタバレ解説しました
スティーブン・ソダーバーグ監督による「幽霊目線」の新感覚ホラー『プレゼンス 存在』は、2025年3月7日から劇場公開されます。気になった方はぜひ上映館をチェックして、「その存在」を目撃してきてください!