2025年3月31日更新

【ネタバレ】ドラマ『夫よ、死んでくれないか』あらすじ・キャスト紹介!原作小説を結末まで解説

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2025年4月期のテレビ東京系列「ドラマプレミア23」にて、『夫よ、死んでくれないか』が放送決定!安達祐実と相武紗季、磯山さやかがトリプル主演を務めます。 この記事では、『夫よ、死んでくれないか』のあらすじ・キャストについて解説します。 本記事には原作小説のネタバレが含まれるため、未読の人は注意してください。

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ドラマ『夫よ、死んでくれないか』作品概要・あらすじ

タイトル 『夫よ、死んでくれないか』
放送日時 2025年4月7日よる11時6分スタート
監督 佐藤竜憲 , 進藤丈広 , 柿原利幸
脚本 的場友見
キャスト 安達祐実 , 相武紗季 , 磯山さやか , 竹財輝之助 , 高橋光臣 , 塚本高史
原作 丸山正樹『夫よ、死んでくれないか』(双葉社)

『夫よ、死んでくれないか』のあらすじ

幸せになりたくてしたはずの結婚への後悔と、見え始めたキャリアの限界。30代も後半に突入した甲本麻矢(安達祐実)は、人生の意味を見失いかけていました。 大学時代の同級生・加賀美璃子(相武紗季)と榊友里香(磯山さやか)も同じ悩みを抱いており、3人で飲みに行っては夫への不満を口にし、憂さ晴らしをする日々です。そんなある日、友里香が「私、夫を殺しちゃった……!」と言い出し、彼女たちを取り巻く歯車が狂い出していくのでした。

ドラマ『夫よ、死んでくれないか』キャスト・登場人物解説

甲本麻矢 安達祐実
加賀美璃子 相武紗季
榊友里香 磯山さやか
甲本光博 竹財輝之助
加賀美弘毅 高橋光臣
榊哲也 塚本高史

甲本麻矢役/安達祐実

安達祐実

甲本麻矢(こうもと・まや)は璃子と友里香の同級生で大手デベロッパー勤務。仕事に対する意欲が高く、女であることや結婚がキャリアアップの妨げだと感じていました。 会話もほとんど無くなっていた夫が突然失踪し、麻矢は予想外の事態に翻弄されていきます。 安達祐実は2歳から芸能活動をスタートし、ドラマ『家なき子』(1994年)で一躍国民的子役に!大河ドラマ「べらぼう」(2025年)では、女郎屋の女将に扮して話題になっています。

加賀美璃子役/相武紗季

相武紗季

加賀美璃子(かがみ・りこ)は麻矢たちの同級生でフリーライター。大恋愛の末に結婚した夫の異常な束縛癖に悩みつつも、プライドが邪魔して周囲に相談できません。 離婚の話し合いが難航していた矢先、身体にとある異変が生じ、人生最大の決断を強いられます。 璃子を演じる相武紗季は、2003年にドラマ『WATER BOYS』で女優デビュー。『おむすび』(2024年)で2度目の朝ドラ出演を果たし、栄養専門学校の担任教師を演じています。

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榊友里香役/磯山さやか

磯山さやか

榊友里香(さかき・ゆりか)は麻矢たちの同級生で専業主婦。いわゆる「理想の家庭」に固執しており、日常的に行われる夫のモラハラにも耐えてきました。 ある出来事から夫への殺人未遂を起こし、それを正当化しようとして暴走を始めてしまいます。 そんな友里香を演じるのは、グラドアアイドルやタレントなどマルチに活躍する磯山さやかです。磯山が連続ドラマの主演の務めるのは、『2ndハウス』以来約20年ぶりとなります!

甲本光博役/竹財輝之助

竹財輝之助

甲本光博(こうもと・みつひろ)は麻矢の夫でIT企業勤務。家にいてもゲームばかりしていて、妻には「一緒にいる意味を感じない」と思われていました。 夫婦として向き合うことから逃げ続けていましたが、とある口論をきっかけに失踪します。 不倫夫の光博を演じるのは、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)などで知られる竹財輝之助。同じくテレ東系列の『夫の家庭を壊すまで』(2024年)でも、クズすぎる不倫夫を好演しました。

加賀美弘毅役/高橋光臣

高橋光臣

加賀美弘毅(かがみ・ひろき)は璃子の夫で外資系コンサル勤務。妻に異常なほどの愛情を注いでおり、いつでもどこでも一緒にいないと気が済みません。 愛という名の束縛行為はエスカレートしていき、ついにはGPSで位置を把握するようになります。 束縛夫を演じるのは、朝ドラ『梅ちゃん先生』(2012年)の松岡敏夫役でブレイクした高橋光臣。大河ドラマ『光る君へ』(2024年)では、序盤のヒール役・藤原義懐を演じました。

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榊哲也役/塚本高史

塚本高史

榊哲也(さかき・てつや)は友里香の夫で電機メーカー勤務。頼りがいのある優しい恋人から、「自分の稼ぎで妻は生きてる」と考えるモラハラ夫に変貌しました。 ある日、自宅で口論になった際に友里香に突き飛ばされてしまい、殺されかけるのですが……。 結婚後に正体を現した哲也を演じる塚本高史は、1997年にドラマ『職員室』で俳優デビュー。「木更津キャッツアイ」シリーズを筆頭に、宮藤官九郎脚本の作品に数多く出演しています。

【ネタバレ】原作小説をラストまであらすじ紹介!ドラマとの違いも解説。

ドラマ『夫よ、死んでくれないか』の原作は、『デフ・ヴォイス』の丸山正樹による同名小説です。ドラマ版と小説版では登場人物の設定に違いがあります。違いの解説、結末までのあらすじを紹介します。

甲本麻矢

ドラマ:大手デベロッパー勤務。結婚5年目で子作りに悩みながらも、結婚をしたことと女であることがキャリアアップの妨げだと感じています。 原作小説:ドラマと違いなし

加賀美璃子

ドラマ:夫にGPSで居場所を把握されるなど、異様なほどの束縛に耐えられず離婚を検討中。大恋愛の末のスピード婚のため、プライドがあり誰にも相談できずにいます。 原作小説:フリーランス編集者。現在は独身でボーイフレンドが複数人いますが、過去に弁護士沙汰になるほどの離婚経験を持つバツイチ女性。

榊友里香

ドラマ:「理想の家庭像」に囚われている専業主婦。結婚7年目で1人娘がいます。夫・哲也からは「自分の稼ぎで生きている」と言われるなど、モラハラを受けています。 原作小説:ドラマと違いなし。(夫・哲也のことをガーベ(英語でゴミ、クズ)と呼ぶほど夫を嫌っている)

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【原作ネタバレ】ラストまであらすじ紹介!

【起】親友の告白

親友3人は定期的に集まり、互いに結婚生活の愚痴を語り合っています。ある日、友里香が突然「夫を殺してしまった……」と2人に連絡します。友里香は夫婦喧嘩の最中、思わず夫・哲也を突き飛ばしてしまったのです。 連絡を受けた璃子と麻矢は、友里香の家に向かいます。麻矢はすぐに救急車を呼ぼうとしますが、友里香は哲也を「お前なんか死ね!」と叫びながら突き飛ばしたため、正当防衛にならず娘の親権も奪われると考えた友里香と璃子は、救急車を呼ぶことを止めます。焦った2人は「哲也を始末する」ことに決めました。 麻矢も2人に協力して哲也を縛り上げようとしますが、その時哲也が息を吹き返します。哲也は逆行性健忘という記憶障害に陥っており、友里香と結婚したことなど10年間の記憶を失っていました。 哲也は別人のようにいい人になり、友里香は幸せな生活を手に入れます。

【承】消えた夫

麻矢は伯父の葬儀に参列した後、自宅のシーツから香水の匂いがすることに気が付きます。留守番をしていた夫・光博が女を連れ込んだと疑った麻矢は、この香水をどこかで嗅いだ覚えがあることに気づき……。 その日から麻矢は不眠症になり、ワインを飲むなどお酒に頼るように。酔っぱらった麻矢は限界に達し、感情の趣くまま光博に怒りをぶつけます。しかし麻矢は記憶がなく、自分が何を発してしまったのか覚えていません。 そして光博は、麻矢の前から姿を消してしまいました。

【転】蘇った夫の記憶

記憶を失っていた哲也ですが、ある日突然全てを思い出します。しかも妻を含めた3人が自分を殺そうとしていたことを思い出し、哲也は璃子と麻矢に「友里香の共犯者として慰謝料1000万円を支払う」よう要求したのでした。 慰謝料の支払い期限が近づき、今度こそ哲也を始末しようと考えた友里香と璃子。友里香が哲也に突き飛ばされ、意識不明の状態になってしまいました。 一方麻矢は光博の行方が分からず、警察に行方不明者届を出すことに。光博のことを会社に報告していなかった麻矢ですが、部署の後輩・鳥居香奈は麻矢の異変に気付いていました。 そんな時、麻矢の携帯に1通のメールが。そこには光博と一緒に写っている璃子の姿があり……。麻矢は璃子を問い詰めますが、璃子は光博との不倫を完全否定します。

【結】「夫よ、死んでくれないか」

麻矢は光博の兄・康明に会いに行くと、光博がいなくなったのは麻矢が「早く死んでくれないかな」と璃子や友里香と話しているのを聞き失踪してしまったと分かります。その後麻矢は、光博が友里香に似た女性とおでん屋に行っていたことを知り、友里香を問い詰めます。 その時、警察から「光博を保護した」との連絡が。警察に向かおうとすると、なぜか香奈が転職の報告にやってきました。香奈は「ついに麻矢さんを超えられたかな、って」と告げ去っていきました。 友里香は哲也に突き飛ばされて意識不明に。麻矢は「自業自得」だと思っていましたが、実は友里香は光博の不倫相手ではなく……。 光博の不倫相手の正体は、後輩・香奈だと判明!香奈は麻矢に憧れるあまり、“麻矢を超え、取って代わりたい”という願望を持っていました。 麻矢は光博がいるという警察署の食堂へ向かいますが、久しぶりに夫の姿を目にした瞬間、彼女の脳裏に浮かんだ言葉は「夫よ、死んでくれないか」でした。

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原作の感想・評価

夫よ、死んでくれないか』の総合評価
3.5 / 2人のレビュー
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20代女性

「いや、そこで終わるんかーい!」榊夫婦の娘ちゃんの今後が心配&あの後輩一人勝ち!?みたいな気持ちになってモヤモヤしました。第三者だから言えるんでしょうけど、親権問題がある友里香はともかく麻矢は何で早く離婚しなかったんだろう。

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30代男性

『デフ・ヴォイス』と同じ作者とは思えない衝撃のタイトルと内容。(哲也はちょっと微妙だけど)夫側だけの問題とも言えない感じだし、夫婦関係って本当に難しい、もし映画化されたら、「鑑賞後にカップルが別れる映画」ってまた呼ばれるんじゃない……?

ドラマ『夫よ、死んでくれないか』2025年4月7日から放送開始!

「全夫が震える」シリーズ第3弾『夫よ、死んでくれないか』は、2025年4月7日放送スタート。結婚に奪われた本来の自分と幸せを取り戻すため、妻たちの復讐劇が始まります。 ドラマ版ではどんな結末が待っているのか、今から期待が高まってしまいますね!