2025年5月2日更新

『ある魔女が死ぬまで』結末までネタバレ!漫画は完結してる?メグのラストも考察

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『ある魔女が死ぬまで』は、2019年から2022年まで「カクヨム」にて連載されていた坂によるライトノベル。主人公・メグが出会いと別れを繰り返しながら成長していく姿が描かれた王道ファンタジーである本作は、漫画化のほか、2025年4月からはアニメ化もされています。 この記事では、そんな本作のあらすじを紹介するとともに、徹底考察していきます! ※この記事は『ある魔女が死ぬまで』のネタバレを含みます。

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アニメ『ある魔女が死ぬまで』のあらすじ【ネタバレなし】

十七歳の誕生日を迎えた見習い魔女メグ・ラズベリーはある日、師匠である七賢人の一人・ファウストから、余命一年の呪いを受けていることを告げられます。 彼女が助かる方法は、不死をもたらす「命の種」を生み出すことのみ。その材料は千人分の「嬉し涙」でした。彼女は涙を集めるため、親友のフィーネや七賢人の祈、ソフィらと関わりながら、人々の心に寄り添っていきます。 これは、彼女が奇跡を起こすまでの一年を描いた物語です。

小説『ある魔女が死ぬまで』は完結した?

ある魔女が死ぬまで

結論から言うと、小説『ある魔女が死ぬまで』は完結しています!「カクヨム」に掲載されているWeb版は2022年8月に最終話が投稿されており、その後刊行された書籍版も2025年3月に第3巻が発売され、物語としては1つの大きな区切りを迎えました。 ちなみにWeb版と書籍版の内容は概ね同じなのですが、それぞれ異なる視点で描かれているため、異なる読後感が味わえます。アニメ版を観て気になった人は、ぜひ原作もチェックしてみてくださいね。

WEB版『ある魔女が死ぬまで』のネタバレ

魔女・メグの嬉し涙を集める旅が始まる

魔女見習いの少女メグ・ラズベリーは、17歳の誕生日に師匠であるファウストから「余命1年」の呪いについて聞かされます。彼女が助かる手段は、千人分の“嬉し涙”を集めることのみ。 途方に暮れる中、母を亡くした少女アンナと出会ったメグは、桜を咲かせる魔法で彼女の心を癒します。流れたアンナと父・ヘンディの涙は結晶となり、自身の未来を切り開く力を実感。自らの過去と向き合いながら、彼女は「人の心を動かせる魔女」として覚悟を決め、命を繋ぐための旅に出ます。 そうして、絶望の中で希望を紡ぐ、ひとりの少女の成長と再生の物語がスタート。彼女の選んだ道が、未来を変える可能性を秘めています。メグは、未来に対して希望を持ちながら、呪いを解くための力強い一歩を踏み出すのでした。

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魔法式典と新たな出会い

メグは英知の魔女・祈と祝福の魔女・ソフィに出会い、魔法の修行を続けていました。ある日、ソフィから「二十年に一度の魔法式典」の開催を聞かされたメグは、式典に参加することに。 式典は魔法協会からの招待を受けた者だけが参加できる貴重なイベントのため、メグは不安を感じていましたが、ソフィの助けを得て参加を決意します。 会場に到着したメグは圧倒される中、式典の最中に謎の少女と出会います。その後さらに、黒ずくめの女性と出会ったメグは、彼女から「あなたには過酷な運命が待っている」と予言されてしまうのでした。 実は謎の少女の正体は、本物の言の葉の魔女であるクロエ。彼女の存在が世界トップレベルの機密事項であることが明かされたのち、メグの冒険は新たな局面を迎えます。

“誰かのため”に生きる意味

ついに、嬉し涙を集め終わったメグは、そこで初めて「誰かのために生きる意味」に辿り着きます。実はメグの「余命1年」というのは、師匠であるファウストが彼女を立派な魔女にするためについた嘘でした。なんと呪いの本当の対象は、ファウストだったのです。 その後局面は、メグたちと災厄の魔女・エルドラとの最終決戦へ。星の核のせいで異形へと変化してしまったエルドラは、彼女にとって大切な存在であるはずのファウストを手にかけます。瀕死の状態に陥った師匠の姿を見たメグは、エルドラへの応戦を開始。 祈たちとも協力しながら、なんとかエルドラを正気に戻すことに成功します。しかし、深手を追いすぎていたファウストは弟子であるメグの成長を喜びながらも、その生涯に静かに幕を下ろしたのでした。

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“死”がテーマでありながらも少女の成長を描く【考察】

Web版ではすでに完結している、『ある魔女が死ぬまで』。タイトルからも分かる通り、“死”という重いテーマを掲げた本作ですが、希望的なラストが描かれています。 冒頭だけ見ると、タイトルの「ある魔女」はメグのことを指しているのだと思ってしまいますが、 物語を読み進めるうちに別の人物を指していることが分かります。その人物とは、メグの師匠である偉大な魔女・ファウスト。 彼女はメグのことを想い、嬉し涙を集める旅に出させています。最終的にファウストは戦いの中で命を落としてしまうのですが、死ぬ間際の表情がこれまでにない程穏やかであるなど、絶望的には描かれていません。 その後メグはファウストの意志を継いで七賢人となり、物語はハッピーエンドを迎えました。

『ある魔女が死ぬまで』続編に期待

本編はすでに完結してしまっている本作ですが、アニメ化されたことで、再び盛り上がりを見せています。メグのその後は少しだけ描かれていた本作ですが、同じく重要なキャラクターであるソフィやフィーネ、祈たちについてはあまり掘り下げられていません。 そのため、彼女たちについて詳しく描かれたスピンオフが見たいというファンの声も。もしかしたら今後、本作の続編が出るかもしれないため、期待して待ちましょう!

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アニメ化もした『ある魔女が死ぬまで』から目が離せない!

この記事では、アニメ化もされた人気ライトノベル『ある魔女が死ぬまで』のあらすじをネタバレありで徹底解説しました! ライトノベルファンたちの間でも「涙腺崩壊する」「師弟愛に胸を打たれる」と話題になった本作を、ぜひチェックしてみてくださいね。