2025年4月23日更新

ウィッチウォッチとスケットダンスのコラボ回をネタバレ解説!何巻に登場する?

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ウィッチウォッチ
©篠原健太/集英社

魔女と使い魔たちのドタバタな日常を描く「ウィッチウォッチ」。作者の篠原健太は前作「スケットダンス」でも人気を集めましたが、実は「ウィッチウォッチ」にはその「スケットダンス」とのコラボ回が存在するのです! 大人になった登場人物が描かれる中、やはり気になるのは主人公・ボッスンとヒロイン・ヒメコの関係……。「結婚」なんていうワードも出てきて、ファンとしてはソワソワすること間違いなしです。 この記事では、そんな「ウィッチウォッチ」と「スケットダンス」のコラボ回について解説していきます。

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ウィッチウォッチとスケットダンスのコラボは何巻?

「ウィッチウォッチ」と「スケットダンス」のコラボエピソードは、単行本11巻に収録されている94~96話です。『週刊少年ジャンプ』では、2023年9号で突如コラボが発表され、10号、11号と掲載されるという、ファンにとっては嬉しいサプライズとなりました。 コラボといってもいろいろありますが、このエピソードでは「スケットダンス」の登場人物が少し登場するだけでなく、ストーリーにがっつり絡んできます。同作で描かれた事件とリンクさせている部分もあり、「ウィッチウォッチ」しか知らない人にとっては予習必須といえる内容になっていました。 逆にいえば、「スケットダンス」ファンにはたまらない展開だったといえるでしょう。

漫画「スケットダンス」の概要

開盟学園高校の学生生活支援部、通称・スケット団は、学園の便利屋。部長のボッスン、副部長のヒメコ、書記のスイッチという合計3人のメンバーで、日々舞い込んできたり舞い込んでこなかったりする依頼をこなしています。 基本は学園内でのゆるい日常を描くコメディ漫画ですが、時に感動の人間ドラマが繰り広げられるのも見どころのひとつ。スケット団の3人はいずれも重い過去の持ち主でもあり、それぞれにフォーカスした長編エピソードも描かれます。 ボッスンとヒメコ、スイッチの軽妙なやりとりに笑ったり、シリアスなストーリーに涙したり……。そんな多彩な魅力を持っているのが「スケットダンス」という作品です。

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ウィッチウォッチとスケットダンスのコラボ回のネタバレ&感想

『ウィッチウォッチ』11巻・94話ネタバレ

カンシのバイト掛け持ち回

「移動の魔女」のモモチに結婚式場のバイトに誘われた天狗族の少年・カンシ。彼は葬儀場のバイトが入っていたため断りますが、そこでモモチがとんでもないことを思いつきます。なんと、テレポートを使ってカンシに2つのバイトを掛け持ちさせようというのです。 こうして結婚式とお葬式という真逆にもほどがある場を行ったり来たりする羽目になったカンシですが、当然そうそううまくいくはずもありません。瞬間移動のタイミングが最悪で、結婚式場で香典を受け取ろうとしたり、葬儀場で満面の笑みを浮かべてしまったりと、シュールすぎるドタバタ劇が繰り広げられます。

スケットダンスのキャラたちが続々登場!?

ただのドタバタ劇に思えたエピソードでしたが、終盤でとんでもない事実が明らかになります。なんとモモチとカンシが担当していたのは、「スケットダンス」の登場人物・クラちゃんこと倉本歩の結婚式だったのです。 当然ながら参列者の中にはさまざまなキャラが登場……しかし、小さいコマで描かれたのみだったので、初見で気付くのは難しいかもしれません。ただしその後、早乙女浪漫(ロマン)とヒメコが大ゴマで描かれます! 臨時で新しい高校に行くことになったというヒメコは、気が強そうで凛とした雰囲気はかつてのまま、美しい大人の女性になっていました。

『ウィッチウォッチ』11巻・94話の感想

いつも通りの「ウィッチウォッチ」を楽しんでいたらいきなり「スケットダンス」のキャラが登場するまさかの展開は、あまりに嬉しすぎるサプライズ。誰が登場しているのか探してみるのも楽しかったです。 大人になったヒメコが、ペロペロキャンディーとチョーカーという相変わらずのスタイルを貫いていることに、ファンとしては思わず嬉しくなってしまいました。

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『ウィッチウォッチ』11巻・95話ネタバレ

「結婚」というワードに過剰反応するヒメコ…

盲腸で入院した真桑先生の代わりに、臨時教員として翌檜高校にやってきたヒメコ。国語教師になるという夢をしっかり叶え、日々頑張っているようで、その描写だけでしみじみとしてしまいます。 しかしそんな中、生徒の一人が結婚について質問すると、ヒメコは突然不機嫌に……。「結婚についてはあのボケがどう考えてんのかこっちが聞きたいっちゅーねん」とブツブツ言い出し、生徒にも少し引かれていました。 「あのボケ」が誰かについては明言されていませんが、読者の頭に浮かんだのは当然ボッスンの存在。まさかここで違う相手と付き合っている……なんてことはないでしょう!

ボッスンも後ろ姿で登場!

その後は、不登校の生徒・三木梢をめぐるエピソードが描かれ、校舎に仕掛けられた暗号を解くという流れになっていきます。そんな中でヒメコに協力を要請されたのがボッスンでした! このエピソードで描かれたのは横顔の一部と後ろ姿だけですが、「誰に言ってんだ」「困ってる人は助けてやんよオレやってやんよのボッスンだぞ」というセリフに興奮した読者も多いはず。実はこれ、「スケットダンス」で剣道部主将・武光振蔵に勝手につけられたキャッチフレーズで、当時は「ダセぇ」と怒っていたものなのです。

『ウィッチウォッチ』11巻・95話の感想

95話最大のポイントはやはりヒメコの結婚にまつわる描写。ヒメコの相手といえばボッスンしか考えられず、結婚までは行っていないものの「結婚を考えているか聞きたいレベル」にはあることから、ヒメコとボッスンが付き合っていることはまず間違いなさそうです! それにしても、登場して早々ヤンキーをしばくヒメコの姿には、「教師になっても全然変わっていないんだな……」と謎の感慨を抱いてしまいました。

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『ウィッチウォッチ』11巻・96話ネタバレ

ボッスンもスイッチもすっかりイケメンに…!

95話では顔が見えなかったボッスンですが、96話ではしっかり登場。高校生の頃に比べるとずいぶんキリッとした顔つきになり、髪も短くなって爽やか系イケメンになっていました。 また、ヒメコから電話越しに情報を聞き、ゴーグルを装着して「集中」することであっという間に謎を解いてしまうところも相変わらずです。 さらにそんなボッスンのもとに現れたのがスイッチ!トレードマークのメガネはそのまま、ジャケットをクールに着こなしたイケメンに成長しています。彼との会話の中で、ボッスンが「便利屋」として相変わらず人助けをしていることも判明しました。

3人そろった姿にしみじみ

例の暗号は、1年3組のクラスメイトが三木のために仕掛けたものだと判明します。彼らは皆で力を合わせて不登校になってしまった彼女を救おうとしたのでした。 不登校になった同級生を救う……という流れから、かつて引きこもりになったスイッチを救ったときのことを思い出すヒメコ。一方のボッスンとスイッチも酒を飲みながら、同じ思い出話で盛り上がっているようでした。 エピソードのラストでは、ボッスンとヒメコ、スイッチが集結する姿が描かれます。仲良く肩を組む姿は高校生の頃とまるで変わっておらず、何年経とうと薄れない彼らの絆が感じられました。

『ウィッチウォッチ』11巻・96話の感想

スイッチの過去と少し絡めたエピソードになっていて、「スケットダンス」を改めて読み返したくなりました。 ラストの3人でのやりとりの中でも、ボッスンとヒメコがしょっちゅう食事を一緒にしていることが匂わされており、またもやニヤニヤさせられてしまいます。結婚を考える段階というのなら、もしかして同棲しているのかもしれませんね……?

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ウィッチウォッチとスケットダンスのコラボ回まとめ

大人になったボッスンとヒメコ、スイッチの姿が描かれた、「ウィッチウォッチ」と「スケットダンス」のコラボ回。残念ながらボッスンとヒメコはまだ結婚していませんが、どうやらいつしてもおかしくない関係にはあるようです。 今後、スケット団の面々が「ウィッチウォッチ」に登場するかはわかりませんが、彼らがこの世界のどこかで元気に生きていると考えるだけでもファンとしては嬉しいものです。 「スケットダンス」ファンはもちろん、「ウィッチウォッチ」しか知らないという読者も、これを機会に「スケットダンス」を改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。