2025年6月13日更新

「カリオストロの城」カリオストロ伯爵を徹底解説!最後やモデルから話題の卵の食べ方まで紹介【ルパン三世】

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『ルパン三世 カリオストロの城』
『ルパン三世 カリオストロの城』原作:モンキー・パンチ (C)TMS

宮崎駿監督が手がけた名作アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』に登場する悪役・カリオストロ伯爵。その後のジブリ作品の悪役の雛形ともいえる伯爵について、この記事ではプロフィールやモデル、その最期などを紹介します。

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『ルパン三世 カリオストロの城』カリオストロ伯爵のプロフィール

本名 ラザール・ド・カリオストロ
性別 男性
年齢 30~40代
声優 石田太郎

本作の悪役として知られるカリオストロ伯爵は、カリオストロ公国の摂政を務める伯爵家の当主で、公国の実質的な統治者です。クラリス王女の両親である大公夫妻が7年前の火災で亡くなった後、国の実権を握りました。

【最期】カリオストロ伯爵の最後は?時計の針に挟まれて死亡?

クラリスから奪った銀の指輪と自分の持つ金の指輪を合わせ、時計塔の文字盤にはめ込んだ伯爵。これで「ゴートの秘宝」を手に入れられると思っていましたが、指輪が時計塔の仕掛けを起動するスイッチだとは知らず、そのまま身動きが取れなくなります。 仕掛けは急速に12時を指すようになっており、大時計の長針と短針が合わさることを意味していました。欲にまみれた者を逃がさない装置だったようで、伯爵は両方の針に挟まれて圧死したのでした。

【モデル】敵役・カリオストロ伯爵の元ネタは?

カリオストロ伯爵の名前は、ルパン三世の祖父・怪盗ルパンの活躍を描いたモーリス・ルブランの小説「アルセーヌ・ルパン」シリーズの『カリオストロ伯爵夫人』から取られています。クラリスの名前もこの作品からで、ルパンと結婚した初めての女性です。 伯爵のモデルとしては、18世紀に実在した詐欺師アレッサンドロ・ディ・カリオストロが挙げられています。「カリオストロの城」の伯爵は強欲な支配者でしたが、実在のカリオストロは義賊としての一面もあったようです。

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【目的】伯爵はなぜクラリスと結婚しようとした?目的は?

『ルパン三世 カリオストロの城』
『ルパン三世 カリオストロの城』原作:モンキー・パンチ (C)TMS

伯爵の目的はクラリスと結婚して公国の真の継承者になることと、彼女が持つ銀の指輪と自分の金の指輪を合わせて「ゴートの秘宝」を手に入れること。彼はすでに公国の実権を握ってはいましたが、名実ともに国を手に入れたかったようです。 しかし秘宝が何かは把握しておらず、指輪を時計塔の文字盤にはめ込むことで時計仕掛けが起動することも知りませんでした。金と権力、そしてクラリスとすべてを欲した結果、無残な最期を遂げました。

【番外編】伯爵が卵をスプーンで食べる姿が話題に

伯爵が豪華な朝食を食べるシーンで、半熟卵の黄身だけをスプーンですくって食べる優雅な姿が話題に!伯爵の貴族らしい一面が垣間見えた場面でしたが、「そんな食べ方あるの?!」と驚いた人もいたよう。実際贅沢な食べ方で、伯爵の傲慢な性格も特徴づけるシーンでした。

【声優】カリオストロ伯爵の声優は石田太郎が担当

カリオストロ伯爵の声優を担当したのは、俳優・声優の石田太郎。アメリカのドラマ「新・刑事コロンボ」シリーズのコロンボ役の吹き替えで有名で、大友克洋のアニメ映画『AKIRA』(1988年)の大佐役でも知られています。

悪役だけど魅力たっぷり!カリオストロ伯爵に注目

宮崎駿監督が初めて手がけた劇場用の長編アニメ『ルパン三世 カリオストロの城』。いまだ名作として観続けられている所以の1つに、悪役が魅力的なことも挙げられそう!ぜひカリオストロ伯爵にも注目して鑑賞してみてください。