『ルパン三世』登場人物のプロフィール完全版!年齢や原作・アニメの違いとは?

『ルパン三世』には、主人公のルパン三世をはじめ、早撃ちの名手で相棒の次元大介、日本刀・斬鉄剣であらゆるものを斬る石川五ェ門、謎に包まれたセクシーな女泥棒・峰不二子、そして長年にわたりルパン一味を追い続ける銭形警部など、個性豊かな主要キャラクターたちが登場します。 では、そんな彼らの年齢は一体どのような設定になっているのでしょうか?
ルパン三世

祖父に大怪盗アルセーヌ・ルパンを持つルパン三世。女性にはめっぽう弱い一方で、頭脳明晰で狙った獲物は決して逃さないことで知られています。さらに、一流シェフ並みの料理の腕前を持つという意外な一面も。 そんなルパン三世の年齢は「不詳」とされています。原作では、本人すらも正確な生年月日を知らない設定になっています。
原作でのルパン
ルパンというと、お茶目でコミカルな印象が強いかもしれませんが、原作のルパンはハードボイルドで渋みのある二枚目キャラクターとして描かれています。ユーモア溢れる存在というよりも、むしろクールで冷たささえ感じさせることもあります。 特に不二子との関係性には大きな違いがあります。アニメ版では、不二子に美味しいところを持っていかれたり、お宝を奪われたりするシーンが多く描かれますが、原作では常に最後に勝つのはルパン。不二子の方が出し抜かれてしまう展開が主流となっています。
アニメでのルパン

1971年からアニメ化された『ルパン三世』では、原作に比べてユーモアたっぷりのお茶目なキャラクターとして描かれています。飄々としていながら少し三枚目で、しかし実はとても男らしい――どこか憎めない魅力が、アニメ版ルパン三世の大きな特徴です。 銭形警部とのドタバタ劇を繰り広げたり、女性に弱く、特に不二子に美味しいところを持っていかれるシーンもおなじみです。原作と比べ、より親しみやすいキャラクターへとアレンジされています。 また、ルパンの愛用するスーツの色も作品によって異なります。初期は緑、パート2以降は赤を基調にしており、スペシャル版では青や白のジャケット姿も登場します。顔立ちや雰囲気も作品ごとに少しずつ変化しており、時代とともに新たな魅力が加わっています。
ルパンの犯行の手口
ルパンは盗みを働く際に、自らのルールに従って行動します。そのひとつが「予告状」です。必ず盗みに入る前に「〇〇を頂戴します」といった内容の予告状を送りつけ、現場に挑みます。予告状にはサインが入っていることもあれば、ルパンの似顔絵が描かれていることもあります。 ひょろっとした細身の体型に見えるルパンですが、実は非常に高い身体能力を持っています。ラグビーやボクシングといったスポーツはもちろん、社交ダンスまで軽やかにこなすシーンも描かれています。さらに、あらゆる乗り物の操縦技術にも優れており、『ルパンは燃えているか...?!』では、車の国際A級ライセンスを所持していることも明らかになっています。 そのほかにも、ユニークな秘密道具を巧みに使いこなし、銃の腕前も一流。ずば抜けた頭脳と超人的なスキルを併せ持つのが、ルパン三世の大きな魅力のひとつです。
ルパンの女性遍歴

ルパンといえば、女性に弱いというイメージがすっかり定着しています。特に不二子にはとことん甘い姿が印象的です。三枚目キャラクターとして描かれることの多いルパンですが、そのお茶目さと意外な男らしさで、女性を虜にしてしまうことも少なくありません。 劇場版「カリオストロの城」では、城に囚われていた可憐な少女クラリスがルパンに恋心を抱きます。彼女は過去にルパンを助けたことがあり、その恩もあってルパンの心も大きく揺れ動いたようです。TVスペシャル『くたばれノストラダムス』では、ジュリアという少女がルパンに憧れを抱いていました。年下の女性に好かれるタイプなのかもしれませんね。 さらに、最近のアニメシリーズではルパンが結婚する展開も描かれました。お相手は超セレブのお嬢様・レベッカ。しかし、これは財宝を手に入れるための偽装結婚で、実際には法的な手続きは行われていません。レベッカもまたルパンを利用する一面がありましたが、ルパンの自由奔放な生き方に惹かれていた様子が描かれています。
ルパンの愛用品

ルパンの愛用品について紹介します。まずはおなじみの服装から。スーツにジャケット姿が定番のルパンですが、そのジャケットの色は作品によってさまざまに変わります。アニメ第1作ではグリーン、第2作では赤を着用し、TVスペシャルでは青や白のジャケットを羽織ることもありました。 愛車も作品ごとに変化しています。最初は黄色いメルセデス・ベンツに乗っていましたが、劇場版『カリオストロの城』以降はフィアット500が定番となります。こちらも同じく黄色いボディが印象的です。そのほか、コブラやアルファロメオなど、数々の名車を乗りこなしている姿も描かれています。 そしてルパンの愛用品といえば、やはりワルサーP38でしょう。実在するドイツ製の軍用拳銃で、カール・ワルサー社によって開発されました。1997年に放送されたTVスペシャルでは、このワルサーP38を巡るストーリーも描かれています。 ちなみに、ルパンの愛用するタバコはフランスの銘柄「ジタン・カポラル」。こうした小物にも彼のこだわりが垣間見えます。
次元大介

クールで早撃ちの名手として知られる次元大介。原作で初登場した際は「次元大介刑事」として描かれており、その後も殺し屋、傭兵、ボディーガード、外国人部隊など、さまざまな経歴を持つ人物として設定されています。驚くべきことに、ルパンとは幼なじみという設定があり、さらに妹がいることもあまり知られていない事実です。 年齢は「不詳」とされていますが、ルパンよりも年上だといわれています。
アニメと原作の違い

次元大介の原作での初登場は、意外にも刑事としてでした。連載初期は一話完結型だったため、まだキャラクターが定まっておらず、性格も話によって異なっていました。兄と妹がいるという設定も登場しています。刑事として登場した次元は、物語を重ねる中で徐々に姿を変え、やがてルパンの相棒という現在の立ち位置に落ち着いていきます。 アニメでの初登場は、原作とは異なり敵同士としての初対面から始まります。ハードボイルドでクールなイメージが強い次元ですが、アニメ第1シリーズではルパンが死んでしまったと誤解した際に男泣きする場面もあり、意外と人間味あふれる一面も描かれています。
実は大の女嫌い!?
次元には、歯医者と女性が苦手だという設定があります。特に不二子に対しては「すぐに裏切るのだから信用するな」とルパンに忠告するなど、強く警戒している様子が見られます。TVスペシャルでは「女と違って銃は裏切らない」と語っており、女性に対して裏切られるイメージを抱いていることがうかがえます。 単なる嫌悪というよりは苦手意識に近いようで、アニメ第2シリーズでは女性恐怖症気味であるという設定も登場しています。ただし、劇場版では女性とのロマンスが描かれることもあり、苦手とは言いつつも、想いを寄せることもあるようです。
次元大介の愛用銃

早撃ちの名手として知られる次元は、弾詰まりを嫌い、主にリボルバー式の銃を愛用しています。彼の相棒はアメリカ・S&W(スミス&ウェッソン)社製のM19コンバットマグナム。目を閉じたままでも組み立てられるほど使い込んでおり、その信頼の厚さがうかがえます。 S&W社はアメリカを代表する銃器メーカーで、特にリボルバー銃に定評があることから、次元もこのメーカーを好んでいるのかもしれません。なお、作中ではハンドガンだけでなく、ライフルやグレネードランチャーといった重火器も自在に扱う姿が描かれており、幅広い武器の扱いに長けていることがわかります。 TVスペシャルの中では、愛用の銃について「こいつがいないと俺は生きられない」と語っており、まさに次元にとって命ともいえる存在となっています。
次元大介の愛用品
ハードボイルドなイメージが強い次元の愛用品は、まさに彼のキャラクターを象徴しています。服装は常に黒のスーツに黒のネクタイ、そして黒の帽子というスタイル。長年のトレードマークである帽子はいつも目深にかぶっており、目元を隠すことで一層クールな雰囲気を漂わせています。ちなみにこの帽子、実は作画の手間を省くために生まれたという裏話も存在します。 愛用のタバコは、初期にはBAT社が製造するポールモールを吸っていましたが、近年ではマルボロに変わっているようです。また、劇場版でシケモクを吸うシーンが印象的だったことから、シケモクのイメージを持つ人も少なくありません。 酒を嗜むシーンも多く、特にウイスキーを好んで飲んでいます。バーボンではI・W・ハーパーやジャックダニエル、スコッチでは様々な銘柄を楽しんでいる様子が描かれています。 さらに、好きな食べ物はベーコン豆(ビーンズ・アンド・ベーコン)、腕時計はオメガやロレックスを愛用しているという設定もあり、細かなこだわりが彼の魅力をさらに引き立てています。
石川五ェ門

「また、つまらぬ物を斬ってしまった」という名セリフで知られる石川五ェ門は、13代目石川五右衛門の子孫であり、切れないものはないとされる斬鉄剣を操る居合の達人です。意外と知られていないプロフィールとして、嫌いな食べ物はトマトケチャップだという設定があります。 現在ではルパンの仲間として知られていますが、初登場時はルパンを狙う殺し屋という設定で登場しました。なお、年齢は「不詳」とされています。
アニメと原作の違い
五ェ門の誕生は、アメリカのファンから「もっとオリエンタルなキャラクターが欲しい」と要望されたことがきっかけだったと言われています。初登場時はルパンの敵として登場し、のちに仲間となりましたが、一人称は「オレ」や「わたし」など定まっておらず、初期はキャラクター像がやや曖昧でした。 原作では明るく真面目で純朴な性格で描かれており、アニメでの渋く寡黙な五ェ門とはかなりイメージが異なります。アニメ版でも当初はルパンを狙う殺し屋として登場しますが、キャラが定着するまでには時間がかかりました。第2シリーズに入ってからは、一人称を「拙者」とする現在広く知られている渋く硬派なキャラクター像が確立されていきます。 ルパン一味の一員ではありますが、次元のように常に行動を共にするわけではなく、いざという時に戦闘要員として加勢するスタイルが多いのも特徴です。
元ネタになった石川五右衛門とは
石川五右衛門といえば、安土桃山時代に活躍した大泥棒として知られ、釜ゆでの刑に処されたことで有名です。金持ちから盗んで貧しい人々に分け与えた義賊だったという言い伝えも残っていますが、実際に義賊だったかどうかは定かではありません。あくまで伝説のひとつとされています。 とはいえ、歴史上実在した人物であることは確かで、豊臣秀吉の配下によって捕えられ、子どもと共に処刑されたという記録が残っています。また、イエズス会の記録の中には、処刑時に油で煮られたという記述もあり、これが「釜ゆでの刑」という伝承の元になったとされています。 『ルパン三世』に登場する石川五ェ門は、この石川五右衛門の13代目の子孫という設定です。
日本文化への執着
着物に袴、さらしに雪駄と、まさに武士そのものの装いを貫く五ェ門。その服装へのこだわりは徹底しており、どんな場所へ赴こうともこのスタイルを崩しません。極寒の北極でも上着を羽織らずに釣りをしていたほどです。 また、歌舞伎や任侠映画といった古き良き日本文化を愛しており、任侠映画は一人で映画館に足を運んでは静かに感動している様子が描かれています。 五ェ門は日本神道の家系に生まれ、仏教の影響も強く受けています。食事においても日本食を好んでおり、あるシリーズでは、2週間ぶりに食べた米と梅干しに感涙するシーンも登場します。まさに日本文化を深く敬愛している人物と言えるでしょう。
石川五ェ門は居合の達人
五ェ門の名台詞といえば、やはり「またつまらぬものを斬ってしまった」でしょう。その腕前は常人の域をはるかに超えており、居合の達人として圧倒的な技量を誇ります。作中では、自動車や核ミサイル、果ては倒壊するビルまで斬ってしまうという驚異的な剣技を披露しています。 五ェ門の太刀筋は非常に美しく、繊細で器用です。大きなものを一刀両断にするだけでなく、服一枚だけを切り落とすといった精密な技もこなします。ちなみに、この居合斬りの設定は映画『座頭市シリーズ』から着想を得ているそうです。
石川五ェ門は女に弱い!?
渋くて二枚目な印象の五ェ門ですが、可憐な女性や美人には意外と弱い一面も持っています。ただし、誰にでも甘いわけではなく、女性の見た目にはかなり厳しい目を持っており、テレビシリーズではある女性の顔を見て「痘痕面の月はごめんこうむる」と辛辣な発言をする場面もあります。 また、テレビシリーズ初登場時には、不二子のことを「拙者の不二子ちゃん」と“ちゃん付け”で呼ぶという意外な一面も見せており、現在の硬派なイメージは徐々に形成されていったことがうかがえます。 ちなみに、TVスペシャル『ロシアより愛をこめて』では「いくつになっても、何年修業をしても、恋は素晴らしい…」と呟くシーンもあり、恋愛にまったく関心がないわけでもないようです。
石川五ェ門の愛刀
五ェ門の愛刀といえば斬鉄剣です。なんでも斬れる、というイメージがありますが、中には斬れないものもあるようです。斬鉄剣の設定も時によって変化しており、本人によると虎徹、良兼、正宗の3本を一緒に溶かした、という話でしたが、劇場版の『燃えよ斬鉄剣』で特殊合金から作られたことが明らかにされました。 白鞘に納められており、刀身は緩い曲線を描いているのが特徴です。斬鉄剣には雄と雌の刀が存在しており、五ェ衛門が持っているのは雄刀。ちなみに、相方の雌刀については所持者と共に消滅しています。 無敵と思われる斬鉄剣ですが、時には刃こぼれする事もあり修理に出しているシーンも見受けられます。劇場版の『燃えよ斬鉄剣』にて、詳しい話が見られるので興味のある方はこちらも是非。
峰不二子

ルパン三世の主要キャラクターの中で紅一点となる峰不二子。セクシーな容姿で知られる一方、登場人物の中でもっとも謎の多い存在です。ルパンの味方として行動することもあれば、裏切って敵に回ることもあり、さらには恋人として登場することもあるなど、立ち位置は常に流動的です。 スリーサイズはバスト99.9cm、ウエスト55.5cm、ヒップ88.8cmと、すべてゾロ目になっているのが特徴的です。登場人物の中でも特に年齢が気になるキャラクターですが、残念ながら年齢は「不詳」とされています。
峰不二子とルパンとの関係性
『ルパン三世』における永遠のヒロインでルパンの永遠の恋人こと、峰不二子。原作に登場した際は一貫したキャラクターがなく、ルパンの敵に回ったり味方になったりと謎の美女として登場しており、ルパンの仲間になったのは途中からでした。 不二子はいつもルパンを翻弄していて、ルパンが一方的に惚れているイメージがありますが、劇場版の『複製人間』の際でこんなシーンがあります。 マモーというキャラが不二子に永遠の命を与えようとするのですが、不二子は「ルパンと一緒じゃないと嫌」と永遠の美貌への約束を突っぱねるのです。 永遠の美しさよりも、ルパンといる人生を選んだ不二子。実は心の奥ではルパンという存在のことを深く想っているのかもしれませんね。
峰不二子の弱点
お金に目のない不二子は、危険だと分かっていても敵の中に侵入するなど度胸のある女性でもあります。しかし、そんな不二子にも意外と女性らしい一面があり、カエルや蛇といった爬虫類が苦手なようです。 そして、もう1つ実は狭いところが苦手な不二子は閉所恐怖症という弱点が。男勝りな不二子のイメージからすると、少し意外ですね。
家族構成や人間関係は
原作では不二子の父親をルパンが殺したというストーリーが収録された回があります。原作「健在ルパン帝国」の中にその話が掲載されています。 その物語では、故郷を追われ病院にいたルパンが、不二子に売られて殺されるというストーリーが展開さ。ルパンは自分の身を護ろうと病院の院長と入れ替わったので、最終的には殺されることなく助かったのですが、実はその院長が不二子の父だったのです。 しかし、院長は脅されてルパンの父を殺害した、という過去を持っていたのでルパンとしては間接的な復讐を果たしたということになります。 ルパンは不二子の父に自分の父親を殺害され。不二子はルパンの手によって自分の父を殺される、と暗い過去があったようです。
峰不二子をもっと知るためのスピンオフ作品
不二子を主人公にしたテレビシリーズがあるのをご存じでしょうか。2012年に放送された『LUPIN the Third -峰不二子という女-』では、不二子を中心に、若き日の彼女とルパンたちの物語が描かれています。 登場キャラクターはルパン一味の3人に加え、お馴染みの銭形警部も登場します。深夜アニメとして制作されたこともあり、従来のシリーズよりもセクシーさを前面に押し出した作風となっています。不二子が主役ということもあり、ルパンが登場しないエピソードもあるなど、少し珍しい構成も特徴です。
銭形警部

本名は銭形幸一。銭形平次の子孫であり、アメコミのキャラクターであるディック・トレイシーがモデルといわれています。ドジな警部というイメージが強い一方で、実は格闘技に秀でており、1対1の勝負ではルパン一味の誰も敵わなかったという描写もあります。
アニメと原作の違い
銭形といえば、お茶目で明るい「とっつぁん」というイメージが定着していますが、実は原作では次元も顔負けのクールで二枚目なキャラクターとして描かれています。原作の銭形にはルパンとの信頼関係や友情はなく、むしろルパンを憎み、殺害を企てるなど、アニメ版とは正反対の性格が設定されています。アニメ版しか知らないと驚かされる事実かもしれません。 一方、アニメではルパンとは敵対しつつも長年の馴染みの関係となっており、時には協力したり、危機に陥った際には助け合うこともあります。表面上は追いかけっこの関係でありながらも、深い部分では信頼関係が築かれているのが特徴です。原作とアニメを比べると、まるで別人のように描かれているのが面白いところです。
銭形刑事の警察での評価
銭形の所属は、国際警察組織であるICPO(インターポール)です。アニメではルパンにたびたび逃げられるなど三枚目に描かれることが多いですが、実際にはルパンたちの能力が高すぎるがゆえに、銭形の実力が過小評価されているとも言えます。実際、大規模な事件でルパンが関与している場合には、「ルパン逮捕の専門家」として頻繁に駆り出されています。 その実力は高く評価されており、国際連合から警護任務を任されたり、重要な物資の輸送を依頼されたりと、ルパン逮捕以外でも多方面で活躍しています。格闘術にも優れ、一人でごろつきを相手に立ち回るシーンも描かれており、コミカルな印象に反してかなり優秀な人物であることがわかります。 ちなみに、TVスペシャルでは銭形の月給が手取り18万250円であることが明かされていますが、ルパン逮捕の腕を買われ、手取り100万円という破格の報酬で雇われたエピソードも存在します。
銭形の家庭と女性関係
銭形の家族については、本編ではあまり多く語られていません。TVシリーズでは基本的に単身者として描かれ、「妻や娘が欲しい」と嘆くシーンや、上司にプロポーズしたこともあるなど独身らしい描写が目立ちます。 しかし、劇場版『ルパンVS複製人間』では、妻と「としこ」という名前の娘がいることが明かされています。さらにOVA版『風魔一族の陰謀』では、子どもが3人いることが判明しており、そのうちの1人が「としこ」と呼ばれています。本編ではこうした家族設定についてあまり掘り下げられていないため、どこまで公式設定として扱われているのかは不明瞭ですが、実は妻子がいるという裏設定が存在しているようです。
銭形刑事の愛用品
銭形といえば、トレンチコートに十手、そして手錠というスタイルがすっかりお馴染みです。彼のトレンチコートはバーバリー製で、長年愛用している様子が描かれています。愛用の十手は先祖代々受け継がれてきた大切な品であり、手錠もシルバーメタリックのものを長年使い続けています。 あまり目立ちませんが、実は銭形はヘビースモーカーでもあり、「しんせい」という銘柄のタバコを吸っています。さらに、携帯している銃はアメリカ製のコルト1911A1ガバメント。口径の大きな銃を愛用しているあたりにも、彼のこだわりが感じられます。
年齡不詳だった銭形警部とルパンの年齢がついに判明!?
TVスペシャル『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』のあるシーンでは、銭形警部がIDカードを提示する場面が登場します。そこに記載された生年月日から、銭形の年齢はなんと「29歳」であることが判明します。しかし、この場面の銭形は実はルパンが変装していたものであり、実際の年齢かどうかは不明のままです。 また、原作ではルパンは銭形の大学の後輩という設定があり、銭形より3歳年下とされています。仮に銭形警部のIDカードが本物だった場合、ルパンは26歳ということになります。ただし、これらの設定も含め、年齢については作品によって描写が揺れており、あくまで参考程度の情報となっています。
意外に知らない『ルパン三世』メインキャラクターのプロフィール?
『ルパン三世』ファミリーの年齢やプロフィールについて、意外と知らないことが多かったのではないでしょうか。長年親しまれている人気作だからこそ、自然とキャラクターたちに慣れ親しんでしまい、実は細かな設定を知らずに見ていた、という方も多いかもしれません。 魅力あふれるキャラクターたちの、意外と若い年齢や知られざる一面に注目しながら改めて作品を振り返ってみると、これまでとはまた違った視点で楽しめるかもしれません。