2023年1月6日更新

ジブリ新作『君たちはどう生きるか』のあらすじは?原作ネタバレから映画の内容を予想

宮崎駿監督によるジブリ最新作『君たちはどう生きるか』が2023年7月14日に公開されます。吉野源三郎原作の同名小説をモチーフに製作される長編アニメーションです。 宮崎監督は2013年に1度引退を発表していましたが、2017年に入ってから前言を撤回しています。 この記事では、注目を集める本作のあらすじや原作の詳しいネタバレ、制作状況について解説していきましょう!

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映画『君たちはどう生きるか』作品概要

タイトル 『君たちはどう生きるか』
公開日 2023年7月14日
キャスト -
監督 宮崎駿
主題歌 -

映画『君たちはどう生きるか』あらすじ

『君たちはどう生きるか』の原作は1938年に発表された吉野源三郎の小説。2017年には漫画化され、半年で200万部を突破するベストセラーとなりました。 父を亡くし、母親の弟である叔父さんのもとに引っ越してきた15歳のコペル君こと本田潤一は、学校でのさまざまな事件を叔父に打ち明けるように。叔父さんはそれを受けて考えたことをノートに書き、彼に伝えていきます。 しかし映画版は、「壮大で幻想的な物語」になるとのこと。これまでにも宮崎監督は、原作のある作品でもテーマを大きく変更したり、ストーリーの結末を変えたりしていますので、映画は原作と同じストーリー展開にはならないかもしれません。

原作小説『君たちはどう生きるか』ネタバレ

勇ましき友

コペル君のクラスメイトの浦川君は、山口君のグループからいじめられていました。周囲もそれに気付いていましたが、誰も解決しようとしない同調圧力に負けて、見て見ぬふり。しかしあるとき、正義感の強い北見君が山口君への怒りを爆発させます。 すると今度は「北見君に加勢しよう」という同調圧力が生まれてしまいました。しかしそこで止めに入ったのは、いじめられていた浦川君。コペル君はこれを見て、「まわりの流れに勇気をふりしぼって逆らった浦川君は、本当に立派だと思うんだ」と語ります。

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ニュートンの林檎と粉ミルク

以前銀座のデパートの上から地上を見て、人間は分子のようなもので、自分も社会を構成している一分子にすぎないと叔父さんに語っていたコペル君。彼はニュートンの業績は、りんごの落下という簡単な法則を思いつき、それを苦労して証明したことだと聞きます。 そこでコペル君は粉ミルクの缶に思いを馳せ、生産から販売まで、多くの人にリレーされていることに気がつきました。やはり人間社会は、無数の分子から成り立っているのです。

貧しき友

ある日、浦川君が風邪で休んだのでコペル君が様子を見に行くと、彼は両親が営む豆腐屋の手伝いをしていました。聞けば、父親が田舎に借金の工面に行っているのだとか。コペル君は浦川君に授業の進捗を伝え、彼はコペル君に店の機械を運転させてあげました。この件で、2人の友情は深まります。 叔父さんはこの話を聞いて、社会を支えている大半は貧しい人だと指摘します。そしてコペル君に、恵まれた環境にいながら、まだなにも生産していない彼はなにをすべきかと問いかけました。

ナポレオンと四人の少年

あるとき、水谷君の姉がナポレオンについて命をなげうって戦争に向かう英雄的精神を賛美します。その後、北見君が「生意気だから」と先輩から殴られるかもしれないと聞いたコペル君、水谷君、浦川君の3人。彼らはそうなったときには、自分たちも出ていって殴られようと約束します。 この話を聞いた叔父さんは、ナポレオンは人々を苦しめることも多くしたと指摘しました。そして本当に評価されるべきは、進歩の流れに乗って行われた事業だけだと言います。

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雪の日の出来事

ある雪の日、外で遊んでいたコペル君たちは、誤って上級生が作った雪だるまと壊してしまいます。水谷君と浦川君は、上級生たちに取り囲まれ、殴られ、雪玉をぶつけられる北見君を守っていました。しかし少し離れたところにいたコペル君は、体が固まってしまったように、そこから動くことができません。 その後、雪のなかで遊んでいたせいか、コペル君は高熱を出して寝込んでしまいました。

石段の思い出

熱が下がっても気分が晴れないコペル君。もう3人には絶縁されてしまう、どうしたらいいのか、と苦しみながら天井を見つめます。 叔父さんと話したあと、コペル君の部屋に母がやって来ました。彼女は女学生時代、石段でおばあさんと出会ったときの話をします。荷物を持ってあげようと声をかけたいのに、言い出せずにいるうちに石段を登りきってしまったというのです。 叔父さんは自分の過ちを素直に認め、苦しむのは意味のあることだと言います。

凱旋

コペル君は叔父さんに勧められ、北見君に謝罪の手紙を書きました。医者からも2、3日したら学校に行っていいと言われます。手紙を出してから4日後、北見君、水谷君、浦川君の3人がコペルくんの家を訪ねてきました。3人はあのときのことは気にしていない、とコペル君を許します。 そしてあの後、3人の親が学校に怒鳴り込み、北見君を殴った主犯格の上級生が停学処分になったことを知らされました。

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水仙の芽とガンダーラの仏像

春を感じで庭いじりをしていたコペル君は、1本の草を見つけて日の当たる場所に移そうとします。しかしその根は30cm以上もあり、先には水仙の球根がついていました。地中深くから太陽を感じ、地上に向かって延びていかずにはいられない力を見て驚くコペル君。 その後コペル君は叔父さんから「アレクサンダー大王の遠征で東方に進出したギリシャ人が、偶像崇拝の伝統がなかったインド人に代わって仏像を作った」と聞かされます。コペル君は、人類の進歩の歴史も水仙の根のように力強いと考えるのでした。

春の朝

まだ日の登っていない春の朝、コペル君は安らかな気持ちで目覚めます。彼は新しいノートを開いて、叔父さんに話すようなつもりで書くようにしようと、すらすらと書きはじめます。 叔父さんのノートのなかで、いちばん心が動かされたのは、僕に人間として立派な人間になってもらいたいという父の言葉だったと書くコペル君。決して忘れないつもりだと、その決意をノートに記します。

『君たちはどう生きるか』はなぜ愛され続けるのか?

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80年程前に書かれた本ということに驚いた。自分にも後悔していることがあるけど、叔父さんの言葉で少し救われた気がします。素直に過ちを認め、正しい道に従って歩いて行かねば。10代の時に読んでたらまた全然違う感想を抱いたんだろうな。

(20代男性)

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大切な話ばかり。話題になってくれて新装版出てくれてよかった。 立派な人間になりたい。消費だけでなく何かできるように。そして弱さで善を潰されないように強く。

(30代女性)

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宮崎駿監督の引退撤回はもはや恒例になりつつある?

宮崎駿
©︎Orban Thierry/MCT/Newscom/Zeta Image

『君たちはどう生きるか』の制作が決定し、引退が撤回となった宮崎駿監督ですが、実は引退撤回からの長編制作は今回だけではありません。 ジブリファンたちの中では引退撤回はもはや恒例の出来事とも言われており、「引退撤回後に制作された作品は神作になる」というパターンがあるとのこと。 『となりのトトロ』や『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』などはすべて引退撤回後に制作された作品であり、軒並み大ヒットを記録しています。 今回の『君たちはどう生きるか』も引退撤回後の作品であることから、再び神作が生まれるのでは?と大きな期待が集まっているようです。

映画『君たちはどう生きるか』の公開が待ちきれない!

宮崎駿が手がける最新長編アニメーション『君たちはどう生きるか』は、もしかすると最後の宮崎駿作品となる映画かもしれません。 名作小説が宮崎駿の手によってどのようなアニメーションとなるのか、期待して待ちましょう!