2020年11月13日更新

『カリオストロの城』クラリスを徹底紹介!圧倒的ヒロインの声優や元ネタは?

『ルパン三世 カリオストロの城』
『ルパン三世 カリオストロの城』原作:モンキー・パンチ (C)TMS

国民的人気を誇る『ルパン三世』シリーズ。今回はその中でも、宮崎駿が監督を務めた『カリオストロの城』のクラリスに関して解説します。ルパンシリーズに登場するヒロインの中でも高い人気を誇るクラリス。そんな彼女の秘密やモデルとなった元ネタまで深掘りしてまとめました。

目次

『カリオストロの城』クラリスを徹底解説!可愛いヒロインに注目

スタジオジブリの宮﨑駿が監督したことでも知られる映画『ルパン三世 カリオストロの城』。ルパンシリーズの中でも非常に高い人気を誇るヒロイン・クラリスに迫ります。 数あるルパン作品の中でも異色作とも言われる本作。そんな本作に登場するクラリスの隠された秘密を紹介していきます。

クラリスの元ネタは?原作ではルパンと深い関係

クラリスの名前にはモデルとなった作品があります。それがモーリス・ルブランによって書かれた小説『アルセーヌ・ルパン』シリーズの『カリオストロ伯爵夫人』という作品です。 この作品の中で、ルパンの最初の妻として登場する人物の名前がクラリス・デティーグ。18歳の可憐な少女として描かれ、ルパンとの間には子どもがいる設定となっています。 クラリスはカリオストロ公国の亡き大公の娘であり、幼少時にはルパンが重傷を負った際に救ったことがあります。彼女は父親が亡くなった後にカリオストロ伯爵に結婚を迫られており、花嫁姿で逃げている時にルパンと再会しました。 またクラリスは宮崎駿監督が手掛けた「ルパン1stシリーズ」の11話“7番目の橋が落ちるとき”に登場した少女リーサと似ているところがあります。それはリーサが囚われの身であり、無力でありながらここぞというときには勇気を振り絞るという点。 また21話に登場するリエのエピソードも元ネタです。ラストシーンは銭形警部に追われたルパンがヒロインの元を去るという形で終わっています。

クラリスの性格は当初の設定と違う!?

宮崎監督の当初の構想では、クラリスはアクティブな性格の少女として登場するはずでした。そしてアクティブなクラリスを引き立てるために、本作ではなんと峰不二子は登場しない予定だったのです。 しかしながらこれに反対したのが製作会社です。製作会社としては、ルパン作品に峰不二子が一切登場しないのは認められないということになりました。宮崎監督は活発なキャラクターである峰不二子を登場させてしまうとクラリスの存在が弱くなると考え、仕方なくおとなしい性格の設定に変更したのです。

『カリオストロの城』クラリスの名シーンを解説!心に染みる名言も

数々の名シーンや名言を生み出してきた『ルパン三世』シリーズ。男のかっこいいところもかっこ悪いところもふんだんに描かれています。何と言ってもルパン一味のやり取りは面白いうえに深みもあり、観ている人を飽きさせません。 怪盗であるにも関わらず、ルパンがお金より女の救出を優先するあたりは男前と言っていいでしょう。普段はただの女好きなのに、時折みせるかっこよさは女性の心にも男性の心にも強く印象に残ります。 そんなルパンの人間性こそが作品内で名シーンや名言を生み出している要因となっています。『カリオストロの城』でも名シーンや名言はたくさん生まれました。そこで次では『カリオストロの城」での名言・名シーンをクラリスのシーンと共に振り返ってみたいと思います。

ルパンとの別れ

クラリスはなんとかルパンによって助け出されましたが、別れはやってきます。ルパンがクラリスの元を立ち去ろうとしたとき、彼女は“一緒に行きたい”と泣いてしまいました。 そこでルパンは“困ったことがあったら、いつでも言いな。おじさん、地球の裏側からでもすぐ飛んでくる”とクラリスに声をかけます。 直前で自分を救ってくれた人にこんな声をかけられたら、納得するしかありません。ルパンはクラリスのおでこにキスをし、彼女の元を去っていきました。 去り際もなんともかっこよく、ルパンの人間性が出ていますね。まさにエンディングにふさわしい名シーンと言えます。

心を奪われたクラリス

ルパンがクラリスのもとを去ったあと、銭形警部がクラリスに声をかけるシーンがあります。その時の会話で銭形警部は“奴はとんでもないものを盗んでいった。それはあなたの心です。”とクラリスに言いました。 クラリスはそれに対し“はい”と返事をします。ルパンは怪盗でありそれを追うのが銭形警部の仕事。そんな銭形警部だからこそ出た名言でした。 またこのセリフはルパンに心を奪われた者同士であるからこその発言のようにも思います。銭形警部は何年もルパンを追っているわけですから、銭形警部もクラリスとは違う意味でルパンに心を奪われた1人と言えるでしょう。

クラリスを演じた声優は島本須美

『カリオストロの城』でクラリスの声を演じたのは、声優・島本須美です。かつては事務所に所属していましたが、現在はフリーで活動中です。 宮崎駿監督との関係は深く、多数の宮崎作品に声優として関わっています。はじまりは別の作品のオーディションに島本が参加したことからです。 そのオーディションは違う声優に決まりましたが、彼女はそこで宮崎駿監督の目にとまりました。島本は『カリオストロの城』のオーディションで宮崎駿監督の指名で参加し、クラリス役に抜擢されたのです。 その後は『となりのトトロ』でサツキの母親役、『もののけ姫』でトキ役を演じました。また『風の谷のナウシカ』では主役のナウシカ役をオーディションの末に獲得しています。 『それゆけ!アンパンマン』ではしょくぱんまんを演じているので、大人から子どもまでなじみある声優と言えますね。

知れば知るほど「カリオストロの城」のクラリスが可愛い

根強い人気を誇る『ルパン三世 カリオストロの城』のヒロイン・クラリス。緻密に練られた世界観の中で生まれたキャラクターであることがわかりますね。 またクラリスは宮崎駿が監督しただけに、ジブリ作品を彷彿させる魅力的なヒロインです。クラリスというキャラクターを深く知った後に作品を見直してみてはどうでしょうか。