「VIVANT(ヴィヴァン)」 乃木憂助の正体は別班?二重人格や父親に関する過去を解説!
2023年の大ヒットドラマとなった日曜劇場『VIVANT』が、2026年に続編放送決定!この記事では、主人公の乃木憂助について詳しく紹介・解説していきます。 ※本記事には、ドラマ『VIVANT』のネタバレが含まれますので、未鑑賞の方はご注意ください。
『VIVANT(ヴィヴァン)』乃木憂助(のぎゆうすけ)のプロフィール!年齢は?
名前 | 乃木憂助(のぎゆうすけ) |
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生年月日 | 1981年1月25日 |
両親 | 父:乃木卓 母:乃木明美 |
出生地 | バルカ共和国 |
勤務先 | 丸菱商事(エネルギー事業部2課課長) 諜報機関「別班」 |
乃木憂助は丸菱商事のエネルギー事業部に勤務する商社マン。バルカ共和国の担当で、現地の言語も流暢に使いこなすエリートですが、性格は気弱な優男です。 しかしその姿は彼の一面に過ぎず、裏の顔は別人格「F」が占めていました。幼少期の過酷な経験から二重人格になった乃木。彼のもう1つの姿とは、政府の非公式諜報機関である「別班」の工作員だったのです。
【正体】乃木は何者なのか?別班だと明らかになるのは何話?
乃木が別班の工作員であることが明らかになったのは、中盤の第5話でのこと。バルカで乃木と出会い、彼を別班ではないかと疑う公安の野崎は、自殺した山本の姿を映した防犯カメラが使用不可能になっていたことに違和感を覚えていました。 友人であるFBI捜査官に依頼し、乃木のアメリカでの経歴を入手すると、バルカに再び渡ってカメラ映像を解析。乃木が別班の工作員であることを確信します。さらに日本に戻った野崎は乃木の足跡を辿り、彼が奥出雲の名家・乃木家の出身であることも突き止めました。
【過去】乃木の父親は誰?幼少期の生い立ちを解説
乃木の父親は公安の元工作員であり、バルカ共和国に任務で赴いていました。そこで生まれた乃木は、幼少期に内乱に巻き込まれて両親と生き別れ、人身売買組織に捕まってしまいます。その際、牢に投げ入れられて頭を打ったことで記憶喪失に。 浮浪孤児となっていたところ、戦場ジャーナリストに助けられて日本に帰国。京都府舞鶴市にある児童養護施設で「丹後隼人」と名付けられて育ちました。18歳の時、テレビで見た乃木家の家紋に見覚えを感じて奥出雲を訪ね、自分が乃木家の人間と知って名前を「乃木憂助」に戻します。 そして自分の父親が元公安の乃木卓であり、テロ組織「テント」のリーダー・ベキだと知ることになるのです。
【過去】乃木は2人いる?二重人格になった理由を解説!
舞鶴の児童養護施設で育った乃木でしたが、バルカ共和国でのあまりに過酷な経験から孤独を感じ、心を閉ざしていました。その頃から別人格のFが現れるようになり、強くなるためにアメリカのミリタリースクールへの入学を勧められます。 猛勉強の末、スクールにトップ合格して首席で卒業するまでに成長。普段は気弱な性格が表に表れていますが、いざという時には強気なFが出現し、ピンチを度々救ってきたようです。
【過去】乃木が別班になるまで
高校生の年齢で、アメリカのミリタリースクールに入学した乃木。優秀な成績を修めて奨学金制度を受けていました。18歳の時に日本に一時帰国し、DNA鑑定で乃木家の人間であることが判明。乃木憂助に名前を戻し、アメリカへ戻ってコロンビア大学経済学科に入学します。 在学中の2001年、9.11同時多発テロに遭遇し、親友のサムが国と家族を守るために軍に入隊。その行動を追うかのように、乃木も陸上自衛隊に入隊します。成績優秀のため、「心理戦防護過程」受験を勧められ、合格して別班に配属されることに。 その後、東京大学大学院に入学してからは、その間に上官との特別訓練を受けていました。ここで別班としての技術の多くを叩き込まれます。丸菱商事に入社したのも、商社マンとして世界各国を駆けまわることが都合良く、普段の気弱な姿は裏の顔を隠すカモフラージュでもありました。
野﨑にかけた言葉の意味!裏切りの伏線
乃木が野崎に言った「鶏群の一鶴、眼光紙背に徹す」という言葉は、その後に展開する乃木の「裏切り」の本意を彼に見抜いてほしいとかけた信頼からくるものでした。この言葉が放たれたのは第7話、バルカへ向かう飛行機の中。 別班の精鋭部隊を引きつれ、テントのNo.2であるノコルと会った際、乃木は自分が「ベキの息子」であることを告げ、別班メンバーを次々に撃って裏切り、テントに潜入することに成功します。 「鶏群の一鶴」とは凡人の中に紛れた優れた人物のこと、「眼光紙背に徹す」は表面をだけで判断するのではなく、深く鋭い洞察力を持っていることを表しています。
最後の言葉の意味!乃木はノコルに何を伝えたのか
物語のラストで、復讐のため内閣官房副長官の上原を狙ったベキを阻止するため発砲した乃木。重傷を負ったベキでしたが、上原邸の全焼によってその生死は「焼身自殺を図った」とされていました。 その後、ノコルからベキの銃に弾丸が装填されてなかったことを聞かされた乃木は、彼が死を覚悟していたことを知ります。ベキの墓をバルカに建てるべきだと言うノコルに、乃木は「皇天親無く惟徳を是輔く」と告げて「花を手向けるのはまだ先にするよ」と去っていきました。 このことわざが「天は徳を行う者を援助する」という意味であることから、バルカで徳ある行動をしてきたベキが“救われている”とも受け取れます。つまりベキが生存していることを乃木は知っていて、「花を手向けるのはまだ早い」と言ったのでしょうか。
『VIVANT(ヴィヴァン)』乃木憂助を演じるのは堺雅人!子役らも紹介
堺雅人

本作の主人公・乃木憂助を演じるのは、日曜劇場「半沢直樹」シリーズでも有名な堺雅人。強烈な二面性を持つ乃木憂助を演じるのはこの人しかいない!と思わせるほどの当たり役です。2026年の続編ではどんな冒険を見せてくれるのでしょうか?
幼少期:岩本樹起
乃木憂助のバルカ時代の幼少期を演じたのは、スペースクラフトジュニア所属の子役・岩本樹起です。
小学生時:味元耀大
乃木憂助の小学生時代を演じたのは、テアトルアカデミー所属の子役・味元耀大です。
18歳時:櫻井海音

18歳の乃木憂助を演じたのは、実写「推しの子」シリーズで主人公のアクア役を務めた櫻井海音です。2025年は映画『お嬢と番犬くん』とドラマ『御上先生』、9月公開の『カラダ探し THE LAST NIGHT』に出演しています。
日曜劇場『VIVANT』乃木の正体とは?二重人格になった過去も解説
大ヒットドラマ『VIVANT』の主人公・乃木憂助のプロフィールやその言動・正体について詳しく解説しました。2026年の続編放送までに本編や登場人物の関係性をおさらいして、楽しみにして待ちましょう!