『WIND BREAKER』梅宮一の過去は?ことはとの関係・名言も解説

梅宮一(うめみやはじめ)は『WIND BREAKER』に登場するみんなのお兄ちゃん。街を守るボウフウリンの頼れる総代です。アニメで彼が気になったという人も多いのではないでしょうか。 本記事ではそんな梅宮一にスポットを当て、彼の悲しい過去や生い立ち、名言、ことはとの関係などを紹介していきます。 ※この記事は『WIND BREAKER』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『WIND BREAKER』梅宮一(うめみやはじめ)のプロフィール

年齢 | 18歳(高校3年) |
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誕生日 | 2月1日 |
身長 | 188cm |
所属 | 防風鈴総代 |
声優 | 中村悠一 |
梅宮一(うめみやはじめ)は防風鈴の総代を務める人物。気さくなお兄ちゃんといった雰囲気で普段はニコニコとしています。一見すると強そうに見えませんが、仲間や街の平和を脅かすものに対しては圧倒的なオーラを放ち、トップとしての強さを発揮するというギャップの持ち主。 趣味は野菜作りで、学校の屋上に菜園を作るほど。過去の生い立ちから、みんなで食卓を囲むことを大事にしています。
ポワポワしてそうなのにみんなにあれだけ慕われているから絶対強い!って確信できる初登場シーンが好き!
【過去】梅宮の壮絶な過去を解説
両親を事故で亡くす
梅宮は絵に描いたような温かな家庭で育ちました。しかしある日、両親とともに買い物に出かけた先で、暴走するトラックが一家に追突してきます。両親は彼を突き飛ばして守る代わりに、死亡。母のお腹に宿っていた命も亡くなってしまいます。 親戚がいなかったことから、梅宮は9歳の頃に児童養護施設・風鈴園へ引き取られました。
白髪の理由
事故当時、幼い梅宮がショーウィンドウのおもちゃに気を取られているところにトラックが突っ込んできました。そのため、彼は自分のせいで家族が死んだ=自分が家族を殺したと思い詰めるようになります。 風鈴園にやってきた頃には、ストレスのせいで髪は白髪になり、味覚障害も患っていました。心も閉ざしており、園内でも孤立します。
謎の風鈴生に助けられる
捨て身でケンカをしていた梅宮は、ある風鈴生に助けられます。悪態をつく梅宮を、風鈴生は死ぬなら1人で死ねと屋上へ連れて行くのでした。 梅宮が飛び降りようとした刹那、彼の脳裏に最期まで笑顔だった両親の顔が浮かびます。決して両親に恨まれてなどいなかった。それを思い出し、生きたいと思う梅宮を風鈴生が再び助けてくれたのです。
「お兄ちゃん」になる
自殺未遂の一件を経て園に戻った梅宮は、初めて心を開いて園児たちと交流します。みんなで囲む食卓を通じて、園のみんなが梅宮にとって家族になったのです。 園内で年上だった梅宮は、園児から「お兄ちゃん」と呼ばれハッとします。守れなかった弟妹を思い出し、今度こそお兄ちゃんとして家族を守ろうと彼は決意するのでした。
【名シーン】兎耳山丁子(とみやまちょうじ)との決戦

縄張りが隣接する獅子頭連(ししとうれん)とのトラブルが発端で、両チームの団体戦が開催されることに。 大将戦は、梅宮vs兎耳山丁子(とみやまちょうじ)戦。兎耳山は序盤から梅宮に攻撃を入れますが、梅宮はまったく動じずに「軽いんだよお前の拳は、なにも背負ってねぇからだ」と言い放ちます。 さらに自分を見失う兎耳山の拳を、「大丈夫だ、お前のなかにちゃんと答えはある」と、あえて受ける梅宮。最後は頭突きを食らわせ、梅宮が勝利します。梅宮はケンカを通して、兎耳山が忘れていた大切なものを気づかせたのです。
【関係①】橘ことはを溺愛している
橘ことはは喫茶ポトスで働く16歳の少女で、梅宮と同じ施設で育ったいわば兄妹です。家族への愛が人一倍強い梅宮は、当然、ことはのこともシスコン的に溺愛しており、周囲にも「オレの妹だぞ」と紹介するほど。 ことはからは過保護っぷりを煙たがられているような場面もありますが、梅宮は気にせず愛情を注いでいます。梅宮を支える柊登馬(ひいらぎとうま)によると、ことはが危険な目に遭ったことを梅宮が知ると「クッソめんどくせーことになる」とのこと。 梅宮の好物は「ことはのオムライス」で、彼が育てた野菜もポトスに差し入れています。
ちょっとうざがられてる感じも仲の良い兄妹みがあっていい。もう付き合っちゃえ!
【関係②】唯一負けた相手・焚石矢(たきいしちか)
ボウフウリンのトップを張る梅宮が唯一勝てなかった男が焚石矢(たきいしちか)です。焚石は元風鈴生で、歴代最強と言われた男。梅宮が風鈴統一を目指していた頃には仲間だった人物です。 梅宮が負けた際の様子は不明ですが、焚石はボウフウリンが結成される前に自ら風鈴を去ります。のちに烽(のろし)の面々とともに現れ、ボウフウリン壊滅を宣言。彼は今の梅宮が作り上げた風鈴が気に食わず、梅宮と対立していくことになります。
【性格】強さと優しさを兼ね備えた人格者
梅宮は優しくも厳しい、まさに組織のトップにふさわしい人物です。仲間と過ごす際は、とても表情豊か。ボウフウリンを率いているとは思えないほどの屈託のない笑顔からは、仲間への強い信頼が感じられます。 新入生へ送った「大切なものを守る」ために行動してほしいというメッセージからも、彼の人柄が窺えますね。 同時に強さとカリスマ性を持ち、いざという局面でも冷静。感情に流されず、最後まで仲間を信じる戦い方を貫きます。
ちょっとしたセリフがまじで深い。人格者がトップで本当によかった。
【名言】梅宮一のかっこいい名言を紹介
「お兄ちゃんたちに任せなさい!」
獅子頭連との争いの原因となってしまった中学生に対し、梅宮が彼を安心させるように笑顔で伝えた言葉です。泣きながら謝る少年に、梅宮は街や人を守ろうとしてくれたことへの感謝を伝えます。 続けて、その少年を助けた桜遥(さくらはるか)にも「頼もしい弟が増えてうれしい」と頭を撫でていて、その姿はまさにお兄ちゃんです!
「そんなこともわからん奴に、俺は100%負けない」
強さや自由を履き違えている兎耳山を、思いっきり殴りつけたあとに放った一言。直前に繰り広げられた桜と十亀条(とがめじょう)の戦いは、まさに拳で語り合うものでした。 2人の戦いを見ても、自分勝手な考えを改めない兎耳山に対し、「さっきのケンカを見て何も思わなかったのか?」と静かに怒る梅宮にゾッとさせられます。
「なってるんじゃない、ならせてもらってるんだ」
獅子頭連と和解し、打ち上げを楽しむ中、兎耳山とのてっぺん談義で梅宮が語った言葉です。梅宮は自分のやりたいことに周りが共感して協力して、自分を担いでくれたのだと語ります。 梅宮の願いはみんなで楽しくご飯を食べること。いつしかその願いは自分だけのものではなくなったからこそ、絶対負けないと語る姿がかっこいい!
【声優】梅宮一を演じるのは中村悠一

梅宮一役を演じるのは中村悠一(なかむらゆういち)です。『呪術廻戦』の五条悟役や『Re:ゼロから始める異世界生活』のラインハルト役、『ワールドトリガー』の迅悠一役など、カリスマ性のある役も得意としているレジェンド級声優。 朗らかな中にも総代としての強さを秘めた梅宮役もまさにハマり役です!
カリスマ性といい、これ以上説得力あるキャスティングある!?
「ウィンドブレイカー」風鈴のてっぺん・梅宮一はかっこいい“お兄ちゃん”
ボウフウリンを束ね、主人公・桜にとっても大きな目標となる『WIND BREAKER』の梅宮一について紹介しました。誰よりも仲間を大切にするお兄ちゃん・梅宮の魅力を、ぜひアニメや漫画で感じてみてください!