2025年8月5日更新

映画『港のひかり』あらすじ・キャスト解説!藤井道人が描く稀有な男の友情

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『港のひかり』
©2025「港のひかり」製作委員会

藤井道人監督、舘ひろし主演の『港のひかり』が2025年11月に公開されます。藤井監督オリジナル脚本となる本作は、いったいどんな物語なのでしょうか。 この記事では、『港のひかり』のあらすじとキャストを紹介します。

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『港のひかり』作品概要・あらすじ

タイトル 『港のひかり』
キャスト 舘ひろし , 眞栄田郷敦
監督 藤井道人
公開日 2025年11月14日

『港のひかり』は舘ひろしが企画立ち上げから参加し、7年ぶりの単独主演作として並々ならぬ覚悟で挑んだ作品です。 『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年)の撮影や『剣岳 点の記』(2009年)の監督を務めたことなどでも知られる木村大作が撮影を担当し、今もっとも注目を集める若手映画監督・藤井道人がメガホンをとった本作は、現在の日本映画界最高峰のキャストとスタッフで注目を集めています。

『港のひかり』あらすじ

元ヤクザの漁師・三浦涼一(舘ひろし)は、孤独に生きる覚悟を決めていました。しかしあるとき三浦は、不慮の事故によって両親と視力を失った少年・大森幸太(少年期:尾上眞秀、青年期:眞栄田郷敦)に出会います。 その後、十数年に渡って年の差を超えた友情を育んだ2人。そして三浦は“ある方法”によって金を工面し、幸太の目の手術費に充てます。 一方、三浦の「自分は元刑事」という小さな嘘を信じた幸太は、やがて刑事になります。 孤独な2人の運命と絆を中心に、血のつながりはなくても「誰かのために生きる」という温かな心を描く感動のヒューマンドラマです。

『港のひかり』キャスト

三浦諒一役/舘ひろし

舘ひろし

主人公で元ヤクザの漁師・三浦涼一役を演じるのは7年ぶりの映画単独主演となる舘ひろしです。 本作の企画立ち上げから参加したという彼は、「紆余曲折しながらも「深みのある人間ドラマを作りましょう」と河村プロデューサーから1枚のプロットをいただき、即決しました」とその経緯を語っています。 また三浦のキャラクターについて「“強い男”とは何かを考えたとき、石原裕次郎さんや渡哲也さんの生き様が頭をよぎりました」と語っています。

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大森幸太(青年期)役/眞栄田郷敦

眞栄田郷敦

舘ひろし演じる三浦と数十年に渡って友情を築く大森幸太。その青年期を演じるのは、ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』(2022年)や映画『ブルーピリオド』(2024年)などへの出演で知られる眞栄田郷敦です。 『ヤクザと家族 The Family』(2021年)を観て、藤井監督や舘ひろしと一緒に仕事をしたいとずっと思っていたという眞栄田は、「今回そのお二人と同時にご一緒できる機会をいただきすごく気合の入る現場でした」とコメントしています。

大森幸太(少年期)役/尾上眞秀

少年時代の幸太を演じるのは、本作が映画初出演となる尾上眞秀。寺島しのぶを母に持ち、歌舞伎界の新星として注目を集める彼は、理不尽でつらい境遇にいる少年という難役にチャレンジしました。 彼は目の見えない少年の役ということで撮影前に盲学校を訪れ、役作りをしたとか。撮影のため1ヶ月ほど能登に滞在したという尾上は、地震や災害のことをとても心配しているとしており、「この映画で皆さんに少しでも元気になっていただきたいと思います。」とコメントしています。

『港のひかり』監督・脚本は藤井道人

本作の監督・脚本を務めるのは、『余命10年』(2022年)が興行収入30億円を超えたことでも話題となった藤井道人です。 2019年に『新聞記者』で注目を集め、2024年の『正体』で第48回日本アカデミー賞で最優秀監督賞と最優秀作品賞を受賞した彼は、今もっとも期待される若手監督の1人。 社会派作品からラブストーリー、クライムものまで、幅広いジャンルでその手腕を発揮し、原作ものもオリジナルも手掛けるバラエティに富んだフィルモグラフィにも注目です。

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『港のひかり』原作はある?

『港のひかり』は藤井道人監督が自ら脚本を手掛けたオリジナル作品で、原作はありません。 本作は、過去を捨てた元ヤクザの漁師と盲目の少年との十数年を描く、年の差を超えた友情と再会の物語です。

「ヤクザと家族」も藤井オリジナル作品

『新聞記者』(2019年)や『余命10年』、『正体』など、幅広いジャンルの原作ものを手掛けている藤井監督ですが、綾野剛主演でヒットした『ヤクザと家族 The Family』(2021年)や『ヴィレッジ』(2023年)など、オリジナル脚本の作品も少なくありません。 藤井監督オリジナル脚本は、家族や友情といった普遍的なテーマを扱うことが多く、特に人間の内面や感情を丁寧に描いています。また現代社会の矛盾や問題にスポットを当てるのも特徴の1つです。

『港のひかり』舞台・撮影場所はどこ?

『港のひかり』
©2025「港のひかり」製作委員会

『港のひかり』は2023年に能登半島・富山県でロケが敢行されました。 2024年1月のが発生する前にクランクアップした本作では、地震の影響でに入船することが困難になった大沢漁港や、輪島の観光名所で災害で焼失してしまった朝市通りなど、今はなき輪島や富山の美しい風景が捉えられています。 監督やキャストは地震や災害の影響について心を痛め、本作の公開にあたって復興を応援するコメントを発表しています。

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映画『港のひかり』2025年11月14日公開

『港のひかり』
©2025「港のひかり」製作委員会

『新聞記者』、『正体』などの藤井道人がメガホンをとり、舘ひろし演じる元ヤクザの男と盲目の少年の友情を描く『港のひかり』。 人の強さやあたたかさを描く感動のヒューマンドラマ『港のひかり』は、2025年11月14日公開です。