漫画『魔男のイチ』最新巻までネタバレ解説！たった1人の魔男・イチの冒険が面白い！

2024年9月より、『週刊少年ジャンプ』にて連載されている漫画『魔男のイチ』。本作は、打ち切りになった作品「アクタージュ」の作画担当・宇佐崎しろが作画を担当する最新作です。 この記事では、魔法ハンティングファンタジーである本作のあらすじを、ネタバレありで徹底解説します！ ※この記事は『魔男のイチ』のネタバレを含みます。

1人で山の中で暮らす、ドルイド山の狩人・イチ。彼はいつか、ドルイド山の山頂付近にいる不思議な生き物を“狩りたい”と思っていたのでした。一方その頃、王の魔法（キング・ウロロ）の試練を受けるため、同じく山頂に足を運んでいた深淵の魔女・デスカラス。 彼女はウロロに挑むものの、ある制約のせいでトドメをさせずにいました。そんな中、イチがウロロを討伐し、なんと魔法を手に入れます。ウロロはイチに攻略されてもなお意思を持っていましたが、ついにイチから首をかられてしまうのでした。 その後イチとデスカラスは雷狐（らいこ）の魔法の討伐などを経て、ついにマンチネル魔女協会がある首都ナタリーへと足を運ぶことに。

デスカラスから誘われたため魔法狩りをすることになったイチたちは、マンチネル魔女協会の任務として氷鮫狩りへと向かうことに。イチは早速習得した雷狐の魔法で氷鮫を制圧したかに思えましたが、「氷鮫を美しく飾り立てる」というミッションが彼の前に立ちはだかります。 その後開かれた魔女会議では、イチの存在を世界に公表するか否かの話し合いがおこなわれます。イチのことを信用していない魔女のチクトゲ・トゲアイスは、彼の今後の教育方針に対して異論を唱えます。「菌茸の魔法」狩りでタイマンを張った、2人の勝負の行方はいかに。 物語の後半、イチの前に姿を表したのは、神の魔法である、通称「反世界の魔法」。ウロロが化け物と評する規格外の強さを持つ魔法が、イチに襲いかかります。

トゲアイスとの戦いの最中に現れた最凶の魔法を狩るため、イチはこれまでに狩ってきた魔法とともに立ち向かいます。イチは氷鮫の魔法を放つものの、あっさりと反世界の魔法から返り討ちにされてしまうのでした。 その後デスカラスの加勢もあって反世界の魔法との初戦は終了し、イチはまた深い眠りにつきます。次に目を覚ました彼の目の前にいたのは、予言の魔女・ジキシローネ。どうやら反世界の魔法は、魔女には絶対に習得できない魔法のようです。 その後デスカラスとイチは、指定血判状で家族のような師弟関係を結ぶことに。なんとデスカラスは天涯孤独なイチのために、“帰って来れる場所”を作ってくれようとしていたのでした。

本作の作画を担当する宇佐崎しろの前作である漫画「アクタージュ」は、『週刊少年ジャンプ』でも高い人気を誇っていましたが、打ち切りとなってしまいました。 そんな宇佐崎が今回、なんと『魔男のイチ』で『週刊少年ジャンプ』に返り咲きます。

イチは山育ちの少年で、王の魔法を習得した筋肉質な本作の主人公。過去の経験から狩猟本能が非常に強いこともあり、殺意に敏感で反射的に動いてしまう癖も。 常識に疎い一方、これまでに自分が培ってきた狩猟や採集の知識を魔法狩りに活かし、魔法を生物として捉えながら各地でさまざまな魔法の習得を重ねていきます。

デスカラスは、マンチネル魔女協会所属で「深淵の魔女」と呼ばれる現代最強の魔女。プライドが高く不遜な態度ながら、攻撃・治癒・結界など多彩な魔法を自在に操るのが特徴で、最強の魔女と称されることも。 王の魔法を得たイチを保護し、彼と運命を共にする覚悟を示しました。亡き弟・リブロと反世界の魔法との関係も示唆されています。

クムギはマンチネル魔女協会に籍を置く候補生で、魔女と魔法を研究する「魔女研」にも参加中。本来は安全な研究職を望んでいましたが、上司・シラベドンナの命で記録係としてイチとデスカラスの任務に同行することに。 控えめな性格で自己評価も低く、才色兼備な姉と比べられることに引け目を感じています。イチには初めこそ怯えていたものの、やがて気軽に遊べる関係へと変わっていきました。

この記事では、美麗なイラストが魅力的な漫画『魔男のイチ』の内容について徹底解説しましたが、いかがでしたでしょうか。「アクタージュ」の作者が描く最新作から、今後も目が離せません！