『今際の国のアリス』ジョーカーの正体とは?渡辺謙演じる老紳士は何者

Netflixで配信され、世界中で大ヒットとなった『今際の国のアリス』。そのシーズン3が2025年9月25日から配信されました。 シーズン2のラストシーンでは、トランプのジョーカーのカードが意味ありげに残されていました。 この記事では、原作での描写もあわせてジョーカーについて解説していきます。
Netflixドラマ『今際の国のアリス』ジョーカーの登場シーンを解説!
シーズン3最終話では、ジョーカーと思われる老紳士(渡辺謙)が姿を現しました。“ジョーカーと思われる”というのは、彼は自分の正体について明言していないからです。 バンダとのゲームに勝ったアリスは、ウサギとともに元の世界に戻るか、死の世界に留まるかの選択を迫られます。アリスは彼に、彼がジョーカーなのかと問いますが「ジョーカーは誰か?それは神か?それは私か?」と明確な回答を避けます。 彼はトランプにおけるジョーカーの役割を説明しながら、「ジョーカー」が物事の“狭間”を埋める存在であることを示唆します。
原作漫画『今際の国のアリス』ジョーカーの登場シーンを解説!
原作漫画では、アリスが今際の国での「永住権」を放棄したときにジョーカーが現れます。その姿は、ただの黒い人影でした。 彼はアリスに「私が神に見えるのか?それとも悪魔に見えるのか?」と問いかけます。この問いにアリスは「ただの中間管理職だろ」と答えました。 ジョーカーは今際の国で三途の川の橋渡しをしているようです。彼はゲームを仕掛ける者たちの一員のようですが、そのはっきりとした役割や立場は不明。 原作でも謎の多いキャラクターとして描かれていますが、「今際の国」の鍵を握る存在であることは間違いありません。
『今際の国のアリス』ジョーカーは老紳士(渡辺謙)の正体や目的を考察
渡辺謙演じるジョーカーと思われる老紳士は、生と死の狭間で番人をすることで、そのどちらを選択することも避けていました。そしてトランプの数字の合計の話をしながら、「ジョーカー」は時間の隙間、生と死の狭間を埋める存在であるといいます。 ジョーカーが生と死の狭間を埋めるということは、人間の時間と生死の狭間に介在して、世界を成立させている存在ともいえます。また今際の国自体が「ジョーカー」であるとも考えられます。 老紳士はバンダにゲームを仕切る役目を与え、彼がそれにふさわしくないと判断すると殺害するなど、大きな権限を握っている様子。「ジョーカー」でなかったとしても、今際の国において彼の影響力が大きいことは察することができます。 彼は生はつらく苦しい道のりであるのに対し、死はなにもしなくても訪れ、精一杯生きたとしても最終的には死にたどり着くとアリスに言います。 それでもアリスは生きることを選択するのでした。
アリスが引き当てた2枚のジョーカーの意味とは?何を示すのか考察

老紳士はアリスの前に2枚のカードを差し出し、アリスの選んだ1枚がジョーカーであれば、彼の運命は自分のものだと言います。しかし、アリスはどちらもジョーカーであると見抜きました。 老紳士はこれは偶然だとしながらも、アリスに興味を抱いた様子。本当に彼がトランプのなかからランダムに選んだ2枚が両方ともジョーカーだったとしたら、アリスの引きが強いということになるでしょう。つまり彼はどうあがいても今際の国と無関係ではいられないということです。 もしくはアリス自身がジョーカー、あるいは次のジョーカー候補であることを示しているのかもしれません。
今際の国のアリス』ジョーカーの正体は老紳士?なんの目的があるのか
大人気シリーズの最新作として、ドラマオリジナルの展開となった『今際の国のアリス』シーズン3。ジョーカーらしき人物も現れ、その正体や目的、今際の国の謎も少し明らかになった本作。 『今際の国のアリス』シーズン3は2025年9月25日からNetflixで配信中です!