2025年10月10日更新

映画『TOKYOタクシー』あらすじやキャストを紹介!原作映画『パリタクシー』との違いとは?

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『TOKYOタクシー』(2025) 木村拓哉 , 倍賞千恵子
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会

主演・木村拓哉×監督・山田洋次がタッグを組む映画『TOKYOタクシー』が、2025年11月21日に公開です。乗客のマダム役に山田作品に欠かせない倍賞千恵子を迎え、タクシー運転手と乗客の“奇跡の1日”を描きます。 本記事では、『TOKYOタクシー』のあらすじやキャスト情報、さらに原作となったフランス映画『パリタクシー』(2022)のネタバレあらすじまで、映画をより深く楽しむための情報をまとめて紹介します。

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映画『TOKYOタクシー』作品概要!公開日はいつ?

タイトル 『TOKYOタクシー』
公開日 2025年11月21日(金)
監督 山田洋次
キャスト 倍賞千恵子 , 木村拓哉 , 迫田孝也 , 優香 , 中島瑠菜 , 笹野隆史 , 神野三鈴 , 木村優来 , イ・ジュニョン

フランスで大ヒットした映画『パリタクシー』(2022)を原作に、巨匠・山田洋次監督が舞台を東京に移して描く感動のヒューマンドラマ。刻々と変化する大都市を背景に、人生の喜びを温かく謳いあげる物語です。

映画『TOKYOタクシー』あらすじ解説!タクシー運転手とマダムの“たった一日の旅“を描く

タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)のもとに、東京・柴又から神奈川・葉山までマダムを送ってほしいという依頼が入ります。 その乗客は85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)。「東京の見納めに、いくつか寄ってみたいところがある」という彼女の要望から、特別な一日が始まります。 東京を巡るドライブは、やがてすみれの壮絶な過去を辿る旅へと変わっていきーー。偶然出会った2人による旅路のラストには、思いがけない奇跡が待っていました。

主演は木村拓哉・倍賞千恵子!『ハウルの動く城』以来の共演が話題

ハウルの動く城

主演を務めるのは、タクシー運転手・宇佐美浩二を演じる木村拓哉と、乗客のマダム・高野すみれを演じる倍賞千恵子です。ジブリの大ヒット映画『ハウルの動く城』(2004)で、主人公ハウルとヒロインのソフィーを演じた2人が、再びタッグを組みます。 声での共演から約20年の時を経て、実写映画では初共演となることも大きな話題に。木村拓哉は「改めて素敵な方、本当に愛おしい方だなと思いました」とコメントし、倍賞千恵子も「ものすごく豊かな才能を持ってらっしゃる人で、色んな引き出しがたくさんあるんです。」とお互いを称えるコメントを出しています。

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映画『TOKYOタクシー』キャスト一覧・解説

高野すみれ 役/ 倍賞千恵子・蒼井優(若き日) 85歳のマダム。 浩二のタクシーを利用する
宇佐美浩二役/木村拓哉 タクシー運転手。 すみれを乗せ、高齢者施設まで送る
小川毅役/迫田孝也 すみれの結婚相手
宇佐美薫役/優香 浩二の妻
宇佐美奈菜役/中島瑠菜 浩二の娘
阿部誠一郎役/笹野高史 すみれの司法書士
高野信子役/神野三鈴 すみれの母
勇役/木村優来 すみれの息子
キム・ヨンギ役/イ・ジュニョン すみれの初恋相手
佐田役(声のみ)/明石屋さんま 浩二の同僚運転手

主演の2人を支える共演陣も、山田洋次監督作品ならではの豪華な顔ぶれです。 若き日のすみれを演じるのは、演技派女優の蒼井優。すみれの夫役に「VIVANT」で注目された迫田孝也、浩二の娘役に2026年公開の映画で主演が決まっている中島瑠菜が抜擢されました。 さらに、山田組常連の笹野高史をはじめ、優香や神野三鈴、木村優来、韓国のイ・ジュニョンなど、バラエティ豊かなキャスト陣が揃っています。

高野すみれ役/倍賞千恵子

高齢者施設へ出発するため、浩ニのタクシーを利用するマダム・高野すみれ。明るく上品に振る舞う彼女ですが、施設への道中でその壮絶な過去が明らかになります。 演じるのは、山田洋次監督の作品に数多く出演する名女優・倍賞千恵子です。特に「男はつらいよ」シリーズで寅さんの妹・さくらを演じ、長年愛されてきました。2013年には「旭日小綬章」を受賞しています。

宇佐美浩二役/木村拓哉

休みなく働き続けるタクシー運転手の主人公・宇佐美浩ニ。すみれの要望に付き合ううち、レストランでの食事やイルミネーション輝く街での買い物など、穏やかな時間を共に過ごすことになります。 演じるのは、国民的スター・木村拓哉です。「HERO」シリーズや『GOOD LUCK!!』(2003)、『プライド』(2004)など大ヒットドラマは数しれず。山田洋次監督と初タッグを組んだ『武士の一分』(2006)では、日本アカデミー賞・優秀主演男優賞にノミネートされました(事務所の意向により辞退)。

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明石家さんまが声の出演!木村拓哉との掛け合いに注目

主人公・浩二の同僚運転手・佐田役で、明石家さんまが声のみの特別出演を果たしました! かつて、平均視聴率22%超えのラブ・サスペンスドラマ『空から降る一億の星』(2002)でW主演を務めた2人が、本作では声を通して再び掛け合いを披露します。 出演オファーに対して、さんまは「木村さん出演で、そして山田洋次監督の作品という事で何も考えず二つ返事でOKと言いました」とコメントしており、2大スターの信頼関係がうかがえます。

監督は山田洋次!代表作に「男はつらいよ」シリーズなど

男はつらいよ
©1976 松竹株式会社

本作のメガホンを取るのは、2012年に文化勲章を受章した名匠・山田洋次監督です。 1969年から始まった「男はつらいよ」シリーズは、50年にわたり49作が製作される国民的映画となり、その名を不動のものにしました。 ほかにも『幸福の黄色いハンカチ』(1977)や『たそがれ清兵衛』(2002)など、庶民の日常や家族の絆を描き出す名作を数多く手掛けています。『TOKYOタクシー』は、松竹創業130周年を記念する一作として、長年タッグを組んできた山田監督が作り上げます。

原作映画『パリタクシー』について紹介!ストーリーに変更はある?【ネタバレ注意!】

映画『パリタクシー』(2022)
©2022 UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - TF1 FILMS PRODUCTION - ARTÉMIS PRODUCTIONS

原作映画『パリタクシー』(2022)のあらすじを簡単に紹介します。 冴えないタクシー運転手・シャルルが乗せたのは、92歳のマダム、マドレーヌ。「人生の見納めに」という彼女の依頼で始まった高齢者施設までの寄り道は、DVや息子の死といった壮絶な過去を辿る旅に変わっていきます。 旅を通して心を通わせ、親子のような絆を育んだ2人。しかし後日、シャルルが施設を訪れるとマドレーヌは亡くなっていたのです。シャルルのもとには、幸せな1日をくれたことへの感謝が綴られた手紙と、莫大な遺産が遺されていました。

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日本版ならではの見どころとは?

リメイク作品として、登場人物の立場やあらすじは原作『パリタクシー』を概ね踏襲しています。 しかし、決定的に違うのは舞台となる“場所”です。原作がフランスの歴史や街並みを印象的に描いたのに対し、本作では変化し続ける大都市・東京を舞台に、山田監督ならではの視点で日本の風景が美しく切り取られます。 また、物語のクライマックスにも違いが生まれるかもしれません。原作ではマダムが運転手に莫大な遺産を遺しますが、人情劇の名手である山田監督がこのラストにどのような変化を加えるのか、終盤の展開に注目です。

映画『TOKYOタクシー』は2025年11月21日公開!

『TOKYOタクシー』(2025) ロゴ
©2025映画「TOKYOタクシー」製作委員会

松竹130周年記念作品『TOKYOタクシー』は、2025年11月21日(金)公開です! 山田洋次監督が描く、すみれと浩二が過ごした特別な一日にあなたもきっと温かい涙を流すはず。この機会に、原作映画『パリタクシー』(2022)を予習してみてはいかがでしょうか。