2025年10月29日更新

映画『東京逃避行』あらすじ・キャスト解説!藤井道人が絶賛した新鋭監督が描く“トー横”を舞台にした青春群像劇

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映画「東京逃避行」
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会

第2回東京インディペンデント映画祭でグランプリを受賞し、藤井道人(審査員長)、綾野剛(特別審査員)らが絶賛した短編映画『東京逃避行』が、ついに長編映画として再構築されます。 監督・脚本を務めるのは、BABEL LABEL新レーベル「2045」所属の新鋭・秋葉恋。自身の実体験をもとに、封鎖された“トー横”を舞台に、居場所を求めてさまよう少年少女たちの姿をリアルに描きます。 主演は寺本莉緒、共演に池田朱那。さらに綱啓永と高橋侃の出演も発表されました。製作総指揮には藤井道人が名を連ね、BABEL LABELが放つ次世代の青春群像ドラマとして注目を集めています。 この記事では本作のあらすじやキャスト情報を紹介していきます。

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映画『東京逃避行』作品概要・あらすじ

映画「東京逃避行」
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会

『東京逃避行』は、2023年12月以降に警視庁によって封鎖された新宿・歌舞伎町の“トー横”を舞台に、社会から居場所を失った若者たちの現実と希望を描く青春映画です。 監督の秋葉恋は、7歳で映画製作を始め、高校時代に『残されたもの、残せるもの、』で高校生映画甲子園最優秀監督賞を受賞。自身が実際に“トー横”で過ごした経験をもとに、現代の若者が抱える孤独と救済を繊細に描き出しています。 制作を手がけるのは、映画『正体』や『青春18×2 君へと続く道』などで知られるBABEL LABEL。エグゼクティブプロデューサーの藤井道人は「秋葉恋という一人の才能がこの映画を通して“時代”を作ることを願っている」とコメント。若き才能と実力派スタッフの化学反応が生み出す、鮮烈な一本です。

映画『東京逃避行』あらすじ

映画「東京逃避行」
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会

家庭でも学校でも居場所を失った高校生・飛鳥(寺本莉緒)は、憧れと逃避心を抱えて夜の街・歌舞伎町へと足を踏み入れる。 そこには、田舎から逃げてきた少年少女たちが身を寄せる“トー横”の世界があった。飛鳥は、ネット小説『東京逃避行』の作者であり、界隈で人気を集める少女・日和(池田朱那)と出会い、やがて危うい絆を築いていく。 しかし、自由を求めたはずのその場所は、歪んだ連帯と孤独が入り混じる世界だった。そして、ふたりを見守るようにトー横の人々を保護する青年・エド(綱啓永)と、若者たちのリーダー的存在・メリオ(高橋侃)が姿を現す。 “居場所”を求める者たちが交錯する一夜の逃避行の果てに、彼らが見つけるものとは──。

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映画『東京逃避行』キャスト解説

映画「東京逃避行」
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会

主人公・飛鳥を演じるのは、Netflixドラマ『サンクチュアリ-聖域-』で注目を浴びた寺本莉緒。「たった一日の出来事ですが、弱さや強さ、希望までもが詰まっています。今を生きるすべての人に、この目線で感じてほしい物語です」とコメントしています。 物語の鍵を握る日和役には、NHK連続テレビ小説『虎に翼』や『今際の国のアリス』シーズン3など話題作に出演する池田朱那。 「家や学校に居場所のない子供たちはどこで生きていけばいいのか。子供たちの心に寄り添ってもらえる時間になったらいいなあと思います」と語っています。 さらに、ふたりの少女を取り巻く重要人物として、綱啓永と高橋侃の出演が決定。トー横に流れ着いた若者たちを保護し、彼らの拠り所となるエドを演じるのは、映画『WIND BREAKER』や『教場 Reunion/Requiem』などで活躍する綱啓永。 「この物語に共感し、命の尊さをリアルに感じていただき、皆様の人生に何か力を与えられるような作品ができたと思います。エドがこの居場所を作った意味、曲げられない信念、そして最後の選択を見逃さないでください」と熱い思いを語りました。 エドと行動をともにし、トー横の若者たちをまとめるリーダー・メリオを演じるのは、高橋侃。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』やドラマ『シナントロープ』で注目を集める実力派で、「居場所は場所だけじゃない。人にとって人は居場所にもなる。裏切られるのも人ですが、その傷を癒してくれるのも人なんだなと教えてくれた映画です」とコメントしています。

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監督は新鋭の秋葉恋

監督の秋葉恋は、「なぜ彼女、彼らは歌舞伎町に来たのか。そして去るのか。私自身の体験と取材を通して、“居場所”を求めた人々を肯定し、救える作品になったと思います」と語り、真摯な眼差しで作品への想いを明かしました。

映画『東京逃避行』2026年春公開

映画「東京逃避行」
©2025 映画「東京逃避行」製作委員会

映画『東京逃避行』は、トー横封鎖後の新宿を舞台に、居場所を求めてさまよう若者たちの心の叫びを描くリアルな青春群像劇です。 秋葉恋監督が放つ初の長編映画として、寺本莉緒・池田朱那・綱啓永・高橋侃という次世代の才能が集結。 社会の隙間で必死に生きる若者たちの姿を通して、「居場所とは何か」という普遍的な問いを投げかけます。 2026年、日本映画界に新たな風を吹き込む、希望と痛みの青春ドラマが誕生します。映画『東京逃避行』は、2026年春 全国公開予定。