2025年12月1日更新

『神の雫』最終回までネタバレ徹底解説!実写ドラマ&アニメとの違いやワインの一覧リストを紹介

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『神の雫』

2004年から2014年まで青年漫画雑誌『モーニング』にて連載され、全世界でシリーズ累計1500万部を突破した大ヒットワイン漫画『神の雫』。 過去2度にわたりドラマ化も果たした本作が、2026年にアニメ化することが決定しました! 本記事では漫画「神の雫」シリーズのネタバレを含む詳しいストーリーと、ドラマの基本情報を紹介していきます!

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『神の雫』あらすじ【ネタバレなし】

『神の雫』

物語の主人公は世界的ワイン評論家である神咲豊多香を父に持ちながらも、ワインとは関係のない世界で生きてきた神咲雫。ある時父親の訃報を受け実家に戻った雫は、弁護士から遺言を受け取ります。 そこには豊多香が人生をかけて選び抜いた12本のワイン「十二使徒」と、その頂点に立つ「神の雫」と呼ばれる1本のワインが、銘柄ではなく彼のイメージのキーワードで記されていました。 そして遺言には20億円以上の価値があるワインコレクションと、その他の財産全てを、13本のワインを当てた人間に相続させるとありました。 豊多香の養子である天才ワイン評論家・遠峰一青は、実子である雫に宣戦布告。一時は相続を放棄しようとした雫でしたが、父の真意を知るため、ひょんなことから知り合った見習いソムリエの紫野原みやびと共に、相続争いに身を投じることになります。

「神の雫」シリーズを読む順番は?

第1シリーズ『神の雫』  全44巻(2004年11月~2014年6月)
第2シリーズ『マリアージュ 〜神の雫 最終章〜』 全26巻(2015年5月~2020年10月)
第3シリーズ『神の雫 deuxième』 全2巻(2023年9~2024年4月)

「神の雫」シリーズは時系列通りに物語が進行しているので、『神の雫』・『マリアージュ 〜神の雫 最終章〜』・『神の雫 deuxième』の順番で読むのがおすすめです。 『神の雫』では雫たちが十二使徒を探し出すまで、『マリアージュ 〜神の雫 最終章〜』は遠峰との最終対決まで、そして『神の雫 deuxième』では遠峰の娘の物語が描かれます。

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『神の雫』最終回までネタバレ解説

「使徒」を次々と明らかにしていく一行

父・豊多香の残したヒントを頼りに、12本のワイン「十二使徒」を探す旅へと出た雫。 豊多香が記したのは「天・地・人」や「モナ・リザ」「団欒」といった難解なヒントばかりでしたが、雫たちは様々な人、そしてワインとの出会いを通して使徒に選ばれたワインを見つけ出していきます。 そして雫は次第にワインの奥深い魅力にのめり込むようになり、父親譲りの並外れた嗅覚と感性でワイン評論家としての才能を開花させていきました。 しかしライバルである遠峰一青も負けてはいません。雫が1つ目の使途を見つけ出せば、次は遠峰が。一進一退の攻防を繰り広げながら、最終的に一行は全ての使徒を明らかにします。

「十二使徒」探しを終えさらなる探求の旅へ

「十二使徒」をめぐり、遠峰一青と白熱した勝負を繰り広げた雫。神咲豊多香という人間の人生をワインを通して辿った2人は、見事に全ての使徒を探し出すことに成功しました。 しかし勝敗は6対6の同点。最終的に豊多香の遺産を巡る競争の行方は、最後であり究極の1本である「神の雫」にゆだねられることになりました。 そして「神の雫」を見つけ出す新たな旅へと挑む雫の姿が描かれ、物語は『マリアージュ ~神の雫 最終章~』へと続きます。

『マリアージュ ~神の雫 最終章~』あらすじ【ネタバレなし】

『神の雫』

「十二使徒」をめぐる遠峰一青との表現対決を終え、さらなる成長のため海外へと武者修行の旅に出た雫。1年の旅を終え帰国するも、荷物を盗まれてしまい一文無しになってしまいます。 その後、雫は食事を恵んでもらったことをきっかけに、洋風居酒屋・マンマミーアで住み込みで働くことに。マンマミーアは料理もワインもこだわっている店でしたが、向かいにチェーンの居酒屋ができて以来、すっかり閑古鳥が鳴いてしまっていました。 そこで雫はワインと料理の組み合わせによって、更なる相乗効果を生み出す「マリアージュ」を説き、店の立て直しを図ります。このマリアージュこそが、1年の修行の中で雫が辿り着いた、ワインの真価を見極める手段だったのです。

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『マリアージュ ~神の雫 最終章~』最終回までネタバレ解説

料理とワインの「マリアージュ」を探る旅へ

武者修行によってワインと料理が組み合わせ次第で互いを引き立てることも、逆に殺すこともあると知った雫。ちょうどその頃、遠峰との最終決戦である「神の雫」探しも動き出します。 勝負を取り仕切るのは、神崎豊多香を始めとするワイン界の重鎮たちによる私設騎士団・神の雫騎士団。彼らはワイン単体だけでなく、マリアージュに対する理解の深さ、そして表現力を雫たちに求めました。 雫は騎士団のメンバーが提示する難題に応えながら、神の雫へと導く究極のマリアージュを探り始めます。

「神の雫」の正体がついに明らかに

騎士団の審議によって、雫と遠峰、それぞれが選び抜いた2本のワインが「神の雫」として認められました。2人の勝負は両者が勝者という形で幕を閉じます。しかしその直後、以前から闘病中だった遠峰が倒れ、そのまま帰らぬ人になってしまいました。 遺産を受け継いだ雫は会社を退職。気持ちを通わせたみやびと2人、新たな旅へと出ようと決めますが、その矢先に一青の恋人であるローランから彼からの手紙を渡されます。 手紙を読んだ途端、雫はみやびに電話し、一緒に旅に行けなくなったと伝えました。そして雫は1人で「ワインを巡る終わりなき旅」に向かって歩き出したのです。

『神の雫 deuxième』あらすじ【ネタバレなし】

『神の雫』

「神の雫」をめぐって繰り広げられた雫と遠峰の激闘から18年。物語の舞台はフランスはパリ、ボン・マルシェへ。世界中を旅しながらワイン探しを続けてきた雫は、パリに住んでいるローランの元を訪ねました。 しばらくすると、そこへ1人の少女が現れます。彼女の名前は青夜。恐ろしく鼻の利くその少女は、雫のかつてのライバルであり腹違いの兄・遠峰の1人娘でした。 まだ18歳になったばかりの青夜は、亡き父の残した「新たなる神の雫」を知るため、終わりのないワインの世界へと足を踏み入れていきます。

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【解説①】十二使徒&神の雫のワインの正体は?一覧リストで紹介

第一の使徒 シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ 2001年
第二の使徒 シャトー・パルメ1999年
第三の使徒 シャトー・ヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・ダ・カポ2000年
第四の使徒 シャトー・ラフルール1994年
第五の使徒 ミシェル・コラン・ドレジェ・シュヴァリエ・モンラッシェ2000年
第六の使徒 バローロ・カンヌビ・ボスキス2001年
第七の使徒 シネ・クア・ノン2003 “ザ・イノーギュラル・イレブン・コンフェッションズ”シラー
第八の使徒 ジャック・セロス・キュヴェ・エクスキーズ NV
第九の使徒 ポッジョ・ディ・ソット・ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2005年
第十の使徒 ロベール・シュルグ・グラン・エシェゾー2002年
第十一の使徒 フェレール・ボベ・セレクシオ・エスペシャル2008年
第十二の使徒 シャトー・ディケム1976年
神の雫 シャトー・シュヴァル・ブラン1982年 クロ・ド・ラ・ロッシュ2002年

「神の雫」については父・豊多香の選定したワインは明かされることなく、雫の選んだ「シャトー・シュヴァル・ブラン」と遠峰が選んだ「クロ・ド・ラ・ロッシュ」2本のワインの両方が神の雫として認められる結果となりました。

【解説②】遠峰一青の死亡理由とは?その後も解説

遠峰一青は究極の1本である「神の雫」をフランス・ブルゴーニュで見つけ、雫との表現対決で引き分けとなった後、父・豊多香と同じすい臓がんで命を落としました。直接的な描写はありませんが、ワインの過剰摂取に起因したものではないかと推測されます。 遠峰の死後には十二使徒探しの過程で出会った女性・ローランが彼の子どもを身ごもっていたことや、彼が雫の腹違いの兄であること、そして雫に向けた遺言を残していたということが明かされました。

ドラマ『神の雫』は過去2回実写化!漫画との違いは

日本ドラマ『神の雫』(2009年)

亀梨和也

日本ドラマ『神の雫』は、2009年に連続TVドラマとして制作されました。主人公の雫を亀梨和也、ヒロインの紫野原みやびを仲里依紗、雫のライバルとなる遠峰一青を田辺誠一が演じています。 ドラマのストーリーは概ね原作通りですが、最終回で一青が意識不明の重体になり、雫は第六の使徒を突き止めたところで「神の雫」探しに挑戦することに。原作の進捗や放送話数の兼ね合いもあり、尻切れトンボ的な終わり方になってしまいました。

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海外ドラマ『神の雫/Drops of god』(2023年)

『神の雫/Drops of God』

海外ドラマ『神の雫/Drops of god』は動画配信サービス・Huluのオリジナル作品として2023年に制作されました。海外ドラマ版では原作をベースにしつつ、海外作品としてキャラクターや設定が大胆に変更されています。 例えば原作が日本を舞台にしているのに対し、海外ドラマ版の舞台はフランス。主人公も神崎雫からフランス人女性のカミーユへと改変されています。物語の大筋は同じですが、全てがグローバル視点で構築された別作品と考えた方がいいでしょう。 また海外ドラマ版は2026年にシーズン2が配信されることが決定しています!

アニメ『神の雫』が2026年放送決定に!

原作シリーズの完結、加えて2度のドラマ化を経て、2026年に待望のTVアニメ『神の雫』が放送されることが決定し、ティザービジュアル・PVが公開されました! 主人公・神崎雫のCV.を担当するのは、TVドラマ『神の雫』でも雫を演じた亀梨和也。声優として16年ぶりに雫を演じることになりました。その他にも遠峰一青役に佐藤拓也、紫野原みやび役に内田真礼などが抜擢されています。 詳しい放送日などはまだ発表されていないので、続報に期待しましょう!

『神の雫』は伝説は終わらない!アニメ・海外ドラマ共に2026年放送予定

海外ドラマ『神の雫/Drops of god』のシーズン2配信決定に続き、アニメ化も決定した『神の雫』。原作漫画の連載終了からも根強い人気を誇る、まさに「伝説のワイン漫画」だということが伺えます! ドラマ・アニメの放送前に、ぜひ原作漫画を読んでストーリーの予習をしてみてください!