映画『僕の狂ったフェミ彼女』ネタバレあらすじ考察！永野芽郁主演のキャストや配信はいつからか解説

韓国で大ヒットした小説『僕の狂ったフェミ彼女』が、Netflix独占配信にて映画化決定！久々の映画出演となる永野芽郁が、フェミニストになっていた彼女役を演じます。 この記事では、『狂ったフェミ彼女』の原作小説をネタバレありで解説します！

ドラマの詳しいあらすじは明かされていないため、原作のあらすじを紹介します。 就活時代、僕を支えてくれた最愛の恋人。しかし海外インターンへの出発当日、彼女から突然の別れを告げられ、"僕"と"彼女"の恋愛はあっけなく幕を閉じます。 それから3年。大手企業で働く”僕”の前に、偶然にも"彼女"が現れました。運命の再会に胸を躍らせますが、かつての彼女はそこにはおらず、なんとフェミニストへと変貌を遂げていたのです。波乱の再会から、2人は復縁をすることになるもーー。

ごく普通の男、キム・スンジュンこと"僕"は、海外インターンへの出発直前に愛する恋人"彼女"から振られてしまいます。それから3年後。大企業勤めの僕は、妊娠中絶合法化デモの中に、彼女を見つけました。 長髪でスカートを履くいわゆる可愛らしい外見だった彼女は、短髪ノーメイク、フェミニズムのスローガンが描かれたシャツを着る女性へと変身。再びデートをするも「完全割り勘」や「性別による"らしさ"の強要禁止」など、厳しいルールが設けられます。 それでも「彼女しかいない」と考える僕は、復縁を迫り「別れたら100万ウォン払う」という条件のもと、再びパートナーとなりますがーー。

僕は彼女を「狂っている」と捉えて更生を画策しますが、彼女は僕に潜む男尊女卑やパターナリズムを糾弾していきます。 夜道での帰り道1つ取っても、女性1人では危ないと送ろうとする僕に対して、彼女は女性1人で歩けない社会がおかしいと論じるのです。そして「守ってあげる」という僕の優しさは、対等な関係を望む彼女には「押し付け」としか映らないのでした。 フェミニズムを説く彼女と、無意識的に旧来の価値観から抜け出せない僕は、どこまで言っても歩み寄れず平行線のまま。物語の終盤、僕はついに溜め込んだ不満を爆発させーー。

僕はついに、彼女に「自分だって我慢していること」「男だって辛いこと」を伝えました。その瞬間、僕は「心の内を共有した」きれいな別れであると陶酔しますが、それこそが最大の皮肉だったのです。 彼女の目には、最後まで自分の苦しみを理解せず、被害者意識に浸る彼の姿しか映っていません。彼女は静かに去り、彼は「自分は最善を尽くした」と思ったまま物語は終わります。 最後は、夢を叶えるため海外へと飛び立った彼女と、考え方がアップデートされていない両親の帰国を待つ僕、という対照的な姿が描かれます。

主人公には名前があるのに、なぜ彼女には名前がないのでしょうか。 そこには、彼女をたった1人の女性としてではなく、似たような痛みを抱える「数多くの女性たちの象徴」として描きたいという作者の意図を感じます。名前がないからこそ、彼女は「誰か」であると同時に「私たち」でもあり得るのです。 また、女性を常に「彼女」や「妻」という役割でしか呼ばず、男性の付属物のように扱う社会への静かな皮肉とも読み取れるでしょう。

"僕"の元カノで、フェミニストになっていた彼女。髪型からファッション、性格まですべてが3年前と変わっており、その変化は僕が久々の再会で彼女の存在に気づかなかったほどでした。 フェミ彼女を演じるのは、永野芽郁です。『かくかくしかじか』(2025年)の出演以降、活動を休止していた永野が、Netflixで復帰することとなりました。 『地獄の花園』(2021年)で見せたドスの効いたヤンキー演技など、清純派のイメージを覆す役どころも彼女の真骨頂。フェミニストとして鋭く"僕"に詰め寄る、新たな演技に注目です。

『僕の狂ったフェミ彼女』の配信は2026年配信開始ですが、詳しい日時は発表されていません。 同じNetflix独占配信作品としては、『浅草キッド』(2021年)が制作発表から配信開始まで約1年、『ちひろさん』(2023年)が約半年、ほか2作よりもCGを使ったシーンが多い『シティーハンター』(2024年)が約1年4ヶ月となっています。 『僕の狂ったフェミ彼女』は、最短で2026年6月頃、遅くて2026年末に配信開始となるのではないでしょうか。

Netflix映画『僕の狂ったフェミ彼女』は、2026年に独占配信予定です！ 注目の復帰作で、永野芽郁が一筋縄ではいかない"フェミ彼女"という難しい役どころをどう表現するのか注目です。未発表となっている主人公・"僕"のキャスト発表など、最新情報が入り次第、更新していきます。 配信開始に備えて、今のうちに原作小説を読んで予習してみてはいかがでしょうか。