2025年12月17日更新

ドラマ『プライド』最終回までのあらすじ!「メイビー」の変遷や名言をネタバレ!キャスト相関図も

このページにはプロモーションが含まれています

AD

キムタク主演ドラマ『プライド』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトル 『プライド』
放送時期 2004年1月12日~3月22日
演出 中江功 , 澤田鎌作 , 平井秀樹
脚本 野島伸司
メインキャスト 木村拓哉 , 竹内結子 , 坂口憲二
主題歌 クイーン「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」
平均視聴率 25.2%

日本のアイスホッケー界を舞台に、ゲームの激闘と主人公ハルの恋模様を描いたスポーツドラマ×ラブストーリー。 アイスホッケーというドラマには珍しいテーマと恋をゲームととらえた駆け引き、主題歌・挿入歌として使用されたクイーンの名曲の数々、木村拓哉演じるハルの口癖「メイビー」など様々な要素で話題を呼びました。

『プライド』あらすじ

里中ハル(木村拓哉)は実業団のアイスホッケーチーム「ブルースコーピオンズ」のキャプテン。恋をゲームととらえるハルは、祝勝会で出会った本社のOL・亜樹(竹内結子)を気に入り、契約恋愛を持ちかけます。 元コーチの安西(時任三郎)が入院する中、チームに新コーチの兵頭(佐藤浩市)が就任。ハルは兵頭の方針に反発しますが、兵頭はチームの改革に乗り出します。

1話「愛と青春の絆」あらすじ・ネタバレ

実業団ホッケーチーム「ブルースコーピオンズ」のキャプテンで花形選手の里中ハル(木村拓哉)。ある日、チームの祝勝会で本社のOL・村瀬亜樹(竹内結子)と出会います。ハルは尊敬する入院中の元コーチ・安西健吾(時任三郎)の教えで、本気で恋愛はしないと決めていました。 そんな中、新しいコーチの兵頭雄一郎(佐藤浩市)が就任。安西の存在をないがしろにされたと感じたハルは兵頭の方針に反発し、その後試合で乱闘騒ぎを起こしてしまいます。様子をうかがいに来た亜樹にも暴言を吐くハル。 その矢先、先が長くないと自覚した安西がハルのトレーニングを見守った後に死去傷心のハルは亜樹の家を訪れ、帰らない恋人を待つ亜樹に期間限定の契約恋愛を持ちかけます。

AD

2話「孤独に負けない強さ」あらすじ・ネタバレ

亜樹は同僚の相澤百合(中越典子)と石川知佳(MEGUMI)とブルースコーピオンズの試合を応援しに行きますが、あまりの激闘ぶりにハラハラして目をつぶってしまいます。 安西の家で兵頭と鉢合わせしたハルは、妻の容子(石田ゆり子)から兵頭が安西の元チームメイトだと聞きます。容子と兵頭の関係を疑うハルは、兵頭のコーチングにも反発。「容子さんに近づくな」と言い放ちました。 一方、ハルの後輩チームメイト・堀田大和(坂口憲二)と近所の飲食店で遭遇し、ハルとの契約恋愛を明かした亜樹。大和はハルが幼い頃に母親が蒸発した辛い過去があることを語り、亜樹はハルが「待つ女」を求めていることを悟ります。そして自分が待つ女であることを自負し、試合を見に駆け付けるのでした。

3話「美しきリーダーの形」あらすじ・ネタバレ

チームの活性化を図る兵頭により、ハルを慕う島村真琴(佐藤隆太)に退団が通告されます。仲間は真琴をかばいますが、ハルは兵頭と同じ意見だと突き放しました。その後も意見を変えず、真琴を叩き煽るハルに仲間たちは不信感を覚えます。 その頃、百合から裕福だと誤解されたままの大和は真実を話すべきか悩んでいましたが、亜樹と同じアパートに住んでいることがバレてしまいます。それでも百合の価値観を変えてほしいと告げる亜樹。 ハルをキャプテンとは認めないと言うチームメイトに、アイスホッケーに限界を感じていた真琴はハルの真意を泣きながら訴えます。奮起した真琴は残留の条件である1アシストを試合で見事に決めました。

AD

4話「男の友情と女の意地」あらすじ・ネタバレ

友人を妊娠させたと言う見覚えのない女子大生たちに取り囲まれるハルでしたが、本当の相手は池上友則(市川染五郎)であることが判明します。慰謝料の受け渡しに同行してほしいという友則の頼みを軽く受けるハルに、大和は激怒。裕福な友則に引退後の就職を考えてすり寄っているのでは?と批判しました。 大和から話を聞いた亜樹も会いに来たハルを無視しようとしますが、そこでハルは友則が実は愛人の子であり、辛い過去があったを語り出します。そして友則は例の女子大生にカモにされたことをハルに告白。ハルと友則と亜樹は女子大生たちのアジトに向かい、友則のことを認めたチームメイトも合流して加勢しました。

5話「心の傷」あらすじ・ネタバレ

亜樹の恋を進展させようと考えた百合が、鍋パーティを企画。その時の大和の様子がおかしかったため亜樹は心配しますが、ハルから大和が苦い過去を思い出したのではと聞きます。その後、試合中にある観客(風間杜夫)から大和を詰るヤジが飛び、チームメイトは苛立ちを募らせていました。 そんな中、百合と別れたと聞いた亜樹は大和を問い詰めますが、大和は「過去に人を殺した」という話をし始めました。高校でバイク便のバイトをしていた時、急に飛び出してきた少年を轢いてしまったと言います。 あの観客は少年の父親で、大和はアイスホッケーをしていた少年の人生を自分が引き継ぐように生きてきたのです。ハルは少年の両親を訪ね、大和を許してほしいと願い出ますが、ずっと大和の努力を見てきた父親は「もう許している」と語りました。

AD

6話「母へ」あらすじ・ネタバレ

母親と名乗る女性・千恵子(松坂慶子)から連絡を受けたハル。不安そうなハルを見て亜樹も同行しますが、彼は千恵子を受け入れていたと感じ、大和にも報告しました。大和はハルが親子関係を修復し、女性へのねじれた感情を戻そうとしているのではと考えます。 亜樹は千恵子と一緒にハルの練習を見に来ますが、お金の援助をしてほしいという伝言を頼まれ、ハルがまた傷つくことを恐れます。千恵子と会わない方がいいと助言しますが、怒るハルとケンカ別れに。 亜樹はハルには黙って千恵子に自分のお金を渡しますが、千恵子はハルが用立ててくれたと思い感謝します。千恵子が会いに来たのは純粋に会いたかっただけではないと知り、新しい家庭もあると知ったハルは、千恵子に決別の意を示して去って行きました。 辛いのを我慢しているハルを見た亜樹が包み込むように慰め、その晩2人は初めて結ばれます。

7話「波乱」あらすじ・ネタバレ

ハルの誕生日を祝っている中、百合が「グリーンモンスター」のキャプテン・山本玲志(山下徹大)を伴って遅れてやってきました。グリーンモンスターは常勝のライバルチームであり、大和は玲志を連れてきたことを由里に注意します。 仲たがいしてヤケ酒をあおった大和を介抱していた亜樹は、亜樹の恋人・夏川啓介(谷原章介)が帰国するらしいと聞きます。亜樹は啓介のことは諦めたと言いますが、会社に啓介から電話がかかってきて動揺していました。 ハルもまた、亜樹に本気になってしまったためアイスホッケーに熱が入らず、戸惑っていました。啓介から「あの橋で待ってる」と言われ、さらに迷う亜樹。2人は同時にお互いの家を訪ね、結局会えずにすれ違ってしまいます。 心もすれ違ったまま、橋の上で啓介と再会した亜樹は思わず彼に駆け寄って行くのでした。*

AD

8話「悲劇」あらすじ・ネタバレ

帰国した啓介に再会し、彼の元に戻った亜樹。その翌日、友則はチームメイトを招集し、ハルが亜樹にフラれたことを報告します。その時は吹っ切れた様子だったハルですが、帰りの車内で亜樹に本当の別れを告げました。 そんな時、百合は彼が裕福ではないという事実を知ってしまいます。大和は自分からも真実を明かしますが、百合は大和に愛想をつかして去って行きました。玲志が百合とデートしたと聞き、彼のところへ「百合を幸せにしてやってくれ」と頼みに行った大和は、玲志と口論になりもみ合ってエスカレーターから落ちてしまいます。 一方啓介はハルに亜樹との関係を聞きにやってきますが、ハルは包み隠さず「真実で結ばれた」と明かしました。

9話「号泣」あらすじ・ネタバレ

大和の手術は成功したものの、脊髄を痛めたために下半身麻痺が残るという残酷な事実が付きつけられます。ハルは迷いながらも大和に真摯に真実を伝えました。 大和の部屋を訪れたハルは亜樹と遭遇し、啓介に亜樹との関係を認める発言をしたことを謝ります。亜樹は見舞いに行った際に容子と出会い、啓介にハルとのことを告げるつもりだと明かしました。 啓介からプロポーズを受けた亜樹は「結婚する資格はない」と拒みますが、激昂した啓介に突き飛ばされ、瞼を切るケガを負ってしまいます。飲食店で亜樹と出会ったハルは、彼女のケガを見て暴力を受けたことを察し、啓介のオフィスまで行って彼を殴りつけて逮捕される事態に。 拘置所へ出向いた兵頭は、コーチを引き受けたのは安西からの頼みだったと明かし、ハルの軽はずみな行動に激しい怒りを見せます。

AD

10話「希望」あらすじ・ネタバレ

ハルが拘置所で「プライド」を失ってしまった自分を責めていた時、容子が大和の手紙を持って面会に。手紙には大和が選手人生を諦めておらず、1カ月後の試合に向けてリハビリを始めたと書かれていました。 それを読んだハルは立ち直ろうと前を向き、兵頭はハルへの告訴を取り下げてほしいと亜樹に頭を下げます。啓介に「ハルからアイスホッケーを奪わないでほしい」と説得を試みる亜樹。しかし啓介はその条件として亜樹に結婚を受け入れるよう伝えていました。 ハルも大和もいないチームを友則が鼓舞し、チーム一丸となって勝利をもぎ取ります。告訴を取り下げられ、戻ってその試合を見ていたハルは、拘置所で兵頭から聞いたNHLへのトライアウトの話を進めてほしいと願い出ました。

11話(最終回)「愛という名の誇り」あらすじ・ネタバレ

亜樹が啓介と結婚すると聞き、彼女への想いを断ち切ったハル。兵頭からトライアウトはグリーンモンスターに勝つことが条件だと告げられます。 啓介のもとへ出向き、なぜ長年亜樹に連絡の1つも寄こさず今になって現れたのか問い詰めた友則。その場では相手にしようともしませんでしたが、友則の「高を括ってた」という言葉が刺さっていました。 いよいよグリーンモンスターとの決戦の日。ハルはチームメイトの士気を上げて臨みますが、開始早々に失点し、控えていた大和がまだ完全ではない体を押して参戦し、見事得点します。 その頃、啓介は亜樹に「結婚はできない」と別れを告げていました。実は自分も向こうで恋人がいて、亜樹が待っていてくれると高を括っていたと告白します。 グリーンモンスターとの決戦に勝利したブルースコーピオンズ。ハルも亜樹の結婚が取りやめになったことは知っていましたが、お互いに縛ることなく自由にいようと決意していました。亜樹も「待つ」はと言わず、ただ「いってらっしゃい」と告げます。 ハルはトライアウトに合格し、NHLで活躍する日本人として有名に。その3年後、一時帰国したハルは亜樹にサプライズを仕かけ「一緒に来て」と誘います。亜樹は驚きながらも「いいよ、メイビー」と答えますが、ハルは「Must be」と返すのでした。

AD

【解説】木村拓哉の「メイビー」最終回までの変化とは?

ハルが口癖のように言い続けている「maybe(多分)」という言葉は、彼の感情の変化を表す言葉として効果的に使われています。亜樹と出会った時には、アイスホッケーに専念するために本気の恋はしないよう「メイビー」を多用して自分にセーブをかけていました。 しかし後半になるにつれ、ハルが「メイビー」と言う回数が減っていきます。それまでは2人の関係も「メイビー」で濁していましたが、徐々に亜樹に本気になり、濁せないまでの動揺やハル自身の成長が垣間見られるように。 最終回では一度も「メイビー」という言葉は使わず、亜樹の返事にも「must be(必ず)」と返していました。

【名言】『プライド』の名セリフを紹介

「僕自身の喜びを自分のことのように喜んでくれる人がいたら⋯」

最終回で凱旋帰国してインタビューを受けるハルが、以前は「独りの方が強い」と考えていたこと、それが変わったことを告白していました。 「僕自身の喜びを自分のことのように喜んでくれる人がいたら、僕自身の悲しみを自分のことのように悲しんでくれる人がいてくれたら、もっとはるかにすごい力が沸いてくるんじゃないかなと思うようになりました」 このことに気付かせてくれたのがチームメイトであり、亜樹の存在だったのです。

「プライド捨てるのも案外プライドいるんだよね」

第8話でハルの家で失恋した大和を慰めていた時、2人きりになって深い話をしていた友則とハル。容子に「亜樹に信用されてなかった」と言われて実は凹んでいたハルですが、友則にさらに「カッコつけすぎなんだよ」と言われてしまいます。 そこで友則は独り言のように「プライド捨てるのも案外プライドいるんだよね」と言います。友則自身、愛人の子という境遇や様々な恋愛経験を積んでいることで、こんな境地に辿り着いたのではないでしょうか。

AD

ドラマ『プライド』キャスト相関図

ドラマ『プライド』(2004年)【相関図】

登場人物一覧

里中ハル役/木村拓哉 実業団アイスホッケーチーム「ブルースコーピオンズ」キャプテン 闘争心を燃やす熱いリーダーで、古き良き時代の人間が好み
村瀬亜樹役/竹内結子 「ブルーテクノインターナショナル」社員 遠距離の恋人を待ち続けるOLで、ハルと契約恋愛する
堀田大和役/坂口憲二 「ブルースコーピオンズ」ゴールキーパー ハルとは高校時代の先輩後輩で、何でも話せる相手
相澤百合役/中越典子 「ブルーテクノインターナショナル」社員 玉の腰を狙うOL。大和がお金持ちと信じて付き合う
池上友則役/市川染五郎 「ブルースコーピオンズ」副キャプテン ハルとは相反するタイプで、ケンカしながら信頼を深めてきた親友
石川知佳役/MEGUMI 「ブルーテクノインターナショナル」社員 軽いノリで恋愛するタイプで、友則と付き合うことに
島村真琴役/佐藤隆太 「ブルースコーピオンズ」選手 ハルを慕う弟分的チームメイト
兵頭雄一郎役/佐藤浩市 「ブルースコーピオンズ」新コーチ ハルには反発されつつも、彼の才能を見込んでいる

ドラマ『プライド』木村拓哉×竹内結子の名作をネタバレ

木村拓哉主演のアイスホッケー×恋愛群像劇『プライド』は、2025年12月12日よりNetflixでも配信がスタート!これを機に、ぜひ古き良き名作ドラマに触れてみてはいかがでしょうか?