映画『FRÉWAKA/フレワカ』あらすじ・見どころ解説!祝祭の裏に潜む狂気を描く北欧ホラー
映画『FRÉWAKA/フレワカ』は、アイルランド出身の新鋭女性監督アシュリン・クラークによる、フォークホラーの最新作です。土着信仰や民間伝承が色濃く残るアイルランドを舞台に、祝祭と共同体、そして語り継がれてきた“恐怖の記憶”を描き出します。 アイルランド語で制作された初の本格ホラー映画としても注目を集めており、2026年2月6日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開が決定しました。『ミッドサマー』以降、世界的に再評価が進むフォークホラーの潮流に連なる一本として、日本公開前から高い関心を集めています。 この記事では映画『FRÉWAKA/フレワカ』のあらすじや見どころを紹介してきます。
映画『FRÉWAKA/フレワカ』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
タイトルの「FRÉWAKA」は、アイルランド語で“根”を意味する言葉に由来しています。本作では、土地に深く張り巡らされた記憶や痛みを“根”になぞらえ、個人の恐怖と共同体の歴史が絡み合う構造が描かれます。
映画『FRÉWAKA/フレワカ』あらすじ

婚礼の夜、ひとりの花嫁が忽然と姿を消しました。それから半世紀後、アイルランドの人里離れた村を、看護師のシューが訪れます。彼女の目的は、村に住む老婆の介護でした。 閉ざされた共同体の中で暮らし始めたシューは、村に漂う説明のつかない違和感を次第に感じ取っていきます。「触れてはいけない」「近づいてはいけない」という忠告。蹄鉄で封じられた赤い扉、どこからともなく響く歌声、藁の被り物をした人々が集う不可解な祝祭。 やがて、かつて起きた花嫁失踪事件と、この土地に根付く古い記憶が少しずつ掘り起こされていきます。シューが触れてしまった“タブー”の先に待ち受けていたものとは――。
映画『FRÉWAKA/フレワカ』見どころ解説

『FRÉWAKA/フレワカ』の恐怖は、突然の驚かしではなく、じわじわと精神を侵食するタイプのものです。美しい自然風景の中に配置された、不穏なモチーフの数々が、日常と異常の境目を溶かしていきます。 また、本作が描くのは単なる怪異ではなく、世代を超えて引き継がれる“女性たちの痛み”です。祝祭や儀式の裏側に潜む抑圧や暴力が、フォークホラーという形式を通して静かに浮かび上がります。
監督はアイルランドにルーツを持つ映像作家アシュリン・クラーク

アシュリン・クラーク監督は、アイルランドにルーツを持つ映像作家です。本作では、ケルト神話や民間伝承を単なる装飾として扱うのではなく、現代にも残る「無意識の恐怖」として再構築しています。 特筆すべきは、アイルランド語での制作という選択です。言語そのものが持つリズムや響きが、観る者に異質な感覚を与え、現実と虚構の境界を曖昧にしていきます。
映画『FRÉWAKA/フレワカ』は2026年2月6日公開

『FRÉWAKA/フレワカ』は、アイルランドの土着文化と現代的感性を結びつけた、救いのないフォークホラーです。土地に張り巡らされた“根”のように、過去の記憶と恐怖が現在を縛り続ける構造が、観る者の心に深く残ります。 華やかな祝祭の裏に潜む狂気。美しさと悍ましさが同居する映像体験を、ぜひ劇場で体感してください。映画『FRÉWAKA/フレワカ』は、2026年2月6日(金)より全国公開です。