最強に怖いジャパニーズホラー!真夏に観たい日本のおすすめホラー映画27選!

2017年7月26日更新

あなたは日本のホラー映画が好きですか?海外の勢いのあるホラーと違い、ジメジメと陰湿で寄り添うような恐怖があるのがジャパニーズホラーの特徴と言えます。真夏の自宅でこっそりひっそりと観たい邦画ホラー映画を15作品まとめました。

ジャパニーズホラー、恐怖映画の新しいスタンダードとは

古くは『今昔物語集』、江戸時代の『四谷怪談』など、日本人は昔から「怖い話」が好きでした。特に夏に怪談を楽しむ習俗は江戸時代から一般的だったようで、日本の「恐怖譚」には歴史があると言えるでしょう。 映画界では『13日の金曜日』シリーズや『エクソシスト』など、ハリウッド製のホラーが世界を席巻していました。しかし1998年に公開された『リング』シリーズや2000年の『呪怨』シリーズが、Jホラーとして国際的に知名度を上げ、ハリウッド・リメイクもされるようになったのです。 日本製ホラーの特色は、何となく嫌な感じ、何かが出そうな予感などを映像や音声で上手く表現している点でしょう。そんな今年の夏に鑑賞したい最凶の邦画ホラーをご紹介します。

1.子どもを失うという恐怖!

『リング』の鈴木光司の短篇を原作として、映画『リング』の中田秀夫監督がメガホンをとりました。『ダーク・ウォーター』(2005)として、ハリウッド・リメイクもされた作品です。 主人公の母娘が古い賃貸マンションに引っ越します。そこでは、雨漏り、上の階の子どもの足音に悩まされるだけではなく、2年前に行方不明になった少女の痕跡につきまとわれ、不穏な予感を感じます。 水の恐怖と少女の恐怖の末、とても切ない結末が待っています。原作者によると、我が子を失うのではないかという不安から構想された作品だそうです。

2.「貞子」という発明

あの「貞子」を生み出したシリーズ第1作。この作品でジャパニーズホラーが世界に注目されたと言ってもいいでしょう。 ハリウッド・リメイクや『貞子』シリーズとしてリブートされたりした作品ですが、大ヒットの理由としては、原作の映画的アレンジがあるのかもしれません。 原作では男性になっている主人公をシングルマザーにしたこと、呪いのビデオの内容をビジュアル的に不気味なものに統一したこと、そして何と言ってもクライマックスの貞子の出現を極めて映像的に恐ろしいものに変えたこと、などが挙げられます。この映画によって、貞子は一躍ホラー・アイコンとなりました。

3.傑作邦画ホラーの続編

『リング』の続編です。現代に貞子が復活できるか?というSF的な展開になっています。 佐藤浩市演じる主人公の安藤は、不注意から息子を溺死させたことを気に病んでいます。その息子の復活を条件に恐ろしい契約を結んでしまうのです。原作者・鈴木光司の子どもを喪失するコンプレックスがここにも反映されています。 貞子の「呪いのビデオ」というオカルト的なアイテムが、科学的・医学的な解説をされ現実味を帯びており、前作とは違った恐怖の切り口になっている作品。派手なクライマックスを迎える前作『リング』とは裏腹に、地味にじわじわとくる恐怖も味わい深いでしょう。

4.日本人のツボを押さえた完全無欠のジャパニーズホラー

貞子と並ぶホラー・アイコン、伽椰子を世に送り出したシリーズ第1作です。元々は劇場未公開のビデオのみによる発売で、売上も芳しくなかったのですが、口コミで話題になり、映画化、シリーズ化を果たしました。 物語の骨子は、強い怨念を残して死んだ者の呪いが次々と連鎖していくというものです。日本の古典的な怨霊譚では、鎮魂することによって浄化され、呪いが解消されるというパターンが通常ですが、このシリーズはそうはなりません。 過剰なほどに幽霊が頻出し、人がバタバタと死に至るのです。また、あの独特の音の怖さも話題になりました。

5.多くの日本人の背筋を凍らすあの着信音

携帯電話という現代的なデジタル機器が、恐怖の対象になるというところが、このシリーズの新機軸でしょう。携帯電話が必需品となって、それから逃れられないことも怖さを煽ります。 自分で入れた覚えがない着信音が自分の携帯電話から聞こえます(自分の携帯電話と気づかない人もいます)。画面を見てみると、発信元は自分です。留守番電話に音声が残っている場合もあれば、メールに写真や動画が添付されている場合もあります。それらは、その人の断末魔の様子なのです。 以上のようなルールで連続殺人事件が起こり、主人公たちはその犯人を追うというのが、シリーズの概要です。原作は秋元康、第1作の監督は三池崇史が担当しました。

6.本当に怖いのは人間...というのもジャパニーズホラーの特徴?

この作品は国内での知名度はいまひとつですが、三池崇史監督の名を世界に知らしめたと言ってもいい映画です。原作は村上龍。 ビデオ制作会社の社長(石橋凌)が映画制作のためと称してオーディションを開催しますが、実は再婚相手を探すためでした。そこに現れた魅力的な女性(椎名英姫)は急速に社長と親しくなるのですが......。 三池監督がカメオ出演した、イーライ・ロス監督の『ホステル』(2005)を思わせる残虐なシーンが頻出し、ロッテルダム映画祭で上映された際は、記録的な途中退場者が出たそうです。しかも女性客が「悪魔!」と三池監督に詰め寄ったという逸話もあるそうな。 ジョン・ランディスやロブ・ゾンビといったホラー映画の旗手たちも、「目を背けたくなった」という感想を漏らしているほど残酷なのです。

7.日本にもこんなに凄まじいスプラッターホラーが

この映画も残虐な拷問を描いた作品。しかし、『ソウ』(2004)のような物語性はあまりなく、ひたすら拷問のみが続きます。 監督は『ある優しき殺人者の記録』(2014)、『貞子vs伽椰子』(2016)の白石晃士ですが、あまりにも過激な内容にDVD販売が禁止される国も出ているのです。 それゆえに、却って「隠れた名作」として評価しているファンもいるようです。日本では珍しいスプラッターものとしても、決して海外の作品と引けを取らないという意見もあります。 ホラー映画ばかり撮り続ける白石監督ですが、映像の美しさには定評があり、必見です。

8.お化けも殺人鬼も出てこない。出てくるのは病に苦しむ女の子。

幽霊も連続殺人鬼も登場しない、「難病もの」ですが、描き方は完全にホラーです。主人公の少女は破傷風に罹ってしまい、発作をおこすと舌を噛み切って苦しみます。 渡瀬恒彦と十朱幸代が演じる両親が、我が子を必死に看病するのですが、その姿が痛々しいですし、発作を起こす少女はまるで『エクソシスト』(1973)の悪魔に憑かれた少女のように恐ろしいです。 その内容の恐ろしさゆえか、長い間ソフト化されていなかった作品なのですが、2011年にDVDが発売されています。

9.『リング』監督の出世作

『リング』に先行して、中田秀夫監督&高橋洋脚本のコンビがリリースした、ジャパニーズホラーの原点とも言うべき作品です。『リング』の貞子は、本作に登場する幽霊が原型ですが、本作への反省から、貞子の顔はなるべく見せないようにしたそうです。 中田作品には常連的存在の柳ユーレイ(現・柳憂怜)演じる映画監督が、デビュー作に取りかかるのが物語の発端。カメラテストのフィルムの中に、古いフィルムが紛れ込んでいることに気づきます。その気味の悪い映像を、なぜか監督は子どもの頃に見た覚えがあるのでした。 撮影所やスタジオには、よく幽霊が出るという定番をうまく利用しています。

10.キャッチ・コピーは「ようこそ、前世へ。」

『呪怨』シリーズの清水崇監督が、優香を主演に据えて発表した、Jホラーシアター第2弾。過去に起きた無差別大量殺人事件を、映画化しようとして起こる惨劇が描かれます。 35年前に群馬県の観光ホテルで、被害者11名を出す無差別大量殺人事件に起きます。そして、35年後の現代、それを映画化しようとする映画監督(椎名桔平)が撮影準備をします。主役に抜擢されたのは渚(優花)という新人女優でした。そして様々な奇妙な事件が......。 一体35年前に何があったのか? 優香の演技と、最後のどんでん返しに注目です。

11.大竹しのぶの鬼気迫る演技に震えが止まらない

『悪の教典』などで知られる貴志祐介による同名小説を映画化した作品。2007年には韓国でリメイク作品も製作されました。 京都で保険金査定を担当する若槻は、保険加入者である菰田家を訪問するが、そこで子供が首を吊っているのを発見してしまいます。 事件の疑いが濃厚であったため若槻は保険金の支払いを保留したのですが…。 本作の恐ろしさは幽霊などの超自然的なものではなく、人間の怖さにあります。異様な雰囲気を放つ菰田幸子を演じた大竹しのぶの怪演はホラー映画史に残るものと言っても過言ではないでしょう。