2019年12月10日更新

『ミッドサマー』はホラーの固定概念を覆す傑作?史上最凶の“映え映画”爆誕!【あらすじ・キャスト】

『ミッドサマー』
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「へレディタリー」アリ・アスター監督の最新作『ミッドサマー』は、“明るいことが、おそろしい”フェスティバル・スリラーとして注目を集めています。2020年2月に公開される本作のあらすじやキャスト、魅力、見どころなどを紹介しましょう。

目次

映画『ミッドサマー』は最凶の“映え”映画?美しい映像につられて観ると大変危険です!

2018年、長編デビュー作『へレディタリー/継承』で世界中の観客を恐怖に陥れたアリ・アスター監督。そんな彼の監督第2作目『ミッドサマー』が、再び絶賛の嵐を巻き起こしています。 ホラー映画の“惨劇は暗闇で起きる”という固定概念を覆す、衝撃のフェスティバル・スリラーといわれている『ミッドサマー』ですが、その“映え”なビジュアルから、ホラーは好きではないけど気になっている、という人も多いのではないでしょうか。 この記事では、『ミッドサマー』のあらすじやキャスト、世界観とその魅力などを紹介します。

『ミッドサマー』のあらすじ

破局寸前のダニーとクリスチャンのカップル。しかし、ダニーが不慮の事故で家族を失ったことにより、ふたりの関係は改善します。 そんななか、クリスチャンが友人のジョッシュ、マークと一緒に、スウェーデンからの留学生ペレの故郷に旅行に行くと聞かされたダニー。そこでは“90年に1度の祝祭(夏至祭)が行われる”と聞いた彼女は、彼らについて行くことにしました。 そしてたどり着いたペレの故郷・ホルガは、花々が咲き乱れ、優しい住人たちが陽気に歌い踊る楽園のように思えました。しかし、不気味な出来事が立て続けに起き、ダニーの心はかき乱されていきます……。

『ミッドサマー』の特筆すべき魅力とは?

ホラーの固定概念を覆す白昼の恐怖

これまでのホラー映画では、惨劇は暗闇で起こるものであり、明るい場所は“安全地帯”として描かれてきました。 しかし本作の舞台は、太陽が沈まない夏の北欧。白夜によって夜中まで明るいこの土地で、アメリカからやって来た4人の学生は、不思議な感覚に陥っていきます。太陽のもとで惨劇が起こり、「安全な場所はない」という恐怖が、登場人物たちと観客を凍りつかせること間違いなしです。

“映え”な映像美

明るい太陽のもと、色とりどりの花冠をかぶった白い民族衣装の女性たちが楽しげに踊る姿や、大勢で大きな食卓を囲む様子は、まさに“映え”。本作はファンタジーのような映像美にあふれています。 ダニーたちが宿泊することになる若者用の小屋にびっしりと施された壁画や、村のフェンスやタペストリーなどに描かれた絵は、現代絵画とは違う魅力でわたしたちを惹きつけます。 思わずグッズが欲しくなってしまうような、かわいいヴィジュアルも見どころのひとつでしょう。

計算し尽くされた描写や世界観

前作『へレディタリー/継承』(2018年)と同様に、本作も画面に映るもの全てが伏線といっても過言ではありません。 さきほど紹介した壁画は、とても民族的で“映え”ではありますが、そこに描かれたものをよく見てみると、映画の中の出来事と関連しています。本当に一瞬背景に映るだけのものや、さり気なく発せられるセリフが、結末を知ってから思い返してみると「そういう意味だったのか!」という衝撃をもたらしてくれます。

キャスト/キャラクターを紹介 映画『ブラック・ウィドウ』出演のフローレンス・ピューが主人公ダニーを演じる

フローレンス・ピュー/ダニー

フローレンス・ピュー
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主人公のダニーは、繊細で情緒不安定な人物です。さらに家族を失ったことでパニック障害のような症状が出るようになってしまいました。彼女はなんとか精神を立て直そうと、自然豊かなホルガの村に行くことにします。 ダニーを演じるのはイギリス出身の女優フローレンス・ピュー。彼女は、2014年の映画『Lady Macbeth(原題)』での演技が絶賛され、一躍注目を集めるようになりました。2020年に公開されるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品『ブラック・ウィドウ』にも出演が決定しています。

ジャック・レイナー/クリスチャン

ジャック・レイナー
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ダニーの恋人クリスチャンは、当初彼女と別れようとしていました。しかし、悲劇に見舞われた彼女を見て、思い留まります。そして、友人たちの反対を押し切ってダニーを旅行に誘います。 クリスチャンを演じるのは、『トランスフォーマー/ラストエイジ』(2014年)や『シング・ストリート 未来へのうた』(2016年)などへの出演で知られるジャック・レイナーです。

ウィル・ポールター/マーク

ウィル・ポールター
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男だけで、旅行中に羽目を外すつもりでいたクリスチャンの友人マークは、ダニーが来るのを嫌がります。 マークを演じるウィル・ポールターは2007年に『リトル・ランボーズ』で子役としてデビュー。その後『レヴェナント:蘇りし者』(2015年)や「メイズ・ランナー」シリーズに出演し、知名度を上げました。

ウィリアム・ジャクソン・ハーパー/ジョシュ

ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
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クリスチャンの友人で文化人類学博士課程のジョシュは、ホルガの村で行われる90年に1度の“夏至祭(ミッドサマー)”を論文の題材にするため、取材として旅行に参加します。 ジョシュを演じるのは、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー。テレビシリーズ『グッド・プレイス』(2016年〜)や映画『パターソン』(2016年)などへの出演で知られています。

ヴィルヘルム・ブロングレン/ペレ

ヴィルヘルム・ブロングレン
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スウェーデンからの交換留学生ペレは、故郷で行われる“90年に1度の夏至祭”に、ダニーたちを招きます。 ペレを演じるのはスウェーデン出身のヴィルヘルム・ブロングレン。2003年から舞台を中心に活動している彼は、HBOノルディックのテレビシリーズ『Gösta(原題)』などへの出演で知られています。

アリ・アスター監督の一貫したテーマ

アリ・アスター
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アリ・アスター監督の長編デビュー作となった『へレディタリー/継承』は、事故で妹を死なせてしまった長男と、娘の死から精神を病んでいく母、そして祖母の秘密から家族が崩壊していく物語でした。しかし、アスターはこれ以前の短編映画でも、家族をモチーフにした作品を多く発表しています。 アスターが注目されるきっかけになった短編映画『ジョンソン家についての奇妙な事』(2011年)は、父と息子の奇妙な関係を描いています。また、巣立つ息子を手放したくない母親の凶行を描いた『ミュンヒハウゼン』(2013年)も同じく家族を題材としています。 『ミッドサマー』では、主人公ダニーが映画冒頭で家族を失ってしまいました。一方で、ホルガの村の人々は、ひとつの大きな家族として生活しています。「家族」はアスターにとって、常に描きつづけていかなければならないテーマなのかもしれません。 「へレディタリー」も『ミッドサマー』も、自分自身の家族や恋愛関係をもとに、自分を癒すために作ったと語るアリ・アスターは語っています。

映画『ミッドサマー』の公開日は? 2020年2月21日祝祭がはじまる

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衝撃のデビューを果たした新鋭監督の第2作目として、そして恐怖の歴史を覆す作品として注目を集める『ミッドサマー』は、その映像美や綿密に計算された展開が、あなたの度肝を抜くこと間違いなし。 2020年2月21日、いよいよ『ミッドサマー』日本公開です!