2026年4月11日更新

『耳をすませば』おじいさんの恋人・ルイーゼとの過去とは?地球屋で弾いた楽器や声優に迫る

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耳をすませば

『耳をすませば』のアンティークショップ「地球屋」店主のおじいさん。聖司の祖父であり、雫の才能を見出す重要な役割を担います。 この記事では、おじいさんが語った過去の恋人ルイーゼとの物語や雫との関係性、演奏シーンで披露した珍しい楽器などまとめて解説します! ※映画『耳をすませば』(1995)のネタバレを含みます。

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『耳をすませば』おじいさんは地球屋のご主人

映画『耳をすませば』(1995) 月島雫 , 西司朗

地球屋の主人であるおじいさんの本名は西司朗です。聖司の祖父で80歳の穏やかな老人。かつてドイツへ留学していた経験があり、そこで猫の男爵の人形「バロン」と出会いました。 非常に優しい性格で、雫が初めて書き上げた小説を読み、彼女の才能を「原石」に例えて励まします。また料理の腕前も一流で、作中では雫に月見うどんを振る舞い、過去にはヴァイオリンを作った聖司にラーメンを作ったことを明かしています。 雫と聖司、2人にとって人生の指標となる良き理解者です。

おじいさんの恋人・ルイーゼとは?雫に重ねていたのか

耳をすませば

ルイーゼは、おじいさんがドイツ留学中に出会った、かつて愛した女性です。バロンと対になる貴婦人の人形を引き合わせる約束をしましたが、戦争によって離ればなれになり、再会することさえ叶いませんでした。 ルイーゼの夢を見ていたおじいさんが、薪の爆ぜる音で目覚めた瞬間に雫が現れる場面は、夢と現実が溶け合い、2人の面影が重なる象徴的な演出です。雫がルイーゼに通ずる純粋な心を持っていたからこそ、重なって見えたのかもしれません。 その後、雫の小説の読んだおじいさんは、物語の中でバロンに幸せが訪れたことで「希望の物語に蘇らせてくれた」と感謝しました。

おじいさんが弾いていた楽器の正体は?

映画『耳をすませば』(1995) 天沢聖司 , 月島雫 , 西司朗

物語中盤では地球屋で、おじいさんが聖司や友人たちと一緒に「カントリーロード」を演奏し、雫が歌唱する名シーンがあります。 おじいさんが合奏で弾いていた見慣れない楽器は「ヴィオラ・ダ・ガンバ」という古楽器です。一見チェロに似ていますが、ガンバは弦の数が2〜3本多く、弓はアンダーハンド、さらにフレット(指板の隆起)があります。 また、名前の由来は「脚のヴィオラ」であり、場面写真にもあるように、足で挟む演奏方法などさまざまな部分でチェロとは異なるのです。

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『耳をすませば』おじいさんの声優は小林桂樹

耳をすませば

声優を務めたのは、日本を代表する俳優・小林桂樹(こばやしけいじゅ)です。数多くの映画やドラマに出演し、毎日映画コンクール主演男優賞やブルーリボン賞など、名だたる賞を受賞した名優です。 声優としてはディズニー作品『バンビ』(1942)のとんすけ、『わんわん物語』(1955)のトランプ、それぞれの声を務めています(初期版)。 2010年に86歳で惜しまれつつこの世を去りましたが、彼が演じたおじいさんの温かく包み込むような声は、今も多くのジブリファンの心に深く刻まれています。

『耳をすませば』おじいさんと恋人・ルイーゼの切なくも美しい過去

映画『耳をすませば』(1995) 西司朗

『耳をすませば』おじいさんとルイーゼの過去や、愛用した楽器、声優など詳しく紹介しました! 物語の中で雫が夢に向かって一歩踏み出せたのは、地球屋のおじいさんとの出会いがあったからこそ。彼の温かな導きがなければ、聖司と雫がハッピーエンドを迎えることもなかったかもしれません。 DVDや金曜ロードショーで本作を鑑賞する際は、愛した人の面影を重ねるおじいさんの眼差しや、一言一言の重みのある言葉に、ぜひ「耳をすませて」みてください。