2019年7月9日更新

「ハリー・ポッター」全シリーズあらすじをネタバレありで解説!見る順番や時系列を整理しよう【ファンタビまで】

ハリーポッター
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全世界にブームを巻き起こした、「ハリー・ポッター」シリーズ。この記事では「ファンタスティック・ビースト」を含む全シリーズのあらすじやトリビア、メインキャスト情報が網羅できます!大人気シリーズをお手軽におさらいしましょう。

目次

「ハリー・ポッター」全8作品+「ファンタスティック・ビースト」の順番を整理!ネタバレありであらすじも解説

ハリー・ポッターと謎のプリンス
© Warner Bros. Pictures

映画版「ハリー・ポッター」シリーズは、2001年に1作目がヒットしてから、10年後の2011年に最後となる8作目の公開を終えています。まだまだあどけなさの残る少年だった、ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフも立派な大人になりました。子供達の成長と共に物語が楽しめるのも、このシリーズの特徴です。 そして更には、「ハリー・ポッター」シリーズの前日譚とも言える、「ファンタスティック・ビースト」シリーズも制作されました。勢いがおさまる気配のない、原作者J.K.ローリングが手がけるこのシリーズ。 今回は「ハリー・ポッター」シリーズのあらすじや順番をまるっとおさらい!さらには舞台裏のトリビアなども紹介します。「ファンタビ」も含めた2019年現在最新の情報です。 ※この記事にはネタバレ情報が含まれています。未鑑賞の方は十分に気を付けて読み進めてください。

「ハリー・ポッター」シリーズを観る順番は?「ファンタビ」を含めて公開順と時系列をおさらい

「ハリー・ポッター」シリーズを「ファンタビ」も含めて公開年順に紹介!

公開順 タイトル 公開年
1作目 『ハリー・ポッターと賢者の石』 2001年
2作目 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 2002年
3作目 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 2004年
4作目 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 2005年
5作目 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 2007年
6作目 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 2009年
7作目 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』 2010年
8作目 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 2011年
9作目 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 2016年
10作目 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 2018年

「ファンタビ」も含めた「ハリー・ポッター」シリーズの全容は、2019年現在以上のようになっています。2001年に『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開されて以来、10年間でシリーズ8作品が公開されました。 「ファンタビ」シリーズはそれから5年後、第1作目が公開となっています。また本作は2019年現在、2作品がすでに公開となっていますが、2024年までに計5作品が製作される予定です。

物語の時系列を整理しよう

シリーズの時系列を整理しましょう。 「ハリー・ポッター」シリーズは、基本的に公開順がそのまま時系列順になっています。シリーズを通してどんどん主要人物が増えていくので、飛ばし飛ばしに作品を観てしまうと、初心者は混乱してしまうかもしれません。 また、映像化はされていないものの『ハリー・ポッターと呪いの子』という続編があります。本作は舞台劇であり、「死の秘宝」から19年後の出来事を描いた作品です。ハリーの息子がマルフォイの息子と共に過去へ行き、魔法界の歴史を変えてしまうという物語。 映像化されることを望むファンが多いのですが、キャスティングなどの問題があり、映画版は制作されるかどうか分からないのが現状です。 一方「ファンタビ」シリーズも、公開順がそのまま時系列順になっています。ただし本作は、『ハリー・ポッターと賢者の石』から70年前が舞台となっているため、「ハリー・ポッター」シリーズよりも過去の出来事を描いていることに注意が必要です。

「ハリー・ポッター」シリーズを観る順番は?

「ハリー・ポッター」シリーズは、まずは公開順に観るべきです。「賢者の石」から「死の秘宝」までのシリーズの中で、特に「謎のプリンス」以降は前作とのつながりが強いため、公開順に観ないと時系列を正しく追うことが出来ません。 そして「ファンタビ」シリーズは、「ハリー・ポッター」シリーズを最後まで観た後で視聴するのがおすすめです。本作は魔法界の過去を描いているとはいえ、「ハリー・ポッター」の世界観を引き継いでいて、なおかつ魔法の世界がよりディープに描かれています。そのため、世界観をより楽しむためには「ハリー・ポッター」シリーズの後で観るのがよいでしょう。 ただ「ファンタビ」シリーズは、初めて魔法の世界に触れる人にもとっつきやすい作品であることも事実です。「ハリー・ポッター」シリーズを全部見直すのはちょっと......、という人は「ファンタビ」を先に観てみて、世界観が気に入ったら「ハリー・ポッター」を1作目から観てみるのもよいかもしれません。

第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』

あらすじ(ネタバレ有り)

ハリー・ポッターは親戚の家で疎まれながらも生活してきましたが、11歳の誕生日にホグワーツ魔法魔術学校からの入学案内が届きます。意地悪な叔父・叔母の反対にあいますが、ハグリッドの助けを得てホグワーツに通うことになるのです。ホグワーツ行きの列車の中で、同級生のロンやハーマイオニーと出会い、学校生活を通して友情を深めていきます。 ハリーはホウキに乗る才能を見出されクィディッチの選手に選ばれたりするなど、学校生活は順調かと思われました。

しかし、クィディッチの試合中に呪いがかけられたり、校内にトロールが侵入したりといったトラブルが続出。ハリーたちはいかにも怪しいスネイプを犯人だと考え、次第に真相に迫っていきますが、そこに真犯人として現れたのは、気弱なクィレル先生だったのです。 クィレル先生の後頭部にはヴォルデモート卿が乗り移っており、ハリーの持つ賢者の石を奪って完全な復活を遂げようとしていました。しかしクィレル先生の体は、ハリーに触れただけでやけどを負っていき消滅。ヴォルデモートの復活は免れました。

見どころ

夜な夜な寮を抜け出そうとするハリーたちの前にネビルが立ちはだかり、これ以上寮のポイントを下げるような行為はさせまいとしたシーンを覚えていますか?後に、寮の得点を発表する際、この行動がダンブルドアによって讃えられます。実はこのシーン、とても深いのです。 ダンブルドアは、ネビルの行為を「時として友人に立ち向かうことの方が大いに困難である」としてその勇気を賞賛します。ダンブルドアは、過去にグリンデルバルドに立ち向かった経験を以ってこのことを重要視したのでしょう。最高の魔法使いであっても困難であった行為だと知っていると、ネビルの行為はより立派なものに思えるはずです。

第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』

あらすじ(ネタバレ注意)

2作目は、しもべ妖精のドビーがハリーの学校行きを邪魔するところから始まります。ハリーは、ロンが空飛ぶ車で迎えに来てくれたことで無事ホグワーツに到着することができましたが、そこに待っていたのは恐ろしい事件の連続でした。

石化した生徒と血で壁に書かれた言葉の発見が相次ぎ、ホグワーツは閉校寸前まで追い込まれます。ハリーたちは秘密の部屋をあばき、そこで見つけた石化の原因であるバジリスクを倒す事に成功。 事件を引き起こしていたのは、ヴォルデモートが学生時代にトム・リドルとして作り出した日記でした。ロンの妹ジニーが日記の力に操られていたことが判明し、騒動は幕を閉じます。

トリビア

終盤、ハリーの思惑によってしもべ妖精のドビーに靴下を渡させられたルシウス・マルフォイが、ハリーに呪文をかけようとするシーンがあります。そこでルシウスが言いかける呪文は、「アバダ……」です。魔法界で禁じられた死の呪い、「アバダケダブラ」を使おうとしていたのでしょうか。 実はこれは、ルシウス役を演じたジェイソン・アイザックのミスであることが、インタビューで語られています。アバダケダブラが「死の呪い」として登場するのは原作の4巻「炎のゴブレット」です。しかしジェイソンは、アバダケダブラそんな恐ろしい呪文だということを知らなかったのだとか。 つまり本当はルシウス・マルフォイは、ハリーを殺そうとは思っていなかったのです。しかしこのミスによって、ルシウスが必要以上に無慈悲な人間に見えてしまいました。

第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

あらすじ(ネタバレ有り)

ヴォルデモートの部下で凶悪な殺人犯であるシリウス・ブラックが、アズカバンから逃げ出していて、ハリーを狙っているという噂が流れる中、ハリーは真相に迫って行きます。

アズカバンからシリウスを捕らえにやってきたディメンターや、しきりにハリーの死を予言するトレローニー先生、人狼の登場などに悩まされますが、無事シリウスの無実を確信することができたハリー。ハーマイオニーの所有していたタイムターナーを使って時間を巻き戻すことで、シリウスを窮地から救い出すことに成功します。

トリビア

今作では、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はほとんどローブを着ていないことに気づきましたか?これは、監督のアルフォンソ・キュアロンの提案で、3人に普段着を着せることでそれぞれの個性を出そうという思惑だったそうです。 しかし、魔法学校の体面を保つために他の生徒達には制服を着用させており、非常にきっちりと制服を着込んでいる生徒もいれば、だらしなく制服を着ている生徒もいます。こうした工夫でも学校のリアリティが増していると言えるでしょう。

第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

あらすじ(ネタバレ有り)

この作品のメイン・イベントは三大魔法学校対抗試合です。通常、17歳以上でないと炎のゴブレットに名前を入れて参加を表明することはできないのですが、何者かの手によってゴブレットにハリーの名前が入れられ、彼も参加することになってしまいます。 ハリーは3つの危険な課題をこなしていき、最後にはセドリックと共に優勝杯を手にします。しかし、優勝杯に触れた途端、2人は瞬間移動させられ、たどり着いた先には弱ったヴォルデモート卿の姿がありました。 セドリックは殺されたうえ、ハリーの血によって「闇の帝王」が復活。ハリーの命も危ういところでしたが、命からがら抜け出し、ヴォルデモートの復活を魔法界に伝えます。

トリビア

本作にはクリスマスダンスパーティのシーンがありますが、そのシーンでハリーが映る時はほとんど、ハリーの上半身しか映っていません。 他の生徒役の人たちはダンスの練習を3週間もした上で撮影に挑んだのですが、ハリー役のダニエル・ラドクリフは他のシーンの撮影で忙しく、たった4日間ほどしかダンスの練習ができなかったのです。 そのため、ダニエルのつまずきながら踊っている不恰好な足は見せないよう、ダンスシーンでは彼の上半身ばかりを映していました。

第5作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』

あらすじ(ネタバレ有り)

ヴォルデモート卿が戻ったと宣言したことで、ハリーはそれを信じたがらない魔法界の人々から冷たい眼差しにさらされることになりました。 ほとんどの人間が「闇の帝王」の復活を信じない中、長年ヴォルデモートとの戦いを繰り広げてきた「不死鳥の騎士団」は着々と準備を進めていきます。しかしハリーはまだ若いため騎士団に入ることを許されず、独自に「ダンブルドア軍団」を設立し、闇の魔術に対抗する方法をメンバーに教えることで貢献しました。

しかし孤独と悪夢にうなされる中で、ハリーはヴォルデモートの策略にはまり、魔法省へと足を踏み入れます。そこに待ち受けていたのはデスイーターたち。激しい戦いが繰り広げられ、その末にシリウスが命を落としてしまいます。 今作から作品のトーンは暗さを増し、ヴォルデモートとの最終対決へと進んでいくのです。

トリビア

本作では、ブラック家が所有していたグリモールド・プレイス12番地が出てくるため、ブラック家の秘密が明らかにされます。ベラトリックス・レストレンジがシリウスのいとこであり、ベラトリックスの姉がナルシッサ・マルフォイ(ドラコ・マルフォイの母)であることは映画の中で明らかになっていますが、実はニンファドーラ・トンクスも血縁関係にあるのです。 ニンファドーラ・トンクスの母親アンドロメダ・トンクスは、ベラトリックスとナルシッサと姉妹のため、グリモールド・プレイスの壁に描かれた家系図に入っています。(マグルと結婚した血を裏切った者なので、似顔絵は焼かれています。)ニンファドーラも家系図に組み込まれているそうですが、映画では確認できません。

第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』

あらすじ(ネタバレ有り)

ヴォルデモートがますます力を強めていく中、ダンブルドアはそれに対抗するべくハリーと共に準備を進めていきます。その一環として、かつてトム・リドル(現ヴォルデモート)にホグワーツで魔法薬学を教え、懇意にしていたホラス・スラグホーンを再びホグワーツに招くことに。トム・リドルに関する重要な過去をスラグホーンが知っていると考えたからです。 ハリーは、重要な過去を明かすことを渋っていたスラグホーンをなんとか説き伏せることに成功。ヴォルデモートが「分霊箱」を使って魂を7つに分裂させることで、生きながらえているという情報を手にします。 早速ハリーはダンブルドアと分霊箱の破壊に乗り出しますが、それによって消耗させられたダンブルドアは、ホグワーツに帰ってきたところをスネイプによって殺されてしまいました。 学校中がダンブルドアを失った悲しみに暮れる中、ハリーとロン、ハーマイオニーは残りの分霊箱を破壊する旅に出る決心をします。

トリビア

本作では、少年時代のトム・リドル(ヴォルデモート)が出てきます。闇を秘めた様子の非常に良い表情をするこの少年、実は成人のヴォルデモート役を演じているレイフ・ファインズの甥なのです。 監督のデヴィッド・イエーツ曰く、彼を採用した理由は、レイフ・ファインズの甥だったからではなく、彼がセリフを読むときに、言葉に闇を潜ませる能力を持っていたからだとしています。

第7作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』

あらすじ(ネタバレ有り)

ハリー、ロン、ハーマイオニーは死の秘宝を探し出して破壊する旅に出ます。しかし、闇の力が彼らの精神に影響を与えてしまい、3人の絆は危うい状態になっていました。 ヴォルデモートの完全復活により、魔法省やホグワーツはデスイーターに占拠され、スネイプもその一員として働いています。そんな状況の中3人は「死の秘宝」と呼ばれるニワトコの杖、蘇りの石、透明マントの伝説を耳にし、ヴォルデモートがそれらを手にしようとしていることを知るのです。

そして、恐れていた事態が発生。ヴォルデモートがニワトコの杖を手に入れるところでパート1は幕を閉じます。

トリビア

ハーマイオニーがポリジュース薬によってベラトリックス・レストレンジに扮し、グリンゴッツ銀行へ向かうくだりがあります。物語上はハーマイオニーとなりますが、演じるのはもちろん、レストレンジ役のヘレナ・ボナム・カーターです。 ヘレナ・ボナム・カーターはよりハーマイオニーらしく演じるために、まずエマ・ワトソンに同じシーンを演じてもらって、彼女の演技を参考にしました。その結果、ベラトリックスの姿をしたハーマイオニーを演じるという複雑な場面を、見事に再現しています。

第8作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』

あらすじ(ネタバレ有り)

ハリー、ロン、ハーマイオニーが分霊箱を破壊する一方で、ヴォルデモートの軍団はホグワーツを占拠します。

ホグワーツの教師や生徒と闇の軍団との戦いが始まり、リーマス・ルーピンやフレッド・ウィーズリーなど多くのキャラクターが死亡してしまう最悪な状況に。 そんな中、ヴォルデモートはニワトコの杖が自分のいうことを聞いていないと感じます。最後の所持者ダンブルドアを殺したスネイプを殺せば、自分のいうことを聞くようになると思ったヴォルデモートはスネイプを殺してしまうのです。 スネイプの死に際に駆けつけたハリーは、彼から記憶を受け取り、真実を目にします。当初から敵だと思ってきたスネイプは実は二重スパイであったという事実を知り、スネイプの過去を受け入れるのです。 その後ハリーたちは、死闘の末分霊箱を全て破壊し、ヴォルデモートを倒します。こうして恐怖の時代は幕を閉じ、19年後にハリーらの子供たちがホグワーツ特急へ乗り込むシーンで物語は終結しました。

トリビア

ラストシーンでハリー、ロン、ハーマイオニーの子供達が、キングス・クロス駅でホグワーツ特急に乗り込むシーンがあります。このシーンで流れている曲は「ホグワーツを離れる(Leaving Hogwarts)」というタイトルで、第1作目の「賢者の石」のラストシーンで流れている曲なのです。 タイトルといい、使用するタイミングといい、シリーズの締めくくりにぴったりの曲といえるでしょう。

「ハリー・ポッター」シリーズのメイン・キャスト

ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)

ハリーが11歳の誕生日にホグワーツ魔法魔術学校からの入学案内を受け取るところが、物語のスタートです。彼は魔法使いだった両親を、最恐の魔法使いヴォルデモートによって殺されています。 学校生活を送りつつ、宿敵ヴォルデモートとの戦いに立ち向かっていくことで、ハリーが成長していくのがこの物語の見どころの一つです。 ハリーを演じたダニエル・ラドクリフは、キャスティングの最終審査で、ハリーの持つナイーブさを持ち合わせていたもう一人の最終候補者と天秤にかけられていました。しかしナイーブさに加え、ハリーが成長する中で身につけていく勇猛さを併せ持っているということで、見事役を勝ち取ったそうです。

ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)

ロン・ウィーズリーは、純潔の魔法使い一家に生まれた7人兄弟の6番目で、男兄弟の中では末っ子です。ハリーとは出会ってすぐに仲良くなり、ハリーが事件に巻き込まれるたびに支えとなってきました。ハリーが有名人であるせいであまり目立たない存在でしたが、5年生の時にはグリフィンドール寮の監督生になった上、クィディッチではキーパーに抜擢されています。 ロン役のルパート・グリントはシリーズ序盤のまだ幼かった頃、スネイプ役のアラン・リックマンの似顔絵(かなり特徴を誇張したもの)を書いていたところ、一部始終を本人に見られており、怖い思いをしたことがあると語っています。しかしリックマンは怒ることはなく、その絵にサインを書かせ、大切に保管していたそうです。

ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)

ハーマイオニー・グレンジャーは、マグルの両親の元に生まれた魔法使いですが、非常に優秀で、あらゆる本を読み膨大な知識を身につけています。その知識でハリーを何度も救ってきました。ヴォルデモート失脚後はロンと結婚し、魔法省に勤め、最終的には魔法大臣にまで登りつめます。 ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは幼い頃、撮影時に他のキャラクターのセリフを口パクで言ってしまう癖があったそうで、何度もNGを出してしまいました。エマいわく、とても大好きな作品だったので熱心になりすぎてしまっていたとのことです。真面目な彼女らしい失敗談と言えます。

アルバス・ダンブルドア(リチャード・ハリス、マイケル・ガンボン)

アルバス・ダンブルドアはホグワーツ魔法魔術学校の校長で、物腰が穏やかな賢者であると同時にユーモラスなキャラクターです。彼の過去は終盤に向かうにつれて明かされていきますが、グリンデルバルドという闇の魔法使いとの親交の中で「魔法族による世界支配」という思想に傾いた経験もあります。 ハリーは一時的に彼に不信感を募らせることもありましたが、彼の名前を息子に与えるなど、最終的にはとても尊敬していた人物です。 ダンブルドア役は、1作、2作目をリチャード・ハリスが演じていましたが、彼が亡くなってしまったため、3作目以降はマイケル・ガンボンが演じています。ファンの間ではどちらがダンブルドアにふさわしかったかという論争が相次いでいますが、どうやらリチャードの方が原作に近いと優勢なようです。

セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)

シリーズ中で一二を争う人気を誇るセブルス・スネイプは、魔法薬学の教師を長年勤めました。彼は父親がマグルの半純潔ですがその能力は高く、ホグワーツ入学時にはほとんどの7年生よりも多くの呪いを習得していたそうです。

ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)

ヴォルデモート卿は魔法界で最強の闇の魔法使いです。本当の名をトム・マールヴォロ・リドルと言いますが、マグルであった父の名前に由来することを嫌い、アナグラムによってヴォルデモート卿という新たな名前を作り出します。 自身が半純潔であるがゆえに、マグルの血を毛嫌いしており、純血の魔法使い以外を抹殺しようという企みを持ち、魔法界を支配し始めます。しかし、赤ん坊のハリーと母リリーを殺そうとした際に返り討ちにあい、実存を失ってしまいました。 その後ハリーの成長と共に着実に力を取り戻し、再び魔法界を恐怖に陥れていきます。 ちなみに、原作のヴォルデモートは赤い目をしていますが、レイフ・ファインズが演じる上で、赤い目だと感情が伝えづらいということで、目の色はそのままで撮影したそうです。

スピンオフ1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

あらすじ(ネタバレ有り)

「ファンタビ」シリーズ第1作目は、「ハリポタ」シリーズで教科書として出てきた「幻の動物とその生息地」の著者であるニュート・スキャマンダーを主人公にした物語で、1926年のアメリカを舞台にしています。 ニュートは、ある魔法生物をアリゾナで放つためにニューヨークに寄りますが、不運が重なり、トランクに入っていた魔法生物たちが逃げ出してしまいます。 彼は、ティナ・ゴールドスタイン、クイニー・ゴールドスタイン、そしてノーマジ(非魔法使い)のジェイコブ・コワルスキーと出会い、彼らと共に魔法生物たちを捕まえていくのです。 その一方、街ではオブスキュラスが関連すると思われる事件が多発。オブスキュラスとは、若い魔法使いが魔力を押さえつけることで発生してしまう、闇の力でした。ニュートたちもこの騒ぎに巻き込まれていくことに。

オブスキュラスの力を持っていたのは、クリーデンス・ベアボーンでした。ニュートは彼を救おうと、そして魔法保安局長官パーシバル・グレイブズは彼の力を利用しようと近寄り、3つ巴の状況に。 結果的には、駆け付けた闇払いによってクリーデンスは処され、グレイブズは変装したグリンデルバルドであることが発覚し捕らえられました。 壊滅的な被害を受けた街は、魔法使いたちの手によって修復。そして記憶を消去する魔法を込めた雨を降らし、ニュートたちはノーマジであるジェイコブと別れて、1作目は幕を下ろしました。

トリビア

「杖が魔法使いを選ぶ」と言ったのはオリバンダーですが、「ファンタビ」のキャストたちにとっては逆だったそうです。ティナ・ゴールドスタイン役のキャサリン・ウォーターストンは、複数の杖のデザイン画がパスワード付きのメールで送られてきて、その中から自分の好きなものを選ぶことができたと述べています。 ちなみに、ティナの杖は妹のクイニーよりも派手さがなく、実用的なデザインにされていたりと、スタッフが工夫してそのキャラクターの個性をあらわすようなデザインにしているそうです。それぞれのキャラクターの杖をじっくり見てみるのも面白いかもしれません。

スピンオフ2作目『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』

あらすじ(ネタバレあり)

前作で逮捕されたグリンデルバルド。しかし......。

逮捕されたグリンデルバルドは、移送される時を狙った脱獄に成功します。 その頃、ニュート・スキャマンダーは恩師のアルバス・ダンブルドアと再会。彼は、オブスキュラスの力を持つクリーデンスや、脱獄したグリンデルバルドを追跡するようにダンブルドアから促されます。 そこへクイニーとノーマジ(非魔法使い)のジェイコブがやって来るのですが、2人は結婚を巡ってケンカし出ていってしまうことに。残されたニュートとジェイコブは、それぞれの目的を果たすためパリを目指すのです。 一方パリでは、グリンデルバルドが信奉者を集めて集会を開いていました。そこにはニュートの兄テセウスなど、魔法省エージェントの姿も。彼らの活動もむなしく、集会はグリンデルバルドの思うままに、民衆を扇動する形で終わります。 集会に残ったニュートたちと魔法省エージェントは、グリンデルバルドと戦闘に。その末、グリンデルバルドの言葉に誘惑されたクイニーは彼のもとへ歩み寄ってしまいます。そうして消えた彼らを追う間もなく、パリ中をグリンデルバルドの青い炎が襲うのです。 賢者の石の発明者ニコラス・フラメルの協力のもと、ニュートたちは事態の鎮静化には成功します。しかしクイニーがグリンデルバルドのもとへ行ってしまったり、テセウスの親友リタ・レストレンジが命を落としたりと、彼らは多くのものを失う結果となりました。

「ファンタスティック・ビースト」シリーズのメイン・キャスト

ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)

「ファンタビ」シリーズの主人公ニュート・スキャマンダー。彼は70年後にハリーたちが使っている教科書「幻の動物とその生息地」の著者ですが、本作ではまだそこまで権威的な存在にはなっていない、若かりし頃のニュートの活躍が描かれます。 演じたのは、エディ・レッドメイン。物理学界の権威であるホーキンス博士の半生を描いた2015年映画『博士と彼女のセオリー』で主役を演じ、アカデミー賞で主演男優賞を受賞したことは記憶に新しいですね。その他の代表作には、2012年映画『レ・ミゼラブル』、2015年映画『リリーのすべて』などがあります。

ポーペンティナ(ティナ)・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)

「ファンタビ」シリーズのヒロインであるポーペンティナ・ゴールドスタイン(通称ティナ)。彼女は闇払いとして働いていたものの降格し、ひょんなことからニュートと出会うことになります。勝気で正義感の強い彼女ははじめニュートと対立しますが、徐々に親しくなっていくのです。 演じたのはキャサリン・ウォーターストン。彼女は、1974年映画『華麗なるギャッツビー』ニック・キャラウェイ役を演じた名優サム・ウォーターストンの娘です。彼女は代表作に、2015年映画『スティーブ・ジョブズ』や2017年映画『エイリアン:コヴェナント』などがあります。

ジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)

メインキャラクターの中で唯一のノーマジ(非魔法使い)であるジェイコブ・コワルスキー(画像右)。自分のパン屋を開くための出資を希望し銀行に訪れたところで、ニュートと出会い親しくなりました。またティナの妹クイニーとは互いに惹かれ合っています。 演じたのはダン・フォグラー。代表作には2007年映画『燃えよ!ピンポン』があり、近年はドラマ『ウォーキング・デッド』にも出演しています。また声優としても2008年映画『カンフー・パンダ』などに出演してる、人気の俳優です。

クイニー・ゴールドスタイン(アリソン・スドル)

ティナの妹であるクイニー・ゴールドスタイン。彼女は人の心を読むことができ、たびたびニュートに「心を読まないで」と注意されてしまいます。しかし意図的に人の心をもてあそぶような人物ではなく、心根の優しい女性です。ノーマジであるジェイコブに惹かれていきます。 演じたのは、アリソン・スドル。彼女は普段シンガーソングライターとして活動していて、映画への出演は「ファンタビ」が初となります。

クリーデンス・ベアボーン(エズラ・ミラー)

幼い頃からの抑圧によって闇の魔法の力・オブスキュラスの力を持っているクリーデンス・ベアボーン(画像右)。彼の出生や魔法の力には多くの謎があり、「ファンタビ」シリーズのカギを握る人物です。 演じたのはエズラ・ミラー。2008年にデビューした俳優です。彼の代表的な出演作には、2012年映画『少年は残酷な弓を射る』や2013年映画『ウォールフラワー』などがあります。アンニュイな存在感が光る俳優です。

ゲラート・グリンデルバルド(ジョニー・デップ)

ヴォルデモートが出現するまでは、史上最悪の犯罪者とされていたほどの大物ゲラート・グリンデルバルド。彼はアルバス・ダンブルドアの旧い友人ですが、ある事件をキッカケに仲違いしています。ダンブルドアの前の、「ニワトコの杖」所有者です。 演じたのはジョニー・デップ。彼は「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの主演で知られ、日本でも人気の高い役者です。作品ごとに全く違うキャラクターを演じ分ける演技力に定評があり、本作のグリンデルバルド役も、ぱっと見ではジョニー・デップと分からないくらい個性的な人物になっています。

「ハリー・ポッター」シリーズは1作目から順番に観ることでより世界観にのめり込むことが出来る

今回は「ファンタビ」を含めた「ハリー・ポッター」シリーズの全容を紹介してきました。 本作は基本的に、1作目から公開順に観ることで時系列順にストーリーを追っていくことができます。全作品を見るのにはかなり時間がかかってしまいますが、全シリーズを観終わったときの感動は、その分とても大きいです。 また2019年現在も「ファンタビ」シリーズがこれから3作品さらに公開予定。まだまだ続く「ハリー・ポッター」の壮大な世界に、これからも注目です。