映画『アダムの原罪』あらすじ・キャスト解説!『Playground/校庭』ローラ・ワンデル監督最新作、79分に凝縮された息詰まる道徳的ジレンマ
映画『アダムの原罪』が、2026年6月5日(金)より新宿武蔵野館・シネスイッチ銀座ほか全国順次公開されます。 『Playground/校庭』でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞したベルギーの俊英・ローラ・ワンデル監督の長編2作目で、ダルデンヌ兄弟が製作を務めた注目作です。第78回カンヌ国際映画祭「批評家週間」のオープニングを飾り大きな反響を呼んだ本作は、小児科病棟を舞台に社会のルールと命のどちらを優先するかという道徳的ジレンマを79分に凝縮したヒューマン・サスペンスです。 この記事では、映画『アダムの原罪』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。
映画『アダムの原罪』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| タイトル | アダムの原罪 |
|---|---|
| 原題 | L'intérêt d'Adam(英題:Adam's Sake) |
| 公開日 | 2026年6月5日(金)全国順次公開 |
| 公開劇場 | 新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座ほか |
| 製作年 | 2025年 |
| 製作国 | ベルギー・フランス |
| 上映時間 | 79分 |
| 監督・脚本 | ローラ・ワンデル |
| 製作 | ジャン=ピエール・ダルデンヌ , リュック・ダルデンヌ |
| 出演 | ルシー 役/レア・ドリュッケール , レベッカ 役/アナマリア・ヴァルトロメイ |
| 配給 | スターキャットアルバトロス・フィルム |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
映画『アダムの原罪』(原題:L'intérêt d'Adam/英題:Adam's Sake)は、2025年製作のベルギー・フランス合作映画です。2026年6月5日(金)より新宿武蔵野館・シネスイッチ銀座ほか全国順次公開。 監督・脚本はローラ・ワンデル、製作はジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が担当します。
映画『アダムの原罪』あらすじ

小児科センターに、左腕を骨折した4歳の男の子・アダムが入院します。栄養失調で痩せこけたアダムに対し、移民のシングルマザー・レベッカ(アナマリア・ヴァルトロメイ)が適切な食事を与えていないと判断した裁判所は、母の面会を制限する命令を下しました。 自らもシングルマザーである看護師長のルシー(レア・ドリュッケール)は、息子と引き離されることを恐れるレベッカに寄り添おうとします。しかしレベッカの軽率な行動と上司からのプレッシャーによって、ルシーは母子を救いたい気持ちと病院が従うべき司法制度との間で板挟みになっていきます。 「死ぬのはヤダ」——幼いアダムのその言葉の前で、大人たちはどう決断するのか。一夜を舞台に展開するドキュメンタリーのような緊張感が、最後まで観る者を解放しません。
映画『アダムの原罪』キャスト解説!レア・ドリュッケール×アナマリア・ヴァルトロメイ、ふたりの迫真の演技が作品を支える

ルシー 役/レア・ドリュッケール
道徳的ジレンマに直面する看護師長・ルシーを演じるのはレア・ドリュッケールです。『ジュリアン』でセザール賞主演女優賞を受賞し、『CLOSE/クロース』『あやまち』など幅広いジャンルで活躍するフランスの実力派。慌ただしい激務の中、母子を救いたい気持ちと司法制度の間で板挟みになるルシーを全身で体現します。
レベッカ 役/アナマリア・ヴァルトロメイ
孤立したシングルマザー・レベッカを演じるのはアナマリア・ヴァルトロメイです。『あのこと』で脚光を浴び、『タンゴの後で』『モンテ・クリスト伯』『ミッキー17』と話題作への出演が相次ぐルーマニア出身の実力派俳優。息子と引き離されることを恐れながらも、孤立の中で追い詰められていくレベッカの苦境を全身で体現します。
監督はローラ・ワンデル、製作にダルデンヌ兄弟——新世代ベルギー映画界が放つ圧倒的な新作

監督・脚本を務めるのはローラ・ワンデルです。長編デビュー作『Playground/校庭』でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞し、米アカデミー賞国際長編映画賞のショートリストにも選出されたベルギーの俊英。 製作はベルギーの巨匠・ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が担当し、本作は第78回カンヌ国際映画祭「批評家週間」のオープニングを飾りました。
映画『アダムの原罪』見どころ解説
「守るべきは社会のルールか、それとも尊い命か」——答えの出ない問いを突きつける79分
医療従事者はすべての患者をケアしたい、母親は愛する我が子を抱きしめたい——そんな「当然のこと」がままならなくなった現代社会の歪みを本作は正面から問いかけます。 裁判所命令と人間の良心の間で板挟みになるルシーの葛藤は、医療・福祉現場の労働環境改善が叫ばれる日本にとっても決して他人事ではないリアルな問題として届きます。
手持ちカメラによるドキュメンタリー的臨場感と並外れたサスペンス
慌ただしい激務に奔走するルシーの後ろ姿を手持ちカメラで追い続けるワンデル監督の映像スタイルが、一夜に限定したフィクション的ストーリーにドキュメンタリーのような臨場感と並外れたサスペンスを吹き込んでいます。
映画『アダムの原罪』は2026年6月5日(金)より全国順次公開!ダルデンヌ兄弟製作の極限ヒューマン・サスペンスを劇場で
映画『アダムの原罪』は、2026年6月5日(金)より新宿武蔵野館・シネスイッチ銀座ほか全国順次公開となります。 ルシー 役/レア・ドリュッケールが体現する良心と司法の間の葛藤、レベッカ役/アナマリア・ヴァルトロメイが全身で語る母の恐怖——「守るべきは社会のルールか、それとも尊い命か」という問いを抱えて、ぜひ劇場でご覧ください。
