2026年6月3日更新

『アウトレイジ』中田勝久の最後は?花菱会若頭に上り詰めた能力や役を演じた塩見三省の変化に迫る

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アウトレイジ
©2017 『アウトレイジ 最終章』 製作委員会

ヤクザ社会のドロドロした駆け引きと、任侠に生きる男の生き様を描き、大人気となった北野武監督の「アウトレイジ」シリーズ。本作には、個性豊かな悪人たちが登場します。 この記事では、『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)から登場する中田勝久について紹介します。

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『アウトレイジ』中田勝久は花菱会の若頭補佐

西田敏行『アウトレイジ最終章』
©2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会

(画像左) 『アウトレイジ ビヨンド』で初登場した中田勝久は、関西を牛耳る暴力団・花菱会の若頭補佐です。兄貴分である若頭の西野とは、厚い信頼関係で結ばれています。 策略家が多い花菱会のなかで数少ない武闘派。現会長である加藤による前会長・関内殺害に関する噂を調査するため、山王会に恨みを持つ木村を利用しようとしました。 『アウトレイジ 最終章』では、花菱会会長・野村から西野潰しに協力するよう要求され板挟みになるなど、中間管理職的な描写が多く見られます。

中田は死亡した?最終章で迎えた結末は

『アウトレイジ 最終章』
(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会

結論から言うと、「最終章」でも中田は死亡していません。 中田は花菱会会長・野村から西野殺害を指示されますが、西野もその動きは予想していました。また、中田ももともと西野を裏切る気はなかったのです。そこで2人は大友や張グループと結託し、西野の死を偽装します。 うるさい古参幹部がいなくなり、自分の支配力が強固になったと思った野村でしたが、最終的に野村と大友によって殺害されました。 西野と中田は「アウトレイジ」シリーズでも数少ない生存者となっています。

中田は最終的に若頭へ!交渉術が優れていた

『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)ビートたけし , 桐谷健太

中田の最も優れた能力は「交渉術」です。彼は冷静な態度で相手のペースを奪うことを得意としています。 「ビヨンド」で木村と大友が盃をもらいにやって来たとき、中田は当初、木村を気遣うような素振りを見せていました。しかし大友の不遜な態度に怒号を浴びせます。 彼らは山王会を潰すために木村の協力を必要としていましたが、大友と言い争うことで結果的に木村が指を詰め、交渉を優位に進めました。 「最終章」では新会長に就任した西野のもと、若頭に出世しました。

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『アウトレイジ』中田役を演じたのは塩見三省!姿が変わった?

『アウトレイジ 最終章』で再登場したとき、中田は前作とは変わって常にサングラスを着用し、杖をついています。 これは、中田を演じた塩見三省が2014年に脳出血で入院したためです。5か月の入院を経て、退院後も手足に後遺症が残り、「最終章」が俳優復帰作となりました。 2019年にリハビリを終え、障害が残った塩見は「俳優としては身障者である自分が、どうどうと撮影所に行き、(当たり前のように障害者が障害者を演じ、)バリアフリーな世界を作ることが自分の使命」と語っています。

優れた交渉術と信頼関係で若頭までのし上がった中田

中田は若頭である西野の補佐として、有能な人物でした。強い信頼関係を築いていた2人は、さまざまな計略が渦巻くなかでも互いを信頼し、最終的に生き残っています。 やはりヤクザの社会でも、「義」に厚い者が最終的には笑うのではと考えさせられます。