「トイ・ストーリー」プロスペクター父親説を深掘り!悪者だけど最後がかわいそう?
ピクサーアニメ「トイ・ストーリー」シリーズの2作目に登場する悪役のおもちゃ「プロスペクター」。この記事では、プロスペクターについて基本プロフィールや劇中の行動、ウッディの父親説など解説・考察していきます。
【基本概要】「トイ・ストーリー」プロスペクターのプロフィール
| キャラクター名 | プロスペクター(本名:スティンキー・ピート / Stinky Pete) |
|---|---|
| 登場作品 | トイ・ストーリー2(1999年) |
| 元の番組・設定 | 1950年代の人形劇テレビ番組『ウッディのラウンドアップ』に登場する炭鉱掘りの老人。 |
| おもちゃとしての特徴 |
・箱から一度も出されたことがない「ミントインボックス(未開封・新品状態)」 ・その希少性から、日本の玩具博物館へ高額で売却されるほどのプレミア価値を持つ ・付属品はツルハシ |
| キャラクターの背景 |
・玩具店で長年売れ残り、子供に一度も遊んでもらったことがない過去を持つ ・そのため「子供に遊ばれること」を激しく拒絶・憎悪している ・博物館で「永遠に美しい状態のまま保管され、人々に眺められること」に執着する |
| 劇中での主な動向 |
・物語中盤まではウッディの良き理解者を装い、博物館行きを促す ・ウッディがアンディの元へ帰ろうとすると本性を現し、脱出を執拗に妨害する ・最後はウッディたちの手によってバービー人形でいっぱいのリュックに入れられ、顔に落書きをするのが好きな女の子に引き取られる |
| 声優(キャスト) |
原語版:ケルシー・グラマー 日本語吹替版:小林修 |
プロスペクターは本名「スティンキー・ピート」といい、『トイ・ストーリー2』に登場するディズニー・ヴィランズ(悪役)です。作中では一見穏やかそうに見えますが、自分の野望のために周囲を裏切る冷酷な本性を持っています。 外見は白いヒゲにオーバーオール、ツルハシを携えており、1950年代の人気テレビ番組『ウッディのラウンドアップ』の主要キャラクターの1人でした。「プロスペクター(Prospector)」とは英語で「金鉱の探鉱者(山師)」を指す言葉で、元々は鉱山師という設定であることがわります。
【登場】プロスペクターは2作目の悪者!最後はどうなった?

プロスペクターはおもちゃ屋のアルの所蔵品で、それまで一度も箱から出されて子どもに遊ばれた経験がありません。子どもにいつか捨てられることを極端に恐れており、ウッディやジェシーとともに日本の「おもちゃ博物館」に展示されて永遠に保管されることを強く望んでいました。 元仲間のウッディを迎えた当初は穏やかな顔を見せていましたが、物語の終盤、仲間と元の場所へ戻ろうとするウッディの行く手を阻み、箱から飛び出して冷酷な本性を現しました。 しかしウッディやバズたちの反撃に遭い、最終的には空港の荷物預け所でエイミーという女の子のリュックサックに入れられてしまいます。博物館行きは失敗し、顔に落書きするのが大好きなエイミーのおもちゃにされるという、彼にとっては最も不本意な結末を迎えました。
【評価】プロスペクターがかわいそうと言われる理由は?
よく「プロスペクターがかわいそう」と書かれているのを目にする理由は、彼がアルのところに来るまで一度も箱から出されて子どもに遊ばれたことがないという悲しい「トラウマ」からでしょうか。確かに未開封の箱の中で独りで過ごす哀しさは耐え難いものです。 しかし最終的に、おもちゃにメイクして遊ぶのが大好きな少女エイミーのリュックに入れられ、そのまま引き取られていました。その結末に本人は納得していないものの、エイミーに遊んでもらえる可能性はあり、博物館で永遠に「箱の中に入れられる」人生よりも実は幸せだったかもしれません。
【関係】プロスペクターの正体はウッディの父親?
劇中でウッディがプロスペクターに初対面した際、プロスペクターは「放蕩息子が帰ってきた(The prodigal son has retruned.)」と喜んでいました。 2人の親子説が流れた理由は、このセリフ同様にプロスペクターが劇中で「ウッディの父親のような役割」を演じていたため。プロスペクターは若いウッディやジェシーに対して、人生を達観したような態度でアドバイスを送る「父親的なポジション(メンター)」として振る舞いまっていました。 実際は『ウッディのラウンドアップ』劇中でも保安官と鉱山師で、あくまでも仲間という関係性であり、例のセリフも「My prodigal son」ではなく「The prodigal son(新約聖書からの引用と思われる)」であるため、親子ではないと考えられます。
【本名】スティンキー・ピートが正しい名前
日本語吹き替え版ではまったく触れられていませんが、プロスペクターのおもちゃとしての正式名称は製品の箱にも書かれている通り「Stinky Pete the Prospector(鉱山師スティンキー・ピート)」です。 実はオリジナルの英語版ではわずかながら「ピート」と呼ばれているシーンもあるよう。名前で呼ばれると愛着も感じられてきて、鉱山師スティンキー・ピートとしての過去も気になってきてしまいますね。
【声優】プロスペクター役はケルシー・グラマー/小林修
英語版でプロスペクターの声優を務めたのは、コメディアンとしても活躍したアメリカの俳優ケルシー・グラマー。代表作に主人公フレイジャー・クレーン役でエミー賞を多数受賞したシットコム「そりゃないぜ!?フレイジャー」シリーズがあります。 日本語版はベテラン声優の小林修が務めました。日本の声優界・洋画吹き替え界を黎明期から支え続けた、重厚感のある低音ボイスが魅力のレジェンド声優です。代表作に映画「ハリー・ポッター」シリーズのマッドアイ・ムーディ役の吹き替えや、アニメ『黄金バット』(1967年)の黄金バット役などがあります。
「トイ・ストーリー」悪者だけどかわいそうなプロスペクターを深掘り
ピクサーアニメ「トイ・ストーリー」シリーズの2作目『トイ・ストーリー2』に登場する悪役プロスペクターを詳しく紹介しました!どのキャラクターにも深い背景がある本シリーズ、最新作5作目が公開されるこの機会にぜひ通して鑑賞してみてください。


