2022年6月13日更新

「トイストーリー」全シリーズのあらすじをネタバレありでまるっと復習 スピンオフや短編も【1~4まで】

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トイストーリーコレクション
©Disney/Pixar

1996年の『トイ・ストーリー』は、長編映画としては初のフルCGアニメーション作品。4まで続編があり、短編やスペシャルも製作されている大人気シリーズです。 今回は、そんなディズニーピクサーの人気作品をより知っていただくために、「トイ・ストーリー」全シリーズ作品を振り返っていきます。 ※本記事には、「トイ・ストーリー」シリーズのネタバレ情報を含んでいます。未鑑賞の人はご注意ください。

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『トイ・ストーリー』(1995年)のあらすじ

トイストーリー
©Disney/Pixar

アンディの誕生日のプレゼントとしてやってきた、最新のおもちゃであるバズ。そんなバズの存在が、ウッディには疎ましくて仕方がありません。そして偶然、バズが窓から落ちてしまうというハプニングを引き起こしてしまいます。 その後、アンディと共にピザ・プラネットへ訪れたウッディは、バズと落ち合うもアンディ一家とはぐれ、UFOキャッチャーで「おもちゃ殺し」の異名を持つシドにクレーンで捕まってしまうのです。

シドによりバズはロケット花火を括り付けられ、爆破させられそうになりますが、ウッディとシドの改造されたおもちゃたちの活躍により回避します。 そして、引っ越し中のアンディの車と仲間のおもちゃたちがいるトラックめがけて、ウッディとバズはロケット花火の力を借りてなんとかたどり着くのでした。

見どころ

「おもちゃにもし自我があったら……?」そんな好奇心を刺激してくれる名作。個性豊かなおもちゃのコミュニティと持ち主への思いが、美しいフルCGアニメで描かれます。ウッディとバズが絆を深めていくまでのシリーズの原点は、何度観ても最高です!

『トイ・ストーリー2』(1999年)のあらすじ

トイ・ストーリー2
©2019 Disney/Pixar

ウッディの妹分であるジェシーや愛馬のブルズアイ、金鉱掘りのプロスペクターや悪の帝王ザーグが新たに登場。 ペンギンの人形ウィージーがガレージセールに売りに出されるのを阻止しようとしたウッディは、偶然その場にいたおもちゃ量販店店主アルにより持ち去られてしまうのです。 アルの部屋へ連れてこられたウッディが出会ったのは、「ラウンドアップの仲間」たちでした。最初こそ、アンディのもとへ帰ろうとしていたウッディでしたが、ジェシーの悲しい過去やプロスペクターの必死の説得を聞くうちに、彼らと共に日本の博物館へ行くことを決心するのでした。

その後ウッディは再び、自分はアンディのおもちゃだと戻る決心をするも、プロスペクターの陰謀にはまり、アルと共に空港へ向かう羽目に陥ります。 助けに来た仲間のおもちゃたちとウッディは、プロスペクターと空港のベルトコンベアーで対決し、見事勝利。しかし喜びも束の間、ジェシーだけそのままエアカーゴの中へ入ってしまい、救出に来たウッディも乗せたまま動き出してしまいます。 今にも離陸しそうな絶体絶命の瞬間、ブルズアイに乗って駆けつけてきたバズにより2人は助け出され、アンディの家へ無事帰還するのでした。

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見どころ

前作では暴走気味で仲間を困らせていたバズが、ウッディを救うために奮闘!大冒険や某有名映画のパロディはワクワクするけれど、おもちゃの現実が少し切ない。ボロボロのウッディが少しずつ修理されていくシーンは思わず涙してしまいます。

『トイ・ストーリー3』(2010年)のあらすじ

トイ・ストーリー3
©2019 Disney/Pixar

シリーズ3作目となっており、当初最終作として製作されました。 17歳になったアンディが大学進学の準備中、屋根裏部屋に行くはずだったウッディ以外のおもちゃたちが誤ってゴミとして捨てられそうに。パニックになったおもちゃたちはウッディが誤解だと主張しても聞かず、サニーサイド保育園へ行くことを決意するのでした。 最初はおもちゃの天国に見えたサニーサイド保育園でしたが、実はロッツォの独裁政治によって支配されており、敵にコントロールされているバズによって、おもちゃたちは監視下に置かれることになります。

保育園を出たウッディは、ボニーのおもちゃたちの助けをかり、仲間の救出作戦を実行。ダスト・シュートまでたどり着いたウッディ達は、あと一歩のところでロッツォたちに見つかり、ロッツォと共にゴミ処理場へ向かうこととなります。 ウッディ達はロッツォの裏切りに遭い、焼却炉の炎へ向かうベルトコンベアーで絶体絶命のピンチになるも、ピザ・プラネットのエイリアンたちにショベルカーで救い出され、九死に一生を得るのでした。 その後無事、アンディの家へ戻ったおもちゃたちでしたが、ウッディのメモを読んだアンディはボニーの家へ行き、ボニーへおもちゃたちを譲り渡しました。

見どころ

現実でも劇中でも10年の月日が流れ、遊ばれなくなっていくおもちゃたち。誰もが大人になるに連れ、思い出の品を仕舞い込んだり、手放したりした経験があるのでは?できる限りの愛情を注ぐアンディの姿に、過去の自分を重ねて考えさせられてしまいます。

『トイ・ストーリー4 』(2019年)のあらすじ

トイ・ストーリー4
© 2023 Disney/Pixar. All rights reserved. 86%

前作でボニーの元へと引き取られてから1年が経ち、ウッディは次第に自分の遊ばれる頻度が減っていることに悲しみを覚えていました。そんな彼らの前に現れたのは、彼女の手作りのおもちゃ「フォーキー」。 フォーキーはボニーのお気に入りだったにもかかわらず、自らをゴミだと思い込み家出します。ウッディはボニーのためにフォーキーを連れ戻しに向かいました

ウッディの説得で考えを改めたフォーキー。ボニーの元へ戻ろうとしていると、ある骨董店に離れ離れになったボー・ピープのランプを見つけ、探しに訪れます。 そこで出会ったのはギャビー・ギャビーという女の子のおもちゃ。彼女はボイスボックスがないために子供に遊んでもらえておらず、ウッディのボックスを奪おうとします。ウッディは逃げることができましたが、フォーキーが捕まってしまうのでした。 その後、ウッディは偶然ボーと再会し、フォーキー救出へ向かいます。しかしボーと喧嘩し1人になってしまい、自分のボイスボックスを差し出すことでフォーキーを取り戻しました。 フォーキーを無事に送り届けたウッディはボニーの家へは帰らず、ボーと同じように自由に生きることを決めるのでした。

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見どころ

古参キャラ再登場&新キャラクターの登場で盛り上がった本当の完結編!積み重ねてきたテーマをある種ひっくり返すような展開があり、賛否が割れるかもしれません。ウッディが見つけた“おもちゃとしての幸せ”の答えが、最後に感動と余韻を与えてくれます。

「トイ・ストーリー」短編シリーズ・スピンオフのあらすじ

スピンオフ映画

『バズ・ライトイヤー』(2022年)

『バズ・ライトイヤー』
© 2022 Disney/Pixar

「トイ・ストーリー」のスピンオフ映画にして、おもちゃのバズの起源に迫る前日譚です。 アンディが憧れた映画の主人公で、優秀なスペース・レンジャーのバズ・ライトイヤー。とある惑星に不時着した彼と仲間は、地球へ帰還するためのミッションに挑むことに!「誰より仲間思いなおもちゃ」の誕生へつながっていく、壮大なストーリーが紐解かれます。

短編アニメ【配信限定】

「フォーキーのコレって何?」シリーズ

本作はDisney+ (ディズニープラス)オリジナル作品として制作された、全10話構成の短編アニメシリーズです。 『トイ・ストーリー4』のスピンオフかつ後日談で、主人公は人気キャラのフォーキー!何かと知りたがりな彼は、「時間とは?」「愛とは?」「コンピューターとは?」などスケールの大きなものから身近なものまで、10の疑問を仲間のおもちゃに投げかけます。

『ボー・ピープはどこに?』(2020年)

「フォーキーのこれって何?」と同じく、Disney+ (ディズニープラス)のオリジナル短編アニメ作品です。 ヒロイン的な存在でありながら、突然姿を消したボー・ピープ。第2作目以降、別の家庭に引き取られたことが判明した一方で、再登場時は別人になっていました。第4作目で19年ぶりに復帰するまでの空白期間が、彼女の回想形式で語られていきます。 アンティークショップでウッディと再会するまで、彼女はどこで何をしていたのでしょうか?

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短編アニメ【同時上映】

『ハワイアン・バケーション』(2011年)

本作は、2011年の『カーズ2』と同時上映された短編作品。 バービーとケンは、ボニーのハワイ旅行について行き現地でデートをしようとしていました。あえなく失敗して落ち込む2人に、ウッディたちは「ハワイ旅行」を演出しようとします。

『ニセものバズがやって来た』(2012年)

短編となる本作は、日本では2012年の『メリダとおそろしの森』と同時上映されました。 ボニーと一緒にファーストフード店に行ったバズは、遊んでいるうちにオマケのミニ・バズ・ライトイヤーと入れ替わってしまいます。 置いて行かれてしまい、捨てられたおもちゃの集会に巻き込まれる本物バズ。一方ニセものバズは、ウッディたちにバレて捕まってしまうのでした。

『レックスはお風呂の王様』(2012年)

本作は2012年の『ファインディング・ニモ 3D』と同時上映された短編作品です。 いつもドジで情けないレックスですが、お風呂に行くと一変。お風呂でのレックスは、パーティーを盛り上げるヒーローとなります。お風呂の王様、伝説のパーティー恐竜となったレックスは大騒ぎするのでした。

短編アニメ【テレビ放送】

『スペースレンジャー バズ・ライトイヤー』(2000年)

本作は2000年にアメリカで放送された、バズが主人公のスピンオフアニメ。シリーズで唯一、CGではないアニメ作品です。 映画でのバズはおもちゃでしたが、本作はそのおもちゃのモデルとなったアニメのストーリーが展開されます。スペース・レンジャーのバズは仲間たちと共に、銀河の平和を守るため、宇宙征服を企む悪の帝王ザーグとの戦いへ出発するのです。

『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』(2013年)

本作は、2013年のハロウィンに合わせてアメリカでテレビスペシャルとして放送されました。シリーズ初となるホラーテイストを取り入れた作品となっており、主人公はジェシー。 ボニーの祖母の家へ向かっていると車がパンクしてしまっため、モーテルで一泊することに。ジェシーやウッディ、バズたちおもちゃもモーテルでの一夜を過ごしますが、仲間たちが次々に消えていき――。

『トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド』(2014年)

2014年にアメリカで放送された、テレビスペシャルの第2弾。 ボニーはおもちゃたちを連れて友達の家へ遊びに行きますが、テレビゲームに夢中になってしまいます。放っておかれたウッディたちは、謎の恐竜ワールドへと足を踏み入れてしまい、大冒険を繰り広げることに。

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「トイ・ストーリー」シリーズの功績

1995年に全米で公開されて以降、「トイ・ストーリー」シリーズは数々の華々しい功績を上げています。まず、シリーズ第1作目『トイ・ストーリー』は、全世界で約3億6200万ドルの興行収入を上げ、当該年度の映画の興行成績第1位を獲得しています。 さらに第1作目は、初のフルCG長編アニメーションを生み出した功績が称えられ、ラセター監督はアカデミー特別業績賞を受賞。 初のフルCGアニメ作品ということで、製作には莫大な予算が必要だったようで、『トイ・ストーリー』制作当時のピクサーのCEOスティーブ・ジョブズが公開までの4年間で5000万ドルも投資し、本人は「こんなに金がかかるなら投資しなかった」と語っています。 しかし、第1作目のヒットにより、ピクサーの株は高騰し、ジョブズの資産は4億ドル増加する結果に。本作の成功なくして、フルCG長編アニメ映画の未来はなかったのではないでしょうか。

色褪せない名作「トイ・ストーリー」シリーズのあらすじを振り返ろう

「トイ・ストーリー」シリーズは4作目まで公開され、また短編やスペシャルがいくつも製作されるなど、世界的な人気を獲得しています。個性豊かなキャラクターたちや大人も考えさせられるストーリーが、シリーズ通しての魅力ですね。 子供の頃に1度観賞したきりだった人も、ぜひこの機会に観直してみてください。