2019年7月5日更新

ウッディ、「トイストーリー」の主人公について意外と知られていないこと!

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ウッディ『トイ・ストーリー3』
©️PIXAR/DISNEY/zetaimage

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「トイ・ストーリー」のウッディについて知っておきたいこと!

1996年の公開以降、絶大な支持を得ている「トイ・ストーリー」シリーズは、2000年に『トイ・ストーリー2』が、2010年には『トイ・ストーリー3』が公開されています。 「2は1を越えられない」という常識を覆し、毎回前作を越える興行収入を叩き出している本シリーズ。2019年公開の『トイ・ストーリー4』にも期待がかかります。 この記事では、本シリーズには欠かせない主人公、ウッディの知られざるエピソードを紹介していきます!

まずはウッディについて紹介!本名を知ってる?

Reach for the dusk sky! ?

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『トイ・ストーリー』シリーズで少年アンディのお気に入りのおもちゃ/親友であるウッディについて、映画を見ているだけではわかりにくいプロフィールをご紹介しましょう。

本名と、アンディとの出会い

Heart & sole. ?? #VansxDisneyPixar | ?: @disneystyle

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ウッディの本名はウッディ・プライドで職業は保安官、1950年代にテレビ放映された人形劇『ウッディのラウンドアップ』の主人公でした。『トイ・ストーリー2』に登場するカウガールのジェシーや馬のブルズアイはこの番組の登場人物です。 少年アンディのお気に入りのおもちゃですが、もともとは彼の父親が『ウッディのラウンドアップ』が放送されていた50年代後半から持っていたものです。80年代後半にアンディが幼稚園に入園したとき、父から譲り受けました。その後、アンディの妹モリーが生まれて間もなく父親は亡くなってしまい、アンディと父親をつなぐ数少ない絆の象徴ともなっています。

ウッディの性格は!?

Impressive sing-span! ? #InsidePixar Soar to new creative heights with @disneystore's #SoThisIsLove photo challenge.

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「トイストーリー」シリーズから見て取れるように、ウッディは持ち主のアンディをとても愛し、また愛されることを願っています。同時に他のおもちゃたちにも誠実で、強いリーダーシップを発揮しています。こういった彼の性格は先ほど紹介した『ウッディのラウンドアップ』のなかで示されていたもので、人形劇のストーリー上の性格がおもちゃにも宿っていることがわかりますね。

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『トイ・ストーリー』での活躍

おもちゃ達のリーダーとしてしっかり皆をまとめ上げていたウッディ。人気絶頂のバズが来た事で羨み嫉妬してしまいますが、最後には自分の過ちを認めバズや仲間達にしっかり感謝しています。 おもちゃを破壊して楽しむシドの家に連れ去られた際には、自分がおもちゃだと気付き落ち込むバズを励まし、ロケットに括り付けられ爆発させられるバズを身を挺して救助。さらにおもちゃをぞんざいに扱うシドを懲らしめる事にも成功しました。 ラストにはラジコンカーとロケット花火を駆使し、アンディ達が乗る引越しトラックに飛び乗るという神業を見せています。

トイ・ストーリーだけじゃないウッディの出演作!

「トイ・ストーリー」には多くの短編やテレビアニメがありますが、ウッディはその他の作品にもカメオ出演しています。

『バグズ・ライフ』(1998)

ピクサー映画では、エンドロール中にNG集が流れることがよくありますが、『バグズ・ライフ』のNG集にウッディはカメオ出演しています。ウッディはスタッフ役で、カチンコを逆さまに持ってカメラに写り込んでしまいます。

『カーズ』(2006)

ピクサー作品『カーズ』では、車たちが映画を楽しむドライブインシアターで、様々なピクサー映画のパロディが上映されています。そのなかには『トイ・ストーリー』の車バージョン『トイカー・ストーリー』という映画があり、ミニカーバージョンのウッディが出演しています。

ウッディとバズってどんな関係?

『トイ・ストーリー』で当初ウッディは、アンディのお気に入りの座を取られるのではないかとバズを敵対視していました。しかし隣家の少年シドから共に逃げ出し、窮地を脱した事によって友情が芽生え、回を重ねるごとにその絆は固く結ばれていっています。 第2作では玩具コレクターに誘拐されたウッディを助けに行き、第3作では逆に託児所に行こうとするバズ達をウッディが引き止めるなどの友情を魅せました。バズとウッディはお互いを認め合い、親友のような存在となっているようです。

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恋人ボー・ピープは謎多き少女!?

ピンクと白の可愛らしい衣装が特徴の電気スタンドの羊飼い人形ボー・ピープは、ウッディの恋人です。見た目の可愛らしさとは裏腹に意外と積極的で、ウッディに対しては自らリードする言動が多く見られます。 アンディのおもちゃの中では珍しく女の子向けのおもちゃの為、ミセス・ポテトヘッドが来るまで唯一の女の子キャラクターでした。しかし他の家に譲られてしまった為か、『トイ・ストーリー3』では一切出演していません。 主人公の恋人のわりにはあまり情報が出ていない謎の多いキャラクターだったボー・ピープ。続編の『トイ・ストーリー4』ではウッディとボー・ピープのラブストーリーが描かれる予定なので、彼女の詳しいエピソードが明らかになる事でしょう。

声優・日本語吹き替えを担当したのは日米を代表する名優!

英語版:トム・ハンクス

トム・ハンクス
WENN.com

ご存知の方も多いかもしれませんが、ウッディの声はアカデミー賞俳優のトム・ハンクスが担当しています。 彼は、2011年に英BBCのトーク番組『グラハム・ノートン・ショー』に出演した際、司会のノートンから「声優の方が簡単だと思ったけど、実際は難しかった?」と聞かれ、「とても楽しいけど、すごく難しい仕事なんだ」とウッディを演じることについて語っています。 また、長期間に及ぶ録音作業も大変だったようで「制作を始めてから完成まで4年ほどかかったんだけど、その間6ヶ月ごとに録音作業を行うんだよ。毎回18種類ぐらいのセリフを録音していた」と当時を振り返りました。

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日本語吹き替え:唐沢寿明

日本語吹き替え版では、俳優の唐沢寿明がウッディ役を担当しています。唐沢にとってこれが初めての声優の仕事でしたが、その実力を存分に発揮しました。 また、2015年の『トイストーリー』20周年に際して唐沢は「最近、小さなお子さんを連れたお母さんたちが、子どもたちに僕のことを、『ほら、ウッディだよ』と言ったりするんです」とコメントを寄せています。

ウッディの声は山寺宏一の予定だった?!

現在では、唐沢寿明がウッディの声を務めているというのは周知の事実ですが、当初日本語吹き替え版のウッディの声は声優・山寺宏一が務める予定でした。 『美女と野獣』の野獣や『アラジン』のジーニー、『リロ・アンド・スティッチ』のスティッチ等、ディズニーの常連となっている山寺ですが、ウッディ役にも抜擢されていたのです。 声収録も済んでいましたが、公開直前に有名人の方が話題になる、という理由でバズとともに配役が変更されました。ちなみにバズの声は、のちにザーグの声を務めた声優・玄田哲章の予定でした。

『トイ・ストーリー2』での活躍!

アルに誘拐されたウッディは、アンディに遊ばれなくなるのでは、という不安から一時は家に帰る事を拒否するも、バズの助言で自分の存在価値を見出し、ジェシー達と共に帰宅を決意しています。 飛行場では、おもちゃのウッディからするととてつもない大きさのはずの飛行機に全く怯む事なく、荷物に紛れてしまったジェシーを助ける為一目散に飛行機に向かっていきました。 さらにウッディは弱気なジェシーの背中を押し、ヒーローらしい勇気ある行動で飛行機からの脱出を成功させ、無事帰路についたのです。

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ウッディの名言を一挙公開!

「あんたは俺の相棒だぜ」

ウッディの背中についた紐を引っ張るとしゃぺるセリフのひとつです。他にも「銃を捨てろ、手ぇあげな!」「この町は俺たち2人が住むには狭すぎるぜ!」「俺のブーツにゃガラガラヘビ!」など、全部で8種類のセリフがあります。

「アンディはあんたを最高だと思ってる。でもそれはスペース・レンジャーだからじゃない。あんたがおもちゃだからだ。アンディのおもちゃだからだ!」

自分が本物のスペース・レンジャーではなくおもちゃだということを知り、落ち込むバズを励ますために言ったひとことです。アンディのおもちゃであることを誇りに思っているウッディならではのセリフですね。

「アンディが俺たちを必要とするときに役に立てばいいんだ」

『トイ・ストーリー3』でアンディが大学進学で家を離れることになり、おもちゃたちが屋根裏にしまわれそうになったときに言ったひとことです。ウッディは大学の寮に連れて行ってもらえる予定だったので、他のおもちゃのなかには反発を覚えたものもいましたが、アンディを信じているからこそ、屋根裏でもみんなに家にいてほしかったのではないでしょうか。

「あばよ……相棒」

『トイ・ストーリー3』でウッディがアンディにかけた最後のひとことです。おもちゃたちを近所の女の子ボニーに譲り渡すことにしたアンディは、ウッディだけは大学に連れていくつもりだったので、他のおもちゃたちと一緒に段ボール箱に入っていたウッディを見つけて驚きました。アンディはおもちゃたちをひとつひとつボニーに紹介し、「みんなのこと、大事にするって約束してくれるかな。僕の……宝物なんだ」とおもちゃたちを託して旅立っていきました。

アンディの1番はやっぱりウッディ!

ウッディはアンディの一番のお気に入りのおもちゃです。その証拠に彼以外のおもちゃは遊んだ後おもちゃ箱にしまわれるのに対し、ウッディはアンディと一緒にベッドの上に置かれていました。 第3作で17歳になったアンディは翌年の大学進学で実家を出る為、おもちゃの整理をしていましたが大好きなウッディだけは大学へ連れて行く予定でした。しかし決して仲間を見捨てない所がウッディの良い所だと思ったアンディは他のおもちゃと共にウッディもボニーに譲るという苦渋の選択をします。 ウッディもまたアンディの事が大好きでしたが、一人だけ大学へ行く事はできず、仲間とともにボニーの家へ行く事を決意しました。その際アンディに「あばよ……相棒」と言っている事から彼はアンディの事を相棒だと思っていた事が分かりますね。

レゴシリーズが胸熱!

『トイ・ストーリー』シリーズのレゴセットはいくつか発売されていますが、ウッディを中心としたセットはとても人気があります。

ウッディのいっせいけんきょ

レゴ トイ・ストーリー ウッディのいっせいけんきょ 7594 [並行輸入品]
『トイ・ストーリー2』で明らかになったウッディのもととなった人形劇『ウッディのラウンドアップ』をモチーフにしたものです。これには、ウッディやジェシー、ブルズアイ、プリスペクターのミニフィグと保安官事務所、刑務所、鉱山のレゴがセットになっています。 西部劇っぽい雰囲気が素敵ですね。

ウッディとバズが救出に出動!

レゴ (LEGO) トイ・ストーリー ウッディとバズが救出に出動! 7590
第1作目『トイ・ストーリー』の名場面を元にしたレゴセットです。これはウッディと背中にロケット花火をつけられたバズのミニフィグ、ラジコンのレーシングカーを組み立てられるレゴが入っています。 ラジコンを組み立てて、名場面を再現できるのは楽しそうですね。

ゴミ処理場からの脱出

レゴ (LEGO) トイ・ストーリー ゴミ処理場からの脱出 7596
『トイ・ストーリー3』のワンシーンをモチーフにしたセットで、ウッディ、ぶたの貯金箱のハム、ピンクのクマのロッツォ、エイリアンのミニフィグが2つ入っています。また、ゴミ処理場のクレーンやクロー、ベルトコンベアを組み立てられるレゴが付属されています。 『トイ・ストーリー』シリーズのレゴはミニフィグがかわいいと評判もよく、現在はプレミアがついているものも多いようです。 2018年の新作の公開まで、過去作を見直すなどしてウッディの魅力を再発見するのもいいかもしれませんね!

『トイ・ストーリー3』での活躍

サニーサイド保育園に行ってしまったバズやジェシー達を連れ戻す為、たった一人で保育園に行くウッディ。しかしバズ達は保育園に残ると宣言し、はるばる来たウッディを足蹴にしてしまいます。 一方のウッディは保育園が良くない環境にあると知り、リスクを負ってでもバズ達を助けに戻ったのです。 アンディは成長し、おもちゃで遊ぶ年齢ではなくなってしまいましたが、思い入れのあるウッディだけは大学へ連れて行こうとしていました。しかしウッディは大好きなアンディと一緒に居る事よりも仲間と共にいる事を選び、自らボニー行きのダンボールへ飛び込んだのです。 自分の事だけでなく、仲間の事も考えられるウッディならではのかっこいい考え方ですね。

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『トイ・ストーリー4』でもウッディの活躍に期待!

2019年7月公開の『トイ・ストーリー4』で、ウッディは新キャラクター、フォーキーを探す冒険へと出かけ、かつての仲間ボー・ピープと再会。新たな仲間との出会いや、冒険を通して成長するウッディの活躍に期待です。