2026年9月16日更新

ロバート・パティンソン×A24で贈る映画『PRIMETIME(原題)』あらすじ・キャスト解説!リアリティ番組の"裏側"を描く、衝撃の実話

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2000年代、リアリティ番組が一大ブームを迎えていた時代。米NBCの長寿ニュース番組「Dateline NBC」内の一企画として始まったリアリティ番組『To Catch a Predator』(2004年)は、未成年者を狙う大人たちをあぶり出す潜入取材で人気を集めました。しかしその裏側では、司会者でありジャーナリストであるクリス・ハンセンの行動が次第にエスカレートしていきます。 その実話をもとにした映画『PRIMETIME(原題)』は、第83回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、日本では2027年にTOHOシネマズ日比谷ほかで公開が予定されています。 主演を務めるのは、自らプロデューサーも兼ねたロバート・パティンソン。この記事では、『PRIMETIME(原題)』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。

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映画『PRIMETIME(原題)』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトルPRIMETIME(原題)
公開2027年、TOHOシネマズ日比谷ほかにて公開予定(公開日は続報を待つ)
監督ランス・オッペンハイム
原作ルーク・ディトリッチ「Tonight on Dateline This Man Will Die」(2007年・Esquire誌)
脚本ランス・オッペンハイム、アジョン・シン
撮影デビッド・ボーレン
音楽アリ・バルジアン
プロデューサーアリ・アスター、ロバート・パティンソン ほか
製作会社A24、Square Peg、Icki Eneo Arlo、Range Media Partners
出演クリス・ハンセン役/ロバート・パティンソン、メリット・ウェヴァー、スカイラー・ギソンド、フィービー・ブリジャーズ、ジェフ・ザッカー、アナ・ファリス、アレックス・ウィンター
配給ハピネットファントム・スタジオ(日本)/A24(北米・ワールドセールス)
受賞・出品歴第83回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門 正式出品
公式サイト公式サイトはこちら

『PRIMETIME(原題)』は、実在のジャーナリスト、クリス・ハンセンをモデルに、2000年代のリアリティ番組ブームの裏側を描く作品です。監督はランス・オッペンハイム、プロデューサーは『ミッドサマー』(2019年)のアリ・アスターと、主演のロバート・パティンソン自身が務めています。 原作は、ジャーナリストのルーク・ディトリッチが2007年にEsquire誌へ寄稿した記事「Tonight on Dateline This Man Will Die」。脚本はオッペンハイムとアジョン・シンが共同で担当しています。 第83回ヴェネチア国際映画祭(会期2026年9月2日〜9月12日)のコンペティション部門に正式出品され、北米公開前から世界的な注目を集めました。

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あらすじ

舞台は2000年代のはじめ、リアリティ番組が人気を誇った時代。米NBCの長寿ニュース番組「Dateline NBC」内の潜入取材企画として始まったリアリティ番組『To Catch a Predator』(2004年)は、ネットで未成年者を狙う大人たちを「おとり」で誘い出し、隠しカメラでその姿を撮影。司会者でありジャーナリストのクリス・ハンセンが相手を直接追及するという内容で、人気番組へと成長していきます。 しかし視聴率を上げ、番組をさらに押し上げるため、ハンセンの行動は次第にエスカレートしていきます。大スクープを追い求めるその姿勢に、やがて周囲からはジャーナリズムやモラルのあり方を疑問視する声も上がりました。 そして2006年、テキサス州ロックウォール郡の検事補ルイス・"ビル"・コンラッドが、撮影クルーと警察に自宅を包囲された末に拳銃自殺。この一件をきっかけに番組は2007年12月に終了し、NBCは2008年に遺族と和解しています。番組が残した傷跡こそが、本作の核心にあるテーマです。

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映画『PRIMETIME(原題)』キャスト解説!ロバート・パティンソンが主人公・クリス・ハンセンを演じる

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クリス・ハンセン役/ロバート・パティンソン

実在のジャーナリストであるクリス・ハンセンを演じるのは、『ドラマなふたり』(2026年)『オデュッセイア』(2026年)など話題作への出演が相次ぐロバート・パティンソンです。『グッド・タイム』(2017年)『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022年)でも知られるパティンソンは、『ミッキー17』(2025年)でも普段とはまるで違う声を作り出してきました。なお『君たちはどう生きるか』(2023年)では、スタジオジブリ作品の英語吹替版でグレイヘロン役の声を担当しています。本作でもクリス・ハンセンならではの話し方を再現しており、演じ分けの幅広さがうかがえるでしょう。 共演陣も豪華です。『セヴェランス』(2022年〜)のメリット・ウェヴァーは、ハンセンとともに番組を作るDateline NBCのプロデューサー、アンディ・ベンダー役。『スーパーマン』(2025年)のスカイラー・ギソンドは、おとり役として番組に雇われた俳優志望の青年ダン・プラムを演じます。シンガーソングライターとして知られるフィービー・ブリジャーズは、若いおとり役のデル・ハーヴィーとして本作で俳優デビューを果たしました。 さらに、当時NBCユニバーサルの要職にあったジェフ・ザッカーが本人役で出演。ほかにもアナ・ファリス(妻メアリー・ジョーン役)、アレックス・ウィンター(自殺した検事補ビル・コンラッド役)、ボキーム・ウッドバイン、マシュー・メイハー、トニー・レヴォロリらが名を連ねています。

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『PRIMETIME(原題)』のスタッフ|ランス・オッペンハイム監督、長編劇映画デビュー作でヴェネチアのコンペ入り

本作の監督を務めるランス・オッペンハイムにとって、『PRIMETIME(原題)』は長編劇映画デビュー作にあたります。すでにドキュメンタリー長編『Some Kind of Heaven』(2020年)やHBOのドキュメンタリー・シリーズ『Ren Faire』(2024年)で高い評価を得ており、現実の出来事を独特の映像感覚で再構成する手つきが、本作でも活かされています。 プロデューサーを務めるのは、『エディントンへようこそ』(2025年)や『ミッドサマー』(2019年)で知られるアリ・アスター。自身の製作会社Square Pegと、A24などが共同で製作を手がけています。主演のロバート・パティンソンもプロデューサーとして名を連ねました。 配給は日本ではハピネットファントム・スタジオが手がけ、2027年にTOHOシネマズ日比谷ほかでの公開が予定されています。

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映画『PRIMETIME(原題)』の見どころ解説

実在のジャーナリスト、クリス・ハンセンの光と影に迫る衝撃の内幕

本作最大の見どころは、未成年者を狙う大人たちをあぶり出す人気リアリティ番組の裏側で、視聴率と大スクープを追い求めるあまり行動をエスカレートさせていく、実在のジャーナリストクリス・ハンセンの姿を描く点です。 「正義」を掲げたはずの報道が、いつしか人を追い詰める装置へと変わっていく。その過程を突き放すでもなく擁護するでもなく見つめる視線が、ジャーナリズムとモラルのあり方を静かに問いかけます。

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海外メディアが絶賛したロバート・パティンソンの「声」の演技

実在の人物クリス・ハンセンの独特な口調までも再現したロバート・パティンソンの演技は、ヴェネチアでのワールドプレミア後、海外メディアから高く評価されました。英BBCは5つ星をつけて「extraordinary(並外れている)」と評し、米Varietyもその変貌ぶりを「uncanny(不気味なほどそっくり)」と表現しています。 『君たちはどう生きるか』(2023年)の英語吹替版や『ミッキー17』(2025年)でも一風変わった声を披露してきたパティンソンですが、本作では実在の人物そのものになりきるという、これまでとは質の異なる挑戦を見せています。

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ヴェネチア国際映画祭での評価と、世界のメディアが伝えた反応

長編劇映画デビュー作となるランス・オッペンハイム監督にとって、第83回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門への正式出品は大きな挑戦の舞台でした。9月5日のワールドプレミアでは長いスタンディングオベーションが起こり、複数の海外メディアが7〜9分続いたと報じています。 結果として、金獅子賞はメイ・エル・トーキー監督の『Woman Unknown』が受賞し、『PRIMETIME(原題)』の受賞は逃しました。とはいえ批評家の反応は上々で、Rotten Tomatoesでは33件のレビューで支持率94%(平均7.6点)、Metacriticのスコアも73点と高水準をマークしています。

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モデルとなったクリス・ハンセン本人が反発、法的措置も検討

本作をめぐっては、モデルとなったクリス・ハンセン本人が公然と反発していることも話題を集めています。ハンセンは製作に一切関与しておらず、A24から提示された権利放棄の同意書へのサインを拒んだため、完成した作品をいまだ観ていないと語っています。 海外メディアの取材に対しては「私にはとても搾取的に感じられる」と述べ、法的措置も検討していると明かしました。さらに、上映の前に自身のCMを流すべく広告枠を買い取る動きも伝えられています。番組が問いかけた「取材する側の倫理」が、公開前の現実でもそのまま反復されている構図といえるでしょう。

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映画『PRIMETIME(原題)』は2027年、TOHOシネマズ日比谷ほかにて公開予定!

実在のジャーナリスト、クリス・ハンセンをモデルに、2000年代のリアリティ番組ブームの裏側を描く映画『PRIMETIME(原題)』。ヴェネチアで高い評価を得た本作は、2027年にTOHOシネマズ日比谷ほかにて公開予定です。 クリス・ハンセンを演じるのはロバート・パティンソン。報道が「正義」の名のもとにどこまで人を追い詰めうるのか——20年前の事件を通して、いまの私たちにも刺さる問いを投げかける一作になりそうです。公開日など詳細は続報が入り次第お伝えします。