2019年3月20日更新

2020年ノーラン新作映画がIMAXで公開 謎だらけの中できる限り最新情報を紹介

©︎Lia Toby/WENN.com

現代の巨匠、ヒットメーカーとして知られる映画監督クリストファー・ノーランの新作が2020年に公開することが明らかになりました。しかし、その詳細の多くは伏せられたまま。映画ファンの期待を一身に集めるノーランの新作について、2019年3月現在わかっていることをまとめました。

現代の巨匠クリストファー・ノーランの新作映画が2020年7月に公開

アメコミヒーロー・バットマンを描いた「ダークナイト」シリーズをはじめ、『インセプション』(2010)、『インターステラー』(2014)などヒット作を連発するクリストファー・ノーランが新作映画を製作することが発表されました。 しかし、秘密主義のノーランらしくその全容は謎に包まれたまま……。 この記事では、気になる現代の巨匠の新作について、2019年3月時点でわかっていることをまとめて紹介します。

謎だらけ!キャストやあらすじなど新作についてわかっていることは?

IMAXで公開の“大スケールの革新的ブロックバスター映画”になる?

『ダンケルク』
©2017 Warner Bros. All Rights Reserved.

映像へのこだわりが強いことで知られるノーラン。前作『ダンケルク』と同じく、新作もIMAXでの公開が決定しています。 米Varietyによると“イベント・フィルム”、“大スケールの革新的ブロックバスター映画”になる、とワーナー・ブラザーズが発表したとのこと。しかし、タイトルやあらすじなどは全く不明。それでも映画ファンからの注目度は高まっています。

アメリカでの公開日は2020年7月17日に決定!

多くのことが謎に包まれている本作ですが、アメリカでの公開日は2020年7月17日に決定しています。 ここで面白いのは、ノーランの大ヒット作は全て7月の第3週に公開されているということ。『ダークナイト』と『ダークナイト ライジング』、『インセプション』、『ダンケルク』など興行的に大成功を収めた作品はいずれも7月第3週に公開されました。ノーランにとって、なにかジンクスでもあるのでしょうか。

主演は『ブラック・クランズマン』のジョン・デヴィッド・ワシントン

『ブラック・クランズマン』

新作の製作が明らかになった時点ではキャストも未発表でしたが、2019年3月19日、Varietyが報じたところによると、主演は『ブラック・クランズマン』(2018)のジョン・デヴィッド・ワシントンに決定したことが明らかになりました。 名優デンゼル・ワシントンの息子であり、『ブラック・クランズマン』ではアカデミー主演男優賞にもノミネートした実力派のワシントン。ノーラン監督作では初のアフリカ系俳優が主演ということで、どんなストーリーになるのか気になりますね。

映像職人クリストファー・ノーランのこだわり

超アナログ派!CGやグリーンバックも(極力)使わない!

『インセプション』 (z)
©️Photofest/Warner Bros. Pictures

私生活でも携帯電話やインターネットを使わないことで知られるノーランは、映画づくりの際にもデジタル技術をほとんど使わないことでも有名です。 『ダークナイト』ではCGを使わず、本物のビルを1棟まるごと爆破。『インセプション』の廊下が回るシーンでは、回転するセットを組んで撮影。宇宙が舞台である『インターステラー』では、グリーンバックを使わず俳優や小道具を吊るすことで無重力を表現。さらに地球の映像の一部は、実際にジェット機にIMAXカメラをつけて撮影。『ダンケルク』の兵士が集まるシーンでは、大勢のエキストラに加えて描き割りを使うなど、常にアナログな手法を用いてリアルな映像を作り出してきました。 どれも予算が潤沢だからできることかもしれませんが、デジタルでないリアルな映像への強いこだわりを感じさせます。

IMAX大好き!長編映画で初めてIMAXカメラを使用した映画監督

リアルな映像にこだわるノーランは、世界で初めてIMAXで長編映画を製作した映画監督でもあります。その際、当時は世界に4台しかなく、約50万ドルもしたIMAXカメラをカーチェイスのシーンでひとつ壊したとか。 IMAXは通常の35mmフィルムの約4倍となる画面面積70mmの大画面が特徴。また、それゆえに映像の鮮明さや画面の明るさ、撮影範囲の広さ、音響の良さ、3D作品での立体感など、その差は歴然です。 映像そのものへのこだわりが強いノーランが、IMAXを愛用するのは頷けますね。

IMAXにこだわるもうひとつの理由「家から出る理由を観客に与えなくては」

映像ストリーミングサービスが普及してきている昨今、映画監督のなかにはそれを肯定的には捉えていない人もいます。 ノーランは、2019年3月の英国映画館連盟の会議にビデオスピーチで登場。経済がどうであろうと、コストを省く必要があろうと、ショーマンシップは絶対に忘れたくないと宣言したうえで、自身の幼少期の体験を踏まえて、映画館で作品を鑑賞することの重要性を語りました。 映画館で映画を観る体験自体にワクワクしたというノーランは「特に古びていないのはスクリーンのスケールやサイズの記憶です。現実よりも大きな人や風景を観て、ときに圧倒され、夢中になり、興味をひかれました」としています。 また、現代の映画製作に関わる者たちには「観客に家から出る理由を与えなくてはならない。映画館の巨大なキャンバスを使う責任がある」とそのプレッシャーも語っています。

謎に包まれたままだが、ノーラン新作映画には期待大!

クリストファー・ノーラン
©2017 Warner Bros. All Rights Reserved.

秘密主義のクリストファー・ノーランの新作について、2019年3月現在、タイトルやストーリーなど、多くのことが謎に包まれています。 ただし、ノーランこだわりの映像づくりは、今回も間違いなく観客を驚かせ、楽しませるものになるでしょう。映画ファンには、今後の楽しみが増えたと言えます。 現代の巨匠、クリストファー・ノーランの新作。2020年7月の公開に向けて、これから解禁される情報に期待したいですね。